中野美代子のレビュー一覧

  • 西遊記 8
    悟空が菩薩や如来に助けてもらうということがパターン化してきた。さらに三蔵が弱々しい描写が多くなてきたと思われる。
  • 『西遊記』XYZ このへんな小説の迷路をあるく
    植物図鑑とか駄洒落とか、『西遊記』って原本を中国語で読めばもっと面白いってこと?
    西遊記の違う一面が知れて面白かった!
    あと三蔵法師を女性だと思っている日本人は本当にいるのか。
    自分の周りにはいないから疑問だ。
  • 『西遊記』XYZ このへんな小説の迷路をあるく
    中国四代奇書の一つで日本人にも人気のある『西遊記』を、日本語訳した中野美代子氏が独自の視点で分析。
    題材である実在の三蔵法師・玄奘の旅から、物語が成立してゆく過程、完成した時の時代背景の影響などが述べられています。
    作品自体は荒唐無稽なファンタジー冒険物語ですが、実は中国語のダジャレがふんだんに盛り...続きを読む
  • 西遊記 5
    どうしてこんなに何度もあるのに、八戒のいうことの方を信じるんだろう、三蔵さんは…。

    悟空偉いなあ。
    それでも師匠を思う気持ち、助けだせる実力。
    なんだか普通に偉くてかっこいい。

    ラストはなかなか孫悟空ピンチ、だったので、
    次巻の展開が気になります。
  • 西遊記 10
    読み終わりました。
    長かった。
    でも、面白かった。


    読めば読むほど、奥の深い話なんだな、と。
    素人には上っ面把握するだけでも大変でした。
    目出度くお経も貰えて、良かった。

    私の知っているラストは、着いたと思ったらまだまだだった、
    頑張ろう、というようなものだったのだけれど
    結構普通にもらえたの...続きを読む
  • 西遊記 1
    中国でとても有名な本です、唐の太宗のとき、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)が国禁を犯して出国、困難を克服してインドに取経旅行した史実は、唐代に早くも伝説化された。
    とても面白いで、中国で、子どもから、老人まで、みんな好きです。
  • 西遊記 6
    キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
    ニセ孫悟空!
    大河ものはこうでなくちゃ。
    ますます三蔵法師のダメぶりが晒される巻。
  • カニバリズム論
    我々はまさに〝気が狂ったネズミ〟
    ヒトは〝直立した殺戮ザル〟と呼ばれるにふさわしい
    辛辣ぅー!

    世界各地の食人鬼のいろんな実例を淡々と列挙してて、こういうのが1番いいんだから
  • カニバリズム論
    以下4点がキッカケで読む事になった『カニバリズム論 』(中野美代子)

    ❶『フォギーフット2』(紗与)読んでて出てきたワード【カニバリズム(人が人の肉を食べる事)】が気になり、

    ❷⑴『ロビンソン・クルーソー』(デフォー)で、主人公が無人島生活をしている時に、カニバリズムな野蛮人が描かれていたシーン...続きを読む
  • なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか?
    すんごい難しい〜〜〜。
    色々数字のこだわりがあったり、悟空の金属の性質とか、河童と山童・龍王と馬の関係とか、四神・十二支と方角との関わりとか、色んな要素が複雑に絡み合っている難解なお話だということは分かった。
    まだ消化し切れていないことが多すぎるので、西遊記を読みつつまた見返せるといいなぁ。
    あとが...続きを読む
  • カニバリズム論
    40歳頃のエッセー集。
    中野先生は『西遊記』の注でも「蹴鞠の技の訳が分かる方は連絡ください」みたいに書いてたけど、この本でも『「良識」よりもカニバリズムに感応する』のように述べていて、正直で素晴らしいと思った。
  • 風水 ――中国哲学のランドスケープ
     19世紀の宣教師が個人的興味で収集した内容ではあるが非常に体系的にまとめられている。いわゆる科学的アプローチによる考察であり、最終的には風水を迷信と結論付けてはいるものの、その科学的アプローチのおかげで風水の形が明らかになっている。一方、迷信と決めてかかっているせいでいくつかの見落としもあるように...続きを読む
  • 西遊記 5
    次から次へと妖怪に出会う三蔵と弟子たち。三蔵の肉を食べると不老不死になるとのことで、妖怪たちが三蔵に襲い掛かる。菩薩さまや天海地の神の助けも借りつつ、妖怪たちを次々と倒していく孫悟空。元祖ロールプレイングゲームって感じ。
  • 西遊記 4
    少し間が空いてしまったが、4巻に突入。ちょうど、この4巻から訳者が小野忍さんから中野美代子さんへ代わったという過去もあったのだそうです。
    (その後、1~3巻についても、中野美代子さんの訳が出たんですね)
  • カニバリズム論
    社会学・哲学の本ではなく、文学に属する評論的エッセイ集である。
    「カニバリズム」つまり人肉嗜食に惹かれる著者は澁澤龍彦などと通じる傾向が見られるが、澁澤なんかよりもずっと学識豊かで、冷静なまなざしを持っている。
    中国の文学と歴史に詳しい著者の記述は、中国について非常に疎い私から見ると魅力的で、なかな...続きを読む
  • なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか?
    西遊記の数字にそんなに意味があるとはなー。
    ぱっと見「ん?こじつけでは?」と感じてしまうけど、たぶん正しいんだろうね。
    軽い文体だけど、内容は多岐にわたり、実はかなり中身がつまった良書。
  • なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか?
    西遊記を訳した人が気づいたトリビア~孫悟空は金属質であるにも関わらず金属が苦手,武器として如意棒を手に入れた時も金箍が嵌っているために己のものとすることができた。自由度,金属度という観点から西遊記を解剖~九九の面白さとカプレカルのループ。猿はテナガザルで仙的なものと見なされたが,西遊記が大衆文化とし...続きを読む
  • カスティリオーネの庭
    清の乾隆帝に宮廷画家として仕えた宣教師 郎世寧(カスティリオーネ)が同僚と一緒に西洋庭園を築き上げる物語

    物語は、苦心して築いた西洋楼庭園の噴水台座の中から白骨死体が発見されるところから始まる。
    皇帝一族と指示されて描いた絵画の謎なども提示され、終盤、一気に謎が明かされていく。

    キリスト教弾圧で...続きを読む
  • 西遊記 2
    やっと悟空と八戒が出てきて旅が始まったので、面白くなってきました。
    知っているエピソードも出てきて、ひと安心。
    実は私、三蔵の乗っている馬が竜だったなんて、結構最近まで知りませんでした。

    三蔵が結構我儘に思えるのは私だけなのでしょうか。
    徳の高いお坊様も人間ってことなのか。
    三蔵法師に限らず、神様...続きを読む
  • 西遊記 1
    西遊記って、なんとなくサワリは知っているものの、きちんと知らないなって思ったので
    読んでみようかと。

    どうも私は信心深くないからなのか、悟空よりも神様たちの方が
    ひどいことをしてるようにしか思えない。
    ドラマなんかでは、孫悟空はいたずら放題したので罰として、
    と一言で済まされてるけど、
    その悪事の...続きを読む