和田裕弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★★★2020年4月★★★
織田信忠に興味を持ち始めてからもう26年。
ちょうど信忠の生涯と同じ年数だ。『信長公記』を読んでも、信長軍団に詳しい谷口克広氏の著作を読んでも、なぜこんなにも長く「信忠凡庸説」が世に広まっていたのかが不思議で仕方ない。
この本『織田信忠』は、真正面から信忠を取り上げた著作として画期的だと思う。近衛龍春氏の小説で取り上げられたのは知っているが、新書は初めてなので、本屋で見た瞬間に即買いだった。
僕が今回、目を引いたのは信貴山城攻め。
あの戦いは、あっけなく片付いたから大したことのないものと思われがちだが、少しでも時間をかければ織田政権が揺らぐ可能性もあったこと