作品一覧

  • 西遊記 1
    4.5
    1~10巻1,056~1,320円 (税込)
    東勝神洲傲来国は花果山にて石の卵から生れたサル、やがて仙術を身につけ故郷で王様になるも飽き足らず、招かれ出向いた天界では札付きの問題児。不老長生の蟠桃を盗み食い、玉帝の宴席を荒らして大暴れ、とうとう如来さまの手で山に封じられる。おなじみ孫悟空が新たな力を得ての活躍ぶり、まずはその誕生の様子から。(新訳)

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  • 『西遊記』XYZ このへんな小説の迷路をあるく
    3.8
    1巻1,595円 (税込)
    中国史上もっとも「けったいな」奇書を縦横無尽に解読。なぜやたらと詩ばっかりなのか? なぜいつもどこかにもぐりこむのか? 『西遊記』はただの冒険奇譚小説ではなかった! 孫悟空・猪八戒や怪物たち、あるいはおびただしい作中詩やダジャレに秘められたシンボリズムを縦横無尽に読解し、中国的思考の迷宮を踏破する。(講談社選書メチエ)
  • なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか?
    3.5
    1巻902円 (税込)
    花果山のてっぺんの石から生まれたサルの孫悟空.彼のあたま,そして彼の武器である如意金箍棒には,なぜ「輪っか」がはまっているのか? 唐代の,玄奘三蔵のインドへの旅から約九百年.中国の人びとの想像力が育て,明の時代に完成した小説『西遊記』.その深く魅力的な世界を,若い人たちに向けて分かりやすく解説します.

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  • 風水 ――中国哲学のランドスケープ
    3.5
    中国独特の自然学として発展した“風水”。著者は19世紀の西洋人としてこの奇妙な体系に出会った。風水は、「理」=自然の一般秩序、「数」=自然の数的比率、「気」=活力に満ちた微妙なエネルギー、「形」=自然の外形という四つの概念から成り立ち、人間の運命を左右する。風水の前提となる陰陽五行説の概要から、専用道具・羅盤の使い方、さらには中国人の居住地選びにどのような影響を及ぼしているかまでを説く。近代的風水研究の嚆矢となった一冊。
  • カニバリズム論
    3.5
    カニバリズム(人肉嗜食)は人類の根源的タブーのように思われながら、実のところその痕跡は古来より無数に残されてきた。著者の専門は中国でありながら、古今東西の記録・小説を博捜し、ときに舌鋒鋭く、ときに諧謔と皮肉をもってカニバリズムを縦横無尽に論じる。人間の薄っぺらな皮膚を両手で思い切りめくり上げ、曝し、目を背けたくなるようなものを直視することで、「近代合理主義精神」なるものの虚構を暴き、「良識」を高らかに嗤いとばす。人肉嗜食、纏足、宦官……。血の滴るテーマで人間の真実に迫る異色の作品。
  • カスティリオーネの庭
    3.0
    1巻900円 (税込)
    清朝最盛期の乾隆帝に宮廷画家として仕えたイタリア人宣教師ジュゼッペ・カスティリオーネ。現地名「郎世寧」として中国絵画史にも大きな足跡を残した彼は、離宮の狭い一画に十二支をかたどった噴水と西洋式の宮殿を造るよう命じられ、仲間の宣教師と心血を注ぐ……。西洋の目が見た皇帝一族の光と影。(講談社文庫)
  • 晩清小説史
    -
    1巻2,673円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代中国の作家で評論家,文学史家による清代末の文学史。多くの実作品を紹介しながら,従来とかく等閑にされてきた,新文学運動期に先行する時代の意味を明らかにする。詳注をほどこし索引を付す。

ユーザーレビュー

  • 西遊記 10

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国明代の白話(口語)文学の代表格にして、「四大奇書」の一つとしても知られる小説『西遊記』の日本語全訳。唐代の僧玄奘(三蔵法師)のインド取経の故事を題材に、孫悟空・猪八戒・沙悟浄の三妖を従えた三蔵の波乱万丈の旅を描く。最終巻となる第10巻では第九十一回から第百回(完結)までを収録すると共に、役者による作品解説を付す。
    本書は、岩波文庫から刊行されている『西遊記』日本語訳シリーズの最終巻である。前巻に引き続き天竺国を往く三蔵一行、彼らの長い長い取経の旅もいよいよ終局へ。金平府では仏に化けて油をくすねる犀牛怪を退治し、天竺国の都ではまたしても三蔵に女難の影あり。親切心が仇を呼ぶ銅台府での騒動を切り

    0
    2025年11月22日
  • なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか?

    Posted by ブクログ

     とってもおもしろい! 著者の中野美代子先生によれば、「『西遊記』のおもしろさは、あらすじにはありません!」、それは、「細部です」だそうです。
     そして中野先生が「わたしが細部のたのしみかたの、ガイドをいたしましょう」と。中野先生は岩波文庫『西遊記』全十巻を訳されたかたです。よろしくお願いします!
     わたしにとっての『西遊記』は、堺さん、西田さん、岸部さん、夏目さん、そしてゴダイゴさんたちの記憶です。西の方にお経を取りに行く・・・内容は忘れました!この本で再注入します!

     まず事実として、実在の中国唐代の僧侶である玄奘(げんじょう/三蔵法師)が仏教の経典を求めて、629年に唐の長安からインド

    0
    2025年09月27日
  • 西遊記 6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国明代の白話(口語)文学の代表格にして、「四大奇書」の一つとしても知られる小説『西遊記』の日本語全訳。唐代の僧玄奘(三蔵法師)のインド取経の故事を題材に、孫悟空・猪八戒・沙悟浄の三妖を従えた三蔵の波乱万丈の旅を描く。第6巻では第五十一回から第六十回までを収録する。
    本書は、岩波文庫から刊行されている『西遊記』日本語訳シリーズの第6巻である。全百回におよぶ『西遊記』の物語もいよいよ後半に突入するが、相も変わらず西天取経の旅は難行続き。金兜山の独角兕大王との戦いでは、宝器を吸い込む腕輪・金剛琢の前に悟空はおろか助っ人の神々でさえも大苦戦。続く西梁女人国では子母河の水を飲んだ三蔵と八戒が妊娠するわ

    0
    2025年08月17日
  • 西遊記 1

    Posted by ブクログ

    中国明代の白話(口語)文学の代表格にして、「四大奇書」の一つとしても知られる小説『西遊記』の日本語全訳。唐代の僧玄奘(三蔵法師)のインド取経の故事を題材に、孫悟空・猪八戒・沙悟浄の三妖を従えた三蔵の波乱万丈の旅を描く。第1巻では第一回から第十回までを収録する。
    本書は、中国文学の代表的作品として今日なお人気な『西遊記』の日本語全訳シリーズの第1巻である。底本は内閣文庫蔵『李卓吾先生批評西遊記』(いわゆる「李卓吾本」)であり、一般に『西遊記』として知られるエピソードが完成した全百回のバージョンを基にしている。
    唐の高僧玄奘が単身インドへ赴き多数の仏典を伴って帰国したという故事を題材とした本作は、

    0
    2025年03月29日
  • 西遊記 1

    Posted by ブクログ

    芥川龍之介の文章で、西遊記が一番面白い、という記述があり、へえーと思い読み始めました。

    そして、とても面白くて、驚いています。

    かわいい。孫悟空と仲間たち、かわいすぎる。
    かっこいい〜、おしゃれ〜、大王すてきぃ!というノリです。いやほんと、訳が最高。
    悟空の反省したときの、
    「わかりましたー!」とか、反省しとらんやろ、とツッコミたい。笑。

    全十巻駆け抜けたいと思います。

    0
    2023年05月28日

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