老年について

老年について

693円 (税込)

3pt

古代ローマ第一の学者にして政治家・弁論家キケロー(前106―前43)が人としての生き方を語り、老年を謳い上げた対話篇。84歳になる古代ローマの政治家・文人大カトーが文武に秀でた二人の若者を屋敷に迎えて、自らの到達した境地から老いと死と生について語る、という構想のもとに進められる。悲観的に、ではなく積極的に老いを語った永遠の古典の新訳。

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老年について のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本は、ユーチューブでアバタローさんが紹介している本だったので読んでみましたー。

    まず、2000年前に書かれた本が読めるということに「すごいー❕」と思いました。

    この本は、表題のとおり「老年について」書かれていますが「老年」について、とても前向きで「良いもの」として捉えており、「歳を取るってす

    0
    2021年11月16日

    Posted by ブクログ

    年代それぞれに自然に与えられる恵みを活用し謳歌すれば、それは生きることを活かすことになる。 ないものを求めればそれが手に入ったとしてもまたないものを求めるが、今あるものの中で最大限活用して日々を生きれば、老年は重荷ではない。

    0
    2018年01月07日

    Posted by ブクログ

    現代でも高齢化社会のなかで「老後の幸福」論の類の本はよく見かけるが、古代ローマのキケローの『老年について』はそのような本の原点にあるものと言えるかもしれない。

    キケローの考えのの土台にあるものは、ギリシアから続く「魂の不死」の思想である。
    そのような人生というものを広く観た観点から「老年」にスポッ

    0
    2012年10月24日

    Posted by ブクログ

    老いると言うことについて、ローマの政治家大カトーの口から語らせる形式をとった哲学書。死を恐れず、勉学に励み、快楽に身を委ねられない身を悦びとせよと言う内容。
    理想的な生き方ではあるが、若い頃の生き方からこの心構えを頭の中に入れておく必要があり実践はなかなか難しい。故に「老年について」というタイトルと

    0
    2024年05月31日

    Posted by ブクログ

    老年になっても依然として敬意を払われる人は、青年の時に成すべきことを成していると聞いて身が引き締まる思いだ。

    ランプに油を継ぎ足す要領で、精神・肉体ともにメンテナンスをしなければならないとも書いてある。長く幸せに過ごす基礎・基盤は紀元前でも現代でも同じなのだ。

    また死ぬということは人も自然の一部

    0
    2021年10月06日

    Posted by ブクログ

    今も昔も老いに対する感覚は変わらないってことか。現実の大カトーがこの本と違うことやらかしてるのも一興。

    0
    2012年04月11日

    Posted by ブクログ

    久しぶりにローマ人の文章を読んでみる。主題の提示、老いが嫌われる理由の提示とそれに対する反駁、そして結論という明快な構成は非常に読みやすい。ギリシア・ローマの人生論の鍵となる「徳」という概念を知る上での一つの手がかりとなろう。

    0
    2012年03月18日

    Posted by ブクログ


    開始:2023/2/10
    終了:2023/2/11

    感想
    穏やかな老いを迎えるために。若いうちから徳を養うことが必要。欲情の炎に身を焦がすことなく、凪の心を持つ。自分にはもう少しかかりそう。

    0
    2023年02月11日

    Posted by ブクログ

                                1.この本を一言で表すと?
    老いは惨めではないと言うことを主張した本。

    2.よかった点を3~5つ
    ・老年には体力が欠けているか?いや、老年に体力は要求もされない。だからわしらの年輩は法律と制度によって、体力なしでは支えきれない義務からは免れて

    0
    2022年02月13日

    Posted by ブクログ

    古代ローマの時代に書かれたエッセイであるが、たいへんに読みやすい。
    キケローも、老いては農事を事とするよう勧めていた。自然に近いところで生きていくことは、人間にとって大切なことなのだと思う。

    0
    2014年02月02日

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