和田裕弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まあ、読むのが大変な本でした。
大変な理由1:
人名が難しい。著者も断っているが、読めない。戦国時代的キラキラネームと思えるぐらい覚えられない。巻末に人名索引がついているが、できれば人名索引に読み仮名ぐらい振ってほしかった。さらに、下の名前だけで表記されると、有名人はともかく、親や子といった人になると、いろんな形で「偏諱」していて、誰が誰やらわからなくなる。また、同じ名字が続くときに、同何某と省略されると、一瞬「同」が名字かと思ってしまう。また、普通の名前ならまだしも「なになにの守」だとかが入ってくるとさらに混乱。
大変な理由2:
「専門用語」が難しい。上述の「偏諱」などのように、戦国時代特有 -
Posted by ブクログ
ネタバレいろいろ文献を読んで調べているのはわかるが、この本のまとめ方は一体何なんだろ。
時系列になっていなくてわかりにくい、わかりにくい。
信忠といえば、
例の部下に上げる報奨品のエピソードと、
信貴山城攻めで松永久秀を滅ばしたのと、
武田攻めで武田家を滅ぼした。
これくらいしか記録がないらしい。
あとは、信長の跡取りとして、別格扱いされていたこと。
本能寺の変のとき、信長は真っ先に信忠の謀反を疑ったこと。本能寺の変で、ひたすら逃げることをせず、多勢に無勢で明智光秀に討ち取られたこと。これが信長なら、一騎でも逃げて逃げて逃げ延びただろ。
というわけで本書はあまり知的好奇心を刺激されることなくフラストレ