感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
後悔病棟に続いての小説。
末期癌から回復した二人の女性のお話。
貴子と桜子、政治家の妻と施設育ちの桜子のふたりの人生がどう進んでいくのか。
ワクワクそしてハラハラしながら読んでいました。
それぞれこれからどう生きていくか?
やりたいことをやっていく。
人生は本当にどうなるか分からないですもんね。
今回も次へ次へとどんどん読み進めてしまうほど、面白かったです。
ぜひ「懲役病棟」も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
前回の後悔病棟は、ルミ子が摩周湖のために秘密の道具を茂みに隠したところで終わり、今回は摩周湖がそれに気づいて……という話。
摩周湖とルミ子は似ているけれど、やっぱり違う人間なんだな、と感じた。どっちもニブいけど(^-^;
今回は前回と違い、二人の患者しか出てこなかった。産み出されてすぐに捨てられ、児童養護施設で育った桜子と、金持ちで傲慢な夫と貧乏人を馬鹿にする姑と一緒に暮らす貴子o(^-^)oどちらも素敵な人だった。貴子が自分の子供を捨てたことがあると聞き、きっと都合よく桜子と結びつけるんだろうなと、少しがっかりした。でも、桜子は貴子の子供ではなくて、現実地味ていていいなと感じた(^-^)/
友達に借りましたが、なかなかさららが読み終わらないので早くしろって言われて、きっと自分も読みたいんだろうなと思ったので返そうとしたら、懲役病棟がおまえを待ってるんだーって言われました。うんまた借りるわ。
Posted by ブクログ
『後悔病棟』に続く話のようで途中、オーバーラップしているところもあった。魔法のような聴診器を使って摩周湖先生は2人の患者の境遇を知り思い悩む姿は彼女を成長させる。そして末期癌の2人は治験が効いて2度目の人生をやり直そうとする。そして2人にふりかかる現実が過酷であるけれどラストは心和む形でホッとした。著者がファンタジーを用いて現実を炙り出しそれでもラストは悲惨なものではない、というのは自分に合っているようだ。