和田裕弘のレビュー一覧

  • 柴田勝家 織田軍の「総司令官」

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    織田信長の重臣で羽柴秀吉のライバルとして有名な柴田勝家だが、よくよく考えてみれば最初信長の弟に仕えていたことや賤ケ岳の戦い関連などよく話題に上る通り一遍のことしか知らなかった。そこで勝家の出自や家系・家臣・与力や伸長する織田政権下で果たした役割を、敗者ゆえの良質な史料の少なさのため謎のままのこともあるが詳細に解説されていたのが良かった。

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    2023年10月30日
  • 信長公記―戦国覇者の一級史料

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    信長公記とは織田信長の家臣・太田牛一によって信長の死後書かれた信長の一代記です。信長の人生についてとても細かく記録されています。多少の記憶間違いや牛一の個人的な感情が入り込んでいる部分もありますが、当時を生きた人によって書かれた貴重な記録として織田信長研究に欠かせない書物になっています。この本はその信長公記を元にリアルな信長像について解説している本です。ドラマや漫画で描かれる誇張された英雄としての信長像ではなく、当時の史料に基づいたリアルな政治家としての信長像を知ることができます。

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    2023年06月25日
  • 天正伊賀の乱 信長を本気にさせた伊賀衆の意地

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    伊賀、そして隣接する甲賀は忍びの者の出身地として有名だ。しかし、著者が本文中でたびたび「信頼できる史料では確認できない」と慎重に書くほど、その実態は闇の中だ。北畠(織田)信雄が敗退した第一次天正伊賀の乱を契機に、信長が第二次となる伊賀征伐を行ったことで、奇しくも住民自治による地方の運営が衰退した。しかも、本能寺の変によって信長亡き後も、伊賀者による国の再興はならなかった。その後も、天下人による中央集権が強化されたことが興味深い。

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    2023年05月12日
  • 織田信忠―天下人の嫡男

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    ★★★2020年4月★★★


    織田信忠に興味を持ち始めてからもう26年。
    ちょうど信忠の生涯と同じ年数だ。『信長公記』を読んでも、信長軍団に詳しい谷口克広氏の著作を読んでも、なぜこんなにも長く「信忠凡庸説」が世に広まっていたのかが不思議で仕方ない。
    この本『織田信忠』は、真正面から信忠を取り上げた著作として画期的だと思う。近衛龍春氏の小説で取り上げられたのは知っているが、新書は初めてなので、本屋で見た瞬間に即買いだった。


    僕が今回、目を引いたのは信貴山城攻め。
    あの戦いは、あっけなく片付いたから大したことのないものと思われがちだが、少しでも時間をかければ織田政権が揺らぐ可能性もあったこと

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    2021年04月18日
  • 織田信長の家臣団―派閥と人間関係

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    再読だったらしい。前半はもたつくが後半は面白い。でもこの手の本は谷口先生のがあるからそっちの方がいいかな。

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    2021年02月23日
  • 織田信忠―天下人の嫡男

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    天下人の二代目。織田家の長男である信忠。歴史シミュレーションでは知っていますが、彼の実像となるとなかなか知る機会はありませんでした。織田家の跡取りや信長の後継者としての立場もあったかもしれませんが、武田勝頼への猛攻や本能寺の変での最後などを知ると有能な人物であったのかもと言うことが分かります。
    但し、信忠ならば一癖も二癖もある秀吉などの家臣たちを纏めあげることができたのかは怪しいかなと感じます。それでも信忠に限らず歴史のifは好きです。

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    2019年09月23日
  • 信長公記―戦国覇者の一級史料

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    軍記物ながら一次史料に準じて扱われる、織田信長の一代記である信長公記について、項目を抜粋して解説を加えた一冊。各種伝本や著者の説明もあり、史料としての性格も理解しやすい内容となっている。

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    2024年04月26日
  • 天正伊賀の乱 信長を本気にさせた伊賀衆の意地

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    断片的な史料を博捜し、比較的信頼できる記述を元に乱の実像へと迫ろうとする内容。前史におよそ半分を割いている事もあり、戦国時代の伊賀国の通史としての側面もある。北畠当主としての信雄の動向も詳しく、興味深い内容だった。

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    2023年12月20日
  • 柴田勝家 織田軍の「総司令官」

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    織田家中における第一の重臣であり、北陸方面の経略を担った柴田勝家の生涯をたどる一冊。織田家に重きをなした実像がよく分かる。畿内での広範な活動状況や越前領国経営の実相、本能寺の変直後の動向など興味深い内容だった。

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    2023年10月03日
  • 織田信長の家臣団―派閥と人間関係

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    尾張時代から本能寺の変直前までの家臣団の拡大過程をたどり、最終的に方面軍として結実した各軍団の地縁・血縁関係を明らかにすることを試みた内容。軍団の特徴から見る本能寺の変の検討や、佐久間信盛の追放要因の分析が興味深かった。

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    2023年09月25日
  • 織田信忠―天下人の嫡男

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    織田信長の後継者である信忠を扱った作品。
    資料や逸話が少ないようですが丁寧に信忠を追っていて楽しく読めた。
    信長影響下から脱する前に亡くなったため実績に対して過小評価されてるようですが想像力を掻き立てる人物でした。

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    2021年08月01日
  • 織田信忠―天下人の嫡男

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    織田信忠というと影が薄く凡庸だったかのような印象を持ちがちだが、実は有能な武将であった。活躍したのが僅か10年ほどではあるが、信貴山城攻めや武田攻めでの武勲は大きい。そんな信忠の人物像を、一門衆、軍事、権門との関係、家臣、人物像、本能寺の変などの視点から記述する。

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    2020年08月03日
  • 織田信忠―天下人の嫡男

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    織田信長の嫡男信忠の26年の生涯をたどる一冊。父信長の影であまり目立たない印象だけれども、武田攻めなど実績もしっかり残している武将だということが分かった。意外と史料が少ないのは、やはり織田家が没落してしまったからか。

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    2020年04月28日
  • 信長公記―戦国覇者の一級史料

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    大河ドラマを楽しむために読んだ一冊。
    「信長公記」が信長の創作物の参考にされてることがよく分かった。
    解説書なので、現代語訳や原文を読む前に入門的に読むのにいいかもしれない。

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    2020年04月21日
  • 豊臣秀長 「天下人の賢弟」の実像

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    兄・秀吉を天下人に押し上げた功労者・豊臣秀長。人材の乏しい秀吉の一族の中で、飛び抜けて有能な弟。割と有名な人なのに、資料が少なかったり分からない事が多かったりするみたい。この前読んだ『織田信忠』と同じ筆者なので、やっぱり筆者の気持ちが強くて…。とりあえず『豊臣家の人々』が読みたくなった。

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    2025年12月27日
  • 織田信長の家臣団―派閥と人間関係

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    ネタバレ

    前半の信長の家臣団が作られていく過程が面白いな。特に尾張を統一するあたりまではあまり知らない事が多いので色々知れて良かった。後半の各軍団の解説も良い。佐久間信盛の追放や明智光秀の反乱を軍団の構成から解説しているのは上手いな~。納得してしまう。色んな角度から物を見ると色々変わるな。久々に戦国時代のを読んだけどやっぱり面白いな。この本でも織田信行が織田信勝で林通勝が林秀貞になっていた。

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    2025年12月25日
  • 織田信忠―天下人の嫡男

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    織田信長の嫡男でありながらあまり資料が無いらしくはっきり分からないと言うか著者の想像や推測に基づく話も多くちょっと微妙な気もする部分があるかな。資料が少ないしその後の歴史を考えれば仕方ないのかな~とも思う。それでも色々面白い話もあったし楽しんで読めた。やっぱり歴史って面白いな~。

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    2025年12月25日
  • 豊臣秀長 「天下人の賢弟」の実像

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    優秀な武将であり、大名や武将に対しては仁徳な雰囲気を感じた一方で寺院等に対しては恨まれているような記載もあり。今一人柄がつかめなかった。

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    2025年12月05日
  • 柴田勝家 織田軍の「総司令官」

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    ネタバレ

    1520年代尾張社村生まれの柴田勝家、信長の兄信秀⇨弟信勝が死に信長に仕えた
    本書は『信長公記』や書状などの一次史料を駆使し、勝家の武将像を顕す、北陸方面の攻略で越前国を任されると、検地(土地調査)や楽市楽座の推進で経済を活性化(商人らを一乗谷から北庄城下へ誘致する書状天正4年9月11日付)、行政手腕にも長けたやに見えます
    フロイスも「勇猛果敢だが温情深く、裏切り者にも恨みを言わず部下を逃がそうとした」と好評価が残るが敗者故の資料不足、秀吉の引き立て役に留まる
    本書では、信長没後の清洲会議と賤ヶ岳の戦いで(あまり勝家に詳しくない自分にも)勝家が織田家随一の功臣として秀吉とも織田家繁栄の為の妥協

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    2025年10月27日
  • 柴田勝家 織田軍の「総司令官」

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    創作系戦国モノだと瓶割柴田な脳筋豪傑武将なイメージだが織田軍団の重臣だけあって本書を読むとフロイスの話通りなら信長に匹敵する人物である事が窺える。頼りになる人物達が物故したり思う様に軍団が形成できなかったのは不運といえる。
    豊臣秀吉があの明智光秀よりも警戒を要し滅ぼした際は安堵したというから最大のライヴァルだったのだろう。考えてると光秀は多分突発的犯行なので秀吉としても勝家の方が怖かったのだろうとは思う。死に望んでと裏切り者の前田利家に怒りをぶつけたりしないし、お市の方も逃がそうとする(結局は心中するけど)など人格者な雰囲気もある。この人が存命だった場合、今とは違う歴史になったのではなかろうか

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    2025年03月20日