作品一覧

  • 進め! 女優道 《七夕スペシャルドラマ篇》
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    1巻880円 (税込)
    あたし、飯野りりすは「天才子役」。だけど最近スランプの連続で、「子役は大成しない」というジンクスが頭をよぎる――。そんなとき舞い込んできたのが、人気脚本家が手がけるドラマ。小学校生活最後の仕事は、何やら嵐の予感が!?
  • タイドプール
    -
    1巻1,155円 (税込)
    タイドプール、それは小さくてきびしい世界。そんな場所で私たちは身を寄せあって生きている。父親の再婚をきっかけに、家族や友だちのことで悩む少女の姿を、タイドプールの生き物たちの世界と重ねて描く秀作。第47回講談社児童文学新人賞佳作受賞!
  • ハングリーゴーストとぼくらの夏
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    ――「あの塔が戦争中に日本人に殺されたシンガポール人の記念碑と知ったとき、ちょっとショックだった。そういうの、こっちにいれば、だれだってあるよ。私たちは日本にいる子たちよりはやく、底のない万華鏡をのぞいたんだよ」 小学6年生の間中朝芽(まなかはじめ)は、父親の転勤でシンガポールの日本人学校に通うことになった。そこではじめて、加害の歴史に触れる……。史実をもとに描かれる「共生」をテーマにした物語。
  • 木曜日は曲がりくねった先にある
    3.0
    1巻1,265円 (税込)
    中学生になったら本当の人生がはじまるはずだったのに、私は今も仮の人生を生きている。佐藤瑞紀は、中学受験に失敗し、公立の中学へ通うことになった。学力試験は通ったのに、抽選で落ちた。その事実に苦しむミズキは、中学三年間を冬眠してすごそうと決意する。しかし、体育祭での三人四脚や、理科部からの勧誘、そして小学校のころ気になっていた竹内奏斗との再会によって、なにも感じないはずの心は波立っていく……。
  • ハンナの記憶 I may forgive you
    3.4
    1巻1,265円 (税込)
    第二次大戦時、日本にいた敵国人(連合国の人びと)は、不自由な抑留生活を強いられました。敵国人といっても、日本人とのハーフやクォーターの人が多く、戦争がはじまる前は当たり前のように日本のなかで生活していました。日本に骨を埋めるつもりで残り、運命に翻弄された人びとに光をあてた作品です。3.11後、迷走する日本で、これから長い道のりをいく子どもたちに、生きる肯定感と希望を届けたいと考えます。
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど
    3.3
    1巻1,265円 (税込)
    チレキ。正式には地理歴史部。「一番楽で、上下関係厳しくなくて、ついでに存在感もなくて、帰宅部よりオススメ」だったはずなのに、主人公の健吾が中三になった春、状況が一変。熱血の新顧問のもと、ジオラマ作成に乗りだすことになる。テーマは、〈百年前の渋谷〉。自分たちの住んでいる町は、どのようにして今の姿になったのか。町の過去を振りかえる作業を通して、健吾は自分の過去の傷と向きあい、成長していく。青春小説。
  • サンドイッチクラブ
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    珠子はダブル塾通いをする小学6年生.ぼんやりむかえた夏休みに,無心に砂像を作るヒカルと出会う.強烈な個性をもち,成績もトップクラスのヒカルは「戦争をなくすためにアメリカの大統領になる」という.家庭環境も性格も異なるふたりの少女が,たがいを受け入れ,まっすぐに世界と向きあっていく姿をさわやかに描く.

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ユーザーレビュー

  • サンドイッチクラブ

    Posted by ブクログ

     自分たちの将来に希望も迷いも不安もいっぱいの小学6年生たちの、勉強と友情と砂像作りの夏の物語でした。

     主人公は中学受験を目指して二つの塾に掛け持ちで通う小学生。ある時、友達の友達の同級生という、主人公からはあまり関わりのあるようには思えない女の子と一緒に『黄金のシャベル』を奪還する勝負に巻き込まれてしまう。勝負の方法は、砂像対決。砂場で作った砂山に、様々な道具で彫刻を施して作品にするというもの。今まで知りもしなかった砂像の世界に、主人公もどんどん夢中になっていく。中学受験をするのかしないのか、将来どんな風になりたいのか、感性の細やかな子どもたちの心は固めては流れる砂のようで、柔らかく、力

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    2024年08月26日
  • サンドイッチクラブ

    Posted by ブクログ

    登場人物の子どもたちと世界との距離感が好き。
    ともすれば遠くなりがちや外国や地球と自分たちが関係していることに気づいていく。
    子どもたちの繊細な悩みをばかにすることなく描き、それでも最後は前を向く、未来への姿勢は読者へのエールにも思える。児童文学の向日性。
    ストーリーも意外性があっておもしろくて読みやすいし、課題図書だったのも納得…
    砂像アーティスト、初めて知りました。よかった。

    0
    2023年04月02日
  • サンドイッチクラブ

    Posted by ブクログ

    最後に受験を辞めたいと言ったが、またやりたいと言い
    砂像対決に負けてしまったけど、すごく上手くなって努力したら何にだってなれるんだと思いました。

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    2021年11月15日
  • サンドイッチクラブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    砂像のもろさ、素晴らしさのわかる話だった。時々砂像を見ることがあるが、今度はもっと細かいところまで見てみようという気になった。つくってしまったら壊すもろさはあるけれど、自然に戻るということなんだと思った人サンドイッチクラブという名前も納得した。ミサイル落ちてきませんように。

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    2025年09月03日
  • サンドイッチクラブ

    Posted by ブクログ

    優秀な羽村ヒカルとサンドイッチクラブを組んだのは、主人公 珠子。
    ライバルの葉真に勝つため、一緒に砂像をつくることになった…。

    喧嘩もあり、学びもたくさんあったサンドイッチクラブ。
    3つの約束をつくり、仲良く砂像をつくる2人の姿が思い浮かびました。
    すごく素敵だと思うし、みんなを魅了させる砂像をつくってほしいです。

    0
    2025年01月05日

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