QMさんのレビュー一覧
レビュアー
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読みやすい
主人公の人柄も登場人物も、みんなそれぞれの悩みも全然ありふれたもので、自分の周りにもこういう人いそうだ~!と思いながら読んだ。人それぞれ色んな過去、生き方と夢があって、十人十色が当たり前なのについ忘れがちな世の中(結婚出産出世などに関しては相手にその気がなくても勧めてしまう)だけど、もっと自分に正直に生きていきたいね。かっこわるくても。面白かったです😊
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最高
森見さんの作品初めて!表紙も本屋さんでよく見るやつだったので気になって購入。本当に言葉のチョイスが最高だと思いました。なんでもない一言やちょっとした動作を、こちらが容易に想像できるように書かれており、自分もそこにいるようなそんな感覚さえありました。面白かったーー!!!テンポよくサクサク読めました!ほかの作品も気になる!!!
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懐かしい気持ちに。
さくらさんエッセイシリーズ3作目。こんな小さい時のことよく細かく覚えてるなぁ、そんな幼い頃から自分の頭で色々考えていて、すごいなあと思った。自分が小さかった頃は絶対こんなふうじゃなかった。子供ならではの心配事や、大人になってからも心の奥に残り続けるやってしまったことへの罪悪感、読んでいて「あぁ、分かる、、、」と共感できる部分が多かった。あとがきにも書いていたように、いろいろなことを経験して、その意味を考え、時に悩み苦しみ、それを次へと繋げていける大人になりたい。
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けっこんとは。
面白かったけど、なんだか物足りなくて、最後も麻矢と光博がどうなったか気になり過ぎるしもやもやーーー!!世の中の妻帯者を誑かす女たちって本当にこんなに身近にいるものなのかしら。改めて、所詮は赤の他人である異性と結婚を決めて同じ屋根の下で生活するのは口で言うほど簡単なことじゃないと思った。一度結婚してしまえば離婚するのもそう簡単ではないだろう。本性的な部分とか結婚前に見抜くのは難しいところもあるけど、夫婦になってからのコミュニケーションとかも大事だなと。アフターストーリーとか読みたいなあ。
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切なくなった
終始日記風の書き方で、最初幼児の知能レベルで書いた日記はかなり読みづらかったけど、とある日を境に作文能力が急上昇、こんなに変わるもん??!とびっくりしました。
最初は低知能だったが故にいじめられていると気づかなかったものの、周り対する優しさや希望のようなものが読み取れました。
「頭がよくなる手術」を受けたことによって、数日後チャーリィの理解力や会話の能力はメキメキ上達、でもそれと同時に小さい頃の嫌な思い出やトラウマがよみがえるようになり、それによって苦しみます。
物語が進んでいくにつれてより賢くなったチャーリィは、ずっと憧れだった「他の人と政治や宗教や、そういう高度な内容の話がしたい」という夢...続きを読む -
壮大な家族の物語
最初それぞれ点だったところから、「塾を開きたい」という、とある生徒の母親の一言がきっかけで、吾郎や周りの人の人生がガラリと変わっていき、様々な困難を乗り越え共に成長し、親子3代にわたる壮大な物語でした。
昭和ってそんなに昔でもないのに教育についての考え方や塾に対する認知度とか今とは全然違い、その時代のことをより詳しく知ることができました。
途中何度も、「これどうなっちゃうんだろう、、、」「子供たちは大丈夫かな、、、」なんてハラハラする部分もありますが、紆余曲折はあったものの最後はいい方向で収束できたので、読んでいてすごく感動したし、「がんばれ」!と応援したくなるような感じでした。 -
ずっと気になっていた作品
かなり前から存在は知っていたのですが、なるほどこういうお話だったんですね。
博士と、男の子とそのお母さんと、3人が共に関わり合い成長していく姿に感動しました。
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こんなの読んだことない
鳥肌が立ちました。
次々と暴かれていく事件の真相、犯人の正体、それぞれの葛藤、、、
ボリューミーで読むのに時間がかかりましたが、読み終えた後は何とも言えないやるせなさと悲しさと、でも真相にたどり着けた安堵と、いろいろな感情がごちゃ混ぜになりました。
ミステリー好きの私にはたまらない作品でした。
時間を置いてまた読みたいです。 -