【感想・ネタバレ】イソップ寓話集のレビュー

あらすじ

子ども向けの人生訓話として世界中の人々になじみ深いイソップの動物寓話-実は、歴史上の人物としてのイソップ(アイソーポス)が作ったと実証できる話はひとつもない、いわば「イソップ風」寓話集であるが、そこには、読み手の立場によってさまざまな解釈が可能な、実に奥深い世界が展開されている。新訳471篇を収録。

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Posted by ブクログ

7つの習慣に共通の原則を謳う寓話がとりわけ印象的。
例え話の有用性に触れつつ、時に失笑を誘うユーモアを含有する寓話集。
お気に入りの寓話9つをピックアップ。

井戸の中の狐と山羊・・・井戸に落ちた狐と、口車に騙されて井戸に入り、さらには踏み台にされた山羊の話。
まず終わりを思い描くことから始める。

ライオンを見た狐・・・狐がライオンを3度目に見た時には近寄って話しかけるほど大胆になっていた。習慣化の力を暗示。

腹の膨れた狐・・・腹を空かせた狐が木の洞穴の食料に飛び込み、腹が膨れ、脱出不可。別の狐が言ったのはじっとしていれば痩せて出られる。
困難は時間が解決する。

金の卵を生む鵞鳥・・・P/PCのバランスを説く話。効果性についての暗示。

ビーバー(海狸)・・・追いつかれそうになると生殖器を切り取って投げ、命を全うする。
命>財産の暗示。

産の軽さを競う豚と犬・・・四つ足動物でお産の軽さに優れるのは自分だと主張する犬、対して「目の見えぬ子犬を産むのに」と反論する豚。
速さも然りだが、一定の完成度(質)が必要だということを暗示。

猪と狐・・・猪が木のそばで牙を研ぐ。狐がなぜ今研ぐと問うと、「危険に襲われた時には研いでいる暇はない」
刃を研ぐ(7つの習慣)の暗示。

亀と鷲・・・空を飛びたいと懇願する亀。
鷲は渋々亀をつかんで飛び立つと、上空から放してしまった。
張り合う心から我が身を損なってはいけない。

烏と白鳥・・・白鳥の白さに憧れた烏は、餌場の祭壇を去って、池や川に住んだ。
当然色は変わらないし、飢えて死にそうになった。
生き方で本性は変えられない。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

500近いストーリーをひたすら読む。
西洋の考え方を楽しく学べる。
教訓もたくさん学べる。おすすめ。

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2015年12月23日

Posted by ブクログ

「北風と太陽」など知っている話があるのに、しっかり読んだのは今回が初めて。続けてイソップ寓話集を2冊読んでみるたところ、物語の並び方が違う本を読んだおかげか記憶に残りやすかった。神々の名前の注釈を読むたびにソクラテスやプラトンにも手を広げたくなる。

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2018年11月07日

Posted by ブクログ

イソップが語ったとされる寓話集。とにかく動物と神様と人間をたとえに出しまくって、戒め的な箴言を語っている。はっとさせられることも多く、今読んでもその内容は全く色あせない。短く簡潔にエピソードを述べているので模範にしたい。251の雲雀「僅かな利益のために虎の尾を踏むような人たちのための話」とかその典型例。

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2012年01月01日

Posted by ブクログ

説明不要の寓話集。
アメリカのペリー(提督では無い)
がまとめたラテン語とギリシア語の
うちのギリシア語の部分を収録。

どこかの戦国大名の三本の矢の教えに
そっくりな話が出てきており、
おそらくはこれが元ネタだったのかと思われる。

この本の使い方は道徳や処世術を学ぶためと、
「イソップ寓話集にはこう書かれている
だからあなたもこうすべきだ」と人に言うためと
二通りあると思うが、後者の使い方をすると
デルポイ人に殺されたイソップのように
悲惨な目に遭うことになるんだろうなあ。

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2013年12月01日

Posted by ブクログ

意外とえげつないイソップ寓話集。
子供の頃読んだものは一部だけで、本編はかなり長いし「道徳的」というよりむしろ「処世術」が描かれている。

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2009年12月08日

Posted by ブクログ

子どもの時、絵本で出会った印象だけど、ギリシャ神話も含まれてる、と知って改めて全訳(?)を手にしてみました。
(出典はいろいろあるらしいですが)
もちろん、お馴染みの動物ものも、あり。

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2023年02月13日

Posted by ブクログ

まぁ題名の通りイソップ寓話集、とりあえず教訓的というかそういったものの(短篇集の)集まり
上のものには従えみたいな、強いものには逆らうな的な、不向きなことを無理してやるな的な…ものばかり、で自分とは少し違う(必要ない)気もしたけど、一読の価値はある。

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2014年04月10日

Posted by ブクログ

一度は読んでみようかと、古本屋で安くなっていたときに入手。
48話目の「(蟻にかまれた)男とヘルメス」の話はなかなか。
数行のお話ばかりなので、他に読んでる本があったりしても暇なときにちょちょっとずつ読める。
一度はお試しあれ。

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2009年10月04日

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