作品一覧

  • 文化立国論 ――日本のソフトパワーの底力

    文化立国論 ――日本のソフトパワーの底力

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻814円 (税込)
    人口減少、経済停滞を迎える日本。そういったなか、復活のカギをにぎるのは「文化」である。すでにヨーロッパでは、国家規模で文化芸術の推進に取り組んでおり、その成果は様々なところに散見される。また、日本でも地域に根差した文化による地方再生が実践されている。そういった現状を分析しつつ、人間国宝といった形のない伝統や、世界遺産に登録されるような景観を活かすだけではなく、私たちの身近にある小さな文化に注目し、そこから日本人がよりよく生きていくための姿を探る。
  • ローマ帝国

    ローマ帝国

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻990円 (税込)
    「ローマは一日にして成らず」――史上最も繁栄した大国,ローマ帝国は,どのようにしてでき,そして滅んだか.その広大な領域支配を可能にしたシステムとは? トロイア戦争に始まる建国神話,勇将ハンニバルとの戦い,カエサルのルビコン渡河,暴君ネロの圧政など,エピソード豊富に古代ローマ帝国の栄光の歴史を描きます.

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  • 逸楽と飽食の古代ローマ 『トリマルキオの饗宴』を読む

    逸楽と飽食の古代ローマ 『トリマルキオの饗宴』を読む

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『トリマルキオの饗宴』は、古代ローマが生んだ風刺小説の金字塔『サテュリコン』の最も有名な場面である。そこに描かれた山海の珍味と美酒、かしずく少年奴隷たち、黄金の腕輪と銀の尿瓶……解放奴隷の成金富豪が催す饗宴の一部始終を解読。厖大な文献、考古・美術資料を駆使して、繁栄を謳歌するネロ帝時代の社会と、人々の人生観を再構築する。(講談社学術文庫)
  • 興亡の世界史 人類文明の黎明と暮れ方

    興亡の世界史 人類文明の黎明と暮れ方

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,408円 (税込)
    ヒトの誕生から古代地中海世界まで、長大な文明史の「見取り図」を示す。最初の都市文明・シュメール、従来の文明観に変更を迫る「古代アンデス文明」、著者自身が近年手掛けたローマ帝国の新たな遺跡など、文明・文化の「多様性」に着目。いくつもの危機を乗り越え、環境に適応し、地球上のあらゆる陸地に拡散して文明を築いた人類の未来は。廃墟と化した遺跡には、私たちの現在を知り、これからを考えるヒントが隠されている。
  • 興亡の世界史 人類はどこへ行くのか

    興亡の世界史 人類はどこへ行くのか

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,518円 (税込)
    歴史を問うことは、現在を問うことである。大好評のシリーズ最終巻では、マクロな視点で世界の歴史を通観し、現代人が直面する問題へのヒントを探る。急増する人口と資源、人類の移動・定住と海、宗教がもたらす対立と共生、世界史のなかの日本、そして、人類誕生の地・アフリカの現状。新たな世界史像を日本から発信することをめざして、文明の来し方とこれからを「人類史」の視座から多角的に論じる。全21巻完結。
  • 皇帝たちの都ローマ ――都市に刻まれた権力者像

    皇帝たちの都ローマ ――都市に刻まれた権力者像

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,716円 (税込)
    帝国の首都として繁栄を極めたローマ。世界に類を見ない壮麗な都市と建造物は皇帝たちの熾烈な権力闘争の場であり、その政治的意図を示す舞台でもあった。本書ではカエサル登場以前の紀元前2世紀から、コンスタンティノープル遷都にいたる330年まで約500年のローマの都市計画と建造物を一望し、そこに刻まれた各皇帝の政策や思想、歴史を読み解く。凱旋門、神殿、コロッセウム、浴場、広場や水路などを備えた都市はやがて変革期を迎え、皮肉にも都市に蓄積された歴史の重みによって終止符を打たれることになる。帝国の興亡を浮かび上がらせるスリリングなローマ都市史。

ユーザーレビュー

  • ローマ帝国

    ローマ帝国

    ビジネス・実用

    Posted by ブクログ

    青柳 正規
    (あおやぎ まさのり[1]、1944年11月21日 - )は、日本の歴史学者・考古学者(西洋美術史・西洋古典考古学)。勲等は瑞宝重光章。学位は博士(文学)(東京大学・1992年)。山梨県立美術館館長、学校法人多摩美術大学理事長、奈良県立橿原考古学研究所所長、石川県立美術館館長、公益財団法人せたがや文化財団理事長、アーツカウンシル東京機構長、東京大学名誉教授、日本学士院会員、文化功労者。1944年、関東州・大連生まれ。1963年に東京都立新宿高等学校を卒業[2]。東京大学文学部美術史学科で学び、1967年に卒業した。同大学大学院へ進み、1969年に修士課程を修了。博士課程在学中にローマ大学へ3年間留学。帰国後、1972年に博士課程を退学した。イタリアでは、ポンペイ遺跡の発掘に参加した。1972年、東京大学文学部助手に採用された。1979年、筑波大学専任講師となった。1985年、東京大学文学部助教授となり、1991年より教授(文化交流)。1992年、「古代都市ローマ」で博士(文学)の学位を取得。1993年4月から1996年3月には、東京大学総合研究資料館長、文学部長、東京大学副学長もつとめた。2005年、東京大学を退官し、名誉教授となった。大学在任中には、客員として京都造形芸術大学客員教授もつとめた。2005年4月より国立西洋美術館館長に就任。2007年には日本学士院会員に選出され、日本学術会議会員。2008年からは同館理事長。2010年1月の講書始の儀では、「ローマ帝国の物流システム」を講義した。2013年から2017年10月まで、国際学士院連合副会長。2013年、文部科学省文化庁長官となり、2016年までつとめた。民間出身の文化庁長官は5人目であった。2017年山梨県立美術館長。2019年からは学校法人多摩美術大学理事長、橿原考古学研究所所長。2020年9月、石川県立美術館長。2021年6月公益財団法人せたがや文化財団理事長[3]。2022年4月アーツカウンシル東京機構長[4]。


    「アエネアスの祖国トロイアがその存亡をかけてギリシアと戦うことになるトロイア戦争の原因は、あの有名な「パリスの審判」でした。ヘラ、アテナ、アフロディテというギリシアを代表する女神たちは、自分たち三人のうちでだれがもっとも美しいかをトロイアの王子パリスに審判させることにします。それぞれの女神は、もし自分を選んでくれるならすばらしい贈り物を提供しようと約束しました。なかでもアフロディテの約束は、世界でもっとも美しい女性ヘレネと結婚できるようにとりはからうというものでした。この約束に心を動かされたパリスは、アフロディテをもっとも美しい女神に決定します。  絶世の美女ヘレネはすでにスパルタ王の妃でしたが、パリスはスパルタ王が不在のときをねらって彼女をトロイアに連れ帰ります。ヘレネを奪われたスパルタ王はギリシア全土に彼女を奪回するための協力を呼びかけ、アガメムノンを総大将とするギリシア軍が編制されトロイアに派遣されました。数多くの勇者がはせ参じたギリシア軍でしたが、ヘクトルを総大将とするトロイアは必死に防戦し、またたくまに一〇年という歳月がたち、戦争は膠着状態に入ります。そのような状況のとき、トロイア一の勇者ヘクトルは、ギリシア軍随一の勇者アキレウスの無二の親友であるパトロクロスをたおすことに成功します。しかし、そのことがアキレウスの激しい怒りをかい、ヘクトルはアキレウスに殺されてしまいます。総大将を失い劣勢にたったトロイアは、防備を固め城内にとじこもって戦い続けようとしますが、結局「トロイアの木馬」のなかに隠れていたギリシア兵によって内側から城門が開けられることになり、陥落してしまいました。  この陥落のさい、トロイアの勇者でただ一人生きのびたのがアエネアスです。ヘクトルと並び称されるほどの勇者であり、敬虔な心をもつアエネアスはつねに神々の庇護をうけ、戦死をまぬがれてきました。アエネアスは、トロイアの再建を念じながら新天地を求めて祖国をあとにしたのです。」

    —『ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)』青柳 正規著

    「ウェイイの攻略に成功したローマの兵士たちは、ウェイイの神殿に納められていた奉納品と神像を略奪者としてではなく崇拝者として持ち去りました。美しさを尊重することはなく、より大きなもの、より必要なものに価値をおく人々であったローマ人も、エトルリア美術の傑作である見事な奉納品や神像に接して、しだいに美術を理解するようになったのでしょう。  念願のエトルリア支配に最初の楔を打ち込むことに成功したローマでしたが、つぎなる難題がひかえていました。アルプスを越えて北イタリアに定住していたケルト人は、紀元前四〇〇年ごろ南下を開始し、紀元前三九〇年(三八七年とする説もある)、ローマを陥落させてしまいました。さいわいなことにケルト人はローマを占領するつもりはなく、金銀財宝を手にするとローマを退去していきました。」

    —『ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)』青柳 正規著

    「 南イタリアでもっとも栄えていたタレントゥムからの戦利品の中には、リュシッポスの彫刻などギリシア美術の名品が数多くふくまれており、ローマの市民はその頃からギリシア美術という当時の地中海世界にひろく普及していた美術の魅力にとりつかれるようになります。文化の面でも国際社会に目を開きはじめたのです。」

    —『ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)』青柳 正規著

    「カエサルとの決戦で裸同然となったポンペイウスはアレクサンドリアに逃れます。同地駐屯のローマ軍とエジプト軍の力をかりて戦線をたてなおすつもりでした。しかし、アレクサンドリアでカエサルが発見したのは、すでに暗殺された老将軍の遺体でした。カエサルのたぐいまれな才知とその娘ユリアを愛し、ローマ市民の信頼を一身に集めたポンペイウスの、その無惨な姿に、カエサルは落涙したといいます。  アレクサンドリアに一年近く滞在することになるカエサルは、エジプトをクレオパトラにゆだねる決心をします。不安定な政情のなかでエジプトをローマの属州として支配した場合、その富と豊かな農産物をひとりじめする属州総督があらわれ、反乱ののろしをあげるかもしれなかったからです。  ローマにもどったカエサルは席のあたたまる暇もなく北アフリカとヒスパニアへおもむき、ポンペイウス派の残党を一掃することに成功します。この短期間のローマ滞在中にカエサルは元老院議員の多くを味方につけることに成功します。スッラのように政敵を粛清することなく、かつての敵を寛容にあつかったことが功を奏したのです。たぐいまれな天才政治家の片鱗を示すできごとでした。」

    —『ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)』青柳 正規著

    「最初の治世五年間は、アウグストゥス政治への復帰宣言にみられる保守的政策と、間接税軽減のような税制改革など革新的政策との均衡による安定期で、辺境における軍事衝突が少なかったことも善政と称される時代を生みだす原因の一つでした。安定した状況のなかで、ネロがもっとも気をつかったのは都に住む市民の動向です。彼らを満足させるには「パンとサーカス」、つまり十分な食糧と娯楽を提供すればよかったのです。食糧に関しては、オスティアに新しい港ができたため、以前よりもかなり改善されていました。娯楽に関しても、できるかぎりのサービスに努めました。というよりも、観客として、あるいは役者や競技者として参加することは、ネロの生きがいそのものだったので、これまでの皇帝とは力の入れ方がちがっていました。」

    —『ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)』青柳 正規著

    「そのような不祥事もありましたが、市民の多くは堅実な生活をおくっていました。公共浴場ですごす午後の数時間は、市民たちのまたとない憩いの時間であると同時に情報交換の機会でもありました。肥沃な周辺の耕作地では都でも有名な野菜が生産され、果物もたわわに実りました。ナポリ湾の魚介類やヴェスヴィオ山でとれる野生動物が、食卓をさらに豊かなものとしました。そのようなめぐまれた生活を突然に停止させたのが火山噴火だったのですが、すでに噴火の一七年前にポンペイは直下型の地震にみまわれていました。現代であればそれが噴火の予兆と見なされたでしょうが、当時は神の怒りとして受けとめられただけでした。」

    —『ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)』青柳 正規著

    「ローマ帝国が出現する以前、地中海世界は各地で戦争をくり返していました。しかし、地中海世界全体がローマ帝国として一つの国となったときから、戦争はなくなり、「ローマの平和」が実現しました。この事実から、それまでの戦争は地中海世界がいくつもの国に分かれていたためにおこったと考えることができます。もちろん戦争の理由として、領土の拡張や戦利品の獲得、食糧や資源の確保などが考えられますが、根本的な原因はいくつもの国に分かれていたからです。」

    —『ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)』青柳 正規著

    「岩波ジュニア新書の発足に際して  きみたち若い世代は人生の出発点に立っています。きみたちの未来は大きな可能性に満ち、陽春の日のようにひかり輝いています。勉学に体力づくりに、明るくはつらつとした日々を送っていることでしょう。  しかしながら、現代の社会は、また、さまざまな矛盾をはらんでいます。営々として築かれた人類の歴史のなかで、幾千億の先達たちの英知と努力によって、未知が究明され、人類の進歩がもたらされ、大きく文化として蓄積されてきました。にもかかわらず現代は、核戦争による人類絶滅の危機、貧富の差をはじめとするさまざまな人間的不平等、社会と科学の発展が一方においてもたらした環境の破壊、エネルギーや食糧問題の不安等々、来るべき二十一世紀を前にして、解決を迫られているたくさんの大きな課題がひしめいています。現実の世界はきわめて厳しく、人類の平和と発展のためには、きみたちの新しい英知と真摯な努力が切実に必要とされています。  きみたちの前途には、こうした人類の明日の運命が託されています。ですから、たとえば現在の学校で生じているささいな「学力」の差、あるいは家庭環境などによる条件の違いにとらわれて、自分の将来を見限ったりはしないでほしいと思います。個々人の能力とか才能は、いつどこで開花するか計り知れないものがありますし、努力と鍛練の積み重ねの上にこそ切り開かれるものですから、簡単に可能性を放棄したり、容易に「現実」と妥協したりすることのないようにと願っています。  わたしたちは、これから人生を歩むきみたちが、生きることのほんとうの意味を問い、大きく明日をひらくことを心から期待して、ここに新たに岩波ジュニア新書を創刊します。現実に立ち向かうために必要とする知性、豊かな感性と想像力を、きみたちが自らのなかに育てるのに役立ててもらえるよう、すぐれた執筆者による適切な話題を、豊富な写真や挿絵とともに書き下ろしで提供します。若い世代の良き話し相手として、このシリーズを注目してください。わたしたちもまた、きみたちの明日に刮目しています。」

    —『ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)』青柳 正規著

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    2026年02月06日
  • 文化立国論 ――日本のソフトパワーの底力

    Posted by ブクログ

    この人のいう文化はどちらかというとオペラなどのハイカルチャー寄りで、サブカルチャーに寄った文化立国論ではあまりなかった。現実に起こっているのはサブカルチャーによる聖地巡礼などによる文化立国であるが、それでも本書は文化の大切さを説いた良い本だと思う。

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    2021年10月04日
  • ローマ帝国

    ローマ帝国

    ビジネス・実用

    Posted by ブクログ

    ローマの盛衰についての概説書。
    入門書のような見せかけだが、実はローマ史の2~3冊目程度で読むのが推奨。通史を期待すると肩透かしをくらうと思う。

    共和制ローマ時代からローマ帝国滅亡までを概説しているが、帝政期、しかもそのうち初代皇帝アウグストゥスの治績に特に重点を置いた構成となっている。
    それはローマの最良の時代の基礎を築いたのも、その後のローマの限界の端緒が垣間見えたのも、アウグストゥスの時代だったからということが読めばよく理解できる。

    本書の良い点は「なぜ」が大変分かりやすい点。
    古代ローマは、その1000年近い歴史の中で、王政⇒共和政⇒(内乱)⇒帝政⇒瓦解とその性格を徐々に変化させていくが、その理由が非常に飲み込みやすい。
    あたかも古代ローマの歴史を一人の人間の生涯として捉えられる。
    古代ローマの成長、衰退の過程とその理由について、本書を読めばある程度は自分なりに話せるようになるのではなかろうか。
    そして、国家の盛衰の一つの典型として、ほかの歴史上の国家の盛衰を考える際にも、役に立つと思う。

    ジュニア新書というレーベルではあるが、何一つ前提知識がない状態では恐らく読みこなせない程度の本であることは付記しておきたい。

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    2014年06月13日
  • 皇帝たちの都ローマ ――都市に刻まれた権力者像

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ローマという都市を歴代の皇帝たちがどのように整備し、どんな建物を立てていったのかという観点から見ていくローマ史。凱旋門や神殿など記念的建物から、水道の整備、大火からの復興など、一つ一つの計画にどんな意図があったかを歴史とからめて探っていくような本になっている。カエサルからコンスタンティヌスまで扱っていてコンパクトにまとまっており、今まで読んだローマ史関係の本と違って内政が中心の記述で知らないこともたくさんあって勉強になった。
    皇帝たちが建築によって自らの栄光を刻み込んでいったローマだが、コンスタンティヌスの頃には所狭しと並んだ古い記念建築物をかかえこんで発展の余地のない老朽化した都市になってしまう。そしてコンスタンティノープルが登場し、世界に比類なき、世界の中心たる都市だったローマは帝国内の一都市に成り下がっていく…というのは読んでいて歴史のロマンと無常を感じた。各皇帝が手掛けた建築・都市整備のやり方も状況と性格によって全然違うのも面白かった。

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    2024年11月18日
  • 興亡の世界史 人類文明の黎明と暮れ方

    Posted by ブクログ

    文明の発生と消滅が必須であれば、成功と失敗から学ぶべきことは「失敗の仕方」ではないか。
    ということで、《興亡の世界史シリーズ》を読む。

    『人類文明の黎明と暮れ方』では、ヒトの進化から古代文明までが語られている。
    前半の「言葉の定義」解説的箇所にやや手こずったが、シュメールの解説あたりからガゼン面白くなる。

    中でも「チグリス・ユーフラテス川とナイル川の氾濫の違いが、二つの文明の相違を生み出した」と……。
    メソポタミア文明のヨーロッパへの影響とエジプト文明の過大評価というのも面白い。
    また、ギリシャ文明のことをこんなに知らなかったことに気付かされる。

    「おわりに」では、現代の問題と筆者自身の考えが示されている。
    「文明を繁栄させた原因や要素こそが、同じ文明を衰退させる働きをすることーー自滅の道こそが衰退の原因」

    でも、まだわからない。

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    2024年03月07日

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