平尾誠二の作品一覧
「平尾誠二」の「求心力」「「日本型」思考法ではもう勝てない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「平尾誠二」の「求心力」「「日本型」思考法ではもう勝てない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
ラグビー日本代表監督や神戸製鋼のGMを歴任した故平尾誠二さんのリーダー論。
特別なことが書かれているかと思ったら、人として当たり前にやらなければいけないことが書かれている。専門性、人間力を高めること、一貫性、馴れない群れない、部下と上司の関係等納得することが多い。
納得することが多いということは、リーダーとして、人としての理想的な人間になることが大事だということ。しかし、当たり前のことを当たり前にやることが難しく、常に心がけなければいけないと感じた。
最後に、求心力を高めるポイントが4つ、まとめ的に書かれていた。そのなかの最後に「怒ると怖いこと」、なんとも人間味あるポイントだなと思った。
本を読みながら、客観的に自分をみたり、尊敬する上司などを想像しながら、求心力がある理想的なリーダーとはなにか、自分はここに書かれているリーダーとして振る舞えているのかを確認させてくれる1冊です。
Posted by ブクログ
理不尽に勝つ
著:平尾 誠二
紙版
おもしろかった 人とはやっぱり情であって、決して理ではないことを本書は語ってくれる
世の中には、理不尽なことは当たり前のようにあって、それを乗り越えるためには、視点を変えろということをいっています。
理不尽を経験し、それを乗り越えることで人は鍛えられ、成長するというのが本書の主張です。
気になったのは、以下です。
・世の中は、理不尽であふれている
一生懸命やっているのに、どうして報われないのであろうか
よかれと思ってしたことなのに、なぜわかってくれないのだろう
・上司からは現場を無視しているとしか思えないような無理な要求をされたり、意に添わない仕事をさせられたりすることが多々あるにもかかわらず、こちらのリクエストはさまざまな理由をつけて拒否される。そのくせ、リスクと責任は押しつけられる。部下は指示をしなければ動かず、動いてもなかなか自分の望む通りには動いてくれない
・あらかじめいっておけば、理不尽な体験をすることは決して無駄にはならない。それどころか、確実に人間を鍛えてくれる。強くしてくれる。理不尽を経験すればするほど、人は強くなる。
・世の中はフェアであるはずがない。
そもそもこの世野中は決して公平でも公正でもない。フェアではないのだ
世の中は公平である、なんて、幻想にすぎない
さらにいえば、人間は生まれながらに理不尽を背負っている。決して平等には生まれてこないからだ
・人間は無力、であり、現状を受け入れるしかない、ということ、そのうえで、気持ちを切り替えるしかない、ということだ
・つい人のせいにしたくなるけれど、それでは何もかわらない。責任を他人に求めても、それで社会が変わるわけではない。状況を変えるには、自分自身が変わるしか、自分自身で変えていくしかないのである
・理不尽が大きければ大きいほど、それに打ち克ち、乗り越えた時の喜び、達成感は大きくなる
・率先垂範、つまり自分の態度で見本を見せるだけではなく、どうすれば言葉の力をもって部内をまとめていくことができるかをいつも考えていた
・人間の感情から発する問題は、いくら理屈で問い詰めていっても、解決しない。
・外にいる敵と戦わなくてはいけないのに、ほんとうの敵は、内にいた、ということはまれではないのだ。むしろ、それがふつうなのである
・現実として、理不尽な目にあっているのは、決して、自分だけではない。
自分とはケースが違っているだけで、みんな、多かれ少なかれ同じような目にあっている。
おれだけが、恵まれていないわけではないんだ
・そうか!つらいのはおれだけじゃないんだ
・こいつらにくらべれば、おれなんかなんでもない
・あれだけ、きついことに耐えたのだから、絶対に神様は俺を見放さない
努力は絶対に嘘をつかない
・思い通りにならない原因が自分にあった場合、つまり、単に自分の努力がたりなかったり、甘えや自分勝手な自己正当化によって自分が悪くないと思い込んでしまうようなケースだ
・ある選手が伸びるか伸びないかを見分ける時に、私は次のことをひとつの大きな判断材料としている、それは、上手くいかなかったときに、その原因を人のせいにするかどうか、ということだ
・要は目の向け方なのだ。同じ事態に直面しても、どこに目が向くかで、考え方や解決法はかわってくる
・いい時は悲観的、わるい時は、楽観的
・重要なのは、運と愛嬌、そして、素直さ、だ
・そうか、おれはいやなことから逃げていただけなんだ
その瞬間、パッとスイッチが切り変わったのを鮮明に覚えている
強制的にやらされているのではなく、自分からやろうとしたからなんだ
いってみれば、義務ではなく、権利としてやるようになったのだ
・高い目標を達成するためには、自己を厳しく律し、何かを犠牲にしなければならない
・実力や運だけでは足りない、日本一にふさわしい、格、とも呼べるべきものが必要なのだと、当時から信じていた
・周りが文句を言えないくらいのことを自分がする
・リーダが備えるべき条件は、媚びない、キレない、維持をはらない
・妥協と、折り合いは、同じような意味とされるけれど、私にいわせればこのふたつは絶対に違う
妥協が、現実に甘んじることだとすれば、折り合いをつけるとは、次に進むための準備だ
妥協はさらなる妥協を呼ぶけれど、折り合いはそうはならない、新たなスタートなのだ
・本質的論理と、状況的論理、という2つの思考法をつねにもつことだ
本質的論理:物事をどんどんと突きつめて考えていく思考法
状況的論理:周りの空気を読みながら、状況に合わせて思考を展開していく思考法
・今やれることを全力でやれば神様ががごほうびをくれる、道は拓ける
理屈抜きにひとつのことに没頭することは決して無駄にはならない
・まあ、なんとかなるだろう、という楽観的な目論見
ならなかったらしかたがない、という一種の諦観
結局私には、その二つがあっただけという気がする
・破れかぶれにはなるな、何とかなるさは、死んでもいいということではない
・現実を冷静に見据え、徹底的に考えれば、戦略が描ける
・敵に勝つための3つのファクター、①戦力、②戦略、③戦闘
・何としても勝ってやる、絶対に達成してやる、そういう強い気持ちがなければ、勝つことはできない
・練習の密度が高まったということが大きかったと思う、集中力があきらかにあがった、時間を無駄にしたくないから、みんな課題に貪欲に取り組んだ
・クリティカル・モーメント:勝敗をわけるような重要な一瞬のことだ。真剣に練習をすれば、クリティカル・モーメントを見極められるようになる
・One for All , All for One :各自の目的を実現しようとすることで、チームの勝利に結びつくようにすること
・この試合に、おれはすべてを賭けて臨んでいるんだ。おれの感じた通り、思った通りにやる!
・大切なのは理不尽を排除せず、乗り越えること
<結論>
・あらかじめ結果がわかっていることに人は興味を持てない。おもしろくないからだ
・やってみなければどうなるかわからないから、人はチャレンジできる
・うまくいった時喜べるし、失敗しても、次があるさと気持ちを切り替えることができる
・なんとかなるさ、という気持ちさえ忘れなければ、むしろ楽しいことなのだ
・理不尽を理不尽と思わない人間がやっぱり一番強いのだ
目次
はじめに
第1章 理不尽によって人は鍛えられる
第2章 リーダーとして理不尽な状況をいかに乗り越えるか
第3章 理不尽をどのように与えるか
第4章 理不尽は、決してなくならない
第5章 ひとりでは無理でも、チームであれば乗り越えられる
第6章 孤独に耐えてこそ、乗り越えられる
第7章 理不尽が人を成長させる
おわりに
ISBN:9784569801650
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:232ページ
定価:1300円(本体)
2012年05月01日第1版第1刷発行
Posted by ブクログ
(2013/4/10)
伏見工業3年で高校日本一、同志社大学で学生日本選手権3連覇、神鋼で社会人、日本選手権7連覇と、
ラグビー界で常に華やかな位置にいた平尾誠二氏。
なんとキャプテンをした国内試合で負けたのは同志社VS新日鉄釜石の日本選手権一試合だけという。凄い。
そんな平尾も、若くしてラグビー日本代表監督となり、改革を試みるも既得権益を持つ諸先輩に阻まれ、
中途半端な状態で1999年のワールドカップに臨み、3戦全敗。
華やかなラグビー経歴がここで止まり、以後は神鋼のGMなど務めるものの、ラグビー界では必ずしも日の当たる場所にいない。
そんな平尾氏が昨年著したこの本、日本ラグビー協会でも特にとりあげないほど。
注目度は低かったが、手にとって読んでみた。
結論。素晴らしい本。
常に日本ラグビーの最高峰にいた男が、いかに厳しくラグビーに向き合ってきたか、
そしてその男から見て、いかに今の世の中の風潮がおかしいかを、的確に表している。
嘆いている。
理不尽をなくそうとするのはおかしいと。
スパイラルアップする理不尽の中で人は成長するのだと。
目次がそれを端的に表している。
第1章 理不尽によって人は鍛えられる
第2章 リーダーとして理不尽な状況をいかに乗り越えるか
第3章 理不尽をどのように与えるか
第4章 理不尽は、決してなくならない
第5章 ひとりでは無理でも、チームであれば乗り越えられる
第6章 孤独に耐えてこそ、乗り越えられる
第7章 理不尽が人を成長させる
「嫌いな人間は星一徹」から始まる。
平尾といえば、いつも冷静で、合理的で、、、というイメージがあり、
そのイメージ通りなのが「嫌いな人間は星一徹」なわけだが、
その平尾をして、理不尽が大事、というのだ。
世の中そんなもの。環境を一番いいものにするなんてできっこない。
なにかしら制約がある環境でなにかをしなくてはいけない。
それが今は何かというと環境のせい。
社長がワンマンだから、上司があほだから、部下が無能だから、、、
言いだしたらきりがない。
その中で自分がどうするか、だ。どこまでできるか、だ。
それを今は、環境が悪ければ国のせいにして、国が対応できなければ金を巻きあげる、
みたいなことが横行している。補償金として。役人もそれを仕事として生きているところがある。
税金を使う権限のような形で。
そんなことをして世の中が回るわけがない。
人間同志が生きる中でそれぞれのエゴがぶつかり、最高の環境なんて作れるわけがない。
その中でどう自立し生きていくか、なのだ。
そこに税金が介在してもうまくいくわけがない。
(だから私は減税賛成、小さな政府賛成、医療費削減年金削減賛成です。といってアメリカがいいというわけではないからややこしいが
もう何もできない老人を高額医療費で生かし、さらに年金を与える、というのは、納税する側から考えれば不合理すぎる
年収数百万で病気もできず結婚もできず子供も産めずにいる若者が、上記の見知らぬ者のために税金を払うというのは、
社会モラル的にもおかしい)
著者の趣旨とは少し外れたが、
生きていく上で理不尽はつきもの。
それをどう乗り越え、自立するか。コヴィーの世界でもある。
平尾氏という超一流の人間が訴えるこの本、非常に共感する。
もっと多くの人に読んでもらいたい。
Posted by ブクログ
(2007/2/28)
ひやー、まってました、ラグビーのスーパースター、平尾誠二の本。
タイトルは「リーダー」なんていれて、いかにもビジネスマンに読んでほしいという感じの本だが、中身は天才平尾の頭の中を見せてくれていて、ラグビーファンにはたまりません。
平尾は子供のときから、頭の中にもう一人の自分がいたとか。
怠けている自分を見つめるもう一人の自分がいて、これではいかんと一歩前進する。
すごいなぁ。
自分も、子供のとき、自分は誰だ?と突き詰めて何も判らないことがあった。
今も、パワハラに悩みながらもどこかさめてる自分がいる。
しかし、、、平尾さんのように、そこから自分を高めるというのはなかなか出来ない。
この本、さらにうれしいのは、平尾さんしか書けないエピソードがたくさんある。
高校日本一になった決勝で山口監督にかけられた言葉、
神鋼V3の際の奇跡のウイリアムスの逆転トライ・ゴールが、実は作戦通りの試合であったこととか、、、
昨年のジーコジャパンが敗れたことを、平尾監督率いた99年ワールドカップラグビーになぞらえたり。管理トルシエから自由ジーコに切り替えたが、選手が追いつかなかった。。それが似ているというのだ。
春口さんや清宮さんの話しも楽しいが、頂点を極めた男の話しは又格別である。
ご一読あれ!