作品一覧

  • 異性愛という悲劇

    異性愛という悲劇

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    あなたはこれからも、怠け者で思いやりに欠け、腹を割って話せる友人もおらず、セラピーにも通おうとしない、子育て並みに手のかかる、ケア目当ての男性と交際したいですか? 異性愛の文化の中で人気を博す映画・ドラマ、恋愛指南書の変遷、ナンパ教室でのフィールドワーク、クィアの仲間たちへのインタビューを通して、同性愛者(レズビアン)の研究者がまなざす、異性愛という悲惨な異文化の正体。世界をひっくり返す、新時代のパートナーシップ論! 異性愛者の皆さんが心配だ。これは私ひとりだけの意見ではない。私たちクィアは、以前から異性愛者の文化に危うさを感じていた。異性愛者が同性愛者を忌み嫌い、暴力を振るい、クィアなサブカルチャーをなかったことにしようとするなど自分たちに被害がおよぶのを怖れるだけではなく、異性愛者の女性を抑圧する異性愛の文化に困惑し、頭を抱え続けてきた。 性的にそそられないとか生意気だとか、稚拙なメディアや自己啓発プロジェクトが作った女性を貶める陳腐なイメージが長年にわたってまかり通っている。男性が女性を性のはけ口にして、自分たちの不満を解消するようなセックスは、どう考えても理にかなっておらず、クィアの多くが異性愛者の文化に戸惑いを覚え、もっとはっきり言えば、吐き気を催すほど嫌悪している。 しかし、私たちが異性愛者の文化を心配したり、異性愛者が異性に欲情するのを否定したり、人類のあらゆる性的指向を論じたりすることは、異性愛者たちからすればわずらわしいだけだとよく知っているので、クィアがあえてこの問題に口を出すことはない。 異性愛者の人たちが心配だなんて、私は考えすぎだろうか?(本文より)
  • 労働系女子マンガ論!

    労働系女子マンガ論!

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    労働系労働をめぐる女子の悩みの数だけ、応答を試みるマンガが存在する- 愛、結婚、出産、といった人生のイベントを迎えるたび、続けるか辞めるかの選択を迫られるのは、たいてい女子の側。労働環境はここ数十年で大きく変化し、どうするのがベストなのか判断がつかない…「女子×労働」の視点で読む女子マンガに人生をサバイブするヒントがある!誰もが知っている王道作品から、知る人ぞ知る隠れ名作まで、web連載を大幅加筆修正。「女性と労働」表象を読み解く、気鋭の研究者トミヤマユキコの女子マンガ論、決定版です。
  • 「ツレ」がいるから強くなれる! バディ入門

    「ツレ」がいるから強くなれる! バディ入門

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    世界を敵に回してもあいつだけは味方! どんなコンテンツからも二人組を見つけて愛でる私たち。 世界を敵に回してもあいつだけは味方!そんな関係の魅力を解き明かす!
  • 女子マンガに答えがある 「らしさ」をはみ出すヒロインたち

    女子マンガに答えがある 「らしさ」をはみ出すヒロインたち

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    もう「少女」を名乗れない私たちの、人生の答えはマンガにある! 不朽の名作から今が旬のマンガまで、幅広い作品中での女性たちの描かれ方を縦横無尽に語り、現代女性の欲望と生き方を探る。「おもしろい女」「たくましい女」「ハマる女」「嫌な女」……あなたに似た女が、マンガの中にはきっといる。
  • 虚弱と歩く

    虚弱と歩く

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    人には人の“虚弱”がある。 芥川賞作家、エッセイスト、ミュージシャンなど虚弱とともに生きてきた、豪華書き手が集結した史上初・虚弱体質のエッセイアンソロジー! 過眠、不眠、肩こり、倦怠感、頭痛、手足のしびれ、胃腸の弱さ、クローン病、若年性高血圧、自家中毒、めまい、生理痛、胸やけ、胃もたれ、腰痛、膝の痛み、悪夢、アルビノ、自閉スペクトラム、うつ、微熱、嘔吐、漫然と続く不調――。 13名の書き手が、それぞれの虚弱について書き下ろしました。 【タイトル/寄稿者一覧】 自由になってみたい 絶対に終電を逃さない女 健康だけど元気がない 藤野可織 虚弱という「横臥者」の視点 宮崎智之 クラゲにならない 伊藤亜和 虚弱人生の振り返り、ならびに新たな幕開け 渡辺優 脳みそグニャグニャ人間の半生 トミヤマユキコ お腹も心も満たされない! 済東鉄腸 虚弱のままで夢を見る 清水友佳子 「異常なし」 ヒオカ 明るい時間に、風呂に入る──虚弱エッセイ試論 中井治郎 可憐たれ! 暮田真名 虚弱な私の生存設計 雁屋優 そんな気がして君を待った 安藤裕子
  • 10代の悩みに効くマンガ,あります!

    10代の悩みに効くマンガ,あります!

    小説・文芸

    5.0
    1巻1,056円 (税込)
    10代は楽しいことも多い一方で,友達や親との関係にモヤモヤしたり,進路や将来をあれこれ考えたり,見た目やSNSに神経を使ったりとけっこう大変! そんな悩み多き10代を,多種多様なマンガを通してお助けします.読めばすべて解決!とまではいかなくても,萎縮したこころとからだがふわっと軽くなること間違いなしの一冊.

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  • 40歳までにオシャレになりたい!

    40歳までにオシャレになりたい!

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻770円 (税込)
    全おしゃれ迷子必読! グレーのパーカーばかり着てADに間違われていた著者が大人のオシャレを身につけるまでを綴ったおもしろ&実用エッセイ! オシャレは嫌いじゃないけど、いまいち垢抜けない。 ついつい変な柄物を着てオモシロに走ってしまう。 困ったらボーダーに頼りがち……。 多くの文系女子が抱えるファッションの悩みに、ライター・トミヤマユキコがとことん真剣に向き合い、自分なりの正解を導き出していく! ●肉が垂れるアラフォーこそ浅いVネックで鎖骨見せ! ●憧れながらも敬遠してしまう白シャツはとろみシャツを選ぶ ●ADに見えないグレーパーカーの着こなし方 ●大人でも似合うワンピはAラインではなくHライン ●無駄にバッグがデカい女からの卒業 ●美人見えするメガネのポイントは黒目の位置にあった! etc. 体当たりで導き出した実用的なオシャレ法則の数々はもちろん、自分のコンプレックスと向き合い、オシャレをする喜びを再発見していく過程に共感せずにはいられない一冊です。
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ
    値引きあり

    大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻770円 (税込)
    <まえがきより> 大学1年生といえば「大学デビュー」です。 高校時代までの自分を脱ぎ捨て、新しい自分に生まれ変わるぞ! そんな気持ちを抱いたことのある人も多いと思います。 しかし、ここにはそういうことは一切書かれていません。 本書は「学生生活に失敗したくないけど、 キラキラ大学生になりたいワケでもない大学1年生」に向けて書かれた本です。 地味でじれったいコンセプトだな……と思います。 でも、学生たちの大半がこういう思いを抱えているのも事実です。 (中略) ここでは、みなさんより1.5まわりくらい先輩の トミヤマユキコ(ライター・大学講師)と清田隆之(桃山商事代表)が、 過去の失敗を踏まえ、ときに己の黒歴史を披露しながら、 怒濤の12か月を乗り切るための方法について語っていきます。 ぼっちが怖い、何をすればいいかわからない、 一度失敗したらもう終わりだ──。 そんな風に考えてしまう人はぜひ読んでみて!

ユーザーレビュー

  • 虚弱と歩く

    Posted by ブクログ

    多かれ少なかれ誰もが虚弱、人と比べる必要なし…と思っていても、寄稿されてる方々の、虚弱を飼いならす道程に圧倒されました。
    皆さんさすが文章が面白くて、淡々と書かれているけれど読んでるこちらは拍手喝采と尊敬の気持ちです。
    すごすぎる。

    わたしも決して元気とも健康とも言えない身体。
    焦らず腐らず、付き合っていくしかないです。
    寄稿されてる皆さんは、わたしとは違って過眠の方が多いみたい。
    わたしはやはり、睡眠時間を増やすのが第一っぽい。薬に頼ってるのに…

    虚弱をケアする世界に、憤る人も多いかもしれない。
    少なくとも、憤る人の声の方を大きく拾ってしまうのは、わたしが自分の虚弱に負い目を感じているから。みんなのように普通にできなくてすみません、という申し訳なさがある。
    「虚弱なので配慮してください」なんて言えるはずもなく(ほとんどの人が同じだと思う)、そそそ…と去るだけ。
    でも、老いると弱くなっていくのは自然の摂理だし、老いなくても病を得たり事故や怪我で万全ではいられない時期もあるかもしれない。
    ラストのねえやんの「半分以上が老人」に改めてハッとしました。
    元気な状態がデフォの社会は早晩立ち行かなくなりそう。

    労わり合う社会、それでいいんじゃない。

    0
    2026年10月27日
  • 虚弱と歩く

    Posted by ブクログ

    アントニオ猪木の「元気があれば何でもできる」は、真だと思っている。
    なぜならば「元気がないからちょっとのことができない」がまた真だと知っているから(矛盾対等)。

    ちょっとした事ができないという実感がある。
    例えば、ちょっと仕事を早く切り上げられた日。夕飯のあとちょっと片付けしてゆっくり本読もう〜と思っていても、夕飯食べた後そのまま寝落ち、1時間後にようやくぼーっとしながら食器洗っていると、ほらいつもの就寝時間とほぼ同じとか。
    例えば、明日は天気がいいらしいからちょっとだけ遠出して公園にお散歩行こうかな、美術館も行きたかったんだよなーと、計画考えながら寝た土曜日。憂うつな気持ちと若干のめまいとしっかり頭痛を抱えて起きた日曜日はもう半分終わってるとか。
    そんなことはザラだ。

    両親ともに身体が弱いためストレスがち、そんな親から生まれたわたしもアレルギー体質で頭痛持ち。学校の長期休暇にはいれば2-3日寝込むし、宿泊行事から帰宅後はストレスで泣きじゃくる、運動会の集合写真では1人だけ長袖、みたいな学校生活を過ごしてきた。
    大人になっても寒い会議室に閉じ込められてはノンストップ鼻水(そうでなくても慢性鼻炎だからティッシュを入れるためのポケットがない服が着られない)、夏でもレッグウォーマーとカイロと上着とストールが欠かせないから常にカバンが重くて万年肩こり(ついでに緊急用のビニール袋も常時携帯。用途は…察してくれ)、日照時間が短いと鬱になるのに日差しが強いとめまいと頭痛で仕事にならない。
    3ヶ月に一度は頭痛と肩こりこじらせて、吐きながら早上がりする(このためのビニール袋)。

    上述の体を持ったうえで健康診断は異常なし、漢方薬剤師からは「100%の虚証ですね」のお墨付き、ならばつまりこれは虚弱だという自認をもって生きてきたけれど、絶対に終電を逃さない女さんの「虚弱に生きる」を読んだときは天を仰いだ。わたしなんかが「虚弱」でいいのだろうか。
    終電さんがXで虚弱に上下はないと仰っているのは拝見していたが、それにしてもこんなに虚弱と向き合い虚弱を乗り越えようと努力するなんて考えたことも無かったので、本当に自分を恥じた。が、何もしなかった。元気じゃないから。

    だからこそ今回の虚弱アンソロジーを読んですごくホッとした。虚弱にもいろんなタイプがあって、それぞれいろんな向き合い方をしているという発見があったからだ。まさに「みんな違ってみな虚弱」それでいいじゃないか。ちょっとした事ができないのもゆるせ。この身体でやっていくしかないんだから。
    文筆家ではなくても、かろうじて会社員として働くタイプの虚弱もいることの証左としてここにちょっぴり記しておこうかとおもう。

    0
    2026年10月17日
  • 虚弱と歩く

    Posted by ブクログ

    成功してる人はみな体力があってバイタリティに溢れている
    そんな人たちをみて、自分はどこまでいっても成功できないんだろうなと思っていた
    でも自分より虚弱であるにも関わらず、物書きとしてお金を稼いでいる人たちがいる。
    なんとか工夫して、生きていってる。
    そういう人たちを見ると、自分も何か成し遂げられる気がした

    0
    2026年09月03日
  • 異性愛という悲劇

    Posted by ブクログ

    クィアの視点から異文化としての異性愛を語った本。
    空気のように感じていた異性愛文化が、クィアという外の観点からは、こんな風に映っていてこんな問題があると感じているのかと、とても興味深く読むことができた。
    現在の異性愛文化がどのような歴史を辿って形成されたかについても記載されているため、読み進めるうちに自然と異性愛文化についてメタ的に分析することが可能になってくる。
    自分自身がこれまで無意識に感じ取ってきた生きづらさが、異性愛規範に基づいていると気づくきっかけを与えてくれ、読む前と後とでは世界が一変したように感じられた。

    特に興味深かったのが4章と5章。
    4章では著者の友人のクィアが異性愛者に感じていることと、それへの著者の分析が書かれている。
    異性愛者は、異性愛規範に従おうとするあまり、交際・結婚生活でも性行為でも、退屈で窮屈な思いをしているという内容が衝撃的だった。
    日本でセックスレスや熟年離婚が問題になっている背景には、異性愛規範の問題が大きいのかもしれない。

    5章では「包容力のある異性愛」が語られる。
    現状、異性愛の性行為は性欲の観点から男性優位で行われている。
    しかし、性行為は肉体的な快楽だけでなく、思想・経験・傷といった、相手の人生そのものを感じとって深く理解すること(相手との同一化)によって得る快楽もあるはずだ。男性は、女性との同一化を行ってこそ、本当に女性を愛することができる、と著者は語る。
    少年漫画・ヤンキー漫画では拳で語り合うシーンが出てくるが、あれは拳を通して相手との同一化を行うことだと言えるだろう。拳で語り合うことができるなら、男女が性行為で語り合うことができないはずはない。
    特に日本人は、推し活を通して異性のアイドル・キャラクター等に同一化する経験を持った人が多い。異性愛規範から自由になれれば、「包括的な異性愛」へと踏み出すのは容易だろう。

    たまに文章の中に直訳的でわかりにくく感じる所があるのが玉に瑕だが、様々な新しい視点・発見をくれる素晴らしい本だった。

    0
    2026年03月05日
  • 「ツレ」がいるから強くなれる! バディ入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本文も編集者さんの注釈も、めちゃくちゃ面白くて、2日でスルッと読み終わってしまった。多くの作品の中のバディたちを参考に、自分の現実世界での人間関係に当てはめて考える余白を残してくれている。

    個人的に、パートナーに求めることを聞かれると
    「私の方を向いていない人」と答えていた私だが、本書を読んで私は恋人と「バディ」になりたかったのだと気づいた。
    ドラマや映画でドライブシーンが多いのは、「バディは向かい合うより、同じ方向を向くのが似合っている(本文より)」から。
    私も互いに相手を見つめ合う関係よりも、同じ方向を向いて進んでいける「バディ」になりたい。そして、欠けてるまま、足りないまま、ふたりでなんでもない日常を生きながら、関係を何度でも結び直していきたい。(本文より)
    これは恋愛に限らず、家族や友人にも共通して思う人間関係のあり方だと思う。私にとって本書は、自分の人間関係のバイブルになったように思う。

    0
    2024年09月24日

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