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重い病気にかかってもかかってなくても、余命宣告されてもされなくても人生はみんな等しく1度きりしかない。死ぬかもしれない、って気づいてからじゃなきゃ自分の好きなように、思うように生きられない世の中が悲しいけど、今この瞬間から自分の意識を変えることはできる。明日死ぬとしても後悔しないように今を一生懸命楽...続きを読むしもう。そう思わせてくれる本だった。
Posted by ブクログ 2024年02月28日
癌から生還した2人の女性の生き様が素晴らしい!
風俗って簡単に軽蔑してはいけない職業なんですね。読む前と後では見聞が広がりました。
自分の足で歩く人が、地位や名誉、安定した職業にあぐらをかく人を、黙らせていくのは、スカッとしました。
Posted by ブクログ 2024年02月23日
本作は『後悔病棟』の続編なんですね。
不思議な聴診器で2人の末期癌患者を見ている黒田 摩周湖。
そして、余命が僅かとされる2人の女性。
大人を信じられない児童養護施設出身の桜子。
そして、代議士の夫妻・貴子。
2人はそれぞれ過去の秘密があり、やがて自分自身の運命と闘い、新たな道を踏み出すことに。...続きを読む
最後に希望が見えて、良かったです。
Posted by ブクログ 2024年02月19日
希望病棟。
本当に希望病棟であった。
悩んで悩んで苦しんでいたけど、誰の中にも最後に希望が見えた。
女性、しかも高校生が貧困に立ち向かうのは難しい。
だが本当に方法はソレ以外ないのか。
そう考えてしまう私は貴子が言うところの世間知らずなのだろうか。
桜子ちゃんがそうならなくてよかった。
今回も...続きを読む深く深く考えさせられた。
児童養護施設の子供たちへの偏見や差別、そして行く末。
貧困に悩み苦しむ女性たち、
返済が厳しい奨学金制度、戸籍の無い子供、庶民の苦しみを知ろうともしない愚かな政治家。
どうなるんだろうとグイグイと引き付けられてもう深夜3時。
面白かったです。
Posted by ブクログ 2024年02月05日
この病棟シリーズを読むまで垣谷美雨さんのことは知らなかったけど、読んでみたら面白かった。
調べてみたら、『老後の資金がありません』という映画化された小説も書かれているみたいで読んでみたくなった。
Posted by ブクログ 2023年12月20日
後悔病棟の続編ということで、今度は摩周湖先生がどんな成長を遂げるのかと楽しみにしていたらいい意味で裏切られた‼️自分のとらわれていた価値観を見直すことで違った人生が切り開かれる。そのためには大きな決断が必要で、生き直す潔さが綴られていた。桜子と貴子の生き様がどうなっていくのか気になってページを繰る手...続きを読むが止まらなかった。それを見守る摩周湖先生のどんでん返しも用意されていて読み応えバッチリの大満足できた作品だった。またお話はルミ子先生に戻るのかな。またまたワクワクが止まらない。
Posted by ブクログ 2023年12月16日
前作「後悔病棟」の続編
登場人物の3人がそれぞれ最後にハッピーになってほっこりした。
垣谷さんの小説は好きで、ほぼ前作読んでいます。
ユーモアあり人生を生きるヒントを教えてくれているようです。
Posted by ブクログ 2023年11月08日
人生がやり直せるのならば、、自分はもっとより良い人生が送れていたのではないか、誰しもが1度は考えることだと思った。「後悔病棟」では空想の中でだが人生をやり直す話であったが、今回の希望病棟では、余命いくばくもない人が、治療によって普通の生活に戻れるといった内容だった。しかし、そこに待ち受けてる現実の厳...続きを読むしさが突きつけられる。
運命の分岐点に戻りたいと思ったことは何度もあるが、結局今生きている選択が幸せなのではないかとも思う。自分の選択によって自分の運命が左右されるのは当たり前ではあるが、その選択が間違っていないか本当に不安になる。
人はこのように迷いながら自分の人生を生きていくのだなと思った。
Posted by ブクログ 2023年07月08日
おもしろかった〜!先が気になって気になって一気読みでした。
女医の黒田摩周湖。口下手なせいで誤解されやすい彼女が、患者の声が聞こえる不思議な聴診器を手に入れた。摩周湖と、彼女の2人の患者、それぞれの視点でお話が展開されていくのですが、メインは患者の2人。1人は、児童養護施設で育った天涯孤独の高校生、...続きを読む桜子。彼女は都内屈指の進学校に通うものの、高校卒業後は施設を出て自立しなければならないため、その金策に悩んでいる。もう1人は元キャバ嬢で代議士の妻、貴子。彼女は、金銭的には何不自由ない暮らしを手に入れたものの、志も何もない世襲議員の旦那に嫌気がさしている。
軽くおもしろく読める作品ですが、貧困という重いテーマが取り上げられています。「奨学金は貧困ビジネス」というセリフがズシリときました。
2人が自分らしい突破口を見つけだせて良かった!
貴子の行動力にあっぱれ!
Posted by ブクログ 2024年04月14日
前作はあまり印象に残らなかったのだが、今作は病気を克服した後の話がメインで別の観点の物語になっており面白かった。病院での描写は少なく、女性の社会進出を後押しする話もあるので、垣谷美雨の別の作品「あきらめません!」を思い出した。
貧困を抜け出すために風俗で働くという提案を堂々としている本はこれ以外に見...続きを読むたことがない。最初は懐疑的に思ったが、それ以外に方法がないなら使えるものは使ったほうが良いのかなとも思った。
Posted by ブクログ 2024年03月08日
**「聴診器の向こう側: 人生をやり直す力」**
『希望病棟』は、神田川病院の新米女医・黒田摩周湖が主人公のヒューマン・ドラマです。摩周湖が拾った不思議な聴診器を使うことで、末期癌の二人の女性患者の内心を知り、彼女たちが治験を通じて病気を克服し、人生をやり直す過程を描きます。児童養護施設出身の桜子...続きを読むと、過去に子を捨てた代議士の妻貴子が主な登場人物で、彼女たちの孤独や生きづらさを乗り越え、新たな人生を歩み始める姿が描かれています。
この作品は、社会的な問題にも目を向け、特に女性の貧困や無戸籍の子供など重いテーマを扱っています。それにもかかわらず、主人公たちは逞しく、美しく立ち向かっていきます。その強さと希望のメッセージは、全世代の読者に共感を呼び、特に子供たちにも早い段階で読んでほしいと感じさせる作品です。前作『後悔病棟』に続く感動の長編として、人生のやり直しとは何か、そして本当の強さとは何かを考えさせられる一冊です。
貧困の問題
匿名 2024年02月10日
この小説で出てきた貧困女性のお話し。
大学に進むお金を稼ぐ為には風俗勤務も念頭に入れないといけないという文には色々考えさせられた。特に女性やシングルマザーは低賃金の問題もあるし、今の日本は進学や学ぶためのお金を無償化すべきと思う。
Posted by ブクログ 2024年01月27日
『後悔病棟』の続編。
今回の主人公は前作の主人公ルミ子の後輩・黒田摩周湖。
名前が個性的過ぎる。それに何故か私の脳内では芸人のやす子さんで再生されてて・・・かわいくて仕方なかった。
希望病棟の名に相応しい内容でした。
社会の色々な問題に関心を持たないとな・・・。
桃山さんも摩周湖も優しい。
...続きを読む石清水のその後がもっと見たかったなぁ。
Posted by ブクログ 2024年01月17日
大好きなシリーズなのでわくわくしながら楽しめた!
今回の希望病棟は新人医師、摩周湖先生と
末期がん患者の2人
親に捨てられ孤児院で育った女子高生と
クズな政治家の妻
基本的にはこの2人の変化を不思議な聴診器を使って垣間見る
ストーリーの進み方も前回とちがったカタチで楽しめたし、エンディングも想...続きを読む像とはまるでちがっていておどろいた
ちがうんだけとラストは三谷幸喜の映画を見たような気持ちになった
ほっこりします!!
Posted by ブクログ 2024年01月08日
タイトル通り、前作とテイストは異なる展開となる。登場人物も話もスッと入ってくる内容だった。聴診器の謎は残るが、続編ではどんな展開になるだろうか。
Posted by ブクログ 2023年12月22日
後悔病棟に続いての小説。
末期癌から回復した二人の女性のお話。
貴子と桜子、政治家の妻と施設育ちの桜子のふたりの人生がどう進んでいくのか。
ワクワクそしてハラハラしながら読んでいました。
それぞれこれからどう生きていくか?
やりたいことをやっていく。
人生は本当にどうなるか分からないですもんね。
今...続きを読む回も次へ次へとどんどん読み進めてしまうほど、面白かったです。
ぜひ「懲役病棟」も読んでみたいです。
Posted by ブクログ 2023年12月09日
前作の「後悔病棟」のような、末期がん患者の病室で闘病、若き女医の不思議な体験、という内容を思って半分惰性でよみはじめてみた。
ガラリと変わって治験治療により回復したふたりの女性の心の内を覗き見て、社会的にも環境的にも様々な困難を持つ女性たちを陰ながら応援する成長を続け摩周湖先生が頼もしくなってくる。...続きを読む
それにしても社会的弱者である女性たちが活路を見出して逞しくなる様は楽しい。元より可愛げのない姑までも。
続きがあるようなので機会があったらそちらも。
惰性で〜ではなしにキチンと読書をするとこうやって晴れ晴れとした気持ちになるというお手本のような一冊でした。
Posted by ブクログ 2023年11月02日
周りから空気が読めないと思われている女医の黒田摩周湖は、ある日中庭で聴診器を拾う。その聴診器を当てると、患者の悩みや心の声が聞こえようになり、自信のコミュ力も少しずつ上がっていく。
一方、ストーリー自体は摩周湖の患者で代議士の妻である貴子と児童養護施設から高校に通う桜子を通じ、貧困女性が普通に働く...続きを読むのでは貧困から抜け出せないという社会課題を取り上げている。
不思議な聴診器に加え、かつて風俗で働いたこともある貴子が、貧困女性を救うためにソフトな風俗店を営み始めるなど奇抜な展開もあるが、応援したくなった。
Posted by ブクログ 2023年10月22日
前回の後悔病棟は、ルミ子が摩周湖のために秘密の道具を茂みに隠したところで終わり、今回は摩周湖がそれに気づいて……という話。
摩周湖とルミ子は似ているけれど、やっぱり違う人間なんだな、と感じた。どっちもニブいけど(^-^;
今回は前回と違い、二人の患者しか出てこなかった。産み出されてすぐに捨てられ...続きを読む、児童養護施設で育った桜子と、金持ちで傲慢な夫と貧乏人を馬鹿にする姑と一緒に暮らす貴子o(^-^)oどちらも素敵な人だった。貴子が自分の子供を捨てたことがあると聞き、きっと都合よく桜子と結びつけるんだろうなと、少しがっかりした。でも、桜子は貴子の子供ではなくて、現実地味ていていいなと感じた(^-^)/
友達に借りましたが、なかなかさららが読み終わらないので早くしろって言われて、きっと自分も読みたいんだろうなと思ったので返そうとしたら、懲役病棟がおまえを待ってるんだーって言われました。うんまた借りるわ。
Posted by ブクログ 2023年09月03日
色々考えさせられました。
世の中の現実、どうにかならないかなぁと。
最後の章で摩周湖がお母さんと話をする場面、すごくほっこりたし、良かったねぇという気持ちでいっぱいでした。
Posted by ブクログ 2023年08月08日
『後悔病棟』に続く第2弾。
患者の心の声が聴こえる不思議な聴診器を
ルミ子先生から引き継ぐ形となった摩周湖。
(名前にインパクトありすぎ)
摩周湖もルミ子先生と同じ、患者に寄り添うことができない。
でも、周りの声を受け止め、聴き続けていると
少し疲れたりしませんか?
私は、ルミ子先生、摩周湖先生と...続きを読む同じかな。
貧困の報道が流れてきても
しっかり目を向けることなく聞き流してしまう。
『希望病棟』は聴診器から届く思いを
「読者のみなさんも聴いてください」という
メッセージが込められていると思う。
活字からだと、疲れることなく耳を傾けることができる。
それは垣谷さんの作品だからかもしれない。
Posted by ブクログ 2023年07月25日
2020年刊。「後悔病棟」に続く作品。前作は後悔しつつも制限付きでやり直せる、的な設定で数話が並んだ。今回は希望を主題に登場人物を絞っている。希望を描く為に、設定がかなり重い! 登場人物が少ないので重さが織り成されて、更に重く、読む側の心にものしかかり、ちょっと苦痛…。これでもかと繰り返される苦悩表...続きを読む現は、正直、少し読み飛ばした。全体としては面白い。読後感は良く、楽しめた。
Posted by ブクログ 2023年06月21日
「後悔病棟」の続編なんだけど、こちらは長編でちょっと違った展開。
聴診器を使って患者の心の声を聞くのは摩周湖先生(すごい名前!)。
治験、貧困、世襲議員、風俗ビジネスなどの問題が、患者の貴子や桜子を軸に描かれていく。
貧困や児童養護施設の様子などはなかなか重たい内容だけど、垣谷さんらしい軽快なタッチ...続きを読むなので読みやすかった。
聴診器の謎は続編で明かされそうな雰囲気。
面白かったです
匿名 2022年11月25日
読む順番を間違えました。
後悔病棟が先なのですね。
でも問題なく読めました。
読みやすく、そしてとても面白かったので読む手が止まりませんでした。
寝不足です!
“後悔病棟”も一気に読みましたが、“希望病棟”も新聞で新刊発売を知りすぐに購入。
大好きな垣谷さんの文章はすらすらと読めて、あっという間に読み終わりました。
誰でも表裏があり「顔で笑って心で…」なんて当たり前ですが、誰か一人でもそんな心の声に理解を示して貰えれば背中を押される事ってあると思います...続きを読む。
Posted by ブクログ 2024年04月25日
04月-12。3.5点。
後悔病棟続編。「あの」聴診器を引き継いだ後輩女医。遺伝子がん治療の治験を実施した、政治家の妻と児童養護施設の女子高生二人の本音を探っていく。。。
面白かった。想像した物語より、二人の「強さ」が際立った。
Posted by ブクログ 2024年04月19日
2024.04.19
前作からアレンジを加えた進め方にはなるほど
と思った。
しかし、主要な登場人物がどうにも思い入れができない。賢いと言うべきか、あるいは正義感が強いと言うべきか、色々と考えさせられる人たちではあるけれど、生死の境を潜り抜けた割には深みがないないというべきか。
Posted by ブクログ 2024年04月19日
最後、お母さんと仲良くなれてよかった。
共通の話を出来るっていいよね。
p70 DNAの中に様々なスイッチがあることが見つかったのは最近のことだ。ガンになるのは、ガンを抑制するスイッチがオフになっているからだとわかってきた。
p301 大切な感覚-自分は親から愛されている。だから私には自信がある...続きを読む。-を育つ過程で得ることができなかったのだろう。
Posted by ブクログ 2023年10月23日
『後悔病棟』に続く話のようで途中、オーバーラップしているところもあった。魔法のような聴診器を使って摩周湖先生は2人の患者の境遇を知り思い悩む姿は彼女を成長させる。そして末期癌の2人は治験が効いて2度目の人生をやり直そうとする。そして2人にふりかかる現実が過酷であるけれどラストは心和む形でホッとした。...続きを読む著者がファンタジーを用いて現実を炙り出しそれでもラストは悲惨なものではない、というのは自分に合っているようだ。
Posted by ブクログ 2023年08月04日
心の中の言葉が聞こえ映像までも見えてしまう不思議な聴診器が、新米医師、摩周湖先生のもとに。
前回と違うのは、未来を変える様な努力をする様になってゆくところ。
今回、貧しい境遇の登場人物が多い。
貧富の差は学業を受ける権利までも奪う。
進学を考える様になった児童養護施設育ちの少女。
捨て子だった。...続きを読む
今は、国会議員の妻であるが前身はキャバクラで務め、育て切れず子供を捨てた経験がある妻。
少女は高校を出たら自立しなければならないがどうやって学費と生活費を作れるか?
色々な国の施作を探し出し・・・
知らなければ、救われない。
だが、どうやって子供たちは知ることができるか?
親はどうやって救われるか?
Posted by ブクログ 2023年07月27日
最近心が忙しないのか、
こういう作品に手が伸びます。笑
癌を患う患者さんと、ある物を通して
そんな患者に向き合う医師の物語です。
タイトルやあらすじからして
重いのかなと覚悟していたのですが
そんなことは全然なかったです!
どちらかと言えば、読みやすくて
読後感もスッとした感じ(?)でした。
...続きを読むなので、どちらかと言えば少し
物足りなく感じてしまう部分も...。
(これは帯や店のポップの煽り文で
勝手にハードルが上がっていた
のかもですが....笑)
ただ、癌を患ったところから回復して
強く生きていく女性像が描かれているので
お涙ちょうだい系じゃないのは
良かったなと思います!
シリーズとして他の作品も
出ているので、気になるところですね。