“次の世代の定番を作ろう”というプロジェクト「THE」の4人による商品開発の進め方を語る本。
「定番となる条件」として「形状」「歴史」(支持率×支持期間)「素材」「機能」「価格」を挙げてそれを満たすような商品を意識して開発する。3章では今まであった商品に何かの機能を加えて新しい商品を作り出すこ
...続きを読むとを「イノベーション」としているけれど、実際の開発プロセスを経ると、結局江戸時代に完成されていたものの“再発見”に過ぎなかったりする(ように見える)あたり、「定番」は普遍的な価値を持つということなのかな、と。
タイトルの『デザインの誤解』は、「デザインってよくわからないから名のある人に任せてしまおう」と、評価を放棄してしまう企業側に投げかけたものだと思うけど、内容からは少しズレているかなと。あと、帯が微妙。