作品一覧

  • イソップ寓話集
    -
    1巻1,210円 (税込)
    子ども向けの人生訓話として世界中の人々になじみ深いイソップの動物寓話-実は、歴史上の人物としてのイソップ(アイソーポス)が作ったと実証できる話はひとつもない、いわば「イソップ風」寓話集であるが、そこには、読み手の立場によってさまざまな解釈が可能な、実に奥深い世界が展開されている。新訳471篇を収録。

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  • ギリシア神話
    4.0
    古代ギリシア人の間に生きており,今日までさまざまな形で語られてきたたくさんの物語――それがギリシア神話です.その中の代表的な物語を,世界の創造,神々,英雄,人間の運命といった順序で,系統立ててわかりやすく紹介し,神話がもっている話題の豊かさ,面白さを伝えます.文学・芸術理解の基礎教養としてどうぞ.

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  • アンティゴネー
    -
    1巻792円 (税込)
    「私は憎しみを共にするのではなく、愛を共にするよう生まれついているのです」――祖国に攻め寄せて倒れた兄の埋葬を、叔父王の命に背き独り行うアンティゴネー。王女は亡国の叛逆者か、気高き愛の具現者か。『オイディプース王』『コローノスのオイディプース』と連鎖する悲劇の終幕は、人間の運命と葛藤の彼岸を目指す。新訳。

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  • 老年について
    -
    古代ローマ第一の学者にして政治家・弁論家キケロー(前106―前43)が人としての生き方を語り、老年を謳い上げた対話篇。84歳になる古代ローマの政治家・文人大カトーが文武に秀でた二人の若者を屋敷に迎えて、自らの到達した境地から老いと死と生について語る、という構想のもとに進められる。悲観的に、ではなく積極的に老いを語った永遠の古典の新訳。

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  • イソップ寓話の世界
    3.0
    イソップの動物寓話は、子ども向けの人生訓話としてなじみ深いものである。けれども、ほぼ同時代のソクラテスやアリストパネス、ヘロドトスなどによってすでに真剣な考察の対象とされたように、そこには読み手の立場によって多様な解釈を許容する、奥行きをもった世界が展開されている。では、イソップとは誰なのか。それはいかなる経緯によって成立し、流布されていったのだろうか。先行文明としてのメソポタミアやエジプトをも視野に入れながら、イソップ寓話をとりまく謎に迫る。
  • キケロ 友情について
    -
    『老年について』の姉妹篇として書かれた対話篇。古代ローマの政治家で賢者の誉れ高いラエリウスが、無二の親友小スキーピーの死後まもなく、二人の女婿を前にして、友情について語る。キケローにとってラエリウスは、単なる過去の賢人ではなく、修業時代に親しく噂話を聞くことのできた人物であった。友情論の古典。新訳。

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ユーザーレビュー

  • ギリシア神話

    Posted by ブクログ

    ギリシャ神話に関して何の知識も無かったが、この本はすらすら読むことができた。はじめに人物の概要が説明され、その後に個別の物語を見ていく形式だった。

    神、ときくと、何か人間とは遠い偉大な存在のようなイメージを抱いていたが、ギリシャ神話に出てくる神は、恋をしたり、嫉妬をしたり、とても人間的で身近な存在のように感じた。

    ギリシャ神話にはカフカの変身に見られるような現代性も読み取れることも言及されていた。

    0
    2022年11月24日
  • ギリシア神話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    ・巻末に親子関係の図が記載されているので、登場人物が増えてきてもそこまで苦にはならない

    ・ギリシア神話を広く浅くという感じに著しているので、入門書としてはとても良いと感じた

    ‪‪✕‬
    ・広く浅くなので仕方の無いことだが、出来事の詳しい経緯が書かれていない

    ・一部の登場人物が名前だけ先に出て後から詳細がわかるという形で書かれていたので、そこだけわかりづらかった

    0
    2022年05月11日
  • ギリシア神話

    Posted by ブクログ

    ギリシャ神話に由来する用語は、現代の日本社会においてすら日常的に良く耳にする機会があります。
    様々なメディアでもギリシャ神話をモチーフにした作品が絶えることなく生産されています
    しかしながら、ギリシャ神話という体系的な本が存在するわけではないので、その内容を実際知っている人は少ないと思いますし、
    ギリシャ神話についてできればその代表的なエピソードだけでもきちんと把握しておきたいという人には、この本はお勧めです。
    この本では、いくつかのテーマ(”神々”や”英雄”、”愛”等)を取り上げ、それに関連するギリシャ神話のエピソードを分かりやすく解説していく体裁となっています。
    各テーマを読み進めていくう

    0
    2015年01月21日
  • イソップ寓話の世界

    Posted by ブクログ

    イソップ寓話が実は紀元前にできた話、というのを聞いて興味がわいて読んでみた。
    が、正直私には難しかった。

    以下メモ
    現在イソップ寓話と呼ばれているものが本当にイソップ(人名)が作ったという証拠はなく、何世紀もかけてイソップの名のもとに形成されてきたと考えられている。

    イソップ(ギリシア語ではアイソーポス):紀元前630年ごろの人物。
    サモス島(ギリシャへの奴隷供給地として有名な島)出身。
    聖物窃盗の濡れ衣を着せられて断崖から突き落とされ非業の死をとげた奴隷。

    口が達者という記録もある。
    「イソップの戦略の基本は、言葉を字義通りに取る。そして、言葉とそれが表すものとの対応が実はきわめて曖昧

    0
    2025年08月01日

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