鯛夢の作品一覧
「鯛夢」の「ある設計士の忌録(8) 家守りさま」「ある設計士の忌録(7) 仕掛け」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鯛夢」の「ある設計士の忌録(8) 家守りさま」「ある設計士の忌録(7) 仕掛け」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
設計士シリーズ8巻目。巻を追うごとに思うのは、すでに工務店さん自身も霊能者というか瑠子のように神仏に愛でられているのではないだろうか。これまで数々の怪異を目視し、今回も東北の家守り様に気に入られたり、パワーストーンが木っ端微塵になる。だからこそ関設計士も長く付き合いを続け「同行」を許しているのだと思う。この巻では「7代祟る」と言われていたが実はその呪いはとうに終わっており、呪われた側によって「延長」されていたという話や、先祖代々祀ってきた神を疎かにし、一族が絶えた。同時発売の寺尾玲子シリーズと同じで一族を守ってきたものを粗略にすると子孫に害が及ぶという事だろう。このシリーズには善人は本当にいな
Posted by ブクログ
このシリーズも7巻目。最初は日本古来の呪術や民俗学的なものが多かったが、最近ではyoutube話も増えてきた。いつも思うが寺尾玲子や天宮視子は根深い案件は引き受けない。「土地そのものが崩れてしまう」「私達には手は出せない」と言って断った案件が土地の因習や神に関する案件だったが関設計士は封じたり祓ったりしている。だからこそ高額な謝礼が必要なのだろう。ただシリーズを重ねていくうちに長期的な案件も増えてきたようだ。「冷蔵庫」や賀茂などという関設計士と因縁がある相手も出てきた。背後に大物がいると思えるようになった。今後は何が出てくるのだろうか。
Posted by ブクログ
待ちに待った新刊。先生シリーズももう6巻目であるが、6巻分もこのような話があるというのはすごい。寺尾玲子や天宮視子のシリーズは身近に起こりえる話であるが、このシリーズは心霊ものというよりもまさに神と人間ものだ。最初の「闇バイト」は山の開発の為に古い墓地を潰している。以前の「天狗礫」で神が納まる山の近くだから、そこも神の領域なのだろう。「火災現場」はよくある心霊ものである。火災で死んだ女性が、成仏できなかったのだろう。関設計士の若い頃の話「守護者」は一族の繁栄の為に先祖が神と契約を結んだのだろう。祀りを怠れば祟りとなる。「生贄」はこれはもう事件性たっぷりだ。今現在でも人間という捧げ物を望む神が残