作品一覧

  • 幻の女〔新訳版〕

    幻の女〔新訳版〕

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,540円 (税込)
    妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった! 迫りくる死刑執行の時。彼のアリバイを証明するたった一人の目撃者“幻の女”はいったいどこにいるのか? 最新訳で贈るサスペンスの不朽の名作。
  • 暗闇へのワルツ

    暗闇へのワルツ

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,056円 (税込)
    ルイスは天にも昇る心地でいた。通信交際会に紹介されたジュリアという女性との手紙のやりとりが実り、彼は結婚することになったのだ。そして今日が、花嫁を乗せた船が着く日だった。だが、目指すジュリアの姿がない。狂ったように人ごみを探すルイスを待っていたのは、見も知らぬ、しかし、楚々たる美女だった! 限りなき転落へのワルツを予告するかのように……ムードとサスペンスの巨匠が悪女の美しさを描いた野心作。
  • 死者との結婚

    死者との結婚

    小説・文芸

    4.0
    1巻770円 (税込)
    一枚の切符、五ドル紙幣、そしてお腹の中にいる赤ん坊――それがヘレンのすべてだった。男に捨てられた傷心を抱き列車に乗った彼女にとって、前の席で楽しそうに語らう若夫婦と寄るべもない現在の自分との落差はあまりにも大きかった……彼らは親切にしてくれ、ヘレンの心も次第になごんでいった。だが、列車転覆という思わぬ事故でヘレンの運命は一変した。不思議な運命の糸に操られた女の辿る物語を流麗な筆致でつづる!

ユーザーレビュー

  • 幻の女〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    おもいっきり作者の罠にはまってしまった。
    久しぶりに推理小説のトリックに驚きました、若かりし頃読んだクリスティのアクロイド殺しやオリエント急行殺人事件を読んだ時いらいかもしれません。最近は推理小説をよんでも謎解きにこだわらず、物語を楽しむようにしていたので余計にそう感じていたのかもしれません。
    探偵役のロンバートが歌手のメンドーサには下手から、ケティーシャには上手から攻略します。私は彼の成長を楽しく読んでいたのですが、その頃には作者にとって理想的な読者になっていたのです。
    幻の女に対する幻想が読んでいくうちにどんどん変化して、最後には予想もしない本性をあらわします。一気読みしてしまう面白さがある上に、こころの中に濃い満足感がのこる小説です。

    0
    2026年10月06日
  • 幻の女〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    とんでもなく面白かった!
    古い作品だが、ハラハラドキドキの展開。
    主人公の無実を証明してくれる「幻の女」は誰で、今どこにいるのか?なぜ誰もそんな女は見なかったと証言するのか?そして真犯人は?というメインストーリーが非常によいミステリーになっている。最後まで犯人が分からず、そして見事に真犯人のミスリード(絶対ミスリードするように描写されてますよね?)に引っかかった笑
    トリックや推理部分は実は全然複雑ではなくむしろアッサリしている。
    でもトリックのみではなく、この一連の出来事を非常に緊迫したストーリーとして読ませる描写力にとても引き込まれた。

    そして、アイリッシュの文章の上手さ。
    「高架電車が、通りの向こうを地蛍(つちぼたる)のようにのたくり這っていた」
    「頭上にまばらに並んだ電灯の薄汚れた黄色い光りのもと、ふたりは水槽の中を物憂く泳ぐ2匹の魚のようだった」
    文章がオシャレだしまるで舞台を見ているかのよう。

    翻訳もので日本語文体がぎこちなくて意味が取りづらいとき、元の文章がこんななの?翻訳家が上手く日本語に訳せていないの?と常々思っていたけれど、色々海外小説を読んで来て最近、おそらくほぼ前者で、作家の元の文章のせいなんだろうなと言うことが最近思えて来た。
    訳者後書きを読んでもわかるように、ウィリアム・アイリッシュの英文文章自体がとんでもなく上質のようだ。それをまた再現出来るよう最大限に日本語化してくれる翻訳者の方々も素晴らしいです。

    0
    2026年08月19日
  • 暗闇へのワルツ

    Posted by ブクログ

    原因を外に向けるのではなくて、自分の内面に向けてるところが小説だな。彼女はとても悪くて、理論ではとてもかなわないんだけど、夫婦喧嘩のところは泥試合で理論じゃないなといったところだろう。正義と愛と犠牲者の前に二人は敗北するが、かけがえのないものを力を振り絞りながら逃亡する先に見いだすのであった。

    0
    2026年07月22日
  • 幻の女〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    東西ミステリランキング上位作品だけあり、読みやすく面白く、なにより文章が美しい。
    一節一節の翻訳に赴きを感じた。
    初手30ページで虜になりました。
    幻の女、、出会ってみたい、、

    0
    2026年04月11日
  • 幻の女〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    海外文学は翻訳によっては読みにくいなと感じることもあり読むのを躊躇していたけれど、読みやすかった。

    探せども見つからない幻の女、なぜか誰も見ていない誰も覚えていない。
    もしかして主人公の幻覚?それとも女じゃない?など色々と考えてしまうし、死刑執行までどんどん日にちが迫ってくる緊張感。
    なぜ妻は殺されたのか、犯人は誰なのか…
    そして、幻の女は見つかるのか。
    最後まで展開が気になり読む手が止まらなかった。

    0
    2026年02月13日

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