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Posted by ブクログ
消費者金融に代わって拡大する銀行のカードローンをめぐる問題をゼロから取材・調査した書。著者は週刊誌畑が長く、専門性は皆無で、ところどころ焦点がずれているところも散見されたが、その分、生活者の「常識」をもって銀行側の主張(カードローンには顧客の「利便性」があるから貸出規制はできない)のまやかしを崩すことには成功している。実際に著者がカードローンを利用して、あまりの「お手軽さ」を借り手の感覚として「体験」するあたりは、経済専門の記者にはない「体当たり」感があって興味深かった。今後は最も深刻と思われる地方の信用金庫の実情にさらに踏み込むことと、カードローンの急成長と「アベノミクス」との構造的関係性について追究する必要があろう。
Posted by ブクログ
2000年代初めに消費者金融を起因とした自己破産増加が社会問題化し、2010年に漸く総量規制と貸付金利規制が導入された。2016年、その自己破産が13年ぶりに増加したことはなかなか衝撃的である。かつその原因が銀行にあるとは重ねて驚きである。
そうした問題点を指摘し世に問うという観点では意義があるものの、著者の私見が多く視点もやや偏りがちなのが気になる。特にコールセンターで督促業務をしていたという男性の話、虚偽の可能性がある話を載せる必要があったのか疑問が残るし論調操作の印象さえ受ける。
昨今、銀行カードローンはメディアを賑わせておりようやく金融庁も重い腰を上げた。看過できないテーマを早くから取材しデータ分析における問題提起も優れているだけに、感じる偏向感は多少残念な感じはあった。
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