レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。
今年の9月に日帰りの外科手術を受けて、しばらく動かないでいたので、体重増加、歩いた時の息切れなどが気になっていました。
ここ数日間、食事をなるべく8割におさえ、毎日、速足で20分歩くか、自転車で30分走るを続けただけで、昨日、内科の月に一度の
...続きを読む定期健査で「自転車で坂道を走ってきてこの血圧なら全く問題ありません。体重もひと月で2キロ減っていますね」といわれました。これからもできるだけ続けていこうと思います。
以下要点を抜粋。
・臓器たちを最初に躓かせるのは肥満だ。現在、実に世界の死亡の原因の50%以上は肥満によって起こされる病気であるといわれている。
・ある臓器が倒れると別の臓器も次々とやられていく。これをメタボリックドミノと呼んでいる。
・病気や老いに抗する方法があるとすれば、たったひとつ。わたしたちのミトコンドリアを生き生きとさせることだ。
・メタボが行きつく先は結局、血管病なのだ。
・ミトコンドリアの疲れと老い。軽い運動でも息が切れたり、足が腫れたりする。
・メタボリックドミノの進行と阻止には、ミトコンドリアの機能を回復させることが鍵を握っている。
・カロリー制限説では、通常食べている量を7割から8割にすれば、長生きできることが示されている。
・「いつもお腹が減っている感じ」にしてください。
・食べる量を変えないで運動してやせるのは無理、絶対に。しかしメタボ対策では、運動は減量と違った意味で実は大変重要なのである。一カ月間のベットでの安静で弱った体は三カ月間のリハビリをしないと元に戻らない。
・高効率ミトコンドリアが特に増えるのは「ちょいきつめ」の運動。ただ食べるものを減らすより、積極的に、体を動かすよほうが、ミトコンドリアをより活性化できる。
・「ちょいきつめ」の運動をすると、ある程度の活性酸素が発生してしまう。この程よい量の活性酸素が、実は「体を鍛える」のだ。
・きつめの運動をしたときには、苦しいが、まだ耐えられる。しかし、狭心症や心筋梗塞のときには、死ぬほど痛い。それほど、大量の活性酸素が障害された脳や心臓から発生しているのだ。
・適度な運動はミトコンドリアを鍛えてくれる。活性酸素に対抗する力を蓄えてくれる。理想的には、きつめの運動をできるだけ長く続けることが望ましい。少し息がはずむけど、会話はできるような、いわゆるニコニコペースの運動。
・こうした少し強めの有酸素運動を一回20分~40分、週、2~3回くらいから始めるのがよい。ウオーキングやジョギングなど。まず3か月、そして6カ月継続すれば必ず体力レベルは上がり、ミトコンドリアを鍛えることにつながる。