ヨルノヒカリ

ヨルノヒカリ

1,980円 (税込)

9pt

いとや手芸用品店を営む木綿子は、35歳になった今も恋人がいたことがない。台風の日に従業員募集の張り紙を見て、住み込みで働くことになった28歳の光は、母親が家を出て以来“普通の生活”をしたことがない。そんな男女2人がひとつ屋根の下で暮らし始めたから、周囲の人たちは当然付き合っていると思うが……。不器用な大人たちの“ままならなさ”を救う、ちいさな勇気と希望の物語。

...続きを読む

ヨルノヒカリ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヒカリは本当に子犬のようにかわいいんだろうなと想像できる
    木綿子とヒカリの関係、誰にどう思われようとか他人を納得させようとか無理に言葉にして伝えようとしなくても、相手のことを1番大事に思い、守りたいと思う気持ちがあればずっと一緒にいられるのだと思った
    恋人でも友達でもなく二人で話し合って自分の気持を

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    静かでささやかで、サッと心が温まる話だった。
    表紙も題も素敵で物語の世界観に引き込まれた。

    母親が家を出て、幼い頃から普通の生活をしてこなかったひかりと恋愛感情がわからない木綿子。

    境遇は違うけれども、お互い心に潜めてる悩みがあるからこそ、互いを思いやり、他の誰にも抱かない特別で大事に思う関係性

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    恋という感情がよくわからず恋人がいたことがない35歳の木綿子。母親が男性依存で家を開けてばかりの環境で育ったため普通の家族がどういうものかわからない28歳のひかり。そんな2人が、「いとや手芸用品店」の同じ屋根の下で暮らすようになって、恋人でもなく、友達でもないけれど、お互いを誰より大切な人として支え

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    夜野光(ヨルノヒカリ)はネグレクトされて育てられた28歳の男性。母親の愛に飢えて、自分の気持ちを出さずに生きてきた。
    一方、糸屋木綿子は恋をした事がなく、他人と同じ様な恋愛が出来ないと悩む35歳の女性。
    ひょんな事からヒカリは木綿子の手芸洋品店で住み込みで働くことに…
    ヒカリの育ってきた生い立ちから

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    最近すごく好きなんです。畑野智美さん。
    このお話はこの後に幸せな展開が続いていきそうでじんわりと温かい気持ちで読み終えました。
    関係性に名前なんて要らないよね!

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    ありのままの自分を誰かに肯定してもらうこと、受け入れてもらうことで生きる場所を見つけられる。温かい文章から、読んでいる私も肯定してもらえた気持ちになった。
    司さんがひかり君に話した、「そのうち、自分のいるところが真ん中になる」というところ。その前後も含めて心に響いた。
    終わり方もとっても良い。

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    すごくぽかぽかするお話だった。
    もちろん悲しい過去や人には言えないような気持ちを抱えながら生きている人たちの話ではあるけど、そこがあるからこそ今の幸せを強く感じられた。
    形式にこだわらない、偏見のない人たちの物語だからこそ、ここまで心温まる作品なんだろうなあ

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    手に取ったのは寺地はるなさんのXへのポストがきっかけで、当時は(今も?)心がつかれていてなにかに縋るような気持ちで読み始めた。中盤から自分でもひいてしまうぐらいに泣きながら読んでた。人にもオススメしたい一冊。

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    恋愛感情がわからず、人の感情をうまく感じられない木綿子さん。
    恋多き母親の影響で、恋愛感情で誰かと繋がることが信じられない光くん。

    人とは違う…と悩み、それを誰にも話せず心の奥にしまい込んだ二人が出会い、
    ともに暮らしていく中でお互いが大事な存在になっていく。


    二人の関係性はなんていうのだろう

    0
    2024年02月05日

    Posted by ブクログ

     光は家族というものがわからない。
     木綿子は恋というものがわからない。
     自分が「普通」とは違うということに悩む2人が、小さな一歩を踏み出すまでの9か月間を描くヒューマンドラマ。
     物語は主人公の2人、光と木綿子の視点で交互に描かれていく。
             ◇
     大型の台風が町を襲ったその日、強

    0
    2024年03月06日

ヨルノヒカリ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

畑野智美 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す