作品一覧 2023/06/21更新 織田信忠―天下人の嫡男 試し読み フォロー 織田信長の家臣団―派閥と人間関係 試し読み フォロー 柴田勝家 織田軍の「総司令官」 試し読み フォロー 信長公記―戦国覇者の一級史料 試し読み フォロー 天正伊賀の乱 信長を本気にさせた伊賀衆の意地 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 和田裕弘の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 柴田勝家 織田軍の「総司令官」 和田裕弘 織田信長の重臣で羽柴秀吉のライバルとして有名な柴田勝家だが、よくよく考えてみれば最初信長の弟に仕えていたことや賤ケ岳の戦い関連などよく話題に上る通り一遍のことしか知らなかった。そこで勝家の出自や家系・家臣・与力や伸長する織田政権下で果たした役割を、敗者ゆえの良質な史料の少なさのため謎のままのこともあ...続きを読むるが詳細に解説されていたのが良かった。 Posted by ブクログ 信長公記―戦国覇者の一級史料 和田裕弘 信長公記とは織田信長の家臣・太田牛一によって信長の死後書かれた信長の一代記です。信長の人生についてとても細かく記録されています。多少の記憶間違いや牛一の個人的な感情が入り込んでいる部分もありますが、当時を生きた人によって書かれた貴重な記録として織田信長研究に欠かせない書物になっています。この本はその...続きを読む信長公記を元にリアルな信長像について解説している本です。ドラマや漫画で描かれる誇張された英雄としての信長像ではなく、当時の史料に基づいたリアルな政治家としての信長像を知ることができます。 Posted by ブクログ 天正伊賀の乱 信長を本気にさせた伊賀衆の意地 和田裕弘 伊賀、そして隣接する甲賀は忍びの者の出身地として有名だ。しかし、著者が本文中でたびたび「信頼できる史料では確認できない」と慎重に書くほど、その実態は闇の中だ。北畠(織田)信雄が敗退した第一次天正伊賀の乱を契機に、信長が第二次となる伊賀征伐を行ったことで、奇しくも住民自治による地方の運営が衰退した。し...続きを読むかも、本能寺の変によって信長亡き後も、伊賀者による国の再興はならなかった。その後も、天下人による中央集権が強化されたことが興味深い。 Posted by ブクログ 織田信忠―天下人の嫡男 和田裕弘 ★★★2020年4月★★★ 織田信忠に興味を持ち始めてからもう26年。 ちょうど信忠の生涯と同じ年数だ。『信長公記』を読んでも、信長軍団に詳しい谷口克広氏の著作を読んでも、なぜこんなにも長く「信忠凡庸説」が世に広まっていたのかが不思議で仕方ない。 この本『織田信忠』は、真正面から信忠を取り上げた...続きを読む著作として画期的だと思う。近衛龍春氏の小説で取り上げられたのは知っているが、新書は初めてなので、本屋で見た瞬間に即買いだった。 僕が今回、目を引いたのは信貴山城攻め。 あの戦いは、あっけなく片付いたから大したことのないものと思われがちだが、少しでも時間をかければ織田政権が揺らぐ可能性もあったこと。松永久秀のような老獪な敵がこもる城を短時間で片づけたのは武将としての実力がある証拠だという事。この戦いを信忠の実力を示すものとして取り上げた意義は大きい。 次に神吉城攻め。 秀吉の三木城攻めのついでのように扱われるこの戦いも重要なものとしてとらえている。播磨全体を敵にかわしてしまった秀吉の大失態(←これも画期的な考え)を挽回したのは信忠だという。 次々を列挙ばかりだが、岩村城をはじめとする東美濃の攻防はもっと研究されていい分野だと思う。明智光秀もあのあたりの出自だというし。武田氏との攻防においても非常に重要な地域だと思う。 あの司馬遼太郎ですら「信忠は凡庸」と決めてかかっていたのは本当に不思議だ。 この本をきっかけにどんどん信忠研究が進むことを期待したい。 Posted by ブクログ 織田信長の家臣団―派閥と人間関係 和田裕弘 再読だったらしい。前半はもたつくが後半は面白い。でもこの手の本は谷口先生のがあるからそっちの方がいいかな。 Posted by ブクログ 和田裕弘のレビューをもっと見る