豊島与志雄の作品一覧
「豊島与志雄」の「お月様の唄」「最近の菊池寛氏」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「豊島与志雄」の「お月様の唄」「最近の菊池寛氏」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
貧困、善と悪、宗教について深く考えさせられた本。
お腹を満たすことのできない時代に、本人も望んでいなかったであろう犯罪に手を染めてしまう悲しみ。自分と家族を守りたいが為に、願ってもいない暗い人生へと転落していく姿。時代背景や取り巻く環境が与える影響の大きさに、個の無力さを感じてしまう。
はたまた、ミリエル司教の持つ善の心はあまりにも眩くて、全てをゆるすあの心の大きさったら。ジャン・バルジャンの心を大きく変える出来事の先は、マドレーヌ氏として市を盛り上げたことで多くの人々の生活を支え、命をつなぐ数々の場面へと繋がっていく。コゼットやマリユス、色々あったけどジャヴェール然り。1人の司教の教えが、
Posted by ブクログ
古典文学のコミカライズ
原作や映像等見たことがなく、今回初見でした
貧困からくる家庭内の圧にはじまった不法行為から
立て続いたトラブルに対して
寛容な言葉をかけられたことで更生を志す主人公の物語
変わるきっかけを得られるというのは
とても幸運だと思う反面、
善行がことごとく報われない結果に終わるという
理不尽さがよく描かれていました
また、どんなに反省しても過去の罪が許されない、
「リセットできなさ」について考えさせられました
命の大切さが一層声高に呼びかけられる昨今
更生者の未来をどうやって保証できるのか
現代も続く課題を提起する作品を
新井先生の少年漫画ながら重厚感ある絵とともに学