配信予定・最新刊

作品一覧

  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

    新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

    小説・文芸

    4.3
    1巻2,970円 (税込)
    無尽蔵の興味関心に突き動かされ、野心的に活動の枠を拡げる書評家・若林踏。トークライブで向き合う気鋭の作家たち――浅倉秋成、五十嵐律人、櫻田智也、日部星花、今村昌弘、紺野天龍、白井智之、坂上泉、井上真偽、潮谷験。語られるのは、ミステリとの出会い、小説家への道程、そして、創作哲学。だが、新世代特有の回答が未知の場所に誘う。予測不能な展開の連続に白熱する語らい。ミステリと読書の愉しみがもっと加速する。
  • インビジブル

    インビジブル

    小説・文芸

    4.0
    1巻950円 (税込)
    大藪賞&推協賞W受賞! 新鋭が放つ骨太ミステリ 昭和29年の大阪で起きた連続猟奇殺人事件。中卒叩き上げの若き刑事・新城と帝大卒の警察官僚・守屋は戦後日本の巨大な闇に迫る。 ※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • へぼ侍

    へぼ侍

    小説・文芸

    3.8
    1巻880円 (税込)
    西南戦争を痛快に描く、松本清張賞受賞作。 大阪で与力の跡取りとして生まれた志方錬一郎は、明治維新で家が没落し、商家へ奉公していた。 時は明治10年、西南戦争が勃発。 武功をたてれば仕官の道も開けると考えた錬一郎は、意気込んで戦へ参加することに。 しかし、彼を待っていたのは、落ちこぼれの士族ばかりが集まる部隊だった――。 解説・末國善己 ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本『へぼ侍』を加筆・修正した文庫版を底本としています。
  • 渚の螢火

    渚の螢火

    小説・文芸

    3.9
    1巻858円 (税込)
    1972年春。本土復帰を控えた沖縄では、それまで使用されていたドル札を円に交換する必要があるため、島中の現金を回収していた。そんな最中、現金輸送車が襲われ100万ドル(当時のレートで3億円以上)が奪われてしまう。高度な外交問題に発展する恐れがあるため、琉球政府および琉球警察上層部は日米両政府に秘匿したまま、復帰当日である5月15日までに事件を解決するよう指示をする。任務をうけた真栄田太一警部補は、様々な葛藤を抱えながら事件解決に挑むが……昭和史ミステリーの新鋭が描くノンストップサスペンス。
  • へぼ侍 1

    へぼ侍

    少年・青年マンガ

    -
    1巻790円 (税込)
    朝ドラ「ブギウギ」で大ブレイク、翼和希(OSK日本歌劇団)が絶賛! 「商人の知恵と武士の志で新時代を生き抜く浪速の男子がマンガでも大活躍します」 大阪で与力の跡取りとして生まれた17歳の志方錬一郎は、明治維新で家が没落し、薬問屋へ奉公に出ていた。明治10年、西南戦争が勃発。強者ぞろいの薩摩軍に立ち向かうため、明治政府は戊辰の動乱を戦った士族たちを「壮兵」として徴募することになった。 軍務の経験がないにもかかわらず機略を巡らせ、官軍に潜り込んだ錬一郎。武勲を立てると意気込むが、配属されたのは……。博打好きの大男、京の料理人、算盤勘定専門の眼鏡、賊軍出身の中尉と、一癖も二癖もある輩が集まる落ちこぼれ部隊だった!? 17歳の西南戦争従軍記、開幕!! 新進歴史作家・坂上泉の松本清張賞受賞作を『地獄堂霊界通信』『しゃばけ』の“みもり”が熱血コミカライズ。原作は、OSK日本歌劇団により「へぼ侍~西南戦争物語~」(翼和希主演)として舞台化された。
  • 読楽2026年5月号
    続巻入荷

    読楽

    小説・文芸

    -
    70~75巻200円 (税込)
    【豪華執筆陣!】伏尾美紀 柏井壽 赤川次郎 【大藪春彦賞受賞記念特別読み切り】 伏尾美紀 荷物 スカウト業の野口は自分より格下のティッシュ配りのおっさんと出会う 【好評連載】 柏井 壽 三日月旅館 念願の京の都での民泊開業前。大物客来訪で掬月に試練が迫る─! 【歴史&時代】 坂井希久子 夜鷹狩り あさのあつこ おもみいたします 参 梶 よう子 とむらい屋颯太 門田泰明 覚悟召されよ権中将殿 【風味絶佳】 吉田篤弘 月とコーヒー 【警察&ミステリー】 赤川次郎 盗みと恋の手ほどきは 【マンガ】 サメマチオ 追読人間臨終図巻

ユーザーレビュー

  • へぼ侍

    Posted by ブクログ

    西南戦争について、西郷隆盛や薩長の高官からの目線ではなく、一兵卒や市政の人達の視点から描かれているのが新鮮でした。
    明治維新が起きて、それに伴う希望だけでなく、江戸時代の名残を捨てられない戸惑いも描かれており、胸に残りました。
    私もそうなのですが、普段歴史小説を読まない人でも、のめり込めると思います。オススメです。

    0
    2026年06月08日
  • インビジブル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ババヤガの夜」を抑えて、第74回日本推理作家協会賞をとった作品だったので。

    面白かった。
    戦中から戦後の人間性がむき出しになる時代を舞台に、
    大阪市警視庁という8年しか存在しなかった自治体警察を取り上げ、
    東京帝大卒の国家地方警察の警部補と
    新制中学から警察学校卒の大阪市警視庁の巡査が組むという、
    硬派な作品で面白かった。
    いかにも、という感じの大阪の雰囲気や物言いも。

    国会議員秘書と政治的な活動をしていない「政治団体」の長が、
    同じように顔を麻袋に包まれていた状態で殺された。
    国会議員のガードは固く二人の関係が判らないまま、
    さらに麻袋を頭に被せられた死体が川で見つかる。
    自治体警察を吸収しようとする政情の中、
    大阪市警察庁内の派閥争いや地元政財界との癒着、国警との軋轢が、
    捜査に不穏な影を落とす。

    満州でだまされて農場も家族も失い、
    シベリアで収容中に病いの友をで自分の手で殺さなければならなかった復讐のためとはいえ、
    犯人がルンペンを使ってアヘンを売りさばいていたのはちょっと納得がいかない。
    しかもそれをえびす様のお導きだ、としていたことも。

    推理協会の先生方が「ババヤガの夜」よりこちらに票を入れたのもわかる気がする。
    とりあえずミステリーっぽい。
    できれば、あと1.5倍ぐらいの長さにしてほしかった。
    大阪府警察庁最後の事件として。

    0
    2026年05月17日
  • 渚の螢火

    Posted by ブクログ

    本土復帰に伴い米国に返却するため、沖縄全土から集められたドル札のなかの100万ドルが強奪された。琉球警察の眞栄田は少人数で秘密裏に取り戻す命令を受ける。米国×日本、米軍×琉球警察を通した当時の情勢や主人公達のアイデンティティなどが効果的に盛り込まれた、読み応えあるミステリだった。

    0
    2026年02月28日
  • インビジブル

    Posted by ブクログ

    「インビジブル」
    見えない真実が炙り出す、戦争と人間の闇
    ーーーーーーーー
    ●第一章:引き込まれた「読みたい本」との出会い

    数年前、ふと目に留まった一冊のタイトルがあった。「インビジブル」。その当時、まだ手に取る機会はなかったが、「いつか読みたい本」リストの奥深くに、その名は確かに刻まれていた。そして今、ようやくそのページを捲る時が来た。
    ーーーーーーーー
    ●第二章:戦後大阪に交錯する、二人の刑事と「満州の影」

    物語の幕開けは、敗戦の傷痕が生々しい大阪。そこに登場するのは、対照的な二人の刑事だ。一人は理論的でスマートなキャリア組、もう一人は叩き上げで泥臭いノンキャリア。彼らが追う事件の背後には、想像を絶する闇が広がっていた。

    そして、物語に重くのしかかるのが、満州で捕虜となり、奇跡的に帰還した一人の男の存在である。彼の過去こそが、この物語の核心をなす。

    当時の日本が、戦況を有利に進めるため、満州で大麻の栽培・販売に手を染めていたという衝撃の事実。軍の士気を高めるためと称し、兵士に薬物を供給し、その利益の半分を国に上納させていたという、まさに「常識が見えなくなる世界」がそこにはあった。大麻事業で働かされていたのは、日本から移民した日本人。彼らは酷使され、敗戦とともに捕虜としての過酷な運命を辿ったのだ。

    この事実は、戦争というものが、いかに人間を非人間的に変え、倫理観を麻痺させるものなのかを痛感させる。
    ーーーーーーーー
    ●第三章:「インビジブル」が照らし出す、戦時と戦後の人間の姿

    「インビジブル」というタイトルは、この物語の多層的なテーマを見事に言い当てている。戦争という狂気は、まさに常識を「見えなくする」世界だった。勝利のためならば、人に薬を与え、機械のように酷使する。そんな非人道的な行為が、国家の目的としてまかり通る。

    そして、戦時を生きた父と、戦後に育った息子。息子から見た父親は、酒や薬に逃げ、かつての生き様が「見えない」。しかし、それは父親だけの問題ではない。
    戦時中に「見えない」形で進行していた大麻事業は、戦後も形を変えて、社会の「見えない」場所で暗躍している。

    表向きは社会貢献を謳う政治家が、裏では麻薬製造会社の
    実質的なオーナーとして、誰にも見向きもされない浮浪者たちに薬を売りつけ、利益を得ている構図は、戦後の社会に潜む「見えない」闇を象徴している。国の目が行き届かない、社会から「インビジブル」な存在である人々を食い物にする。
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    ●第四章:今こそ問い直す、「見えない」ものの存在
    「インビジブル」は、単なる犯罪小説ではない。

    戦争の持つ狂気、その中で失われた人間の尊厳、そして戦後の社会に横たわる倫理観の崩壊を、生々しく描き出す社会派作品だ。

    敗戦から長い年月が経ち、戦争の記憶が薄れつつある現代において、本書は私たちに改めて問いかける。

    あの戦争の裏側で、そして戦後の復興の陰で、一体何が「見えなく」されてきたのか。

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    ●さいごに
    この物語は、過去と現在を繋ぎ、我々が見て見ぬふりをしてきた「不都合な真実」を突きつける。

    そして、私たちの日常の中にも、果たして「インビジブル」な存在がいないだろうか、と問い直すきっかけを与えてくれるだろう。真に恐ろしいのは、狂気が「見えない」形で社会に浸透していくこと。この小説を読み終えた時、私たちはきっと、今まで「見えなかった」ものに気づかされ、深く考えさせられることになるだろう。

    0
    2025年07月12日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かった。朝倉秋成がキャラ萌えに興味ないのは察してたけれど、ショーハショーテンのガラスの靴が割れたはすごい良いキャラなので、何か転換があったのかな? 今村昌弘がミステリ通ってないのは意外かも。白井智之は想像と違う感じの人。

    0
    2025年04月29日

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