作品一覧

  • ソニー神話を壊した男 出井伸之が創った未来

    ソニー神話を壊した男 出井伸之が創った未来

    小説・文芸

    4.7
    1巻1,881円 (税込)
    だからSONYだけが生き残った。 「インターネットは隕石だ。このままだとソニーは恐竜のように滅びるぞ」 30年前の予言は、いかにして企業と日本経済を変えたか。吉田憲一郎・ソニーグループ会長らの証言と本人の肉声で辿る圧巻ノンフィクション。 「1995年という時代を画する年に出井さんが社長になられたのは時代の要請だったんじゃないかと思うんですよ」(吉田憲一郎・ソニーグループ会長) 「あそこで出井さんが革命を始めたから、今日のソニーがあるわけじゃないですか。革命はなかなか成就しなかったけど、四半世紀前に革命を始めたから、今、成就したんです」(冨山和彦・日本共創プラットフォーム会長) 「デジタルにしろ、インターネットにしろ、その技術の本質をずばりと鷲づかみにするんだな。その意味では、彼は理系ではないけども、文系の〝天才技術者〟だったかな? それはちょっと褒め過ぎか」(鈴木幸一・IIJ会長) 「次に何をやるのか? 何を考えねばならないのか? 恐らく出井さんはご自身にこうやってプレッシャーをかけ続けて自らを鼓舞していたんじゃないかと思いますね」(松本大・マネックス証券会長) “出井革命”はソニーと起業家たちに何を遺したか?
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

    トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,800円 (税込)
    トヨタ最大の秘密を知る男の「告白」 企業人の“業”を描く児玉博さんの今作は、トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄氏が主人公です。服部氏は、「低迷していたトヨタの中国市場を大転換させた立役者」であり、「トヨタを世界一にした社長、奥田碩を誰よりも知る男」であり、何より「豊田家の御曹司、豊田章男を社長にした男」として、自動車業界では知る人ぞ知る人物。トヨタをモデルにしたベストセラー小説『トヨトミの野望』の作中にも、服部氏は「中国の怪人」として仮名で登場します。 服部氏は戦争中に生まれ、27歳まで家族とともに中国にとどまりました。文化大革命では、原生林での強制労働など、日本人ならではの苦難を体験します。 帰国後、トヨタに入社。アジア地域の担当を命じられ、トヨタ中興の祖である豊田英二と上司の奥田碩の目に留まり、服部氏はみるみる頭角を現します。 実はトヨタは、中国への進出が遅れたために中国政府から自動車生産の許可が下りず、90年代に世界の他メーカーに大きく引き離され、ドン底の状態に陥っていました。奥田碩会長は、創業家御曹司の豊田章男を中国本部本部長に据え、中国市場の建て直しを命じるのですが、そこには章男が失敗すれば、豊田家をトヨタの経営から外すことができる、という奥田の深謀遠慮がありました。そこで、豊田章男が頭を下げたのが服部氏でした。奥田の最側近でもあった服部氏は、トヨタ中国事務所総代表としていかなる決断を下したのか……。 服部氏の初のロングインタビューを元に、トヨタの中国進出と、豊田家世襲の内幕を赤裸々に描いた圧巻のノンフィクションです。
  • 堕ちたバンカー ~國重惇史の告白~

    堕ちたバンカー ~國重惇史の告白~

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,782円 (税込)
    住友銀行の救世主はなぜ“追放”されたのか。 住友銀行元取締役、國重惇史。若手行員時代から「伝説のMOF担」として名を馳せ、平和相互銀行事件での活躍で「将来の頭取候補」と目される。そしてイトマン事件を内部告発し、「住友銀行の救世主」に。だが、あることから銀行を追われ、「楽天副会長」に転身。スキャンダルで辞任し、『住友銀行秘史』を著す。これは、ある天才バンカーの半生を通して、日本のバブル時代の熱狂とその終焉を描くビジネスノンフィクションである。 〈ある意味、國重は時代の寵児だったのかもしれない。バブル経済の勃興期に起きた平和相互銀行事件、そしてバブル経済真っ只中のイトマン事件とまさに日本中が狂乱の渦の中にあったとき、國重はもっとも異彩を放った。しかし、時代は虚ろだ。かつて日本中が、そして國重が身を任せた圧倒的な熱量は、日本社会から見事なまでに消え去った。それとともに、國重の輝きは失せていった。〉(本文より)
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

    起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

    小説・文芸

    4.4
    1巻1,500円 (税込)
    堀江貴文、藤田晋ら“ヒルズ族の兄貴分”と呼ばれた男。 ネットベンチャーが続々花開いた時代に、USENの宇野康秀社長は、フジテレビからホリエモンのライブドア株を購入したり、プロ野球の新規参入問題などで、メディアの脚光を浴びました。2001年には、平井堅、米倉涼子らとともにベストドレッサー賞も受賞しています。 しかし華やかに見えるその半生は、挫折と試練の連続でした。 父親の元忠は大阪ミナミで有線放送の会社を興し、裸一貫、全国を制覇した立志伝中の人物です。ところが無断で電柱に有線のケーブルを引いたり、ライバル会社のケーブルを切ったりという悪どいやり方は、息子である康秀に巨大な負債となってのしかかります。 やっとのことで有線放送の会社をブロードバンド事業へと導いた宇野の手腕。しかしこれからという時に、リーマンショックによって経営は暗転し、融資を受けた銀行団との壮絶なバトルが始まるのでした。 起業家の資質とは何か、起業精神の本質はどこにあるのか。 壮大な事業に挑んだ宇野元忠、康秀父子の生き方を軸に、若き日の孫正義、三木谷浩史、藤田晋、村上世彰ら、錚々たるベンチャー創業者たちの興亡の歴史を鮮やかに描きます。
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

    テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻1,485円 (税込)
    “戦犯”と呼ばれた男が全告白。 イランで現地採用され、社長に成り上がるや、米原子力事業を6400億円で買った男は、いつ、どこで、何を、どう、間違え、東芝を “奈落の底”に突き落としたのか。 大宅賞作家が第15代東芝社長、西田厚聰の肉声を交えながら描いた企業崩壊ドキュメント。 ――東日本大震災、そして原発事故がなければ、東芝はどうなっていたんでしょうか。 「事故が起きなくても同じような問題が起きたんじゃないでしょうか。先延ばしされただけじゃないかな。すべては経営の問題だから」 2017年10月初旬、最後のインタビューは行われた。実は、西田は9時間を超える大手術、3ヶ月に及ぶ入院生活を経て、ようやく退院したところだった。存亡の危機に立たされていた古巣と同様、この男もまた死線をさまよっていた。 【ご注意】※この作品は一部カラーを含みます。
  • 日本株式会社の顧問弁護士 村瀬二郎の「二つの祖国」

    日本株式会社の顧問弁護士 村瀬二郎の「二つの祖国」

    小説・文芸

    3.0
    1巻896円 (税込)
    2016年末、米国新大統領に当選したトランプ氏と安倍総理がニューヨークのトランプ・タワーで電撃会見し、大きなニュースとなった。この会見で安倍総理をアテンドしたのが、安倍家と親しい米国弁護士の村瀬悟氏。悟氏は、米国の有名弁護士事務所のパートナーを務める日系人3世だ。 村瀬家は、米国の日系人サークルの中でも特別な地位を占める。そのルーツは、悟氏の祖父に遡る。悟氏の祖父は、軍医として日露戦争で活躍するも、日本の医学のレベルの低さを知り、米ニューヨークのメディカル・スクールに留学。現地で開業する。ここから、日系人・村瀬家が始まる。 そしてニューヨークで誕生したのが、本書の主人公、村瀬二郎氏だ。二郎氏は、日系2世として米国で育つが、「大和魂を忘れるな」という父の方針で中学のとき日本に帰国。しかし、旧制芦屋中学在学中に太平洋戦争が始まる。立派な軍国少年へと成長した二郎氏だが、国籍の問題は常に二郎氏を悩ませる。そして戦争が終わり、米国に戻ると、今度は米国陸軍への徴兵が待っていた……。 青春時代に戦争にぶつかり、「二つの祖国」の狭間で悩み、苦しんだ二郎氏は、その後、アメリカで弁護士になるが、こんどは日米貿易摩擦の矢面に立たされる。「戦争前夜」とまでいわれた日米関係の悪化。そのとき、二郎氏は日本のために、摩擦解消に陰に日向に尽力する。 激動の20世紀に「二つの祖国」を生き抜いた男は、「大和魂」と「アメリカンスピリッツ」の狭間で何を考え、どう行動したのか。 「堤清二『最後の肉声』」(「文藝春秋」掲載)で2016年(第47回)大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)を受賞した筆者の受賞第一作の大型評伝!
  • 堤清二 罪と業最後の「告白」

    堤清二 罪と業最後の「告白」

    小説・文芸

    3.5
    1巻770円 (税込)
    第47回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞作。月刊「文藝春秋」の連載『堤清二の「肉声」』に大幅に加筆したもので、セゾングループの総帥だった堤清二氏が死の一年前、父・康次郎氏そして弟の義明氏との関係をじっくり振り返った一族の物語です。 清二氏が、著者の児玉さんに10時間以上も語った堤家の物語は、愛憎と確執に満ちた肉親相食む世界でした。 康次郎氏は西武グループの礎を築いた実業家であると同時に、強引な手法で「ピストル堤」の異名をとり、異常な好色でも知られていました。清二氏ら七人の兄弟姉妹の母親だけで四人、そのうち二人とは入籍をしませんでした。関係を持った女性はお手伝いから看護士まで相手選ばず、清二氏の母・操さんの姉妹とも関係を持ちそれを操さんも承知していたといいます。その異常な環境で、清二氏・義明氏兄弟は静かな“狂気”を身の内に育まざるをえませんでした。 フォーブス誌の世界長者番付で世界一位に輝いた義明氏と、セゾン文化で一世を風靡した清二氏は、一転して凋落し、軌を一にするように堤家も衰退の一途を辿ります。 西武王国について書かれた本は数多くありますが、清二氏が初めて明かした一族の内幕は、堤家崩壊の歴史であると同時に、悲しい愛と怨念の物語であり、どうしようもない定めに向き合わなければならなかった堤家の人々の壮大な物語です。 ※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

ユーザーレビュー

  • ソニー神話を壊した男 出井伸之が創った未来

    Posted by ブクログ

    大学の卒業式後の謝恩会で、先輩にあたる出井さんからの卒業生へのメッセージが流れていたのを覚えている。あの頃のソニーはカッコよくて品質への信頼も厚く、少し前のアップルのようなワクワクする存在。「デジタル・ドリーム・キッズ」というスローガンもイカしていて、オーディオやテレビ関係の家電は全部ソニー製品で揃えていた。そんなソニーの社長の出井さんは、強くてカッコよくて華のある人に見えていたが、毀誉褒貶がある中で、結局一体どういう人なんだろうと手に取った本。
    そこには、一般人が外から見ていたソニーの印象との実態の乖離や、そして大ソニーを経営する者の重責や苦悩が生々しく描かれている。また、別の意味で印象に残ったのは、およそ一般的なサラリーマンらしからぬ出井さんが、サラリーマンであることに価値を見出し、その価値を最大限使い切るべきと言っていたこと。
    ソニーを辞めてから、クオンタムリープ(非連続の飛躍)を設立し、さまざまな挑戦者を心から応援し、徹頭徹尾「Giver」だったという出井さん。読んで思ったのは、「やっぱりかっこいい人だった」ということだった。

    0
    2026年09月07日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

    Posted by ブクログ

    トヨタ自動車の中国事業を牽引した服部悦雄のノンフィクション。
    服部は戦前の満州で生まれ、官僚の父親の意思で戦後も中国に残り、27歳まで中国で過ごした。当時の中国は中国共産党が暴政を強いた時期。中国社会で生きてきた彼は中国人の本質を「好死不如懶活(きれいに死ぬより惨めに生きたほうがまし)」という。
    トヨタ自動車入社後、奥田碩に認められた服部は日本人とは異なる手法で実績を上げていく。進出に遅れていたトヨタの中国事業においても、知己の合弁候補先や政府要人との折衝を通じ事業成長の道筋をつける。当時社長就任前のポジションでアジア地域を統括していた豊田章男には大きな手土産を残した結果となる。しかしながら伝統的日本企業の枠を抜けきれなかった、服部は厚遇されることがなかった。
    中国事業に絡む人間ならぜひ読んでおきたい一冊。

    0
    2026年08月10日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

    Posted by ブクログ

    1つの映画を見終わったような心地感があった。中国勤務時代での、中国の表と裏を知り尽くす男の奮闘記として、また一方でそれを妬み背後から攻撃する者たちの存在。トヨタに限らず中国進出している企業の背後には、こういったドラマが無数にあったのだろう、と思わせるものがある。

    0
    2026年08月07日
  • ソニー神話を壊した男 出井伸之が創った未来

    Posted by ブクログ

    出井さんが社長の時、あるいは退任した時、いい評価はされなかった。
    むしろソニーを弱くしたとか、第二のウォークマンを作れなかったとか、
    悪評の多い人だった。
    しかし、この本はそれを否定している。
    出井さんは10年先を読んで、ソニーを製造業からエンタテイメント業に変革する
    礎を築いた経営者だと。
    盛田さんにも大賀さんにもたてついて、自分の考えを通したと。
    大賀さんに左遷もされたが社長に指名もされた。
    「消去法で選んだ」というセリフは当時有名だったそうな。知らなかったけど。

    製造業としてのソニーに危機感を持っていたのは間違いない。
    その証拠に?今やソニーはパナソニックや日立とは全然違う道を歩んでいる。
    製造業ではない。インターネット、エンタテイメントが主力の企業になっている。
    東芝やシャープなど見る影もない。

    早すぎた男。平賀源内みたいた。

    彼の評価が低かったのは、社外だけでなく、むしろ社内。
    カリスマ盛田社長の部下たちにとって、ソニーは製造業でなくてはいけなかった。
    それを変えようとした出井さんには従えなかったということか。

    サラリーマンは悲しいねえ。

    序章 インターネットは隕石だ。このままじゃソニーは恐竜のように滅びるぞ
    第1章 サラリーマンだからこそできる経験がある。左遷だって学びなんだ
    第2章 岸辺を頼りに泳ぐ人より沖に向かって泳ぐ人
    第3章 変革への意志がソニー・ピクチャーズを変え、”製造業神話”を破った
    第4章 松本大は出井とネット証券を興し、冨山和彦は出井改革に勇気をもらった
    第5章 日本のインターネットの始祖・鈴木幸一は「出井さんは不当な評価をされている」と訴えた
    第6章 「前例がないからこそ意味がある」という価値観が起業家たちを後押しした
    終章 18歳の高校生が出井と出会い、シリコンバレーで最も知られる日本人になるまで
    エピローグ 出井伸之とは日本にとってどんな存在だったのか

    0
    2026年07月31日
  • ソニー神話を壊した男 出井伸之が創った未来

    Posted by ブクログ

    転職当たり前の現代だからこそ、逆張り的に、新卒さんにこそオススメしたい、日本イチ刺激的なサラリーマン実話録。「半沢直樹」より胸がグッときて、ためになる。

    0
    2026年06月16日

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