坂上泉の作品一覧

「坂上泉」の「読楽」「渚の螢火」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

配信予定・最新刊

作品一覧

  • 読楽2025年7月号
    続巻入荷
    -
    60~65巻200円 (税込)
    【豪華執筆陣!】今野敏 柏井壽 門田泰明 サメマチオ  【特別読み切り】 今野 敏 エス 乱闘騒ぎで暴力団と一緒に検挙された中に、若手の日下部刑事がいて─ 柏井 壽 三日月旅館 上司の東山が民泊に試泊することとなり、はるかは一足先に京都へ戻る 【最終回】 矢月秀作 警視庁特務部逮捕特科アレストマン 2 二人の怪物が対峙し、雨夜に肉と骨の衝突音が響く! 【連載小説 警察&ミステリー】 小路幸也 HOTEL NIGHTHAWKS 中山七里 正義の銃弾 【連載小説 社会派サスペンス】 城山真一 溶かし屋 【連載小説 歴史&時代】 あさのあつこ おもみいたします 参 篠 綾子 反魂香 門田泰明 汝 戟とせば 拵屋銀次郎半畳記 【連載小説 風味絶佳】 吉田篤弘 月とコーヒー 【マンガ】 サメマチオ 追読人間臨終図巻
  • へぼ侍 1
    -
    1巻790円 (税込)
    朝ドラ「ブギウギ」で大ブレイク、翼和希(OSK日本歌劇団)が絶賛! 「商人の知恵と武士の志で新時代を生き抜く浪速の男子がマンガでも大活躍します」 大阪で与力の跡取りとして生まれた17歳の志方錬一郎は、明治維新で家が没落し、薬問屋へ奉公に出ていた。明治10年、西南戦争が勃発。強者ぞろいの薩摩軍に立ち向かうため、明治政府は戊辰の動乱を戦った士族たちを「壮兵」として徴募することになった。 軍務の経験がないにもかかわらず機略を巡らせ、官軍に潜り込んだ錬一郎。武勲を立てると意気込むが、配属されたのは……。博打好きの大男、京の料理人、算盤勘定専門の眼鏡、賊軍出身の中尉と、一癖も二癖もある輩が集まる落ちこぼれ部隊だった!? 17歳の西南戦争従軍記、開幕!! 新進歴史作家・坂上泉の松本清張賞受賞作を『地獄堂霊界通信』『しゃばけ』の“みもり”が熱血コミカライズ。原作は、OSK日本歌劇団により「へぼ侍~西南戦争物語~」(翼和希主演)として舞台化された。
  • 渚の螢火
    3.8
    1巻858円 (税込)
    1972年春。本土復帰を控えた沖縄では、それまで使用されていたドル札を円に交換する必要があるため、島中の現金を回収していた。そんな最中、現金輸送車が襲われ100万ドル(当時のレートで3億円以上)が奪われてしまう。高度な外交問題に発展する恐れがあるため、琉球政府および琉球警察上層部は日米両政府に秘匿したまま、復帰当日である5月15日までに事件を解決するよう指示をする。任務をうけた真栄田太一警部補は、様々な葛藤を抱えながら事件解決に挑むが……昭和史ミステリーの新鋭が描くノンストップサスペンス。
  • へぼ侍
    3.6
    1巻880円 (税込)
    西南戦争を痛快に描く、松本清張賞受賞作。 大阪で与力の跡取りとして生まれた志方錬一郎は、明治維新で家が没落し、商家へ奉公していた。 時は明治10年、西南戦争が勃発。 武功をたてれば仕官の道も開けると考えた錬一郎は、意気込んで戦へ参加することに。 しかし、彼を待っていたのは、落ちこぼれの士族ばかりが集まる部隊だった――。 解説・末國善己 ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本『へぼ侍』を加筆・修正した文庫版を底本としています。
  • インビジブル
    4.0
    1巻950円 (税込)
    大藪賞&推協賞W受賞! 新鋭が放つ骨太ミステリ 昭和29年の大阪で起きた連続猟奇殺人事件。中卒叩き上げの若き刑事・新城と帝大卒の警察官僚・守屋は戦後日本の巨大な闇に迫る。 ※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~
    4.3
    1巻2,970円 (税込)
    無尽蔵の興味関心に突き動かされ、野心的に活動の枠を拡げる書評家・若林踏。トークライブで向き合う気鋭の作家たち――浅倉秋成、五十嵐律人、櫻田智也、日部星花、今村昌弘、紺野天龍、白井智之、坂上泉、井上真偽、潮谷験。語られるのは、ミステリとの出会い、小説家への道程、そして、創作哲学。だが、新世代特有の回答が未知の場所に誘う。予測不能な展開の連続に白熱する語らい。ミステリと読書の愉しみがもっと加速する。

ユーザーレビュー

  • インビジブル

    Posted by ブクログ

    「インビジブル」
    見えない真実が炙り出す、戦争と人間の闇
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    ●第一章:引き込まれた「読みたい本」との出会い

    数年前、ふと目に留まった一冊のタイトルがあった。「インビジブル」。その当時、まだ手に取る機会はなかったが、「いつか読みたい本」リストの奥深くに、その名は確かに刻まれていた。そして今、ようやくそのページを捲る時が来た。
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    ●第二章:戦後大阪に交錯する、二人の刑事と「満州の影」

    物語の幕開けは、敗戦の傷痕が生々しい大阪。そこに登場するのは、対照的な二人の刑事だ。一人は理論的でスマートなキャリア組、もう一人は叩き上げで泥臭いノンキャリア。彼らが追う事件の背後

    0
    2025年07月12日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かった。朝倉秋成がキャラ萌えに興味ないのは察してたけれど、ショーハショーテンのガラスの靴が割れたはすごい良いキャラなので、何か転換があったのかな? 今村昌弘がミステリ通ってないのは意外かも。白井智之は想像と違う感じの人。

    0
    2025年04月29日
  • 渚の螢火

    Posted by ブクログ

    坂上泉『渚の蛍火』双葉文庫。

    『インビジブル』は予想外に面白い警察小説であったので、本作にも大いに期待したいところだ。

    帯に書いてあったが、本作は今年の秋、某有料衛星放送でドラマ化されるようだ。

    舞台は本土復帰を目前に控えた沖縄で、当時は米国政府と琉球政府とに統治され、本土からはパスポート無しには渡航出来ず、通貨はドルという、日本人でも米国人でもないという非情な扱いを受けた沖縄の人びとの苦悩が覗える。さらには駐留する米軍による暴行や犯罪に苦しむ沖縄の人びと。

    そんな沖縄で、日本への返還を台無しにするような大事件が発生し、警察官たちは秘密裏に事件を解決するよう命ぜられるのだ。

    二転三転

    0
    2025年04月17日
  • インビジブル

    Posted by ブクログ

    坂上泉『インビジブル』文春文庫。

    初読み作家。日本推理作家協会賞、大藪春彦賞のダブル受賞の警察小説。

    水と油の正反対のコンビが連続殺人事件の謎に迫るという有りがちな設定なのだが、戦後間もない大阪が舞台とあって、なかなか興味深いストーリーが展開される。

    また、メインの物語とは別に描かれる満州に渡った男の過酷な物語からすると、間違い無くこの男が犯人なのだろうと思うのだが、犯行動機が見えて来ない。


    戦後の昭和29年。大阪城近くの三十八度線と呼ばれる場所で政治家の秘書が頭に麻袋を被せられた刺殺体となって発見される。

    大阪市警視庁の若手、新城洋巡査は初めての殺人事件捜査に臨むが、警視庁上層部

    0
    2023年07月11日
  • へぼ侍

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    インビジブルもそうでしたが、坂上泉先生の作品は奇を衒ったところがなく頭にありありと情景が浮かぶところが好きです。
    武功を立てて道場の再興を夢見る主人公の錬一郎をはじめ、登場人物が皆いきいきとしていて、史実を題材にしたフィクションだとわかっていても本当にあったことのように感じられました。
    個人的に、山城屋の娘と結局くっつかなかったところが良かったです。

    0
    2022年05月22日

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