堀内進之介の作品一覧
「堀内進之介」の「パランティア 判断を外注する社会」「あやうく、未来に不幸にされるとこだった」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
リベラルが「善」を暴走させることがある。その結果、人々の言論は一見活発になり、社会は良い方向へ進んでいるかのように見える。しかし実際には、必ずしも良い方向へ向かっているとは限らない。むしろ、多くの人が苦しみ、自ら自らの首を絞めるような状況が生まれていることもある。
それは「差別的だ」と批判されることへの過剰な反応によって生じている場合もある。しかし、本当にそれは差別なのかという検証のフィルターが十分に機能していないこともあるのではないか。
自分は善意で行動していると思っていても、その善意とは何かを問い直す必要がある。それは本当に他者のためのものなのか。それとも、誰かによく思われたいという自己承認欲求を満たすための行為にすぎないのではないか。善意の名のもとに、自己満足に陥ってはいないかと省みる視点が求められる。
善は、ときに暴走する。だからこそ、一方の立場に固執するのではなく、あえて反対の立場からも物事を考える姿勢が重要である。極端に走らず、中庸の感覚こそが、社会を健全に保つ鍵であると感じる。
Posted by ブクログ
「幸福とは、未来の“目標”ではなく、いま生きていく上での“取り組み方”なのだ」の一文に、目が覚めるような感動を感じました。「未来にある幸福」を求めて、今迷ったり苦しんだりしてるのは、正しい間違いではなく1つの視点だったとしても、これこそが拭えない不安の大元になっているとは思いませんでした。
色んなところで目にしてきた「“今”にフォーカスする」ということが、自分の心の声を信じて行動に移して、そこで初めてやめるか続けるかを見ていく、予想の範疇を超えない“不安”ではなく、現実的に対処出来る今の“恐怖”にするとということなどを、研究や偉人の言葉などを元に、難しい現代を生きるメソッドとして示してくれていて、読んでて心が軽くなりました。
Posted by ブクログ
■ダニエル・カーネマンは人間が何かしらの情報を処理する過程は,感情(システム1ファスト),理性(システム2スロー)の二つのシステムからなっており,理性(システム2)は期待されるほどには優れておらず,むしろ感情(システム1)に左右されていることを明らかにしている。
■「選択肢が増えすぎると人はむしろ何も選べなくなる」(決定回避の法則)
■人間の欲望は社会的,文化的,政治的な様々な理由により影響を受けるし集団の中の人間関係にも左右される。
■1920年代のイギリスでは労働者が仲間意識(感情的紐帯)を持つことが生産性を向上させることが明らかになり,既にどうしたら感情的な繋がりが生み出せるかということが考えられるようになっていた。
■マイヤーズは物理的な環境を整えるだけでは十分でないと知っていた。彼は,これを「ヒューマン・ファクター」(人間らしい要素)と名付けた。それまで労働者は経営者と同じ人間だと理解されていなかったのに対し,彼は,労働者は動物でも機械でもなく彼らに特有の恐れ,心配,不安といった「心」を持った人間「個人」だと考えた。生産性を上げたければ労働者が仕事をしやすいように精神的な障害や困難を取り除く必要がある。マイヤーズたちはこれを「精神衛生」と呼んだ。
■広告の発想はモノからコトへと変化してきた。シェアさせるためには同じカメラの広告でも製品本体をアピールしたものよりもカメラのCMであることさえ分からないような,広告の方が有利。
・コンテンツ(中身)よりもコンテクスト(文脈)を重視するようになっただけでなく,更に文脈そのものをコンテンツ化するようになった
・製品そのものを説明するのではなく商品の文脈を強調することで媒介者を得,そこから不特定多数に訴えることになる
■社会は契約を中心にした集合であり,それが生み出す機能や利益が重視される。それに対し,コミュニティは縁を中心とした集合であり成員であることそれ自体が重視される。
■宣伝とは他人の行動に影響を与えるように物事を記述すること。人々は事実を伝えるだけでは動機づけられない。人を動かすにはポップでより人々の感性に刺さるようなものでなければならない。
■マーケティングの重要な変化は「何が事あ実か」より「どう認識させるか」だ。
・重要なのは事実が「何か」ではなく,事実を「どのように」認識させるかということ。
・広告のキャッチ・コピーでは事実よりもメッセージが伝える高揚感が重視される
■ハイトによれば私たちの道徳的な傾向には次の六つのチャンネルがある
①配慮(ケア)
②公正(フェアネス)
③忠誠
④権威(敬意)
⑤神聖(ピュアリティ)
⑥自由(リバティ)
・リベラル派は前半の三つ,保守派は六つ全てを重視する傾向があり,リベラル派,保守派ともに,それぞれが重視するチャンネルに結び付く感情的な語彙や内容に共感しやすい
・教養層,高収入層,クリエイティブ層,比較的年齢の若い層は,配慮,公正,自由に反応しやすい傾向がある
・低学歴層,低収入層,ルーチンワーク層,高年齢層は忠誠,権威(敬意),神聖の三要素に共感的な反応をしやすい傾向がある
■人間のためのものが逆に仕組みの方に人間を適応させるようになってきた。
・システムの人間への「逆適応」
・「システムによる生活世界の植民地化」(ユルゲン・ハーバーマス)
■「玄関に置いておく小技」アレン