配信予定・最新刊

作品一覧

  • サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス

    サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻2,200円 (税込)
    デジタル化の波の中で古くなった社会制度やそれを支える哲学をデジタル時代に適したものに根本から見直した方がいいのではないか? 20世紀に大成功した近代工業モデルを修正しながらデジタル経済に合わせてきたが、いよいよ矛盾が大きくなりすぎているのではないか? 過去の成功体験にこだわっていると単に落伍してしまうだけでなく、格差の拡大や監視社会の暴走などの形で不幸な未来につながってしまうのではないか? 明治維新の時に、単に蒸気船や電信を受け入れるだけでなく、政治体制から法律、芸術や言語にいたるまで造り直したように、今回も仕組みを全面的に再構築しないといけないのではないか? それは結局のところ、新しい文明を構築するということではないか?   トレーサビリティ、ネットワーク外部性、ゼロマージナルコスト、複雑系――。これらは、近代工業が生み出した、「大量生産品の排他的所有権を匿名の大衆に市場で販売(金銭と交換)する」モデルから「モノやサービスから得られる便益へのアクセス(利用)権を登録された継続ユーザーのニーズに合わせて付与する」モデルへと移行させる原動力となっている。本書ではそのようなモデルの普及の結果として、個人(法人含む)の交換をベースとした市場経済に替わって、個人が社会に貢献し社会から受け取る、「持ち寄り経済圏」が台頭し 、その経済メカニズムに適合したガバナンスメカニズムの構築が重要になることを論じる。
  • 小学校の「プログラミング授業」実況中継 [教科別]2020年から必修のプログラミング教育はこうなる

    小学校の「プログラミング授業」実況中継 [教科別]2020年から必修のプログラミング教育はこうなる

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,804円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 3年後の2020年から,すべての小学校でプログラミングを取り入れた授業が導入されます。これから新学習指導要領に沿った教科書・教材が登場しますが,現時点では何もわからないと感じている先生・保護者が多いのではないでしょうか。本書では,「beプログラミング2 ~2020年大予測!小学校の授業はこうなる!?~」(BSフジ)をもとに,公立小学校におけるプログラミング教育を最前線で行っている現職・元校長が執筆・監修し,国語,社会,算数,理科,体育,図工・音楽,総合,英語の各科目でプログラミングを取り入れた授業を実況中継します(英語はICT特別授業)。実際に授業で使える各科目指導案も必見です。
  • 情報がつながり続ける時代 匿名経済の終焉(インタビュー)

    情報がつながり続ける時代 匿名経済の終焉(インタビュー)

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,100円 (税込)
    モバイル・コンピューティングの進化とクラウド・コンピューティングの登場により、収集できるデータ量は飛躍的に増大した。 こうした膨大な情報が蓄積されることで企業や経営、そして社会にはどんなインパクトがもたらされるのだろうか。 ITと経営に関する研究の第一人者である國領二郎教授は、データや情報がつながり続けるようになったことで、社会の可視性が高まり、相手の情報が見えない「匿名」の経済から双方の情報がわかる「顕名」の経済へ転換しつつあると言う。 こうした経済社会でカギとなるのは「信頼」である。 信頼できない相手にはだれも自分の情報を預けたくないからだ。企業が信頼の基盤を築くことは、これからの重要な競争優位となると指摘する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
  • ソシオテクニカル経営 人に優しいDXを目指して

    ソシオテクニカル経営 人に優しいDXを目指して

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻2,420円 (税込)
    ソシオテクニカル経営とは、ITシステムを単なる効率化の道具としてではなく、人々の幸せや多様なニーズをサポートするものとして捉える考え方。目指すものは生活全般の“質”の向上だ。ソシオテクニカル経営の実践に必要なのは、社会システムと技術システムの統合設計。デジタル技術を使って、一人ひとりの多様なニーズにきめ細やかに、そして優しく対応することが求められる。本書は、社会システムと技術システムの統合設計によって、デジタルトランスフォーメーション(DX)の果実が社会全体に還元されることを明らかにする。  ソサエティ5.0の実現を目指している日本だが、DXという要素が決定的に欠けている。DXは企業だけが取り組むものではなく、多様な人々の個別のニーズに合わせて柔軟にサービスを提供する体制ができて初めて実現する。DXを推進し、グローバルなデジタル競争を勝ち抜くためには、社会システム(構造、制度、人々、組織)と技術システム(タスクとテクノロジー)を総合的に検討しなければならない。  両者を統合したアプローチは、経営情報システム論ではソシオテクニカルシステム・アプローチと呼ばれてきた。デジタル社会の前と後で、ソシオテクニカルシステムのデザインの方向性はどのように変わるだろうか。本書は、この問いへの答えを提示し、今後の社会デザインに必要な基本的知識を体系的に、読みやすく紹介する。
  • ソーシャルな資本主義

    ソーシャルな資本主義

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,047円 (税込)
    ネットワーク、IT化によって誕生した新しい経済それが、ソーシャルな資本主義だ。規模の利益など従来の常識が通じない経済とどのようにつきあえばよいのか? 国家・企業に必要な戦略を提言する21世紀経済解体新書。
  • トップ企業が明かす デジタル時代の経営戦略 「絶対的価値」を生み出す エグゼクティブCIOの挑戦

    トップ企業が明かす デジタル時代の経営戦略

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,200円 (税込)
    IoT(インターネット・オブ・シングズ)や人工知能(AI)、ビッグデータ。IT(情報技術)をビジネスに活用する企業の取り組みを、毎日のように目にするようになりました。次世代の移動手段として自動車メーカーやIT企業が開発にしのぎを削る自動運転技術、小売業やサービス業の人手不足を補うためのロボット活用、働き方改革に向けた多様なワークスタイルを支援するテレワーク技術など、デジタル技術を使ったビジネス革新の事例は枚挙にいとまがありません。  ITやデジタル技術を自社の競争力強化に生かす「攻めのIT経営戦略」に取り組むことは、今や企業経営者にとって避けて通れない課題です。経営トップを支え、攻めのIT経営戦略の遂行を率いる存在を、本書は「エグゼクティブCIO」と呼んでいます。CIO(最高情報責任者)の中でも、ITをコストからの側面だけではなく、価値創造をめざす経営戦略と連動させ、情報活用による新しいビジネス・モデルの構築など絶えまざるイノベーションに挑戦し続けている人たちと位置付けています。  本書は主要産業のトップ企業8社を取り上げ、各社の攻めのIT経営戦略を紹介します。登場するのは三井物産、東京海上ホールディングス、三井不動産、資生堂、三越伊勢丹ホールディングス、帝人、JFEスチール、ANAホールディングス。内容は各社のCIOが参加する交流会「エグゼクティブCIO協議会」での講演を基にしています。当事者でなければ語れない、企業戦略とリンクしたIT活用戦略、各社がたどってきたIT化の歴史を詳説します。
  • Linuxはいかにしてビジネスになったか : コミュニティ・アライアンス戦略

    Linuxはいかにしてビジネスになったか : コミュニティ・アライアンス戦略

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,672円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コミュニティがもっている情報の「編集価値」を「経済価値」へと変換するメカニズムを解明し、情報ネットワーク経済社会における企業の新たな役割を提起する。
  • マネジメント・テキスト 経営情報システム
    NEW

    マネジメント・テキスト 経営情報システム

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,300円 (税込)
    【経営と社会の未来を切り拓くアーキテクトになるためのガイド】 情報は、ヒト、モノ、カネと並ぶ重要な経営資源。では、どのように情報システムを設計・導入・活用すれば組織の目標を達成できるのか。情報システムの設計には、利用者のニーズをていねいに把握し、多様な関係者と調整し、将来的なリスクを見据えるという経営的な取り組みが不可欠です。本書は、使う人間や組織、そして社会環境が変化するなかで、情報システムの構築・運営のために必要な概念や理論を、第一人者がわかりやすく解説します。 【目次】  第I部 社会・技術システムのアーキテクチャ 第1章 情報、知能とその価値 第2章 技術と制度のアーキテクチャ 第3章 アーキテクチャ・デザインの変数 第4章 技術システムと社会システムの共進化 第5章 ビジネスモデルとデジタルトランスフォーメーション(DX)  第II部 経営情報システムの諸相 第6章 経営管理・意思決定システム 第7章 統合管理システム 第8章 デジタルマーケティング 第9章 サプライチェーンマネジメント  第III部 デジタル経済を理解するための基本概念 第10章 ネットワーク外部性 第11章 低マージナルコスト 第12章 トレーサビリティ 第13章 プラットフォーム 第14章 複雑系と創発 第15章 セキュリティとアイデンティティ  第IV部 経営情報システムをめぐる論争 第16章 組み合わせとすり合わせ 第17章 機械と人間  第V部 文明論としての経営情報システム 第18章 経済システムと倫理 第19章 文明の転換点 第20章 文明のアーキテクト

ユーザーレビュー

  • サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス

    Posted by ブクログ

    # 現代のサイバー文明を多方面から的確に評論した一冊

    ## 面白かったところ

    - 農耕文明、近代工業文明を現代のサイバー文明と比較した上で、昨今の世の中が行き詰まっている理由が目から鱗で面白い

    - 何気なく無料で利用している身近なサービスが流行っている理由、がただのレバレッジではなく指数関数的なネットワーク外部性が効いているという点に合点がいった

    - サイバー文明ではどんな人でも追跡可能になるため、適切な報酬体系と権限を設計した上で、アクセス権付与モデルがベースになるという考察に深く納得した

    ## 微妙だったところ

    特になし

    ## 感想

    2023年一発目に手を出した本としては、最高に面白かった。いいスタート。

    個人情報をうまく使えているという点では、中国モデルが優れているそうだ。国家というこの上ない管理者が国民の個人情報をシビアに管理し、ときに公共政策に対しては大胆に活用していくモデルである。

    社会格差是正の1つの方法として、最優先・第二優先・第三優先と区切ることができるらしく、この考え方が面白いと思った。

    LINEを例に出すと、

    最優先のユーザーは、ライフラインユーザーある。東日本大震災のような緊急時に、膨大なトラフィックを捌ける必要があるし、行政の手続きもできる。もちろん国からの補助なども受けるだろう。

    第二優先のユーザーは、民間で資本を出してでも優遇してほしいユーザーで、例えばスタンプやきせかえ・広告非表示に課金をするような層である。このユーザが出資することでサービスとしての基盤が大きくなる。

    第三優先のユーザーは、第二優先のユーザによって整備された設備や余剰に乗っかるユーザーである。我々が何気なくチャットしたり、通話したりできるのは言うまでもない。

    最近リリースされたTwitter Blueなんかは専ら第二優先のユーザー向けのサービスだなあと思った。

    今後どのようなサービスも大きくこんな感じに区切れるようなサービスがプラットフォーマーになり得るし、官民共に手を取り合って国際競争力を高める1つの手かもしれない。

    面白いトピックが多すぎて感想は書ききれないから、色んな人に薦めたい。

    0
    2023年01月17日
  • サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス

    Posted by ブクログ

    インフラとしてのインターネットが地球の隅々にまで行き渡り、便利な道具としてだけでなく、意思決定などにも強い影響を与えるようになっている。これをサイバー文明と表現されているがまさにそれだという感じ。ビジネスの勝ち筋を変化させる4つの構造変化やそれに伴う「所有権から利用権へ」という流れ、倫理と統治、民主主義に至るまで、「今と未来」と理解する基本情報としてとても参考になる一冊。

    0
    2022年10月16日
  • サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    デジタル技術が広く生活に浸透した今日、我々は近代工業文明に代わり「サイバー文明」とも呼べる時代に足を踏み入れている。では、改めて文明論の背景にある哲学まで遡り、今後あるべき経済の姿を描くべきではないか、暗に従来の文明における前提を引き摺り、「サイバー文明」を語るが故に様々な矛盾が生じているのではないか、という問題意識を起点にした一冊。

    特にキーとなる技術の説明等も記載されており、特に認識相違なく読み進めることができたが、やや抽象度の高い情報処理を求められるため、具体論で理解が及ばない点も多分にあった。自分なりに本書をサマライズすると以下の通り。

    ・ネットワーク外部性により、データは集合・結合することで更なるユーザーの利便性をもたらす(例:SNS)
    ・様々な技術の相互作用により、デジタル技術が併せ持つ「ゼロマージナルコスト」「トレーサビリティ」等も特徴も相まって、データ集積の傾向は更に加速している
    ・一方、プラットフォーマーによる、ユーザーの利益と相反する行動(例:広告主向けの個人データ提供)が欧州を中心に問題視され始め、本来集合・結合によって大きな価値をもたらすデータが、個人情報保護の名のもと、分断され始めようとしている
    ・データの価値最大化という観点では、中国のように厳密な国家統制を敷き、国民のデータを管理する方法も一定親和性があるように考えられるが、独裁政権によるデータコントロールは別の問題を生む可能性も多分にあり、是認しにくい
    ・では、西洋を中心とする個人主義といきすぎた統制を敷く近隣国家の間でどのようなデジタル経済を描けばよいのか。そこで注目したのが、東洋的な倫理観である
    ・西洋と比較し、相対的に利他主義である東洋において、例えば他者の利便性のためにデータを提供する(例:医療データ)という考え方を持つことはできないだろうか。個人主義であり、データ使用に許諾を前提とする西洋と異なる考え方を用いることで、従来の近代工業文明の前提とアラインしつつ、現実に即した「文明論」を論じることができるのではないか
    ・データを取扱い、ユーザーに価値を創出する主体として、今後もプラットフォーマーの存在感は強さを維持すると考えられる。一方、前述の通り、プラットフォーマーは様々な問題を指摘されている
    ・では、今後どうするべきか。「許諾」に基づくデータ開示ではなく、「信頼」に基づくデータ提供、ひいては社会への価値貢献(及び価値貢献している実感)を実現できるガバナンスの設計ブロックチェーン等の技術開発/新たなビジネスモデル開発等が必要ではないか
    ・「データ提供による他者への貢献」という意識を持ち、「信頼できる主体にデータを開示する」ことにより、信頼を持つプレイヤーひいてはプラットフォームに「データが集積」され、社会に対する価値が最大化される。改めてデジタル技術の特徴/利点および経済の在り方を再考し、東洋的な倫理観(利他主義等)を援用することで、無理なくデータ活用を進められるのではないか

    0
    2022年09月19日
  • サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス

    Posted by ブクログ

    サイバー文明論 國領二郎 日本経済新聞

    利己から利他へ
    所有権交換モデルから
    アクセス権付与モデルだと著者は言うが
    信頼関係分配モデルへと考えるべきだろう

    物流と利権
    親子や家族間では
    物々交換が発生しにくく
    ただ手伝ったり
    あげたりもらったりで
    事足りるはず

    同じように隣や近所でも
    物心のやり取りや
    棟上の餅撒きのように
    余分な収穫を振る舞った筈だ

    物々交換や売買や貸借りは
    栽培農業と定住に始まる
    溜め込むとか所有意識が
    芽生えてからのことだろう

    更に第三者を通した商業制度が
    人間同士のつながりを希薄にして
    即物的なモノ意識を強くさせ
    都合のいい権力的な価値観による
    善悪でつながるようになる
    例えば
    ギャンブル性の強い競争原理からなる
    嘘と秘密が支配する
    自然界に逆らう金が金を生む利息制度や
    配当制度を卒業する必要がある

    明日の安心安全を求めた結果
    今の信頼関係を
    馬鹿馬鹿しいものへとおしやり
    奪った権利による仮初の権力が
    暴力を伴って搾取支配による
    依存社会を根付かせてきた

    AIによる個人情報の搾取に伴って
    グローバリズムが完成に向かう中で
    一方通行のモノ社会が終焉を迎えて
    自己崩壊を起こし
    感情を持たないサイバー空間の
    透明性が人間の意識革命を促し
    自らを俯瞰することで
    相互理解に目覚めて行く筈だ

    と言うことで
    この本の結論には大きな矛盾を残している

    0
    2022年07月03日
  • ソーシャルな資本主義

    Posted by ブクログ

    我らが親分國領二郎さんの著書。僕の人生の目標の一つに「世の中の仕組みを理解すること」というのがあるのだが、情報技術により世界がどうなっているのかということが網羅的に解説されており、いろいろ腹落ちする。また、(これは國領さんのワザなのだが)ところどころで未来をチラ見せしたり、現象のからくりや本質をチョロっと書いていたりする。もちろん、この一冊で世の中の仕組み全てが分かる訳ではないが、ビジネスは、社会は、コミュニティはどうなっているのか、経営だけでなく、人生の戦略をどう考えるべきかなど、とても参考になる一冊。理事になられたので授業の機会が減ると思うが、こういう話をじっくり聞きたいものだなあ。

    0
    2014年11月08日

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