中野美代子のレビュー一覧

  • 西遊記 2
    玄奘がへっぽこで笑ってしまった。
    悟空もイライラしてて、師弟関係がイメージと違う。
    ここから、長い旅をしていくのかな。
  • 西遊記 1
    芥川龍之介の文章で、西遊記が一番面白い、という記述があり、へえーと思い読み始めました。

    そして、とても面白くて、驚いています。

    かわいい。孫悟空と仲間たち、かわいすぎる。
    かっこいい〜、おしゃれ〜、大王すてきぃ!というノリです。いやほんと、訳が最高。
    悟空の反省したときの、
    「わかりましたー!」...続きを読む
  • 西遊記 10
     おそらく實吉達郎『西遊記動物園』で知ったのだと思う。悟空が最後に会敵するのは月のウサギ。キネを武器に全裸で悟空と渡り合う。あぁ、絵心をくすぐられる!
     評判のよい平岩弓枝『西遊記』をひもとく。着衣のようである。實吉先生は間違えているのか。やむなし、中野美代子完訳版(十)に手を出す。
     ありました。...続きを読む
  • カニバリズム論
    澁澤龍彦の序がまずよい。残虐や攻撃=動物性、友愛や連帯=人間性と一般的にイメージされてるが、むしろ逆なのでは?という定義。道具の発明は力の均衡を壊し、バランサーであった動物的本能が働かなくなり、同類殺害が生まれた。だから、カニバリズムは人間的な行為なのだという完璧な導入。

    本文で好きなところの要約...続きを読む
  • 西遊記 1
    ドラマ版「西遊記」を見始めたのでその延長で読み始めました。低年齢向けのドラマと思いきや、原典にかなり忠実に作られていることに驚きました。
    時折挟まる口語体の悟空の台詞に独特の可愛らしさを感じます。
    やはり漢詩が多用されるのですが、これは中国語を覚えていたらその美しさをより堪能できるのだろうなあ…。
  • 西遊記 10
    おわった!
    強盗とか、人相手の事件が起こったときも初期の頃と悟空の対応が違っていて、成長したんやなあと分かる。三蔵もうじゃうじゃ言わんくなってきたし、みんなカラッといい奴になっとるので、読んでてもすっきりした気持ちになるよ。
    でもかめさんが救われないなあ。

    構成の秘密とか、長い解説もちょこちょこ面...続きを読む
  • 西遊記 9
    旧訳版。
    この巻は、化け物を調伏できんくて困って援軍を求める、みたいなのがあんまりなくて、悟空らが自分たちだけの力で乗り切ってる回が多くて読んでてスカッとする。
    なた太子(変換めんどくさい)の出生の秘密や、悟空と八戒と悟浄の空中妙技も見所だぞ!
  • 西遊記 7
    旧訳版。
    後半の、でかいうわばみとか悟空がお医者さんになるとかの話すごい平和でにやにやしながら読んでしまったわ。
    八戒も何かいい奴になってきたし、悟空もちゃんと力あるんやなっていうのが分かる。
    白馬も喋ったで。
  • 西遊記 6
    旧訳版。
    女難が続く巻。「堕ろす薬もらってきてよ!」とか言っちゃう三蔵が面白すぎる。
    もてもてやしいけめんなんやろなあ。
  • 西遊記 10
    地獄の沙汰も金次第、とあるが、
    仏の世も金次第とのこと。。。^^;
    また、試練も満願に一つ足りないとのことで、
    追加試練って検査、レビューも整っている。
    これって、プロマネ教科書だったの??
  • 西遊記 3
    沙悟浄も引き連れた。これで役者は揃った。
    八戒は「おたんちん」と訳されている。それ自体ピンポーン!って感じだけど、やってることが西田敏行のイメージそのままだね〜^^;
  • 西遊記 2
    三蔵が旅立ち悟空、馬、八戒を引き連れた。偏頭痛のとき、「 緊箍児 」で悟空が頭を締め付けられる場面に感じられるのは私だけだろうか。。。
  • 西遊記 1
    以前、高藤聡一郎が、(西遊記の著者とされている)呉承恩が仙道の達人であり、西遊記自体も仙道書であることをムーで書いていた。

    もちろん、この本は「李卓吾本」を底本にし、呉承恩の名は柵去されており、訳者は「著者複数説」を主張している。が、完訳版がこれくらいしかないので。
  • 西遊記 1
    孫悟空誕生から西への旅まで知らなかった内容が多く、その魅力にとりつかれたましたw一気に読みたくなる、でも終わって欲しくないワクドキ冒険ものでした!
  • 西遊記 10
    三蔵法師がめちゃくちゃ善人で旅の途中の困ってる人のふりをした妖怪を助けると必ずその妖怪に食べられそうになる。悟空が活発でけんかっぱやいし、沙悟浄はせこいし猪八戒は食いしん坊でどんくさい。仏教の言葉がたくさん入っているし西遊記という活劇を通して仏教の勉強をしているような感覚で読んでいた。西遊記からした...続きを読む
  • 西遊記 1
    中国古典文学。もーなんて健気でいじらしいのかしらこの猿は!あれだけ尽くしているのに事あるごとに疑われちゃったりして、それでも一所懸命なんだものかわいいったらありゃしません。全10巻なんてすぐですよ。
  • 西遊記 1
    言わずとしれた、坊主・猿・豚・河童の珍道中記・・・。なんていう浅いものではなく、これは非常に奥深い物語。

    組織論、リーダーシップ論を学びたい人に実はお勧め。
  • 風水 ――中国哲学のランドスケープ
    開始:2023/4/22
    終了:2023/5/1

    感想
    風水とは何か。自然をあるがままに捉えるのではなく人間の生活と両立できるように整えるもの。影響は消えない。今後も数百年に渡り残り続ける。
  • 『西遊記』XYZ このへんな小説の迷路をあるく
     中野美代子では『孫悟空の誕生』『西遊記の秘密』を読んでいる。それらとカブることもない、汲めども尽きせぬ『西遊記』の奥深さ。
     龍門石窟寺奉先寺の羅漢像が、実在の玄奘三蔵の顔つきを伝えているという指摘はロマンがある。
     沙悟浄のモデルといえる深沙大将立像が、本国で失われ、わが国に現存しているのは幸運...続きを読む
  • なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか?
     つたないイラスト、誰だろうと思ったら坂田靖子。お見逸れしました。
     難解な「『西遊記』XYZ」の後なので、復習を兼ねてサクサク読める。
     通天河を渡る亀の背に乗ったパーティーが魔方陣を構成しているとは面白い。『西遊記』を編んだ匿名グループはカバリストのような集団か。