作品一覧

  • 暗闇へのワルツ
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    ルイスは天にも昇る心地でいた。通信交際会に紹介されたジュリアという女性との手紙のやりとりが実り、彼は結婚することになったのだ。そして今日が、花嫁を乗せた船が着く日だった。だが、目指すジュリアの姿がない。狂ったように人ごみを探すルイスを待っていたのは、見も知らぬ、しかし、楚々たる美女だった! 限りなき転落へのワルツを予告するかのように……ムードとサスペンスの巨匠が悪女の美しさを描いた野心作。
  • 死者との結婚
    4.0
    1巻770円 (税込)
    一枚の切符、五ドル紙幣、そしてお腹の中にいる赤ん坊――それがヘレンのすべてだった。男に捨てられた傷心を抱き列車に乗った彼女にとって、前の席で楽しそうに語らう若夫婦と寄るべもない現在の自分との落差はあまりにも大きかった……彼らは親切にしてくれ、ヘレンの心も次第になごんでいった。だが、列車転覆という思わぬ事故でヘレンの運命は一変した。不思議な運命の糸に操られた女の辿る物語を流麗な筆致でつづる!
  • 幻の女〔新訳版〕
    3.4
    1巻1,540円 (税込)
    妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった! 迫りくる死刑執行の時。彼のアリバイを証明するたった一人の目撃者“幻の女”はいったいどこにいるのか? 最新訳で贈るサスペンスの不朽の名作。

ユーザーレビュー

  • 暗闇へのワルツ

    Posted by ブクログ

    まさかアイリッシュがこんな悲恋の物語を書こうとは思わなかった。
    冒頭、別人になりすました若き淑女の登場から、度重なる齟齬から発覚する、花嫁入替りの事実。その事実が発覚すると同時に主人公の巨万の富を持ち出して逃亡する花嫁。復讐の鬼と化した主人公は1年と1ヶ月と1日を費やし、とうとう彼女を捕まえる。しかし、そこで彼女の巧みな話術によって誑かされ、結局彼女とまた2人の生活を始める。それが彼の正に人生の大きな過ちの始まりだった。
    花嫁の捜索を頼んだ探偵を自ら殺めることで闘争の日々が始まり、拠点を転々とし、ついに私財も底を尽く。彼女に唆されて博打ぺてんを仕掛けたものの、呆気なくばれて、ついに一文無しにな

    0
    2021年01月17日
  • 暗闇へのワルツ

    Posted by ブクログ

    「幻の女」読んで以来、一時期読み漁った作家さん。ストーリー展開は大体いつも同じパターンなのに引き込まれるし、心理描写も興味深いし、表現もなんとも叙情的でロマンチック。美しい言葉、セリフ回しにため息がでます。ヒロインの正体が判明するまでの話だとデュ・モーリア風ですが、この作品ではその後の展開がメインになります。悪女の道徳観念の欠如や狡猾さが分かっているのに、それでも読者も惹きつけられる。それこそルイスのように、理屈じゃなく彼女が彼女であることに魅力があるんです。こんな女性を描ける想像力と文章力。いつまでも読み継がれていってほしいです。

    0
    2009年10月04日
  • 幻の女〔新訳版〕

    購入済み

    幻の女

    最後までどうなるのか想像がつかない作品でした。
    大抵この手の作品はなんとなくオチが想像できてしまうのですが、これは私には想像外でした。
    後半は飽きない展開で読み進めたくなりました。

    「冤罪」という’もし自分だったら‥’という、なんとも心落ち開かない気持ちが同居していました。
    絶体絶命な状況からどう展開されるのか…先が気になり止まらなかったです。

    この作品を読んで、作家とは四六時中構想で頭がいっぱいなんだろう、やはり特殊な職業だと再確認した作品でした。

    #怖い #深い #ドキドキハラハラ

    0
    2023年05月17日
  • 死者との結婚

    Posted by ブクログ

    あぁまた一気してしまった。ウィリアムアイリッシュはサスペンス小説の巨匠なのだが、私は最も好きな恋愛小説家は誰かと問われればアイリッシュと答える。彼の描く男女はいつも甘く切ない青春ど真ん中なのだ。そういう面で一番は暁の死線。幻の女も言うまでもない。殺人現場というドキドキのシチュエーション、揺れる心理、言えない秘密、逃げるふたり、それらは恋愛を引き起こすきっかけでしかない。まだ読んでなかった『死者との結婚』を読む。ニューヨーク行きの列車に一人乗った身重の貧しいヘレンは博打打ちの夫に捨てられ今後の不安に打ちひしがれていた。彼女にヒューとパトリスという婚約中の裕福なカップルが優しく声をかけてくれる。し

    0
    2020年11月22日
  • 暗闇へのワルツ

    Posted by ブクログ

    ここまで悪女ぶりを書ききるとは・・・。
    なんとなく映画「カサブランカ」に雰囲気が似ているかな。こっちの方が完全なる愛憎劇という感じでしたが・・・
    こちらも映画化されてるようで、機会があれば是非観てみたいです。

    0
    2009年10月04日

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