作品一覧

  • 新訳 フランケンシュタイン
    値引きあり
    4.0
    1巻523円 (税込)
    若く才能あふれる科学者、フランケンシュタイン。死者を甦らせることに情熱を注いだ結果、恐ろしい怪物が生み出されてしまう。愛する者を怪物から守ろうとする科学者の苦悩と正義を描いた、ゴシックロマン。
  • フランケンシュタイン
    4.4
    1巻781円 (税込)
    若き科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、生命の起源に迫る研究に打ち込んでいた。ある時、ついに彼は生命の創造という神をも恐れぬ行いに手を染める。だが、創り上げた“怪物”はあまりに恐ろしい容貌をしていた。故郷へ逃亡した彼は、醜さゆえの孤独にあえぎ、彼を憎んだ“怪物”に追い詰められることになろうとは知る由もなかった――。天才女性作家が遺した伝説の名著。
  • フランケンシュタイン
    4.0
    1巻220円 (税込)
    三大モンスターのひとつフランケンシュタイン。実は生み出した科学者の名前だった。その醜悪な姿から誰からも嫌われてしまう。遂には科学者へ復讐の憎悪を燃やすようになる。心まで怪物になっていく過程の心情が切ない。その本質はなんだったのか?誰かに愛して欲しい。友だちが欲しい。愛を求める姿に人間のエゴと科学のありかたを問う。世界中で何度も映像化、映画化された作品。読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • フランケンシュタイン
    3.8
    1巻550円 (税込)
    若く才能あふれる科学者フランケンシュタインは、死者を甦らせることに情熱をそそぐ。しかし、その結果生み出されたものは世にも恐ろしい怪物であった。その怪物は自らの孤独と悲しみから創造者フランケンの愛する家族を次々と襲ってしまう……愛する者を怪物から守ろうとする若者の苦悩と正義、醜く造られてしまった者の不条理な孤独と絶望の運命を描いた、壮大なゴシック・ロマン。
  • フランケンシュタイン
    -
    1巻660円 (税込)
    若き科学者フランケンシュタインは死者をよみがえらせることに情熱をそそぎ、身長八フィートの巨人をつくりあげる。だが、この怪物は、恐怖におののくフランケンシュタインの前から姿を消す。まもなくフランケンシュタインの幼い弟が絞殺され、罪もない少女が犯人として処刑される。それは、善意の報いに迫害を受けた醜い怪物による復讐の始まりだった。ゴシック・ロマンの代表作。

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  • フランケンシュタイン
    4.0
    1巻799円 (税込)
    11月も雨のわびしい夜、消えかかる蝋燭の薄明かりの下でそれは誕生した。解剖室などから各器官を寄せ集め、つぎはぎされた身体。血管や筋のひとつひとつが透けて見える黄色い皮膚。そして、茶色くうるんだ目。若き天才科学者フランケンシュタインが生命の真理を窮めて創りあげたもの、それがこの見るもおぞましい怪物だったとは! 無生物に生を与える実験の、しかしあまりに醜悪な結果に、彼はこの生き物を見捨てて逃げ去るのだが……。いくたの映画やドラマ、小説等を通じ、あまりに有名な不朽の名作。

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ユーザーレビュー

  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    無責任に産み出された命の苦しみを描く。いつまでも親を恨み、同時に親の愛を求め続ける怪物は、現実に存在するアダルトチルドレンや、愛に飢えた子どもたちを想起させる。命を産み出す以上は、どんな子であれ幸せにしようと尽くし、溢れんばかりの愛を注ぐ覚悟を持つべきだ。でなければ、出生への恨みと愛に飢えた、恐ろしくも悲しい怪物と化す。作者本人が、愛に飢えた幼少期を過ごし、命を産み出す能力を持つ女性だからこそ、描けたのだろう。不朽の名作、ここにあり。

    0
    2025年11月02日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    芹澤恵さんの美しい訳に導かれるように、久しぶりに夢中になって読んだ。

    最後まで自分のことしか考えないヴィクター・フランケンシュタインと、ただ愛されることだけを望む「怪物」。
    怪物のような愛への渇望が、他者への興味が、ほんの少しでもヴィクターにあったなら、結末は変わっていたと思う。
    姿かたちで人の内面を判断する軽薄さが最後まで悲劇をもたらすところも秀逸。
    「人を見た目で判断してはいけません」なんていうつまらない教訓ではなく、そうした軽薄さがどれほど深く人の心に巣食っているかを描き切る冷徹さがかっこよかった。
    さまざまな作品の下敷きになるのも納得の、不朽の名作。
    前人未到の場所への好奇心、名誉欲

    0
    2025年10月04日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヴィクターの人間らしい憎しみ、憎悪こそがホラー。
    ヴィクターの亡霊(ドッペルゲンガー)「怪物」の孤独からくる憎しみ、苦しみとの対比が読者をぞっとさせる。なぜか?
    この物語の怖さの本質は「怪物」の見た目の恐ろしさでもなければ、主人公の愛する肉身の数々の非業の死でもない。自分が生み出した生命に対する人間らしいエモーショナルな感情の熱情が怖いのである。明らかに自分に帰ってくる許すべき存在である「怪物」に復讐することに取り憑かれた「哀れな」マッドサイエンティスト、それがフランケンシュタインであり、人間とはそうでしかあり得ない臨場感に恐怖する。
    「怪物」の視点でこの原作を読むと、その眼差しの奥にアニミズ

    0
    2025年06月11日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フランケンシュタイン博士という科学者が、外見が醜く、身体能力が高く、感情と知性を持つ「怪物」をつくる。しかし、博士は、その外見を見て恐ろしくなり、逃げてしまう。怪物は、人間と関わろうとするが、その外見からひどい目に合う。そこで、自分と同じような醜い伴侶がいれば、自分の孤独も癒えるだろうと思い、博士につくってくれと頼むが、博士は二人が協力して人類に危害を加えるのではと考え断る。博士の周りの人間から始まり、最終的に怪物も含め全員死んでしまう。

    フランケンシュタイン=怪物のことだと思い込んでいたが、つくった博士の名前だったとは驚いた。

    博士は無責任だと思った。自分がつくったものを放り出し、噛みつ

    0
    2025年01月14日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    小学生時代、学校の図書室にあった児童向け版を読んでから、20年以上ぶりに読み返したら、胸に迫る原作の緻密な描写に改めて圧倒されました。

    人間の立ち入ってはいけない「禁忌」の境界線、自分という存在は一体何のために生まれてきたのかという人間の命題、外見から起こる差別など、200年以上前に書かれた作品であることが信じられないくらい、現代にも通じるテーマが多く取り上げられた文句なしの名作です。

    0
    2024年07月27日

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