宮竹貴久の作品一覧
「宮竹貴久」の「恋するオスが進化する」「「先送り」は生物学的に正しい 究極の生き残る技術」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
擬死行動をめぐる謎解き。その研究の展開に胸躍る。
ファーブルが『昆虫記』のなかで1章を割いているヒョウタンゴミムシダマシの「死んだふり」。被食を避けて生き延びるための戦略という予想はなんとなくつく。しかし、ファーブルはいろいろ実験をしてみたが、決定的な結論を得ることはできなかった。
個体差が大きかったのかもしれない。そう考えた著者は、同じように擬死するコクヌストモドキを用いて、この行動が顕著な個体とそうでない個体をそれぞれ掛け合わせ、ロングとショートの系統を作り上げる。ここから研究は大きく展開する。擬死行動とほかの行動特性のトレードオフの研究、擬死行動に関与する神経伝達物質の特定、2系統のDN