作品一覧

  • 法医学者が見た再審無罪の真相
    4.0
    今だから話せる、あの裁判の真実の姿! 前作「法医学現場の真相」から4年、袴田事件をはじめ、再審の末に逆転無罪となった事件が続く中、数々の裁判に関わってきた著者が、冤罪の真相、司法の問題点を説き明かす。進歩を続ける最新技術「DNA型鑑定」の落とし穴とは? さらに頻出する痴漢・ワイセツ事件裁判の現状も。 [本書に登場する事件] ・袴田事件 ・東電女性会社員殺人事件 ・足利幼女殺害事件 ・布川事件 ・福井女子中学生殺人事件 ・飯塚事件 etc.
  • 法医学現場の真相 今だから語れる「事件・事故」の裏側
    3.0
    私のDNA型鑑定を採用していれば足利事件菅家さんの悲劇はなかった! 精密な技術と最新知識、さらに迅速な決断と行動力を要求される法医学の現場。40年にわたりその第一線で奮闘してきた著者が、今知られざる貴重な体験を余すところなく語った! [本書で語られる押田教授が関わった事件・事故・災害] *足利幼女殺人事件 *東電OL殺人事件 *福井女子中学生殺人事件 *飯塚事件 *袴田事件 *日航機御巣鷹山墜落事故 *中華航空機墜落事故 *阪神・淡路大震災 etc. さらに頻出する「医療事故」の問題点も。
  • 法医学者が見た再審無罪の真相

    Posted by ブクログ

    著者は元日本大学法医学教室教授であり、数々の鑑定を手がけた。特に足利事件や、東電OL殺人事件など、有名な冤罪事件のDNA型判定において中心的な役割を果たしたことが多く、あの事件の再審の裏側はこうだったのかと真相を知ることが出来る。

    本書を貫くのは、怒り、であると感じた。実際、裁判において著者の鑑定が言及されること無く原判決が誤った判断の元に下されることが多く、著者は怒りの余り、そういった間違った判決を下した裁判官の実名と、叙勲歴などを記して、このままで良いのかと疑問を呈する。
    今著者は、大学を定年退官後、民間の法医学研究所を主宰し、様々な鑑定を引き受けているらしい。

    DNA型鑑定というと、

    0
    2015年06月14日
  • 法医学現場の真相 今だから語れる「事件・事故」の裏側

    Posted by ブクログ

    微妙だなあ。
    微妙ってのは、星三つか四つか。
    内容は面白かった、これまでに読んだ、実際に司法解剖等でどういう症状からどう判断するかというところは案外少なく、まさに、DNA鑑定が裁判に利用されることの功罪、利点も含めた法医学を取り巻く状況が中心と言っていい内容。
    後半には医療過誤問題も含め、何の疑念もなく神経部分に注射針ぶっ混むことが当たり前だったとか、そもそも、あらゆる筋肉注射が、組織を壊す可能性があるとか。
    それが、昭和50年台くらいまでは是正されなかったというのは、本気で怖い。

    ただ、文章が読みづらい。文の繋がりが判りづらい。だが、決してヒドイ分というわけではなく、その一方でその素人っぽ

    0
    2017年07月04日
  • 法医学現場の真相 今だから語れる「事件・事故」の裏側

    Posted by ブクログ

    著者は冤罪足利幼女殺人事件のDNA鑑定をした法医学の権威。もともと国語が得意な文化系というだけあって前半は横山秀夫ばりのストーリー展開。後半は大災害における遺体処理と医療事故問題。死亡鑑定という仕事の大切さを改めて知る。

    0
    2012年08月15日
  • 法医学現場の真相 今だから語れる「事件・事故」の裏側

    Posted by ブクログ

    死体が語る思いを読み取る。

    足利事件を始めとするDNA鑑定、遺体に残された創傷といった物言わぬメーッセージを読み取る。それが法医学者の役目だ。
    現場検証や死後解剖は厳密に行われるものだと思っていたが、人によっては杜撰に済ませ記録も不十分なままにしてしまうのか・・・。写真がないのは、一般人から見ても有り得ない。スケッチだけでは客観性に欠ける。

    事件だけではなく、飛行機事故など災害現場での遺体確認も行う。
    飛行機事故、阪神大震災と言った事例を挙げて遺体確認の難しさ、現場で必要な体制について述べている。
    事故時には法医学医師に限らず全ての医師に召集がかかるのだが、医師が災害現場の遺体確認について

    0
    2010年05月15日

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