夜野光(ヨルノヒカリ)はネグレクトされて育てられた28歳の男性。母親の愛に飢えて、自分の気持ちを出さずに生きてきた。
一方、糸屋木綿子は恋をした事がなく、他人と同じ様な恋愛が出来ないと悩む35歳の女性。
ひょんな事からヒカリは木綿子の手芸洋品店で住み込みで働くことに…
ヒカリの育ってきた生い立ちから
...続きを読む、暗くて、悲しく辛い話かと思いきや、とっても前向きなお話。読んでいて切なくもあり、心が揺さぶられる。そしてヒカリを取り巻く人達が素敵過ぎる。
「理解出来ないと騒ぐ様な誰かに認めて貰う必要なんてない」「人と違うから、社会の隅で生きていこうとかも思わなくていい」
普通に見える人も歪んだものを持っている。その歪みを受け入れ、理解してくれる人は必ずいるはず。
登場人物、全ての人に幸せになって欲しいし、応援せずにはいられない作品です。