作品一覧

  • 日本語はひとりでは生きていけない(集英社インターナショナル)

    日本語はひとりでは生きていけない(集英社インターナショナル)

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻2,673円 (税込)
    日本語は、いつも上位言語を欲してきた。 その歴史は、漢字への原点回帰と反発、英語への憧憬と揺り戻しという相克の歴史だ。 ヤマト王権による漢字導入と漢文公用語化から、『古今和歌集』『平家物語』『梁塵秘抄』などの古典を検証し、英語やフランス語を国語にしようとした森有礼や志賀直哉の真意に迫る。 そして現代。アメリカ語の影響下で新たな文体を獲得した村上春樹、歌詞に五か国語を織り交ぜる桑田佳祐・・・。その時代の中国・欧米との距離感に即し変化する、日本語の魅力を語る。
  • ピノッキオの冒険

    ピノッキオの冒険

    小説・文芸

    4.1
    1巻924円 (税込)
    一本の棒っきれから作られた少年ピノッキオは、誘惑に屈してばかりで騒動に次ぐ騒動を巻き起こす。父ジェッペットさんをはじめ周囲の大人たちを裏切り続ける悪たれ小僧の運命は? 19世紀後半イタリア国家統一の時代、子どもに対する切なる願いを込めて書かれた児童文学の傑作。
  • 開高健短篇選

    開高健短篇選

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,298円 (税込)
    ノンフィクションや釣魚紀行など様々な分野に多芸多才ぶりを発揮した作家,開高健(1930―89).その創作の原点である短篇を,文庫としてはこれまでにない規模で精選・収録.デビュー作,芥川賞受賞作から,ヴェトナムでの戦場体験や阿片吸引をモチーフにした中期の傑作をへて,死の直前に書き遺された絶筆まで,作家の生涯を一望する全十一篇.

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  • 今昔物語集

    今昔物語集

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,738円 (税込)
    芥川龍之介『鼻』『羅生門』の原話のみならず、エロに下卑た笑い、有名人の噂にスキャンダルの宝庫! 平安時代末期の民衆や勃興する武士階級、人間味あふれる貴族、僧侶らの姿をリアルに描く、「美しい生ま々々しさ」(芥川)に満ちた日本最大の仏教説話集。「仏教」説話だから抹香臭いお行儀の良い話が集められているかといえば、大違い。この世のありとあらゆる「業」にまつわる面白い物語が目白押し。
  • 一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本

    一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    ★名著を名解説で楽しむ! 「芥川&三島」W受賞作家にして、“読書の達人”大岡玲による知的興奮に富む書評エッセイ! カフカにマルクス、司馬遼太郎。水滸伝からゴルゴ13……。誰もが名を知る古典や文豪の名作は言うに及ばず、埋もれたノンフィクションの佳作から、各分野の専門家たちの労作、そして古今の人気漫画まで。混迷の時代に読むべき名著・傑作を網羅。そこに展開される話題のレパートリーの多彩さは、博覧強記の作家の面目躍如だ。 ★優れた書評は文学であり、鋭い時評でもある――。 稀代の読書家が紡いだ100話に及ぶ手練の時評は、必ずや読んだ者の心と知性を揺さぶるはず。令和元年5月から始まった「日刊ゲンダイ」誌の連載コラムを元にまとめ上げた本書は、いわば、読書日記の形で語った令和のクロニクルとしての一面を併せ持つ。コロナ禍に始まり、ウクライナ紛争や安倍元首相銃撃など激震が続いたこの3年半に思いを馳せて読み進めれば、時代を照射する著者の深い洞察を改めて感得できることだろう。 ★100書評、読んでから読む、100名著。 “書評の匠”による名著を読み解くプロセスは、本を読む楽しさ、学ぶことの悦楽を改めて教えてくれます! 一読すれば、「時代」と「世界」への理解が深まること請け合い。 Part1 知恵と知識の博覧会! 専門家の著した傑作 29編 時には専門家の書いた傑作で「知ったかぶり」も悪くない/歴史とは探検・探索するもの。最後に闇が残るのも、悪くない/言葉の重みに真正面から取り組む/科学は実に愉快である  Part2 やっぱり凄い古典的名作 26編  名作を再読する悦楽。そこには必ず発見がある/混迷の時代の今だからこそ、あらためて読みたい古典/ 古代中国のロマンに思いを馳せる Part3 この世界のリアルを描く 21編  この時代に生きる人々を観察し、記録し、考える/複雑にして怪奇な世界を読み解く/政治を政治家だけにまかせてはいけない/ユニークな戦争モノを掘り起こす Part4 人生の愉しみを語る 11編  人はなぜ旅に魅かれるのか/呑んで、食べて、愛して/芸能界の面白さは、洋の東西を問わず Part5 作家の魂に触れる 13編  本の中の登場人物に惚れる/この著者の意気地が好きだ/懐古から予見まで。数奇な作品に光を当てる
  • 決定版 日本グルメ語辞典(小学館文庫)

    決定版 日本グルメ語辞典(小学館文庫)

    小説・文芸

    3.0
    1巻561円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 “キレ”からはじまって“グルメ”に至るまでの、料理、味を形容する独特で優れた言い回しを選び、深い考察と、身近な用例で優しく面白く解析探究したエッセイ集。思わず吸い込まれるグルメ語の世界。この1冊であなたもグルメ語の達人。
  • 新編 ワインという物語 聖書、神話、文学をワインでよむ

    新編 ワインという物語 聖書、神話、文学をワインでよむ

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,320円 (税込)
    本書は、聖書や神話などの物語を「大洪水のあと、ノアは酔っぱらった」「ワインに溺れて滅んだローマ帝国」など、ワインを切り口に、古典文学を現代人にも身近に感じさせる内容で読み解く新機軸の解説書&エッセイ集。 2000 年に文春新書から発行された『ワインという物語 聖書、神話、文学をワインでよむ』の増補改訂復刻本です。 芥川賞作家としても知られる著者は、「――ワイン好きの英国作家コリン・ウィルソンは、人類の文明は酒に酔うことなしには始まらなかった、とまで言っていて、私もそれに賛成である――」「――西欧文学の根底には、常にワインの香りが漂っている――」と記すように、難しいと敬遠しがちな古典文学も「ワイン」という視点から眺めれば、もっと面白さが増すのではないかと読者を導いてくれる。 著者の歯に衣着せぬ、肩肘張らないほろ酔い談義的な解説はユニークで、ワインを嗜むように一杯、もう一杯と読み進むうちに、いつしか古典の面白さに酔いしれるはず。 身近な酒「ワイン」を通じて、紐解く古典の魅力や新たな発見を、ワイン片手にお楽しみあれ。 各章末掲載の古典作品にちなんだ試飲対談コラムもワインファン必読。 【目次】 第一章 大洪水のあと、ノアは酔っぱらった 『聖書』 第二章 ギリシアの神々はわがままだった 『イーリアス』『オデュッセイア』 第三章 生の根源はディオニュソス 『バッコスの信女』 第四章 ワインに溺れて滅んだローマ帝国I『アエネーアス』とホラティウス 第五章 ワインに溺れて滅んだローマ帝国II 『サテュリコン』 第六章 ワインと聖杯伝説とイギリス人 『アーサー王の死』 第七章 愛はすべてを征服すI 『カンタベリー物語』 第八章 愛はすべてを征服すII 『デカメロン』 第九章 おいらはすっぱいキリスト教徒 『ドン・キホーテ』

ユーザーレビュー

  • 日本語はひとりでは生きていけない(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    日本語は、外国人から見ると難解で習得が難しい言語だとよく言われる。
    多くの漢字に音・訓の多様な読みがあり、「これが正しい日本語表記である」という正書法も確立しておらず、文法も厄介だ。さらに欧米人にとって、日本語は論理的な正確さよりも表現の情緒性を得意とする「曖昧さ」を特性とするため、「はじめに言葉ありき」の文化から見ると、非常に理解しにくいものに感じられるようである。
    しかし著者は、日本語の歴史を辿ることで別の側面を照らし出す。日本語は絶えず外国語(古代の漢語、近代以降の欧米語)の影響に晒されながらも、書き言葉や話し言葉を工夫し、変遷を重ねてきた。そうして論理的性格を向上させると同時に、「やまとことば」が持つ情緒性も兼ね備えた豊かな言語へと成長を遂げたのである。まさに日本語は、他者(外国語)なしには「ひとりでは生きてい」けず、成長もできなかったのだ。
    だが、言語としての豊かさと裏腹に、複雑で曖昧性の強い日本語は、日本人であっても海外に長く滞在すると(特に子どもは)現地の言葉に馴染み、母語である日本語を喪失してしまうことが多いという。また、英語スタンダード化が進む現代世界において、日本語は複雑でローカルな一言語として、見向きもされなくなるのではないか。
    著者は、このような状況に追いやられる日本語の未来に強い危機感を持つ。そしてこの危機を打開するため、学校教育における国語教育に対して、少々現実離れしてはいるものの、非常に魅力的で大胆な提案を行っている。
    個人的に本書は、日本語に対する新たな認識を次々と与えてくれる刺激に満ちた一冊だった。
    例えば現在、日本語の文章に英単語をそのまま混在させることが一般化しており、その先駆けとして「ルー大柴語」などが親しまれたが、最近の技術や社会情勢のカタカナ語に戸惑いを感じる人は多い。しかし本書を読むと、古代においても、漢語を和訳(訓読み)せずそのまま文章に組み入れていた時代があり、教養のない庶民が「雰囲気はわかるが正確な意味が把握できない」と困惑していた姿が描かれる。現代のカタカナ語への戸惑いが、実は1000年以上前の先人たちの姿と重なるという気づきには、実に新鮮な意外性があった。
    取り扱うテーマ自体は学術的な硬さがあるものの、文章表現はできるだけ柔らかく、ユーモアを交えながら書き進められており、著者の語り口にも大いに好感が持てる作品である。

    0
    2026年07月08日
  • 日本語はひとりでは生きていけない(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    日本語の今までと、これからが丁寧にわかりやすく説明されている。日本語の持つ宿命と、さまざまな人の挑戦、そしてJ-POPの持つ可能性まで、深く広く日本語論が論じられていて、間違いなく名著。
    400頁を超える分量なので、読むのに時間はかかるけれど、かけた時間だけの満足は得られる。

    0
    2026年05月16日
  • 日本語はひとりでは生きていけない(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    この本を読む前に、表題から想像したのが現代日本語が成立する過程で漢語や英語などの外来語を借用、翻訳しながら成立していく様子を書いた本かと想像してた。
    読んでみると想像のはるか上を行く内容であった。もちろん言葉や概念の吸収といった事はあるのだが、いかにして書き言葉としての日本語が成立したかと言うことについて、もっと深く書かれた本であった。(このように書いてしまうと、日本語の文体の本の話になってしまうが、書き言葉と話し言葉は手をとりあって進展していくので、私たちが少し難しいことを話すときに話し言葉なのに書き言葉風になってしまうので、これは文体の話だけではなく、日本語全体の話となると言うわけである。)
     日本語の歴史を振り返ってみると、日本書紀は漢文で書かれており、古事記は倭仮漢文体、万葉集は万葉集仮名で日本語で書かれるといった具合に正書法などない、黎明期だから正書法(正しい日本語の書き方)がなかったのかというと実は歴史を辿れば正書法などずっとない。源氏物語は源氏物語の文体で、伊勢物語はこれまた独自の文体、ずっと時代が下って黄表紙は黄表紙というふうに自由闊達に文章は書かれてきた。正書法があったのはもちろん漢文で、その中には正しい漢文と日本語風漢文とあった。
    国家として日本語をどうするべきかと考えていたのを知る手掛かりの一つに勅撰集がある。
    最初の勅撰漢詩集懐風藻から古今、新古今と10程の和歌集が編まれた。
    古今集には真名序と仮名序があり、その内容はほぼ同じである。しかしその内容を仔細にみると(以下引用)
    仮名序の〈ことわざ繁きものであるというのは、単に人は様々な行為を絶えず行っているというニュートラルな認識である。その行為によって「心に感じたことを見たこと、聞いたことに寄せて、言い表したものが和歌である」と述べているのである。しかし、「真名序」のほうは「人間たるもの何もしない状態でいることができない。そのため思考は絶えず変転し、哀歓は入れ替わる。その時感動が気持ちの中に生まれ、言葉が和歌になって現れる」というような意味合いであり、「仮名序」よりも説明が緻密で論理的である。言い換えれば理屈っぽい。「無為」「志」といった漢字が背負っている「中国文明」臭も含めていくぶん大げさとも見える。)引用終わり
    というふうに日本語の書き言葉と漢文の書き言葉ではそもそも役割が違うことが見て取れる。
    その後、平家物語、太平記、などを経て江戸時代に文化の爛熟期を迎えるのだが、このあたりになると漢文体は生き残っているものの、大衆化することで漢文風から口語体まで硬軟様々な文章が現れる。
     その後、明治維新が起こり外国の概念が奔流すると、その際に言文一致の程度が甚だしい外国語に触れる事で、啓蒙のための文章という言文一致運動が起こる。明治の文章は現代の我々にとって江戸時代の文より読みやすくなったのであった。その明治の中でもどういう文体が良いかという試行錯誤があり、志賀直哉あたりで完成されたような見事な文章が書かれるようになる。
    ところが志賀直哉本人は晩年、日本語はダメな言語で日本人はフランス語を国語とすべきという考えを
    抱くようになったそうである。これはさしずめ「日本選手権を制した柔道家にインタビューしたら、武道はやっぱりプロレスだねぇ』と言われるほどの衝撃である。この日本語を外国語に転化するという考えはもちろん実現しないのだが、戦後になっても日本語の文語と口語の乖離とお互いに照応するという関係は続いているのである。


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    2026年03月16日
  • 今昔物語集

    Posted by ブクログ

    544P

    古典の授業で読んでた時は時間かかったけど、光文社の現代語訳で読んでる今昔物語面白すぎる。今昔物語は11世紀平安時代に生まれたらしいけど、源氏物語も平安時代に書かれたし、王朝時代に素晴らしい文学が出来るって世界共通なのかな。今昔物語は芥川龍之介が創作の源にしたらしいけど、あの芥川龍之介さえ、何かのパクリをしてるって考えると完全なる独創したものなんて無いんだろうね。創作はファンアートって言うもんね。

    芥川龍之介『鼻』『羅生門』の原話のみならず、エロに下卑た笑い、有名人の噂にスキャンダルの宝庫! 平安時代末期の民衆や勃興する武士階級、人間味あふれる貴族、僧侶らの姿をリアルに描く、「美しい生ま々々しさ」(芥川)に満ちた日本最大の仏教説話集。「仏教」説話だから抹香臭いお行儀の良い話が集められているかといえば、大違い。この世のありとあらゆる「業」にまつわる面白い物語が目白押し。

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    2025年03月05日
  • ピノッキオの冒険

    Posted by ブクログ

    ディズニーのアニメのようなキラキラしたのは一切なく、大人も学ぶ事の多い本だった。
    ディズニーのをイメージすると、奈落の底へ突き落とされる。
    自分を律していく事の難しさと、様々な困難や誘惑を周りの良い大人たちに教わりながら沢山の教訓を学び、人間らしく成長していく過程が主になってるけど、1人じゃ生きていけないという事と、またそれが子供のピノッキオだから自分もまだ遅くないのかもしれないという希望が持てた。
    親になる前の大人にも薦めたい一冊。
    親とは何か、大人が子供にしてやれる事は何か。
    また子供とはどんな生き物なのか。
    様々な視点から沢山の教えを貰った、良い本だった。

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    2024年02月13日

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