作品一覧

  • 気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている
    値引きあり

    気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

    小説・文芸

    3.6
    1~2巻319~469円 (税込)
    雑誌『散歩の達人』の連載エッセイ、待望の文庫化!収録されているのは、吉野家、ロイヤルホスト、CoCo壱番屋、びっくりドンキー、餃子の王将、シェーキーズ、とんかつ和幸、サイゼリヤ、かっぱ寿司、レッドロブスター、牛角、マクドナルド、蒙古タンメン中本、築地銀だこ、日高屋、バーミヤン、すき屋、てんや、リンガーハット等、おなじみのチェーン店ばかり。著者独自の視点から、各店の魅力と栄枯盛衰を綴る。
  • 地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている
    値引きあり

    地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

    小説・文芸

    3.7
    1巻577円 (税込)
    「気軽で便利で、安定の美味しさ」を味わえる外食チェーン店の魅力を愛情とユーモアをまじえて綴った 人気エッセイシリーズ 第1弾『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』 第2弾『それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』 第3弾の最新作は、『地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』! 全国津々浦々の各地では、それぞれの土地で独自の進化をしてきた 「地方チェーン」があり、生活する人たちに密着している。 何を食べて育ってきたかを知れば、その土地に住む人のことが分かるなどというように 日本人に馴染み深い、寿司やカレー、餃子などの人気メニューが、それぞれの地方によって、 どんな道筋を経てきたのかを知ると「地方チェーン」は、もはや身近な異国と思えるほどに奧が深い。 たとえば、「551」という数字の並びを見聞きした時に、 関東と関西にそれぞれに住む人が「ある時とない時」の顔ほどに分かれてしまうほどだったり 回転寿司と言えば、北海道のあのチェーン店でしょ! いや北陸だろう、 それならば石川県か富山県、どのお店?などなど・・・。 日本列島47都道府県の各地で愛され続けている「地方チェーン」の醍醐味をご堪能あれ。
  • プロ野球最期の言葉 昭和編

    プロ野球最期の言葉

    ビジネス・実用

    -
    1~3巻586円 (税込)
    年間100名前後の選手がユニフォームを脱ぐプロ野球の世界。自らが命を賭けてきた野球人生が終わりを告げるその時、人々の心を揺さぶるような言葉は生まれている。「引退の言葉」それはプロ野球選手たちが紡ぐ魂の伝言である。 「引退=プロ野球選手の死」と捉え、その「遺言」である「引退の言葉=最期の言葉」に注目。 本書では、1943年から1988年まで、昭和の時代に活躍し、ユニフォームを脱いだ105人の言葉を、その選手の生き様(印象的なエピソードや成績・記録)とともに紹介します。 姉妹編の「平成編」(1989年~2000年に引退)、「21世紀編」(2001年~2011年に引退・2012年配信予定)とあわせてご覧ください。
  • 令和になっても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

    令和になっても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

    小説・文芸

    3.7
    1巻990円 (税込)
    人気シリーズ最新刊に録されているのは、誰もがきっと食べたことのあるおなじみのチェーン店から新規の店まで 焼肉ライク、しゃぶ葉、ドムドムバーガー、鳥貴族、カレーは飲み物 アンナミラーズ、ブロンコビリー、スシロー、なか卯、ラーメン花月 かるびのとりこ、山本のハンバーグ、おにぎりぼんご、宇奈とと エルトリート、鰻の成瀬、焼肉キャンプ 、廻転鮨銀座おのでら本店 しんぱち食堂、横浜優勝、海底撈火鍋、すしざんまい、藍屋、千成ラーメン、OUTBACK 著者独自の視点から、各店の魅力と栄枯盛衰を綴る。
  • 止めたバットでツーベース 村瀬秀信 野球短編自撰集

    止めたバットでツーベース 村瀬秀信 野球短編自撰集

    ビジネス・実用

    4.6
    1巻1,320円 (税込)
    野球ノンフィクションの傍流に身を置いてきた著者による、初の短編集。どの原稿も、雑誌の表紙を飾るメインの人へのインタビュー記事ではなく、その特集の最後に載っているような、でも、特集のテーマ性をもっとも色濃く出しているような、シウマイ弁当でいうならあの筍煮のような、そんな珠玉の作品たち。我々が愛した野球は試合とかデータとか、そういうグラウンドの中の出来事だけじゃなかった…ですよね?
  • それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

    それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    100円寿司、天ぷら食べ放題……終わることなきチェーンデスマッチ36店  大好評を博した「気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている」から3年。待望の人気エッセイ第2弾が遂に登場です!書き下ろし含む、前作未掲載の36店を収録しています。「『絶頂チェーン店』としては2作目になりますが、“便利で気楽でウマい愛しすぎたチェーン店”という以外は連続性なぞありません。チェーン店という定義もFC形態など厳密な区分は放棄し、単に複数店があるという意味で用いています。そんな本です。チェーン店でメシを食べるぐらいの気楽な気持ちでお読みくださいませ」-「まえがき」より

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  • ドラフト最下位

    ドラフト最下位

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ある年に、最後に名前を呼ばれた男たちを追って――。 球界の片隅にあった驚き、苦悩、思いがけない栄光を描く。 公式戦登板なしでプロ入りした男 高橋顕法/再生された男 田畑一也/最下位から千葉の誇りになった男 福浦和也/最下位を拒否した男 高瀬逸夫/球団幹部に出世した男 大木勝年/日米野球でやってきた男 鈴木弘/隠しダマの男 清水清人/9並びの男 吉川勝成/ゼロ契約の男 橋本泰由/勘違いしない男 松下圭太/2年連続最下位指名を受けた男 由田慎太郎/ありえなかった男 三輪正義/ポテンシャルが眠る男 鈴木駿也/怪物だった男 伊藤拓郎/1と99の男 今野龍太/育成の星になった男 長谷川潤
  • 虎の血 阪神タイガース、謎の老人監督

    虎の血 阪神タイガース、謎の老人監督

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    「なんでやねん?」 「じいさん、あんた誰やねん?」困惑するファンを尻目に、ニコニコ顔で就任会見に臨んだ岸一郎。一説には、「私をタイガースの監督に使ってみませんか」と、手紙で独自のチーム改革案をオーナーに売り込んだともいわれる。 そんな老人監督を待ち構えていたのは、迷走しがちなフロント陣と、ミスタータイガース・藤村富美男に代表される歴戦の猛虎たち。メンツを潰された球団のレジェンド、前監督の松木謙治郎も怒りを隠さない。不穏な空気がチームに充満するなかで始まったペナントレース。素人のふるう采配と身勝手に振る舞う選手たちは互いに相容れず、開幕後、あっという間にタイガースは大混乱に陥っていく……。 ファンでも知る人は少なく、球史でも触れられることのないこの出来事が単なる“昭和の珍事”では終わらず、タイガースの悪しき伝統である“お家騒動体質”が始まったきっかけとされるのは、なぜなのか?そもそも岸一郎とは何者で、どこから現れ、どこへ消えていったのか? 大阪─満洲─敦賀。ゆかりの地に残された、わずかな痕跡。吉田義男、小山正明、広岡達朗ら当時を知る野球人たちの貴重な証言。没年すら不詳という老人監督のルーツを辿り、行方を追うことで、日本野球の近代史と愛憎渦巻く阪神タイガースの特異な本質に迫る! (著者について) 村瀬秀信 (むらせ ひでのぶ) 1975年生まれ。ノンフィクション作家。神奈川県茅ケ崎市出身。県立茅ヶ崎西浜高校を卒業後、全国各地を放浪。2000年よりライターとしてスポーツ、カルチャー、食などをテーマに雑誌、ウェブで幅広く執筆。2017年から文春オンライン上で「文春野球コラムペナントレース」を主宰するほか、プロ野球関連イベントの司会・パネリストとしても出演多数。著書に『4522敗の記憶』(双葉社)、『止めたバットでツーベース』(双葉社)、『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』シリーズ(講談社)などがある。
  • 後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年

    後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年

    小説・文芸

    4.8
    1巻2,200円 (税込)
    希代の野球人・高田繁、大いに語る 本書は、高田繁という稀代の野球人が歩んだ、昭和から令和までの半世紀を超える人生と組織論に迫る一冊である。  浪商の荒ぶる「ケンカ野球」、明治大学・島岡吉郎の“人間教育野球”、そして巨人V9での川上哲治の冷徹なる組織野球。高田は、昭和の野球が持つ根性・気迫と、組織としての論理・合理性、その両方を骨身に刻み込んできた。  現役引退後は、巨人二軍監督、日本ハム監督、ヤクルト監督と現場で指揮を執り、さらに北海道日本ハムファイターズ・横浜DeNAベイスターズではGMとして球団運営に携わるなど、現場とフロント、両面を知る野球人は、プロ野球史上でも数えるほどしかいない。  高田は現役時代ONの影に隠れ「クールガイ」と呼ばれた一方、インテリヤクザとも囁かれ、フィクサーにも喩えられる。チーム作りのためなら信念の下に誰が何を言おうと実行する。時にスカウトの意見を退け、人気選手を見限りもする。勝つためには嫌われ者になる覚悟が必要──高田は自らその役を引き受けた。  高田繁の激動の野球人生を描く本書には、単なる野球回想録に留まらず、現代の組織運営や人材育成に通じる知恵が詰まっている。 尾崎行雄、王貞治、長嶋茂雄、川上哲治、野村克也、大社義規、新庄剛志、ダルビッシュ有、今永昇太。昭和から令和までを貫く野球史と、名だたる選手・指導者・経営者との交錯から、勝つ組織・負ける組織の本質が浮かび上がる。  高田繁は、決して派手な名将でも大打者でもない。しかし、半世紀にわたってプロ野球の裏側と本質を見つめ、勝てる組織とは何かを追い続けた男である。

ユーザーレビュー

  • 後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     Numberで一部公開されていて、語り口が好ましく、手に取った。
     選手時代よりも、その後の道程が、本当に、高田さんの人間性を感じさせるものだった。
     フロント・GM・ドラフト。一つのチームを作っていく。その面白さや大変さ。日本ハム、DeNA。チーム作りの熱さやアイデアが、さらに掘り下げられていけば良いのだが、これは別の本の仕事だろう。
     高田繁という人の人間性を知るためには、本当に良い本だ。「あるのは現在と未来だけや」

    0
    2026年10月21日
  • 後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年

    Posted by ブクログ

    ■はじめに
    まず、このタイトルに惹かれた。「後ろ姿のない男」。

    過去に囚われず、過去を振り返らない男。巨人V9時代の同僚が昔話を持ちかけても、「過ぎたことをごちゃごちゃ言ってもしょうがないでしょう」「我々にあるのは現在と未来だけです」と、木で鼻をくくったような返答。

    そんな高田繁を評して、巨人のコーチだった国松彰が口にした言葉が「後ろ姿のない男」だった。

    その男が、自らの「終活」として、およそ3年にわたり、70年に及ぶ野球人生を坦懐かつ縦横無尽に語り尽くした一冊。

    ■内容
    著者は熱烈なベイスターズファンとして知られる村瀬秀信。当初は高田GMにチームづくりの方針を訊ねるつもりだったという。

    ところが、取材を重ねるうちに、高田は村瀬の周到な下調べを「よく勉強している」と認め、次第に饒舌になっていく。

    王貞治、長嶋茂雄、川上哲治、星野仙一、新庄剛志、ダルビッシュ有、南場智子……。日本野球史を彩る人物が次々と登場。

    過去を振り返らないはずの男が、振り返る、振り返る。話は尽きない。

    浪商の「ケンカ野球」、明治大学・島岡吉郎の「人間教育野球」、巨人・川上哲治の「組織野球」。三者三様の野球観の下で中心選手として活躍。

    V9巨人では俊足巧打、堅守の名バイプレイヤー。引退後は巨人二軍、日本ハム、ヤクルトの監督を歴任し、日本ハム・横浜DeNAではGMとして球団運営を担った。

    名選手だった高田は、監督として栄冠を手にすることはなかった。しかし、GMとして別の才能を開花させた。

    V9戦士という勲章に寄りかからず、監督には監督の、GMにはGMの職責があると、自らの役割を見定めてきた。過去の栄光よりも、現在の仕事に忠実な男なのである。

    ■感想
    高田繁の分厚い半生を読みながら、僕が最も関心を寄せたのはGMとしての仕事ぶりだった。

    MLBでは選手の流動化とともにGMの役割が発達したが、日本ではいまだ十分に定着していない。

    その背景には、根強い「生え抜き主義」があると見る。FAという正当な制度がありながら、移籍にはどこか「金で買われた」「金になびいた」といった印象がつきまとう。

    加えて、名選手を名監督に据えたがる球団の体質。人気選手を迎えればファンも喜び、集客にもつながる。

    しかし、打つ、投げる、守る能力と、組織を率いる能力は別物。にもかかわらず、日本の球団は、どうも往年のスターにユニフォームを着せたがる。

    現場を熟知し、マネジメント能力を備えた人物が、現役時代の実績に関係なく球団運営を担う。それが本来あるべき姿だと思う。

    高田がGMを務めた日本ハムと横浜DeNAは、現場の指揮と戦力編成をきっちり分離。GMは戦力を整え、監督は与えられた戦力で戦う。ゆえに、いくら連敗しようとも、GMが采配に口を出すのは御法度。

    もっとも、高田とて人間。ヒルマンやラミレスの采配には、何度も「何してんだ!」と叫びたくなったという。実に人間臭くて面白い。

    ただ編成となれば話は別。スカウトが推す選手を退け、人気選手にも容赦なく見切りをつける。勝てる組織をつくるためなら、大なたを振るうことも厭わない。当然、批判も浴びる。恨みも買うが、組織の責任者たるもの、誰にでも良い顔をしていては務まらない。

    嫌われることを恐れないのではない。嫌われることも、自らの職責として引き受ける。現場の領分は侵さず、自らの領分では責任を回避しない。

    V9戦士という華やかな勲章よりも、僕には、この組織人としての矜持のほうが、よほど眩しく映った。

    ■最後に
    読みながら、もうひとりの野球人が頭に浮かんだ。根本陸夫である。

    西武、ダイエー(現ソフトバンク)を強豪球団の礎を築いた仕掛け人。監督としての戦績は芳しくなかったが、球団の創設期や再建期に、「勝てる組織の土台」を創った。

    高田繁もまた、そういう男だったのではないか。ふたりに共通するのは、目先の勝利よりも、勝ち続けられる組織をつくろうとする姿勢。自分が主役である必要はない。

    過去を振り返らない男は、次代のために土を耕し、種を蒔く。そして、実りの季節には、もうそこにいない。

    ちょっと格好良すぎるぜ、高田さん!

    0
    2026年10月16日
  • 後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年

    購入済み

    野球一筋、すごい野球人生。

    浪商、明治大学、読売巨人軍で、脇見せず、誘惑に負けず野球一筋の選手でした。野球に対して誠実で真面目な取り組みにビックリしました。
    有名なチームで活躍しても、浮かれることのなく、素晴らしい野球人生です。
    若い時に結婚したことも、活躍出来た要因だと思います。
    さらに、日本ハムで監督、GMを経験し、ヤクルト、巨人でコーチ、2軍監督、最後に横浜DeNAベイスターズの立上げのGMとしてスカウト、若手選手の育成と素晴らしかったです。
    野球ファン必読の本です。

    #タメになる #共感する #感動する

    0
    2026年09月20日
  • 後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年

    Posted by ブクログ

    優れた野球人とは、選手としての力はもとより、無頼でヘンな人で大金も持ってるから、すなわちすごいんだ!……と、誰が決めたのか。いや、俺ら庶民はそう思い込んじゃっているのか。

    実はそういうイメージから程遠い高田繁こそは、この本を読めばすぐわかるが、「マジですごい野球人」なのである。浪商、明治、V9時代の巨人という王道の中の王道をすべて主力選手として脱落することなく生き抜き、引退後はあまた当時の弱小チームの監督・GMで存分に(その大部分をバックヤードで)強化力を見せ、野球人として生き抜いてきたという経歴は、完全に半端ない。

    では、なぜ過小評価されてしまうのか。要するに、あえて自らそれを語るを良し!としてこなかったからである。そして、クソの付くほど常識人であり(俺らがプロ野球人に期待してしまう「大バカさ」とか「豪放磊落」「常人ならざる言動」なんぞとは、この人は一切無縁だ)、マスコミと派手に渡り合うとか、飲み歩くとか、いじって楽しい武勇伝(つまりコンプラ違反)の属性なども、一切なかったからである。

    大体において、政治の世界なんかでも、闇将軍は堂々と「闇将軍」と言われてて全然闇じゃなかったりするのだが、こと近年の高田繁の仕事ぶりは、本当にブラックボックスであった。もっとも、発言するのは自分の仕事にマイナスだから、この人は対・世間には何も言ってこなかったに過ぎないのだが。

    で、そのほぼ全てが初出しの内容と言っていい本書を読めば、その肉声でもって、高田繁の真の実力と球界への貢献度が一目瞭然なのである。もしも、4番かエースならざれば監督ならずという巨人の不文律がなくば、高田巨人が存在してて、またすごい時代を迎えたんじゃないか……とか、否、そのおかげでこの稀有な野球人はファイターズへ、ベイスターズへとGMで渡り歩いて、球界全体を良くしてくれたんじゃないか……とか、妄想からリアルまで、様々なことを思ってしまうのだ。

    多分に本音しか話していない高田の舌鋒は、鋭い。特に苦言は! かといって、メチャクチャな老害のそれではない。筋立っているのだ。ブー垂れてるだけの人ではないからこそ、その言葉は突き刺さる。逆に、野球の制度であれ人間であれ、褒めるべきものは徹して褒める。状況を常に俯瞰できている証左でもある。

    自他共に認める「どこの派閥にも属さない一匹狼」で、権謀術数なしに全うしえた野球人生には、驚愕しかない。だってここは日本社会ですよ? 最初から最後まで、内容のインパクトはメチャクチャ強い。あまたゴーストの書いた「野球人の自著」など、屁でもない。

    本書が出た後に、有名な著書もあられる、とある野球識者さんと話す機会があったが、その方は開口一番「これの書き手が村瀬さんで、本で出してくれて、本当に良かったですね!」と、下手すれば商売敵に対して、一点の曇りもないトーンで言われた。

    それもその通りで、まさにその取材3年の執念と食いこみ方と知識なくして、この「本物」の日本プロ野球裏面史が表に出ることは、絶対なかったであろう。と同時に、本書が前述のような凡百ゴーストによる「高田繁・著」の本ではなく、村瀬秀信・著であるところの意味合いというのも、またしみじみと感じられるというもの。この稀有な野球史にして野球秘録、今知らなければ、もったいない!

    0
    2026年09月19日
  • 虎の血 阪神タイガース、謎の老人監督

    Posted by ブクログ

    これは面白かった!
    ただ野球や阪神というチームに少しでも興味があればであると思うが。
    どんなに短期間であれ、王、大統領、首相、監督などになれば歴史に刻まれる。それを具現化した様な話しである。巷の人の記憶には残らなかったが、記録にはしっかりと残っている。
    ノンフィクションを読むたびに、事実は小説より奇なりであると思わされる。そうであるから、最近は荒唐無稽な内容の小説にしか心を惹かれなくなってしまうのだろうか。

    0
    2025年08月26日

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