ノンフィクション・ドキュメンタリー - 祥伝社作品一覧

  • なぜ妻は突然、離婚を切り出すのか
    -
    妻は我慢の臨界点!夫は青天の霹靂!……妻に突然、離婚を切り出された!? いえいえ、突然ではありません。妻はずっと離婚するかしないか悩んでいた、ということが少なくないのです。最近、よく聞かれる「モラハラ離婚」も、そのケースです。夫側にまったく自己認識がないまま、妻を心理的・経済的・身体的に圧迫していたりするのです。本書は、数々の離婚問題を扱ってきた弁護士が、今までの経験や裁判の判例を元に、夫婦の認識の違いをあぶり出します。そして見逃してはならない妻の変化や、離婚されないために心がけることについても言及します。転ばぬ先の杖となる一冊!
  • 地震前兆現象を科学する
    -
    地震には必ず、前触れがある!すでに、ここまではわかっている!日本は1100年ぶりの地震・火山活動期に入った。この列島にいる限り、大地震が避けられないのは常識なのだ。では、それをいかに早く、正確に予測するか。東日本大震災は想定外であったとされるが、はたしてそうか。予知研究の専門家である著者はその見解に反対であり、研究体制の不備が招いた惨事であるとした。地震の予知はどこまで進み、あとどれほどの時間で達成されるのか。科学的なアプローチに加え、動物、地下水、電気関係にまつわる前兆現象についても徹底検証。日本人が地震を恐れなくなる日は近い!
  • ロボット革命 なぜグーグルとアマゾンが投資するのか
    3.6
    福島第一原発事故の直後に投入されたのは、日本のロボットではなく、アメリカ製だった。ソニーのアイボやホンダのアシモなど、世界トップとされていた日本のロボット技術は、なぜ役に立たなかったのか?一方、アメリカではグーグルが自動運転車の実証試験を進め、アマゾンがドローンと呼ばれる無人機での配達を目指すなど、ロボットに対する巨額の投資が活発化している。日本でも、安倍首相は「ロボット革命」を経済成長戦略の目玉としている。人間はロボットをどう受け容れればよいのか? 日本のロボット開発はどうあるべきか? 自らロボット開発に携わる著者が考察する、ロボット社会の今と未来!
  • 法医学者が見た再審無罪の真相
    4.0
    今だから話せる、あの裁判の真実の姿! 前作「法医学現場の真相」から4年、袴田事件をはじめ、再審の末に逆転無罪となった事件が続く中、数々の裁判に関わってきた著者が、冤罪の真相、司法の問題点を説き明かす。進歩を続ける最新技術「DNA型鑑定」の落とし穴とは? さらに頻出する痴漢・ワイセツ事件裁判の現状も。 [本書に登場する事件] ・袴田事件 ・東電女性会社員殺人事件 ・足利幼女殺害事件 ・布川事件 ・福井女子中学生殺人事件 ・飯塚事件 etc.
  • 株は夢をかなえる道具  女子のための株式投資入門
    3.0
    30万円からスタートして、5年で1000万円に! 「株タレント」として雑誌やバラエティ番組で活躍しながら、ソフト補正下着のブランドを立ち上げ、実業家としての顔も持つ杉原杏璃。23歳のとき30万円で始めて、5年目で1000万円に! これまでの投資経験やノウハウ、投資を通して手に入れた自分らしい生き方を綴った一冊。
  • 逆転大名 関ヶ原からの復活
    4.0
    天下分け目となった関ケ原合戦。東軍が勝利し、西軍の大名のほとんどが所領を没収された。そうした失領大名のなかで、のちに大名として復活をとげた男たちが実在する。ただの牢人に落ちた人間が、再び大名に成り上がる、すなわち「逆転大名」となる。なにゆえ彼らは、“奇跡”を生みだし得たのか? すべてを失ってもまた登ってくる人間とは、いったいどのような人たちなのか?
  • 「超・長寿」の秘密――110歳まで生きるには何が必要か
    3.0
    日本では現在、100歳以上の長寿者が6万人以上おり、年々増えているが、110歳以上はわずか146人。そこに存在する大きな壁を乗り越えて、健康かつ幸福に生きるにはどうすればいいのか。国内屈指、四半世紀にわたる長寿者のデータが蓄積された慶應義塾大学医学部百寿総合研究センターの副センター長である著者は、「超・長寿」実現のカギは遺伝子にあり、「遺伝子が使われる生活」が寿命を延ばすと説く。その具体的方法について、最新の知見を交えながら披露する。
  • 統一朝鮮が日本に襲いかかる
    3.5
    韓国の反日が常軌を逸したものになっている。慰安婦、徴用工問題は、虚構ながらも恰好の日本叩きの道具と化し、国を挙げての暴走が止まらない。核を放棄しない「北」と、韓国はなぜ組むのか? 長年、半島情勢を分析してきた著者は断言する。国力、軍事力の増大を背景に韓国は北朝鮮と手を結び、日本に対して行動を起こす布石なのだ、と。反日で一致し、統一の気運が高揚している北朝鮮と韓国に、日本はどう動くべきか?
  • 日本の崩壊
    -
    日本政治史の泰斗と古代ローマ史の第一人者による対談。近現代日本史と世界史を俯瞰し、国家が崩壊に至る過程と理由を探り、日本はこのまま崩壊していくのか、それを避けるためにはどうすべきかを考察する。「天皇制」「ポピュリズム」「政治と派閥」「安全保障」「国力」の五テーマを掘り下げて見えてきたのは、日本国の脆弱性と日本人の強さ。はたして、日本は崩壊するのか――。堂々たる雄編、ここに。
  • 古代史から読み解く「日本」のかたち
    -
    日本という国号が定まり、天皇という称号が成立した七~八世紀。今に続くこの国の原型が出来上がった。古代史を専門とする歴史学者と、古代を舞台にした作品を数多く発表してきたマンガ家が語り尽くす。古代を知ることは、現代を知ること。浮かび上がったのは、日本が現代も抱える問題点だった。
  • AIを信じるか、神を信じるか
    -
    AIの進化が著しい。AIは人間の知性・思考ではたどりつかない解決策を瞬時に提示するが、「なぜそうなるか」という因果関係を示すことはない。このAIの仕組みとよく似ているのが、既存の宗教が伸び悩むなか信者急増中のイスラム教だ。「なぜそうすべきか」と問うよりも、神(アッラー)への絶対服従が求められるからである。いっぽう、デジタル技術の発達は、従来の先進国とは異なる経済発展を可能にしたが、中国で急速に進む監視社会を生み、日本でも不気味に広がっている。はたして、人類はAIや神に思考を委ね、安全・便利な生活を選ぶのか。それとも自由や人権が守られた生活を選ぶのか――。
  • 日本人に知ってほしいイスラムのこと
    4.2
    東京五輪が開かれる二〇二〇年には、イスラム教徒の人口は二〇億人を超え、世界の二五%を占めると予測される。イスラム圏から日本を訪れる観光客数も、すでに年間一〇〇万人。各地でヒジャブ(頭髪を覆う布)を着けたムスリマ(イスラムの女性)を見かけることが多くなった。では、そんなイスラム圏の人たちと接するために必要な知識や態度とは――。日本人にとって、いまだに正しく理解されているとはいえないイスラムの世界を、衣食住、文化、習慣、歴史など、さまざまな視点から解説。エジプト出身で自らがムスリマである著者にしか書けない、日本人のためのイスラム案内!
  • 総合商社――その「強さ」と、日本企業の「次」を探る
    3.8
    日本独自の業態として戦後復興期や高度成長期の日本経済を牽引、オイルショック・バブル崩壊・リーマンショックに衰微することなく、諸外国の研究により育成された同業他社にも勝利した総合商社。本書は、その「強さ」に迫り、日本企業の「次」を探るものである。総合商社が今世紀はじめに復活を遂げるにあたって行なった経営改革とビジネスモデルの変革は、多くの日本企業に“気づき”を与えるだろう。
  • 蘇我氏と馬飼集団の謎
    -
    蘇我氏は、536年に稲目の大臣就任後、馬子を経て645年の乙巳の変で蝦夷・入鹿が滅ぼされるまでの約100年間、ヤマト王権内で権力を振るい、栄華をきわめた。この巨大豪族・蘇我氏に「馬」というキーワードで迫ったのが、本書である。蘇我氏台頭と継体天皇即位との関連、蘇我氏と馬飼集団の関係、蘇我氏系有力王族・聖徳太子の非実在説など多角的に検証していく。蘇我氏とは何だったのか? 蘇我氏および古代氏族の終焉は何を意味するのか? 律令国家以前の古代社会の実態が明らかに!
  • 天下人の父・織田信秀――信長は何を学び、受け継いだのか
    3.6
    中世的権威の破壊者、近世の開拓・改革者とされてきた織田信長の戦闘法、外交・経済政策、家臣統制には、父・信秀の影響があった! 織田信秀は、守護代家臣から短期間で尾張随一の実力者に伸し上がった戦国の出世大名の一人でありながら、史料の少なさから、その実像が謎であった。信長研究の第一人者が、信秀、信長二代にわたる事績を明らかにした本書で、天才、魔王、革命家とまで称された信長像は変わる!
  • デザインの誤解 いま求められている「定番」をつくる仕組み
    3.4
    長く愛され、売れ続ける商品を生み出す発想とは?人気ブランド『THE』を立ち上げた著者たちが見つけた、ものづくりの方法。世の中にモノが溢れる現代において、私たちは本当に自分が欲しいと思えるものに出会うことができているだろうか? 大量生産・大量消費の時代は過ぎ、いま消費者からも生産者からも求められているのは、長く愛せる飽きのこないもの、すなわち「定番」だ。では、そうした定番商品を新たにつくりだすために必要なデザインや経営とは、どのようなものか。クリエイティブディレクターの水野学を中心に立ち上げられたブランド「THE」は、まさに定番づくりのための製品開発を行なってきた。現場で見えてきたその方法論を大公開!
  • 日韓 悲劇の深層
    4.0
    「史上最悪の関係」を、どう読み解くか。祖国から「売国奴」と侮られ、「入国拒否」されている呉善花氏の個人体験と心の葛藤をとおして、日韓関係のあり方を考える。 日本人が知らない韓国の本音・日韓の歴史・文化・価値観の違い…呉善花、西尾幹二両氏が語り合い、理解を深める一冊。呉善花氏講演「『恨』と『もののあはれ』」収録。
  • 困った隣人 韓国の急所
    4.2
    恨みを世襲する韓国と、水に流す日本。わかりあえない隣人ゆえの不幸が、今日も続いている。日韓相互の誤解と偏見は、どこから来たのか? その答を探るべく、井沢元彦・呉善花の両人は対談の中で思索を重ね、軋轢の根源を、違う道を選んだ歴史の中に見出していく。本当の韓国の姿を知り、日本との違いに気づくことがまずは必要だと、本書は主張する。
  • 東大vs京大――その“実力”を比較する
    -
    日本における大学の双璧・東大と京大。最近は、他の旧帝国大、一橋大、東工大、早慶などから 果敢な挑戦を受けているとはいえ、まだまだその存在感は他の追随を許すものではない。 本書では、両校の設立経緯、歴史、その指導的役割、 現状、課題について明らかにし、学生、教授、研究・教育内容や、ノーベ ル賞、卒業生の進路、活躍などについて、詳しく比較・分析した。 東大・京大は、今後も覇者たりえるのか?
  • 知性とは何か
    3.5
    ナショナリズム、歴史修正主義、国語力低下……日本を蝕む「反知性主義」に負けない強靭な「知性」を身につけるには? いま、日本には「反知性主義」が蔓延している。反知性主義とは、「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」だ。政治エリートに反知性主義者がいると、日本の国益を損なう恐れがあると、著者は主張する。実際、その動きは安倍政権下で顕著だ。麻生副総理の「ナチスの手口に学べ」発言や、沖縄の基地問題を巡る対応などに、それは現われているといえるだろう。本書では、この反知性主義が日本に与える影響を検証し、反知性主義者に対抗するための「知性」とは何かを考える。あわせて、本当の知性を私たちが身につけるための方法も紹介する。
  • 東京カフェ散歩――観光と日常
    4.1
    渋谷ヒカリエや、東京スカイツリー開業で活気づくイースト東京の下町カフェなど、カメラ片手に、ぶらぶらと路地を散策しつつ立ち寄りたい喫茶店を紹介した「観光編」。神保町の古書店街、中央線や世田谷線沿線など、そこに住む人の呼吸とともにある喫茶店を紹介した「日常編」。今回も美しいフォト&エッセイで綴る、大人のためのカフェ案内。
  • 業界だけが知っている 「家・土地」バブル崩壊
    3.3
    不動産の高騰が止まらない。 銀座の地価は一九八〇年代のバブル期を上回り、三大都市圏と「札仙広福」(札幌・仙台・広島・福岡)の狂乱が著しい。国内外の投資マネーの流入、外国人富裕層の購入を背景に、超大型ビルや再開発の計画が目白押しだ。タワマンの販売も好調である。 バブル崩壊から四半世紀。ふたたび急上昇する不動産価格はこのまま暴走するのか、それとも落ち着きを取り戻すのか。値上がりは東京オリンピックまで続くのか。 業界に精通した著者は崩壊の兆しを感じ取り、あえてその後の不動産に明るい未来を託す。 「今、不動産はどうなっているのか」がわかる、スリリングな1冊!
  • 日本史のミカタ
    3.7
    日本には三つの国があった、武士を動かす「おねえさん力」、日本最初の絶対王政・室町幕府、寺は租税回避地、明治維新の陰のスポンサー……などなど、これまでの常識を覆し、日本史の新たな見方を提供する本格対談。京都史観の井上教授と関東史観の本郷教授がユーモアを交えながら時に対立、時に協調。ヘトヘトになるまで語り尽くした。語り口はやわらかく、おもしろいけれどかなり深いところまで掘り下げる。歴史ファンにはたまらない!
  • 糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた
    3.9
    堀江貴文発案、糖尿病予防プロジェクト!___糖尿病は怖い。その理由に「サイレントキラー」がある。すなわち、最初はほとんど自覚症状がなく、健康診断などではじめて気づく。そして、一度糖尿病になると完治しない。生涯、治療を続けねばならない。合併症を発症すれば、失明・足の切断・人工透析など深刻な事態に陥りやすい。いっぽうで、糖尿病は予防効果が大きい。なぜなら、糖尿病には食事・運動・睡眠など生活習慣の乱れが大きく関与しており、これを改善すれば防げる、あるいは現状をキープすることができるからだ。本書は、堀江貴文が発案した「糖尿病予防プロジェクト」の一環として生まれた。理解しづらいと言われる糖尿病を、最新知見とともにわかりやすく説明し、簡単ですぐできる予防法を紹介している。本書を読んで、究極の資産「健康」を手に入れよう。
  • 日本は戦争に連れてゆかれる――狂人日記2020
    3.8
    災害のあとに金融恐慌、そして戦争が来る 新型コロナウイルスの大騒ぎは、恐ろしい翼賛体制への道を開いてしまった。10年後、私たち日本人は“大きな戦争”に連れてゆかれるだろう。 国民を大災害や未知の病気で激しい恐怖状態に陥れ、その隙に乗じて支配・統制する。これを「ショック・ドクトリン」もしくは「大災害便乗型資本主義」と呼ぶ。 歴史を検証すれば分かる。第一次世界大戦の好景気から関東大震災を経て昭和恐慌、そして満州事変→国家総動員法→太平洋戦争……日本が真珠湾攻撃で開戦したとき、全国民は舞い上がった。また同じことが起きる。 当初からコロナ騒ぎを冷ややかに見て“狂人”扱いされるという著者は、やがて訪れる恐ろしい未来を予告する。
  • 世界から戦争がなくならない本当の理由
    4.3
    七四年前の八月一五日に終戦を迎えた日本は、今日まで他国と戦火を交えることなく、「平和国家」の道を歩んできた。しかし、朝鮮半島、ベトナム、アフガニスタン、中東……世界では絶えず戦争やテロが起き、現在も紛争と緊張状態が各地で続いている。なぜ、戦争はなくならないのか? 「過去から学び、反省をして、現在と未来に活かせる教訓を引き出すことが必要」と説く著者は、本書で日本と世界の戦後を振り返り、「戦争の教訓」を探してゆく。“池上彰の戦争論”の決定版!
  • 資本主義と民主主義の終焉――平成の政治と経済を読み解く
    4.0
    平成とはどのような時代だったのか。そして、令和はどのような時代になるのか―。『資本主義の終焉と歴史の危機』で歴史の転換を明示した水野和夫教授と、政権与党時の民主党ブレーンとして政治の内側を見てきた山口二郎教授が語り尽くす。まず、平成三一年間を六つの時代に分けて分析。そのうえで平成を総括し、今後を予測・提言する。見えてきたのは、日本が資本主義を“卒業”していく過程であり、政治が大きく変質・劣化していく様だった。歴史的に未知の領域に入ろうとしている現在の日本。両名の主張に刮目せよ。
  • 乱と変の日本史
    4.8
    中世を中心に、日本史の転換点、あるいは転換点を引き寄せる要因となった10以上の乱と変を読み解いたのが、本書である。背景、構図、経過、結果を明らかにし、当時の状況、人々が求めたものを考察する。個々の事例を掘り下げ、つなげることで、歴史を貫くものが見えてくる。この国では誰がどのような時に勝利し、敗れる者は何ゆえ敗れるのか。700年にわたる武士の時代を概観、日本および日本人の本質に迫る。
  • 潜在能力を引き出す 「一瞬」をつかむ力
    4.0
    どうすれば、なりたい自分になれるのか、潜在能力を引き出すことができるのか――。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする著者が、心理学者マズローが提唱した「ピーク体験」とチクセントミハイが述べた「フロー」について説明しながら、披露する。他にも、アイデアの出し方、チャレンジの方法、自己肯定感の高め方などを紹介。自分らしい人生を送るための指南書!
  • 永田鉄山と昭和陸軍
    4.3
    昭和10年8月12日、陸軍省軍務局長室において、相沢三郎陸軍中佐に斬殺された永田鉄山陸軍少将。「永田の前に永田なく、永田の後に永田なし」とまで言われた昭和陸軍の逸材は、なぜ殺されたのか。永田が目指していたものは何か。そして、永田が生きていれば、日本は戦争への道を歩まずにすんだのか――。これらの命題に、永田の人物と構想を繙きながら、相沢や皇道派にも触れつつ、迫っていく。永田家所蔵の初公開写真や遺族の声も掲載。はたして、戦争は止められたか?
  • 120歳まで生きたいので、最先端医療を取材してみた
    3.6
    尿1滴でがんを検知する、iPS細胞からミニ臓器をつくる、脂肪がつくる酵素で老化を遅らせる……最先端医療は、私たちの想像以上に進化していた。2016年に予防医療普及協会を立ち上げ、予防医療に関する最新知見や情報を発信している堀江貴文が、実際に医療現場を取材し、まとめたのが本書である。医療情報だけではなく、人工冬眠で寿命が延びる、記憶を書き換える、第六感・磁覚を身につけるなど、科学読み物としても楽しめる。楽しみながら、「防げる死」を防ぐ情報を入手しよう。
  • 内向型人間だからうまくいく
    4.2
    大人数の場が苦手だったり、同時に複数の仕事がこなせなかったり、アドリブや雑談ができなかったり……。もしかするとそれらは内向型人間だからかも。内向型人間は、話すのが苦手でも聞き上手、行動力がないように見えるのは、慎重にリスクを踏まえて行動できる証拠。時間をかけて仕事に取り組むことで、高い成果を出せる。本書では、内向型人間の長所を活かした働き方と生き方を提案。大切なのは、自分の特性を知ること。そうすれば、その性格は弱みではなく、強みに変わる!
  • 観光公害――インバウンド4000万人時代の副作用
    3.7
    インバウンドの増加は、旅行者による消費拡大という恩恵をもたらす一方、マナー違反や環境破壊、住宅価格の高騰などの副作用も生んだ。それが「オーバーツーリズム」=「観光公害」である。観光公害に見舞われる京都に住み、大学で「観光学」を教える著者は、日本各地のみならずヴェネツィアなど海外の観光地にも足を運び、徹底したフィールドワークで観光公害の実態と解決方法を提示する。
  • 渡来氏族の謎
    3.0
    四世紀末から七世紀後半にかけて、大陸・朝鮮半島から日本列島に移住した渡来人。その有力集団は「ウヂ」を名乗り、大和政権に奉仕した。大和政権は最先端の技術・知識・文化を有した彼らを積極的に登用、やがて律令国家が形成された。渡来氏族はまさに古代国家形成の立役者であったが、その功績はもちろん、存在すら明らかでないものも多い。彼らが出自や移住の経緯を改め、さらに政治の表舞台に上がることが少なかったからだ。東漢氏、西漢氏、秦氏、西文氏、難波吉士氏など、氏族ごとに職掌から盛衰までを追い、謎に包まれた実像に迫る。
  • 鎌倉湘南カフェ散歩――海と山と街と
    4.0
    喩えるなら、鎌倉はおいしいランチプレート。自然と文化と言霊と。バランスよく盛り合わされた彩り豊かなカフェ都市。どこよりも多様なカフェ文化がある鎌倉・湘南。あなたを惹きつける特別なカフェが必ず見つかります。豊富なフォト&エッセイで綴るシリーズ最新刊。
  • 外交官が読み解くトランプ以後
    3.7
    トランプ大統領誕生には“行き過ぎたグローバル化への反動”という必然的要素があった。アメリカは現在100年に一度の転換点にある。そしてトランプ旋風は、ヨーロッパ、中東、アジアにまで及び、もはや二十世紀の常識は通用しない。アメリカ、ヨーロッパ、中東の駐在経験と豊富な人脈を有し、トランプ氏勝利を予測した外交官が、この歴史的大変動をわかりやすく解説、日本の選ぶべき道を示唆した。トランプ以後の世界はどこへ向かうのか。
  • 交わらないから面白い日韓の常識
    4.0
    国交正常化五〇年を経ても、未だ埋まらない韓国との溝。慰安婦問題で日韓合意が成されたが、十億円を拠出する「慰安婦財団」の行方など、残された問題は多い。隣国とはいえ、韓国と日本は文化も歴史も暮らし方も、まったく違う。本書では、その違いを、学校教育、食文化、旅文化といった身近な事柄から知り、消えない「反日感情」の秘密に迫る。元朝日新聞ソウル特派員が見た驚きの韓国!
  • 古文書に見る江戸犯罪考
    3.5
    信憑性の高い史料を基に、江戸時代の犯罪と刑罰についてわかりやすく紹介。 児童虐待、介護の悲劇、夫婦間トラブル、通り魔殺人、多彩な詐欺……現代に横行する犯罪のほとんどは江戸時代にもあった。江戸時代ならではの犯罪、貧しい少女による放火、巾着切や盗人たちの独特な作法と生態、同心や岡っ引きによる特異な捜査など、現代との隔絶ぶりにも驚かされる。犯罪を通して覗き見る、江戸の真実がここに!
  • 帝国議会と日本人 なぜ、戦争を止められなかったのか
    4.0
    戦前と戦後の奇妙なまでの符合、やはり歴史は繰り返されるのか! 1890(明治23)年から1947(昭和22)年まで、全92会期が開かれた帝国議会。そのなかから歴史的事件・事象を抽出、何が話し合われ、どのように決まったかを探ったのが本書である。憲法改正、海外派兵、金融危機、震災、汚職……帝国議会(戦前)と国会(戦後)では、驚くほどの一致を見せる。大局観や識見を有した首相の言葉、命がけの議員の演説、躍動した論議は今も輝きを放つ。帝国議会が戦争を止められなかったこと、その際の攻防は、安全保障問題に揺れる現在の日本に「教訓」を与えてくれるだろう。
  • 悩める人の戦略的人生論
    3.0
    働く人にとって、仕事と人生は密接に関係している。単なる出世・キャリアアップの問題ではなく、自分の思いを社会でどう実現するかに関わるからだ。「この職業は自分に向いているのか」「このままこの会社でいいのか」「自分が本当やりたいことは何か」こうした悩みに、経営学はどのように答えるのか? 入社3年目のサエグサ君が経営哲学者Nに学んだ7日間の講義形式で、人生戦略の築き方を解説する。
  • 下山事件 最後の証言 完全版
    4.1
    「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。祖父は何者だったのか。そして亜細亜産業とは。親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版、待望の電子化!
  • 大学の常識は、世間の非常識
    3.0
    変わらない大学への問題提起…。元大学教授の著者は言う。 “一国一城の主”である教授は自由で、天国のような職場だった。 しかし、大学の実態にはさまざまな違和感を拭えず、「大学の常識は、世間の非常識」だと感じ続けていた、と。 どうしたら日本の大学は良くなるのだろうか。 銀行員から大学教授に転身した著者だからこそ提起できた改革案を披露する。 いわく――文系の大学教授を研究者と教育者に分け、大学は企業人養成に専念すべき。 また、企業は3・4年次ではなく1年次に内定を出せばいい――。 巻末には、騒がしい教室が静かになる魔法の言葉など講義の工夫や人気講義を収録。 変わらなかった日本の大学が変わるきっかけとなるか。
  • ここまで変わる!家の買い方 街の選び方
    3.7
    過去の常識は通用しない! コロナ禍がきっかけとなり、人々の仕事や住まいに対する考え方は劇的に変化した。 日本社会は今、変わりつつある。 長く不動産の世界に身を置き、業界の動向に精通した第一人者である著者は、 「人とのつきあい方、仕事の価値観が変わる時、一番先に変化が現われるのが不動産」と言う。 テレワークで働くための好物件とは? 都心のタワマンは「買い」か? 家はローンで買ったほうが得か? 住むならどの街がおすすめか?……などを徹底解説。 過去の常識はもはや通用しない。新たな家の買い方と街の選び方を伝える。
  • 不動産で知る日本のこれから
    3.8
    局地的な上昇を示す地域がある一方で、地方の地価は下がり続けています。 高倍率で瞬時に売れるマンションがある一方で、買い主ではなく売り主が金を出さねば売れない物件もあります。 いったい日本の不動産はは、どうなっているのでしょうか? 「不動産のプロ」であり、多くの現場に立ち会ってきた著者は、「不動産の動きを観察すれば、手に取るように経 済がわかる」と主張します。 インバウンドの恩恵は続くのか?共働き夫婦の都心移住の行方は?そして、不動産の本当の買い時はいつなのか? 景気後退が叫ばれ、先行きの不透明感が増すなか、日本経済を知るヒントがここにあります! 不動産の動向は経済を如実に反映していると言われます。不動産の動向をどのように分析すれば、日本経済への理解が深まるのか? 著者は刻々と移り変わる不動産事情を、地に足がついた形で切り取り、提示してくれます。そこでわれわれは動向の変化にハッと気づき、目を開かれることになります。不動産は明日の日本を知る上で重要なファクターだということがわかるのです。不動産を知ることによって、日本のこと、日本経済のことが見えてきます。読み物形式の日本経済へのガイドブックです。
  • ブレインテックの衝撃 ――脳×テクノロジーの最前線
    3.0
    人類の進化か終焉か? 念じるだけで意思を伝えることができる――。そんなSFのような技術が現実になりつつある。 脳科学とITを融合させた「ブレインテック」への投資が、世界各地で指数関数的に高まっているのだ。 2021年4月には、米ニューラリンクが、脳波でゲームを操るサルの実験動画を公開し世界に衝撃を与えた。 スタンフォード大学は手足が麻痺した男性の脳にデバイスを埋め込み、1分間で90文字の入力に成功している。 AIと競合していく時代に入った現在、この技術は人類の救いの手となるのか? 国内外で加速する研究の最前線から、医療やマーケティングへの応用事例、法的・倫理的な問題点までを解説する。
  • コロナと無責任な人たち
    5.0
    2020年1月に始まった新型コロナによるパンデミックは、戦後の平和ボケとなれ合いを享受してきた日本のリーダーたちの本性を暴いた。数百億円を投じて世界から失笑された「アベノマスク」、反対を押し切って強行された「Go Toキャンペーン」、都民に戸惑いだけを残した「東京アラート」など、愚策の見本市のような政策が次々に発表されてきた。また、コロナ禍に乗じて畑違いの素人が根拠のないデマを声高に発信し、そのたびに国民の間で不信と分断が生まれている。本書では政治家、知識人たちの腐敗を抉り出し、知性なき国家の惨状を白日の下に晒す。
  • カルトブランディング 顧客を熱狂させる技法
    3.8
    〈顧客を“信者"に変える――新時代の企業コミュニケーション〉未曾有のパンデミックを経て、急速にDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む今、顧客との強固な関係を築くことは、業種・企業の大小に関わらず急務となっている。既存の広告手法の限界が叫ばれる中、注目を集めているのが、カルトブランディングである。北米を発祥とするこの手法によって、ひとたび信者となった顧客は、自身とブランドの関係を周囲に伝える伝道師となる。小さな集団は、やがて熱狂的なコミュニティーに成長していく――。本書は、世界のコンテンツマーケティング業界を取材してきた著者が、カルトブランディングの基本から実践方法までを解説したものだ。新時代の企業コミュニケーションの羅針盤となる1冊。
  • 経済のカラクリ 知らないと損をする53の”真実”
    4.0
    知らず知らずの間に搾取されている――。2012年12月から始まったアベノミクスによる景気回復は、中国に端を発した2020年の新型コロナウイルスのパンデミックにより露と消えた。そもそも、この好景気は大企業の業績改善に一定の効果があったとされるものの、日本人の賃金は先進国で唯一下がり続け、GDP(国内総生産)も低成長が続いている。では、こうした経済のもとで、いったい誰がどのようなカラクリで儲けているのだろうか。デジタル化が進み、経済のルールが大きく変化するなか、身近な商品から最新のビジネスの仕組みまでを検証する。そうして、炙り出された驚きの“真実”とは――?
  • 「覇権」で読み解けば世界史がわかる
    4.3
    「歴史を学ぶ」ではなく「歴史に学ぶ」。ローマ帝国、中華帝国、イスラーム帝国、大英帝国、アメリカ合衆国――歴史上、覇を唱えた強国がどのように生まれ、絶頂を極め、衰亡したかを検証。そこから導き出される「歴史法則」を通して、21世紀の混沌を紐解く。
  • 人は生きてきたようにしか死なない
    -
    人はいかにして「老い」や「死」と向き合うのか――。本書は、数多くの評論・エッセイを世に送り出してきた著者が、その晩年に自らの老いと重ね合わせ、したためたものである。市井に生きる無名の人間、友人、高僧、偉人……彼らの迷いや憂い、喜びや行動から学ぶべきヒントを提供する。「人生のゴールが薄っすらと見えて」きた時、その指針となる名著を、下重暁子氏の解説を添えて堂々復刊。
  • 一生モノの受験活用術――仕事に効く知識とノウハウ
    3.5
    多くの人が通る「関門」である大学受験。あれだけ懸命に勉強したけれど、何を学んだのかすっかり忘れてしまった――そう感じている人も多いはず。ところが、受験勉強で学んだ知識やノウハウは、大人になってこそ役立つもの。忘れたと思っても、実は眠っている能力に気づいていないだけ。いわば、多くの人が「宝の持ち腐れ」状態にある。本書は、受験の経験やエッセンスをどのように“再”活用すればよいかを、各科目にわたり解説。資格試験など、人生のさまざまな場面で役立つ勉強法を身につけられる。受験は、終わってからも人生を切り拓いてくれる「隠れた力」を持っている!
  • 山口組と日本――結成103年の通史から近代を読む
    -
    1915年、港湾荷役労働者の組織として神戸に誕生した山口組。それから103年――最盛期には準構成員を含めて「4万人軍団」と評された日本最大・最強のヤクザ組織は、「山口組」「神戸山口組」「任侠山口組」と三分裂するに至る。この間、三代目組長による勢力拡大、大規模な内部抗争、暴対法と暴排条例の施行など、組織の姿は時代とともに移ろってきた。著者は山口組の足跡を丹念に辿り、戦前、戦中、戦後にわたる日本の“もうひとつの姿”を描き出す。
  • 青年・渋沢栄一の欧州体験
    3.5
    近年再評価の進む渋沢栄一だが、後年、彼が成し遂げた数々の経済・金融改革の原点には、徳川慶喜の名代としてパリ万博へ向かう徳川昭武の付き添いとしてフランスに赴いた時の一年半にわたる欧州留学体験があった。ここで彼は何を体験し、それは維新政府の国づくりにどう影響したのか。また彼の経済道徳合一主義と、どうかかわっているのか。岩倉使節団の研究で名高い著者が、その現代的意義を探る。
  • 戦後 日本の首相――経済と安全保障で読む
    -
    首相の使命は、国を治め人民を救うこと、つまり「経世済民」である。戦後日本の経世済民は、「経済」と「安全保障」の二本柱からなる。本書では、戦後の歴代首相・東久迩宮稔彦から安倍晋三までの33人が、この二つの課題にいかに取り組んだのか、功績と過失の両面から問う。その経済と安全保障という両輪で戦後政治をひもとくと、現在の日本が置かれている状況や問題の深層も、また理解できるだろう。戦後七〇年の通史と、首相の功罪を学べる一冊。
  • 古代倭王の正体――海を越えてきた覇者たちの興亡
    -
    日本人はどこから来たのか。日本国はどのような過程を経て成立したのか。著者は紀元前に遡り、『古事記』『日本書紀』などの国内の史料のみに拠らず、半島や大陸の文献を渉猟して東アジア全体を捉え、日本列島に王権が確立してゆく古代史を俯瞰する。卑弥呼、神武、ヤマトタケル、応神、雄略、聖徳太子…日本列島生まれは一人もいない! 紀行前から6世紀末まで、ユーラシアを貫く壮大な古代史。
  • 2025年、人類が再び月に降り立つ日――宇宙開発の最前線
    4.3
    元JAXA職員だから言える〈急成長する宇宙開発のオモテとウラ〉――人類の「夢」や「ロマン」として語られがちだった宇宙開発がバブルの様相を呈している。巨大テック企業の創業者たちは新たなビジネスを求め宇宙空間を目指し、中国やインドといった新興国がアメリカやロシアを上回る勢いで探査に乗り出している。今、宇宙開発の最前線では何が起きているのか、各プレイヤーの思惑とは――。本書は、半世紀ぶりの有人月面探査を目指す「アルテミス計画」を中心に、宇宙開発についてわかりやすくまとめたもの。JAXA(宇宙航空研究開発機構)職員として月・惑星探査に携わってきた著者が、日本と世界の宇宙開発の歴史と現状、続々と参入する民間企業の動向、宇宙資源採掘への期待と問題点を解説する。
  • 警察官僚――0.2%未満のキャリアの生態
    3.8
    特権も陰謀もありません!! 警察官僚(=キャリア)の知られざる実態と本音を、元キャリアの作家が明かす――◆キャリアの「学歴」、実は入庁してからは意味を持たない◆「キャリアは父親のような年齢の部下を持つ」というのは本当?◆「猛獣」「パワハラ―」「一を聞いて億を読む天才」…多彩なキャリアたち◆世紀末の中央省庁再編で行われた、仁義なき「縄張り」侵略戦争◆カネ、権力、女…著者も「リアルに危なかった」警察不祥事――あまりに少ないため「珍獣」と呼ばれる警察官僚たちのリアル!
  • 戦争と指揮
    3.5
    新型コロナウイルスによるパンデミックのなか、日本のリーダーたちの右往左往する姿が連日伝えられている。 迷走を続けるリーダーたちの姿は、まるで日本を焦土に導いた太平洋戦争のリーダーにも重なる。 アメリカでは軍事マネジメントと経営マネジメントは、不離一体のものとして相互に影響を及ぼしながら発展してきた。今、迷走を続ける日本のリーダーたちの姿は、軍事に目を背け続けてきたツケなのかもしれない。 本書は、元陸将補で軍事史研究家の著者が古今東西の戦例や米軍の教範「フィールドマニュアル」を参考に、指揮官のあるべき姿を模索したもの。 現場指揮官の目線で、豊富な事例と米軍の研究成果を交えながら「指揮の本質」を明らかにする。 作戦術、意思決定のプログラム化、リーダーの義務(ノブリス・オブリージュ)、人材マネジメントなど、軍事のみならずビジネスシーンでも応用可能な内容になっている。
  • 不動産激変 コロナが変えた日本社会
    4.0
    まもなく、不動産の姿は一変する! 新型コロナ騒動が終了後、不動産の世界は激変し、まったく違う姿になっている! 「不動産のプロ」であり、長く現場の動向を観察してきた著者は、そう断言する。 いったい、何が変わるのか。 たとえば、従来社員一人当たり三坪で計算されてきたオフィスビル需要が急減するのは、リモートワークの常態化のため。商業ビルの淘汰は、Eコマースの拡大のため。そして、都心の超高層マンションのメリットは喪失し、郊外の戸建てが取って代わる……などなど。 社会が変われば不動産も変わる。その構図を明らかにし、業界の明日を大胆に予測する!
  • 世界を変える5つのテクノロジー ――SDGs、ESGの最前線
    3.5
    「このままでは日本だけが取り残される!」 行き過ぎた資本主義に対する反省から、日本では「脱成長」がブームとなっている。 しかし、GAFAMなど世界のテック企業の進化が止まることはない。 むしろテクノロジーを加速させて、気候変動、食料不足、教育格差といった社会課題をビジネスチャンスに変えている。 また、世界では、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったESG投資が急速に進む。 SDGs(持続可能な開発目標)にも重なるESG投資の運用資産は、2025年には世界で53兆ドルを超えるともいわれており、取り組まない企業には人も資金も集まらない。 ESGに根ざした経営は、もはやビジネスの“参加条件”ともいえる。 本書では、ESG、SDGsの観点から5つの社会課題を取り上げ、最新のテクノロジーの動向とイノベーションを生み出す企業の強さを解説。 GAFAM、テスラ、セールスフォース、その他注目のスタートアップが見据える未来とは―。 そして、自ら環境問題と国際協力に取り組んできた著者だからこそ言える、日本のビジネスパーソンがESGを自分ごと化するために必要なこととは何か? 第6章では、元スタンフォード大学教授で東京大学マーケットデザインセンターの小島武仁センター長との対談も収録。 世界を知る二人が語り合う、持続可能な社会の実現に果たす経済学とテクノロジーの役割とは。 欧米に比べてすでに出遅れている日本が、「脱成長」という幻想に浸っているひまはない。 最先端のビジネスモデルを知り、サステナブルを武器に変えて未来を切り拓け!
  • 幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌
    3.8
    「どこに身を隠しても必ず探し出し、一人でも多くの日本人を殺害するつもりだ」 ――アメリカ極東航空軍報告書より。 NHK BS1スペシャル「果てなき殲滅戦~日本本土 上陸作戦に迫る~」では、ジョージ・マーシャルら米陸軍が強行しようとした「オリンピック作戦(九州上陸作戦)」の全貌が克明に描き出された。本書は同番組の書籍化である。 太平洋戦争末期、一億玉砕を掲げる日本に対し、米軍は報告書に「日本に一般市民はいない」と明記し、都市はもちろん農村・漁村に至るまで徹底的に破壊しようとした。互いの憎しみの中で多くの市民が犠牲となり、75年以上経った今もその傷は癒えていない。 取材のなかで次々と明らかになる衝撃の計画の数々――日米両国での取材で発掘された関係者の証言と極秘資料からは、どこまでも残酷になる戦争の本質が見えてくる。日本殲滅を目論んだ作戦の全貌を掘り起こす。
  • 江戸の暗号
    -
    天正18(1590)年、江戸に入府した家康は、江戸改造を実施する。その後、秀忠・家光に受け継がれた都市計画は、平安京と異なる「霊的な防衛構造」がいたるところに見られる。本書は、建築構造を専門とする著者が、長年の研究の末、江戸・東京に残された“徳川の仕掛け"を読み解く試みである。平安京と同じく四聖獣を土地に当てはめた「四神相応説」や、富士の気を呼び込むために造られた江戸の「渦巻構造説」などを宗教と地理の観点から検証し、徳川家と怪僧・南光坊天海の真意に迫る。はたして、徳川家が恐れたのは、何だったのか――。江戸の町に隠された謎に迫る。
  • 老後レス社会 死ぬまで働かないと生活できない時代
    3.0
    待ち受けるのは暗黒の未来か――今から19年後、日本の人口は65歳以上の高齢者35%を占めると推計されている。社会保障費が増大する一方で、労働力不足は深刻化。それが「2040年問題」だ。政府は「一億総活躍」と称し、高齢者の就労促進を謳うが、そこには公的支援を抑えようとする意図が透けて見える。70歳を過ぎてもハローワークに並ぶ。もはや「悠々自適の老後」はなくなった。死ぬまで働かなければ生きていけない「老後レス社会」が到来する。未来の日本はディストピア(暗黒の世界)なのか。朝日新聞本紙と朝日新聞デジタルで好評を博したシリーズに、新たな取材による加筆を全面的に施し、「老後のなくなった日本の現実」と、避けられない未来をどう生きるかを考える。高齢者はもちろん、高齢者予備軍必読の1冊!
  • 百田尚樹の日本国憲法
    3.9
    楽しみながら、憲法も安全保障も天皇制も学べる あなたは日本国憲法についてどれくらい知っていますか。 著者は、この憲法は“突っ込みどころ”満載でおかしな点が一杯あると言う。 その説明に目から鱗が落ちるのはもちろん、思わず笑ってしまうことも。 しかし笑ってばかりもいられない。今や尖閣諸島沖には中国船が遊弋し、 ロシア・北朝鮮・韓国など周囲は敵対国ばかり。この状況を作り出したのもまた日本国憲法である。 はたして、この国はどのように守られてきたのか。安全保障について、日本史から読み解いていく。 まさに「わかりやすくて、爆笑するほど面白くて、震えがくるほど怖い(百田尚樹・談)」憲法本! 一家に一冊の必需品です。
  • 世界史のミカタ
    3.8
    これまでにない世界史――。その突破口は、中央アジアに蟠踞した遊牧民への視座である。いわく「西のローマ帝国、東の漢帝国を崩壊させる決定的な原動力になったのは、遊牧民たちの動き」であり、「中世には、どちらでも擬似古代国家が再建された」。この見方は、教科書はもちろん、大きな地域史とも言える東洋史、西洋史にはできない。以下、古代から現代までを通観。立ち現われたのは、まったく新しい「世界史のミカタ」である。これこそ、複雑な現代世界を読み解く武器となる。碩学で知られる、両著者自身が知的興奮を味わった、白熱対談へようこそ!
  • 織田信長の外交
    4.8
    信長の特徴は外交にこそ、ある! それは後継者たる豊臣秀吉・徳川家康を含め、どの戦国大名とも異なり、武断派のイメージがウソのような「待ち」の姿勢、相手や状況によって施策を変える「柔軟さ」から、権謀術数を用いた「力の外交」までを縦横無尽に展開した。一貫して信長を研究してきた著者が、現代にも通じる教訓とともに、日本史上稀なる人物を読み解いた力作。
  • 「広辞苑」の罠――歪められた近現代史
    -
    広辞苑は、誰もが使う国民的辞書であり、そこからの引用は無条件で信用されているが、その記述は極めて一面的、日本悪玉論、贖罪論に満ち溢れていて、知らず知らずの間に洗脳されてしまう。広辞苑には、使う人が日本嫌いになるような「罠」が仕掛けられている。本書では近現代史に関する項目を取り上げ、その記述を検証、さらに初版以降の変化も検証し、版が新しくなるほど、その偏向ぶりがより極端になっていく傾向をも明らかに!
  • なぜマンションは高騰しているのか
    4.3
    第一人者による警鐘 マンション価格の高騰が止まらない。 かつて「億ション」、すなわち1戸=1億円以上のマンションが 騒がれたことが?のように、今や「2億ション」「3億ション」でないと、 不動産業界では超高額マンションと呼ばない。 東京だけではない、大阪でも25億円の物件が登場した。 いったい誰が買っているのか? 驚愕の価格の背景には何があるのか? 日本社会はどう変わっていくのか? 業界に精通した著者が読み解いていく。 見えてきたのは、ごく少数の富裕層と大多数の貧困層、 その中間で踏みとどまろうとする層に分断された日本人の姿である。 (以下、目次より) ●億ションはもはや普通の物件 ●激増する日本人富裕層 ●パワーカップルが陥る落とし穴 ●さらなるインフレが到来する ●一般国民は、中古物件を買うしかない ●バブル時代から変わったこと、変わっていないこと ●タワマンは永住のための住居ではない!? ●新たなトレンド、ブランデッドレジデンス ●ヴィンテージマンション ●都心なら、どこを選ぶべきか ●注目は地方4市 ●マンションの「買い時」とは? ●三極化する日本社会と、今後の住宅
  • 新聞は考える武器になる 池上流新聞の読み方
    3.5
    *本書は『考える力と情報力が身につく 新聞の読み方』として刊行された作品を、加筆・修正のうえ改題したものです。 新聞は「誰のためのものか」。事実を正確に伝えているか? 難しい話や専門用語をどのようにやさしく伝えるのか?  デマやネットの情報に惑わされず「知る」「考える」「伝える」力を磨く。 ――――― 新聞を購読する人が減ったことで、新聞の読み方がわからなくなっている若者も増えています。 そこで、「このように新聞を読み比べると面白いよ」とでも言うべきアドバイスの連続になってしまいました。 それでも、新聞を読む人が減ったことで、新聞を読んでいるだけで他人に差をつけることが可能になったのです。 このチャンスを生かそうではありませんか。新聞の世界にようこそ。 (「文庫版はじめに」より)
  • 嫉妬の正体
    -
    人間誰しも、嫉妬からは逃れられない。松下幸之助が「嫉妬心は狐色に程よく妬かなければならない」と述べたように、その存在を認めていかに飼い馴らすか、そして他人からの嫉妬をどのように避けるかが肝要である。歴史上の人物から現代各界まで豊富な事例を紹介し、日本社会で生き抜く術を説いた名著、ここに復刊。
  • 幻の五大美術館と明治の実業家たち
    4.5
    大倉集古館、大原美術館、根津美術館など、実業家の蒐集品を展示する人気美術館は多い。その一方で、設立の夢を果たせなかった美術館があったことをご存知だろうか。本書はそれを、「幻の美術館」と呼ぶ。紹介する五館は、質量ともに十分なコレクションを所蔵。蒐集した実業家たちも公開をめざしていた。頓挫した背景にはいかなる事情があったのか? 夢が叶っていたら、どんな美術館になっていたのか? わずかに残されていた貴重な資料をたどり、その全貌を明らかにする。美術・歴史愛好家、垂涎の一冊。
  • 台湾に生きている「日本」
    4.1
    ■この奇跡を見よ! 保存されていた明治・大正・昭和の「日本」!■ 50年間(1895~1945年)の統治時代に日本と日本人が築いた数々の事物は、いまもこの地に生きている。あるものは山中で風雨にさらされひっそりと、あるものはいまなお現地の人々に愛されながら堂々と。歴史的建造物、産業遺産から日本語、日本精神まで、戦後の日本と日本人が顧みることがなくなった数多(あまた)の貴重な「歴史」を、台湾は政治の波に翻弄されながらも、見事に保存しておいてくれた。世界一の親日国のこの奇跡を、我々日本人は見逃してはならないだろう。台湾を愛し、日本の名残(なごり)をもとめて台湾全土を踏破した著者が放つ、空前の「日本遺産」ガイド! 独自研究の成果でもある「台湾の言葉となった日本語辞典」も併せて収録。台湾ファン必携のロングセラー、待望の電子化!
  • ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか
    3.0
    和を尊び、自然界と一体化する日本人の考え方は、どこから来たのか? 日本人の精神性のルーツをたどる。
  • 日本人は、なぜ世界一押しが弱いのか?
    3.6
    日本人は「押しが弱い」。なぜこうも弱いのだろうか? それは、我々日本人が元々、アフリカでの人類誕生以来、幾多の争いに負けつづけ、大陸から押し出されて現在の地にたどりついた民族だからではないか。ならば、まず自分たちの弱さを認めることだ。「押しの弱さ」は恥じるべきことではなく、むしろ現代の世界では「売り」になる。弱さを逆手にとった画期的日本人論。
  • 法医学現場の真相 今だから語れる「事件・事故」の裏側
    3.0
    私のDNA型鑑定を採用していれば足利事件菅家さんの悲劇はなかった! 精密な技術と最新知識、さらに迅速な決断と行動力を要求される法医学の現場。40年にわたりその第一線で奮闘してきた著者が、今知られざる貴重な体験を余すところなく語った! [本書で語られる押田教授が関わった事件・事故・災害] *足利幼女殺人事件 *東電OL殺人事件 *福井女子中学生殺人事件 *飯塚事件 *袴田事件 *日航機御巣鷹山墜落事故 *中華航空機墜落事故 *阪神・淡路大震災 etc. さらに頻出する「医療事故」の問題点も。
  • 安倍晋三の正体
    3.8
    「日本を破壊した男の軌跡」 2022年7月8日、安倍晋三元首相が銃撃され、 駆けつけた昭恵夫人に見守られる中で息を引き取った。 生前の安倍氏は、「日本を、取り戻す。」「アベノミクス」 「地球儀を俯瞰する外交」「改憲」などを掲げて支持を集め、 安倍政権は憲政史上最長(3188日)の長期政権となった。 一方で、モリカケサクラ問題をはじめとする、様々な疑惑が 曖昧なまま決定された国葬の賛否をめぐる議論に、安倍氏の遺した分断の 深さが見てとれる。 本書では、大衆社会の病理を観察し続ける著者が、検証可能な事実を基に 安倍晋三という政治家、ひいては人間の本質を明らかにしていく。 そこから見えてくるのは、安倍氏を支持し続けた私たちの社会の病だった――。
  • 戦術の名著を読む
    4.8
    日本人が知らない戦争の極意とは? 戦術とは、部隊を指揮して作戦を実行し、戦闘の目的である 戦勝を獲得する術(アート)と科学(サイエンス)のことである。 野戦指揮官の本質は、戦場で戦術を駆使して最小限の犠牲で 任務を達成することにある。 開国以来、西洋列強に追いつけ追い越せという国是を背負った 秋山真之は、「吾人一生ノ安ヲ偸メバ 帝国ノ一生危ウシ」という 覚悟のもとで渡米し、軍事思想の大家マハンに教えを請うて 『海軍基本戦術』を記した。 ナポレオン戦争、二つの世界大戦、ベトナム戦争……。 多くの軍人たちの血によって昇華されてきた近代戦術の本質とは何か? 半世紀にわたって戦術を研究してきた著者が、名著のエッセンスを紹介する。
  • 中韓が繰り返す「反日」歴史戦を暴く
    3.0
    「反日」を振り回す中韓と、どう向き合うべきか。中国は国内外での非道な振る舞いを隠し、共産党への不満のガス抜きの道具として、韓国は国内政治闘争の手段として、「反日」を使っている。アメリカ人の立場から冷静に、中国共産党の成り立ちと侵略の歴史、韓国が仕掛ける反日歴史戦を紐解き、東アジア情勢や日本の役割を分析。緊迫する香港情勢、米中貿易戦争など最新のトピックを交え、改憲論議に一石を投じる一冊!*本書は、二〇一七年に単行本にて刊行された『中韓がむさぼり続ける「反日」という名の毒饅頭』(悟空出版)に加筆・修正を加えて新書化したものです。
  • 詭弁社会 日本を蝕む”怪物”の正体
    3.0
    日本社会に跋扈する二匹の“怪物” 近年の政治報道で連日のように見聞きする「そのご批判は当たらない」 「○○の意図はなかった」「コメントを差し控えさせていただく」といった政治家の言葉。 これらは「詭弁」と言われ、相手をあざむくことを目的に使われる議論の詐術である。 詭弁は、「ウソ」と同じく人間社会の理性や良識を食い散らかして壊してしまう怪物であり、 政治の世界のみならず、言論界や我々一般社会をも静かに蝕んでいる。 本書は、近年の政治における詭弁をさまざまな角度から分析・検証し、 “感染”しないための免疫をつけるもの。 大手メディアが権力との戦いを放棄し、大量のウソと詭弁が溢れる時代にあって、必読の1冊である。
  • ハッとする言葉の紡ぎ方 コピーライターが教える31の理論
    3.6
    言葉を紡ぐと、道は開ける  メール、LINE、企画書、会議、プレゼン……、 私たちは日々、言葉を紡いで生きている。 しかし、自分の思いをうまく言語化できずに、 もどかしさを感じている人も多いのではないだろうか。 本書は、コピーライターとして数々の賞を受賞し、 現在はオランダを拠点にクリエイティブ活動を行なっている著者が、 言葉を紡ぐ楽しさを解説するもの。 「言葉を紡ぐことは思考を紡ぎ、行動を紡ぎ、習慣を紡ぎ、 人格を紡ぎ、運命を紡ぐ」と著者は言う。 著者の経験や古今東西の名コピーとともに解説する31の理論を読めば、 運命を切り開くあなただけの言葉が見つかるだろう。
  • 闇バイト 凶悪化する若者のリアル
    3.3
    「闇バイト」がなくならないワケとは?―― 2023年1月19日、東京都狛江市に住む90歳の女性が 自宅で殺害されているのが見つかった。 女性の遺体には激しい暴行の跡が見られ、これまでとは次元の違う強盗殺人事件として世間を震撼させた。 本件をきっかけに注目を集めたのが、「闇バイト」といわれる犯罪だ。 指示役に集められた素性のバラバラな集団によって行なわれる犯罪で、同種の事件は後を絶たない。 中でも詐欺よりも手っ取り早く稼げる「タタキ(強盗)」の増加が危険視されている。 本書では、非行経験のある犯罪学者が当事者たちを取材。 闇バイトを取り仕切る半グレや犯人の更生に従事した保護観察官の声から見えてくる、その真実とは。 最終章では、闇バイトを生み出す日本社会の闇を分析。 失うもののない「無敵の人」を生み続ける構造に警鐘を鳴らす。
  • ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験 最強と最凶の分かれ道
    3.0
    中学受験に映し出されるのは「親の姿」 過熱する中学受験の受験者(首都圏)が、2023年には 5万2600人(私立+国立)に上った。 少子高齢化が進む日本において、異常な盛り上がりを見せており、 “受験沼”にハマる家庭が増えている。 本書は、指導歴30年を数えるベテラン塾講師が、「最強」と「最凶」の 中学受験のあり方を、塾・学校関係者の証言を交えて解説するもの。 「なぜ今受験にハマる親が増えているのか?」 「最凶となる塾選びとは」 「第一志望に合格すれば成功なのか?」など――。 コロナ禍を経て様変わりする中学受験の最前線を解説するとともに、 初期段階から入試本番までを詳解することで、「理想の中学受験」の在り方を提唱する。 【本書冒頭より】 親がこれまで勉強を忌避してきたのに、 わが子の中学受験でその「苦役」を どうして押し付けようとするのでしょうか。 わが子の中学受験に映し出されるのは、「親の姿」。 あなたはわが子の中学受験を通じて、 「最強」の親になれますか?  あるいは、「最凶」の親に堕するのですか?
  • アイヒマンと日本人
    3.8
    「まじめ」を隠れ蓑にした「思考停止」の罪――― 1942年1月20日、「ユダヤ人問題の最終的解決」を話し合う政府合同会議が、 ベルリン郊外のヴァン湖畔で開かれた。いわゆる「ヴァンゼー会議」である。 国家保安本部長官ハイドリヒ親衛隊大将など錚々たる幹部が出席した同会議に、 事務方として参加していたのが、アドルフ・アイヒマンである。 アイヒマンは、支配地域で増え続けるユダヤ人を負担とみなし、 効率よく殺害する計画策定で大きな役割を果たした。 そして、戦後は南米に逃亡するも捕えられ、イスラエルでの裁判の結果、 死刑に処せられた。 本書は、法廷で「命令に従うしかなかった」と述べ、自らを正当化した アイヒマンの生涯を追い、従順さが内包する危険性について警鐘を鳴らす。 上位者の命令に対して従順な国民性を持つ日本人こそ必読。
  • どう生きる? 人生戦略としての「場所取り」の教科書
    NEW
    4.3
    組織を離れてもメシが食えるために 大手企業の倒産や事業の吸収合併が示すように、 会社寿命は社員の仕事寿命(在職期間)より短くなりました。 会社に身を任せて生きていくのは危険です。「でも、才能も実績もない……」。 ご心配なく。成功するのに、才能は要りません。 必要なのは、自分に合った「場所取り」です。 勝てそうな場所を探して、陣地を作るのです。 そのためにスキルを磨き、「キャリアの大三角形」を築きましょう。 本書は、その方法を実例と共にわかりやすく説明。 運の?み方、60歳以降のお金についても言及します。 さあ、人生戦略としての「場所取り」を始めましょう。 組織を離れてもメシが食えるために。 (以下、目次) はじめに――才能よりも、どの場所を取るか 第1章 自分の人生を生きられない国・日本 第2章 勝てそうな場所を探して、陣地を作る 第3章 私は、こうやって「場所取り」をしてきた 第4章 人間の器を大きくするには? 第5章 運を味方につけるには? 第6章 50歳からの「定年のない生き方」 第7章 60歳からの“本当の”お金の話 おわりに――「死」を想うことで、人生は拓ける
  • 春画で読むエロティック日本
    -
    春画沼にハマったOLによる本格的考察! 著者は、運命的に出会った葛飾北斎の『蛸と海女』に 魅せられ春画の世界へと足を踏み入れた。 以来、私財を投じて春画を集め、しばしば身体を 張った独自の研究を続けている。 そのアカデミックな考えに縛られない現代的な 視点を交えた解説は、近年ますます注目され、 活躍の場を広げている。 今回は、江戸の性風俗を語るうえで欠かせない27の用語を それぞれにちなんだ春画とともに紹介。 「おおらか」という言葉で括られがちな江戸の性の善悪の機微や、 当時普及していた迷信、習慣、流行グッズなどの実態を、 時に実験を交えながら解き明かしていく。
  • 大人処女 彼女たちの選択には理由がある
    -
    9者9様のドラマ。 不倫、少女売春、風俗、高齢者の性など光の当たっていない世界を取材してきた著者は、 池袋の淫靡な雰囲気が漂うバーで、男性経験のない清楚な女性従業員・梓さん(仮名、28歳)に出逢う。 5年後、19歳年上のイラン人男性と結婚した彼女と再会し話を聞くと、 結婚前も結婚後も夫と肉体関係はないと言う(夫以外ともない)。 30歳を過ぎて性経験がない女性、大人処女。彼女たちは、なぜそれを選択したのか。 著者は、梓さんを含む9人に寄り添うように取材、すこしずつ聞き出していく。 そこには、9者9様のドラマがあった。 さまざまな価値観と生き方を伝えるノンフィクション。 どうしても入らないので、高級愛人紹介所に/結婚前も結婚後も、性交渉のない夫婦生活/できない。それでも跡継ぎを産むために人工授精で……/35歳までは絶対にしないと決めていた/男性よりも、恋よりも、研究が大事/18歳年上の夫が最初でよかった!/何度フラれても彼がいい/30人と「試し」てもだめだった……/恋愛も性も、私には必要ない
  • 同人AV女優 貧困女子とアダルト格差
    3.5
    「性」と「金」の地殻変動に迫るルポ___ 2022年6月に成立したAV新法は、AV業界に大きな混乱を巻き起こした。 厳しい規制と1社独占の異常な搾取構造で、「仕事がない、稼げない、制限が多い」 の三重苦に見舞われるAV業界は、いまや地獄の様相を呈している。 そうした中、デジタルネイティブのZ世代の女性を中心に参入が相次ぐのが、「同人AV」というジャンルだ。 本書では、同人AV女優となったZ世代の元地下アイドル、コンサル出身のポルノハブ・プロデューサー、SNSを駆使して下着や動画を売る主婦――当事者の証言をもとに同人AV業界、性のデジタル化の実態に迫る。 取材で見えてきた「裸の格差」とは――。
  • 近代建築で読み解く日本
    -
    明治維新=近代化のシンボルは、鉄道と建築である。新橋・横浜間に鉄道が開業し、大工の棟梁による擬洋風建築が現われた。やがて、建築の担い手が工部大学校のエリートに代わると、国家が仕立てる正統派=ルネサンス様式の建物が帝都を飾るようになる。だが、その最大級の建築「国会議事堂」の中央にはピラミッドのようなデザインが施された。一体なぜか? 20世紀に入ると、世界的に自由なモダニズム建築が興る。しかし、日本は天皇制のもと次第に近代のあるべき姿から離れ、敗戦で帝都は崩壊。戦後、銀幕の世界ではゴジラが近代建築を次々と破壊したが、その意味するものとは――。斬新な視点で日本の近代史を読み解く!
  • 育てられない母親たち
    4.2
    ニュースで虐待死事件が報じられるたびに、人々は親の鬼畜ぶりに怒り、児童相談所や教育委員会、学校の手落ちを批判する。しかし私たちは、児童虐待に4種類あることすら知らない。なぜ「虐待」や「育児困難」は増えるのか。どうすれば子どもたちを救えるのか。市井の人々のドラマを描きつづける著者が、リアルな事案24例を多面的に掘り下げ、社会病理の構造を浮き彫りにする。
  • これからの供養のかたち
    -
    これからの時代にふさわしい供養とは? 供養の形は時代によって変わりますが、故人を偲ぶ思いは変わりません。 著者は、人々と寺院を結ぶポータルサイト「まいてら」を主宰し、 現代にふさわしい供養を模索してきました。 すなわち、どのような供養なら家族は納得し、関係者は満足するのか。 血縁、地縁、社縁が廃れていくなか、新しい供養の形とはどのようなものか。 本書は、「供養の英知を持つ多くの僧侶に力を借り、現代における死者とのつながり、 供養という営みについて考察」し、一人ひとりに合った理想の供養を実現しようとするものです。 そのための具体的なノウハウも開陳しています。供養について、改めて考えてみませんか。
  • 公安警察
    3.0
    <日本国家の治安維持を担う、密やかで特殊な警察> 「非公然のスパイ組織」「国家の諜報機関」「陰謀結社」「特高の末裔」…… 一般社会が「公安警察」に求めているリアルは、エンターテインメントとして割り切っている方も多いが、事実とはなはだ乖離した現代の神話、あるいは怪談話である――。 かつて中の人として、約20年警察官僚を勤め上げた著者はこう述べる。 盗聴、潜入、証拠のでっちあげ、ハニートラップなど、国家的治安維持のためなら何でもアリ! このようにとらえられる彼らの素顔は、明解な法令と厳重な秘密の内側にあった。 生態、内情、真の目的とは? 元警察官僚の本格ミステリ作家がその実像を浮き彫りにする。 世の暴露本には記されてこなかったファクトのすべて。
  • 絶滅危惧動作図鑑
    3.5
    最近、あの“動き”しなくなったね。 テレビをたたく、小指で恋人、ゲームのカセットをフーフーする、チャンネルをまわす、 缶のふたを開ける、名刺交換、黒電話をかける、助手席に手をかける、 電気を消す、新聞を読む、扇風機の前しゃべる……100種類の絶滅危惧動作たち! みうらじゅんさん対談収録!オレ自身が「絶滅危惧種」だって気つかされた すでに絶滅の危機に瀕しているものから、もうすぐなくなりそうなものまで。 100種類の動作をイラストで解説!
  • すごい! へんてこ生物――ヴィジュアル版
    3.0
    へんてこ生物に学ぶ生きる知恵!地球には、さまざまな「へんてこ生物」がいる。その一見不思議な姿や行動には、厳しい生存競争を勝ち抜いてきた、驚くべき理由が隠されている。 5億年にわたる厳しい生存競争から「逃げる」ことで生き延びた“天才軍師"オウムガイ、みずからの体に藻を育て「自給自足」を体得した“森の仙人"ナマケモノ、孤独な深海で透明の頭と可動式の目を獲得したデメニギスなど――。
  • 岩倉使節団――誇り高き男たちの物語
    -
    本書は知られざる歴史的壮挙というべき大旅行・岩倉使節団の物語である。明治4年11月、廃藩置県からわずか4カ月後、明治新政府は岩倉具視率いる使節団を欧米諸国に派遣した。従うは大久保利通、木戸孝允、伊藤博文ら維新革命の立役者たち。幕末に条約を結んだ米欧12カ国へ、1年9カ月余りにも及ぶグランドツアーである。それは、黒船に象徴される西洋列強の圧倒的なパワーに対する、「誇り高き日本人」の華麗なるチャレンジであった。
  • ドキュメント新右翼――何と闘ってきたのか
    4.0
    1960年代後半、左翼学生運動の高まりのなか、対抗すべく生まれた新右翼。彼らは既成右翼が掲げた「親米反共」「日米安全保障条約堅持」に反発し、「反米反共」を標榜、同条約と北方領土問題をもたらした「ヤルタ・ポツダム体制」の打破をめざした。新右翼の誕生から現在までを追った闘争史である本書には。その活動家として、いま脚光を浴びている日本会議の中枢メンバーが多数登場。言わば日本会議の源流がここにある。近年、右傾化現象が叫ばれるが、その流れを歴史として知ることができる貴重な記録であり、真の保守とは何かを考えさせる一冊。
  • 図解 世界史で学べ!地政学 Essential Compact
    3.3
    内向きになっていくアメリカ、EUと訣別したイギリス、日本を挑発する中国、日本に近づくロシア、ロシアに近づくトルコ、日・米と軍事訓練をするインド、ISの主戦場となったシリア、アメリカにケンカを売ったフィリピン、煮えきらないオーストラリア、相変わらずの韓国……急変する世界情勢。各国リーダーの本音はどこにあるか。日本の外交に必要なのはリアリズムだ!◎本書の特徴・2色刷り・見開き単位の国別構成・『世界史で学べ! 地政学』に最新事情に関する記述と豊富な図版を加え、内容を刷新。『世界史で学べ! 地政学』をお読みになった方にも満足していただける内容です。
  • 幸せな人生のつくり方――今だからできることを
    4.3
    著者累計460万部 最新刊! コロナ禍で考えた「幸せ」への10カ条より。〇今何かを始めることが状況を変える〇今していることに15分心を込めて取り組む〇知人の幸運に「よかった」「うれしい」と言う〇受けた助けや励ましを思い出し、感謝する時間を持つ〇身近な人に柔らかい関心を持ち、話す、挨拶する、笑顔を向ける〇少しでいいので人のためにお金や時間を使う
  • ヴィジュアル完全版 新発見! 江戸城を歩く
    -
    2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて再開発が進む東京は、日に日に景観を変化させる。しかし、その基本構造は江戸城の築城とともに拡大・発展した市街そのままだ。環状構造の内堀と外堀、放射状に延びる街道、区分された大名屋敷、旗本屋敷、町人地――まさしく「東京は江戸の賜物」。江戸歩き案内人の著者が厳選コースを紹介。都心から下町まで、いたるところに残る江戸城の痕跡に触れてみよう!
  • 隠れ大阪人の見つけ方
    4.0
    大阪弁を口にして、明らかに大阪人であるように振る舞っている人は、ほんのごく一部。大阪出身であることをひたすら隠しひっそり生活している人が、推定100万人はいると言われています(独自調査)。あなたの周囲で見つけたら、そっと声をかけてあげてください。「もう、隠れなくていいんだよ」(てか、ばればれだから)
  • 悔しみノート
    3.8
    「私は何をどうしたらいいか分からず悩んでいます……」24歳の秋、役者の夢に挫折し身体を壊し地元に帰った私はこんなメールをラジオのお悩み相談コーナーに送った。パーソナリティの回答はこうだった。「今日からエンターテインメントで悔しかったやつ全部ノートに書いてとりあえず! 『悔しみノート』の作成を命じる!!」その日からひたすら、見たもの聴いたものすべてに抱いた悔しみをノートに書きなぐった。その先にきっと何かがあると信じて。妬んで、怒って、憧れて……七転八倒、「悔しみ」の大絶叫75編を収録!

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