作品一覧

  • ルポ M&A仲介の罠
    3.3
    代表者失踪、事業停止、内部留保ゼロ――知らないと危なすぎるM&A(合併と買収)トラブルの全貌。仲介業者が莫大な利益を得る傍ら、売り手と買い手が大損害を被る事例が急増。その実態を描く。朝日新聞デジタルの人気連載に大幅加筆。
  • 郵便局の裏組織~「全特」――権力と支配構造~
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    日本最強の集票マシン――。全国郵便局長会(全特)はそんなふうに呼ばれる。組織代表を国会に送り込む他の業界団体と比べれば、集票能力の高さはピカ一だ。強さの秘密はどこにあるのか。朝日新聞経済部の記者が、「郵政破綻」に突き進む巨大グループの本性を徹底検証。これまでベールに包まれてきた活動実態を内部資料や証言をもとに明らかにし、組織運営と会社経営の矛盾や限界も示す。
  • 郵政腐敗 日本型組織の失敗学
    3.9
    1巻990円 (税込)
    日本郵政グループは、2021年に郵便事業の創業から150年を迎えた。従業員40万人を超える巨大組織は「腐敗の構造」にはまって抜け出せずにいる。近年では、かんぽ保険の不正販売、ゆうちょ銀行の不正引き出しと投信販売不正、NHKへの報道弾圧、総務次官の情報漏洩と癒着など、数多の不祥事が発覚した。一連の事象の底流にあるのは、究極の「事なかれ主義」――。朝日新聞経済部のエース記者が、巨大グループの実態にメスを入れる。
  • やってはいけない不動産投資
    4.0
    「この業界は腐りきってます」。同業者の証言から不正の実態まで、ウソに塗り固められた不動産投資の世界を徹底的にルポ。「家賃保証」「自己資金ゼロ」「高利回り」すべてウソだらけの手口から身を守る方策まで、現場を知悉する報道記者が詳細に伝授。
  • 日銀バブルが日本を蝕む
    3.3
    1巻896円 (税込)
    年収400万円台で4億円超の借金を背負う不動産投資家のサラリーマン、26年ぶりの高値に沸く株式市場、怪しげな仮想通貨に走る若者たち……歪んだ饗宴を演出している真犯人は野放図に溢れた日銀の緩和マネーだ。超エリートたちの欺瞞に満ちた金融政策の内実をすべて暴く! 朝日新聞でシェアハウス投資・スルガ銀行不正融資問題を取材する敏腕経済記者が、「実感なき好景気」を演出する詐欺的政策にメスを入れる。 ●庶民を見下すホンネ丸出し。ひそかに外貨建て資産を購入。日銀エリートたちのゲスな実態。 ●「ヒトラーが正しい金融政策をやっていた」。リフレ派審議委員の支離滅裂な言動。 ●「ああ言えばこう言う」日銀総裁、「オオカミ少年」と化した物価目標達成、「東スポ」並みのハッタリ予測値……詐欺的な政策変更の連続。 ●動機は「将来への不安感」。老後に希望がもてない現役世代がシェアハウス投資のカモにされた。 ●住宅ローンを変動型金利で組んだ人は要注意! 大規模緩和が行き詰まった時、あなたの借金は膨れ上がる。 ●日銀の巨額EFT買い入れで、日経平均は2000~3000円水増しされている。 ●ユニクロ(ファーストリテイリング)の浮動株が日銀に買い占められる!? 日銀が大株主の有名企業リスト
  • 強欲の銀行カードローン
    3.7
    1巻880円 (税込)
    2016年、自己破産者が13年ぶりに増加した。原因の一つとされるのが銀行カードローンだ。消費者金融にある貸出額への規制が銀行にはなく、無謀な貸し付けが横行していた。ヤバすぎる実態を明るみに出す。

ユーザーレビュー

  • 郵政腐敗 日本型組織の失敗学

    Posted by ブクログ

    ジャーナリスト魂が感じられる労作だと思う。
    郵便局での生保の勧誘に問題がある、という報道には断片的に触れていましたが、まとめてみると誠に惨憺たる状況。
    NHKの番組を潰してまで組織を守った結果が、続々と違法勧誘を生み出していたというオチだった。
    そして、弁護士が入っているとはいえ、内部調査と大して変わらない特別調査委員会での調査とし、第三者委員会を回避している時点で、経営陣に重い責任を取らせる気は全くなかったことが分かる。

    0
    2025年03月17日
  • 強欲の銀行カードローン

    Posted by ブクログ

    身近に聞くカードローン。芸能人がカードローンのCMに出ていてそこまで重くは考えてはいなかった。
    消費者金融とは違い銀行は安心というイメージが強かったが裏切られた。
    実際に利子が高過ぎて元本は減らない。

    カードローンは
    目的を問わない のが大前提。ギャンブルだろうが借金の返済だろうが何にお金を使っても自由、ただし金利は高く自己責任がともなう。銀行にとっては大商売。
    甘い罠、カードローンの実態について詳しく知れてよかった。

    0
    2024年07月16日
  • 郵便局の裏組織~「全特」――権力と支配構造~

    Posted by ブクログ

    郵便局の局長会。全特。任意団体のはずが、自民党を支持し、会社人事にも介入。

    小泉改革により半官半民から民営化されたはずなのに、その実態は旧態依然。

    公務員意識満載。もっと言えば、明治時代の名士のプライド?権利意識?満載。

    そう、明治時代は日本に郵便制度を定着させるべく、地元の名士が資材を投げうって

    郵便局を開いた。日本の近代化に必要だった。

    しかしそれから150年。世の中は変わった。

    大半の郵便はインターネットにとってかわられた。

    郵便局の売り上げは激減。

    銀行、生保が未発達時代とはゆうちょ、かんぽの役割も変わった。

    それなのに過去にしがみつく局長会。

    自分たちの権利を守る

    0
    2023年08月27日
  • 郵政腐敗 日本型組織の失敗学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    郵政腐敗 日本型組織の失敗学
    2021年4月30日初版1刷発行
    2021年4月13日電子書籍版発行

    ★5 
    立場が上がるほど非を認めようとしないのが、郵政幹部たちの一貫した特性だ


    藤田知也氏による著作。
    著者は朝日新聞経済部記者。
    早稲田大学第一文学部卒、同院アジア太平洋研究科修了後、2000年朝日新聞社入社。
    盛岡支局を経て2002~12年に「週刊朝日」記者。
    経済部に移り日銀・金融などを担当。
    2018年4月から特別報道部に所属。
    シェアハウス投資・スルガ銀行不正融資問題などを取材。
    2019年9月から経済部。
    著書に『日銀バブルが日本を蝕む』(文春新書)、
    『やってはいけない不動産

    0
    2021年12月10日
  • やってはいけない不動産投資

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やってはいけない不動産投資
    藤田知也氏による著作。
    発行日2019年5月31日。
    著者は朝日新聞経済部記者。
    早稲田大学第一文学部卒、同院アジア太平洋研究科修了後、2000年朝日新聞社入社。
    盛岡支局を経て2002~12年に「週刊朝日」記者。
    経済部に移り日銀・金融などを担当。
    2018年4月から特別報道部に所属。
    シェアハウス投資・スルガ銀行不正融資問題などを取材。
    2019年9月から経済部。
    著書に『日銀バブルが日本を蝕む』(文春新書)、
    『やってはいけない不動産投資』(朝日新書)ほか。

    両学長のリベラルアーツ大学のおすすめ書籍に掲載されていた為に興味を持った。
    本書の終わり部分に参考文

    0
    2021年12月09日

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