柴村仁の作品一覧

「柴村仁」の「宵鳴」「夜宵」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

プロフィール

  • 作者名:柴村仁(シバムラジン)
  • 性別:女性
  • 出身地:日本
  • 職業:作家

2003年『我が家のお稲荷さま。』でデビュー。同作は第10回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞。『我が家のお稲荷さま。』シリーズ、『プシュケの涙』をはじめとする「由良三部作」などの作品を手がける。

作品一覧

  • 虫籠のカガステル 上
    -
    1~2巻1,782円 (税込)
    虫が蹂躙する世界に生きる少年少女の終末アクション! NETFLIXオリジナルアニメーション化作品、 待望のノベライズ上巻。 人が巨大な虫になる奇病[カガステル]が発症。 人類が、理性を失い、人を襲い続けるカガステルの“駆除”を認めたのは人口の三分の一が食い殺された後だった。 駆除屋の少年キドウは、“虫籠”で死にかけた男に、娘イリを母親の元へと連れて行ってくれと託される。 父の死を嘆き悲しみ、その場を離れようとしないイリにキドウは言い放つ。 「生きる気がないならここで死ね」 剣として生きる少年と、全てを失った少女が黄砂の地で出会い宿命に挑む。
  • 鳴夜
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    大晦日までの僅かな期間、日没とともに開き、日の出とともに閉まる、謎に包まれた市「細蟹の市」。手に入らないものはないといわれ、人々の欲望と幻想が妖しく交差する――。たった一人の市守り・サザによって守られ、永遠に続くと思われていたこの異形の市だったが、ある人物の来訪によって少しずつ破滅へと向かい始める……。
  • 宵鳴
    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らぬものはないといわれ、欲望と幻想が妖しく交わるこの場所も、しかし少しずつ衰退の兆しを見せていた。滅びの予感に身をゆだねながら、赤腹衆のサザは最後の市守(いも)りとして今年もまた仮面をつけ、夜ごと市を巡回する。そんな折、市に大道芸人の父娘が流れてきた。彼らはある呪いを解くため、「うろくづ」という不思議な道具を探しもとめており……。
  • おーい! キソ会長
    3.8
    1巻770円 (税込)
    高校二年生の木曽は生徒会副会長。なにかと面倒ごとを押しつけられることが多く、校内をかけずりまわっている。そんなある日、うっかり痴漢を捕まえてしまった木曽は、ひと気のないところでそのツレに囲まれる。やばい。ボコられる。背中に冷や汗が浮かぶ。そのとき助けてくれたのはクラスメイトの勝村だった。勝村はいつも授業をさぼっている一匹狼だ。勝村が木曽を助けた見返りは、勉強を教えて欲しい、とのことだった。勝村を見直した木曽。しかしクラスで盗難事件が起こり、いつものように授業をさぼっていた勝村に疑いがかかってしまい…!?※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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  • 夜宵
    4.0
    1巻726円 (税込)
    大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らないものはないという。 ある者は薬を。ある者は行方不明の少女を。ある者はこの世ならぬ色を求めて、細蟹の市へと迷い込む。 異形の者たちが跋扈(ばっこ)する市で、市守りのサザが助けたのは記憶を喪った身元不明の少年・カンナだった。呪われた双子の少女は唄う。「ああ、不吉だ、不吉だ」「おまえがもたらす流れ、その循環は、混沌を呼ぶわ」……
  • プシュケの涙
    4.0
    1巻715円 (税込)
    夏休み、補習中の教室の窓の外を女子生徒が落下していった。自殺として少女の死がひそかに葬られようとしていたとき、目撃者の男子に真相を問い詰めたのは少女と同じ美術部の由良だった。絵を描きかけのまま死ぬはずがない。平凡な高校生たちの日常が非日常に変わる瞬間を鮮烈に描いた、青春ミステリーの傑作。
  • ノクチルカ笑う
    4.1
    1巻671円 (税込)
    死体って、光るのかな。文化祭の準備中、お化け屋敷の人形を見て呟いた女子の一言を、沖津は聞き逃さなかった。人をつっつくこと、陥れることが趣味のイケメン沖津は、人形を造った美術部男子が光る死体の秘密を知っていると勘づく。卒業生・由良が母校の美術教師に。「由良シリーズ」待望の新作。
  • 我が家のお稲荷さま。 壱
    完結
    4.1
    全11巻627円 (税込)
    その昔、「空幻」 という大霊狐が三槌家の守り神に祀りあげられた。あらゆる術を操る賢い狐だったが、同時にいたずらが大好きで悪事を働いてばかり。それを見かねた三槌の司祭は、空幻を裏山の祠に封印してしまう。やがて現代、命を狙われることになった三槌家の末裔・高上透を守るため、空幻は解封される。果たして空幻は、透を妖怪たちから守ることができるのか……!?

ユーザーレビュー

  • ノクチルカ笑う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人によるのかもしれませんが、自分はこの話の後味は悪くなかったです。個人的には好きな部類かもです。爽やか青春ストーリーかと見せかけて、段々とひびが割れて崩れていくような不穏さがついには弾けてしまう。またそれが解決を見たかと思ったら、さらなる不穏さを残して前半が終わる。後半はその不穏さを引き起こした正体に気付いてしまった者からの視点で進んでいく。犯人のトラブルを引き起こした理由を語る場面は清々しいほどサイコパス染みてて、ある意味一番印象に残ったシーンでもありました。前半と後半のラストでそれぞれの主人公が、自分がやったものだと心の内で白状する場面は、全然違う雰囲気の意味なのに、文章的には共通してて、

    0
    2024年11月21日
  • プシュケの涙

    Posted by ブクログ

    柴村仁さんを知った初めの本だったかと。
    前半と後半が独立して分かれていますが、それが関係しあっています。そのつながりを考えて、余韻に浸り続けた。由良彼方の飄々とした態度もまた。うん。当時読んだ時の気持ちを思い出します。

    すごく良かったです。

    0
    2024年08月05日
  • プシュケの涙

    Posted by ブクログ

    絵に惹かれてたまたま手に取った作品でしたが、
    彼方の考え方にも共感できる部分がたくさんあり読み始めたら止まらず一気に読み切ってしまいました。
    最後の二人の会話の内容に思わず胸がギューっとなりました。

    0
    2023年03月16日
  • プシュケの涙

    Posted by ブクログ

    青春小説は甘酸っぱさを押し出すものからカーストやイジメを描くものまで多彩な設定が置けるから小説とも当然相性が良い。数多ある青春小説の中で今回は由良シリーズ。二部構成で前半読んでその出来事を理解した上での後半は切なさが募る。やはり中高生に読んでほしいし、日常では体験できない出来事にも触れていろんな感情を抱いてほしい。

    0
    2022年12月23日
  • プシュケの涙

    Posted by ブクログ

    面白かったなあ。独特な構成なんだけど、その構成が物語を本当に切なくさせている。青春小説でありながら、青春を手放している小説でもあり……。心にしっかりと残るものがある作品でした。

    0
    2022年02月17日

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