【感想・ネタバレ】黄色い家のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年05月03日

善と悪、事実と真実、信じたいこと
誰が決められるのか
何も選べない、選ぶことができない、道がそれ以外にない
そんな状況でも、それでも生きていかなければならないとき
その選択を誰が責められるのか

表面的に見れば若い女性を集めて暮らしてる「ヤバイ」人
でもその人に救われた、掬われた人間が確実にいた
...続きを読む人の目から見た事実と、花から見た真実は全く違う
自分が信じたいことを、信じたっていいじゃないか


いわゆる裏稼業的な人間が多く出てくるのに、みんな花に優しくてよかった
それも花を静かに沈めていくための...と考えてしまう自分もいるが、信じたいものを信じる

終盤、映水や黄美子に想いを吐露する花がおよそ40歳には見えなくて子供みたいで
ああ、20年前に、もしかしたらそれよりもっと前から、花の心は止まったままだったのかもしれないと思って、苦しかった

明日もまた生きていこう

0

Posted by ブクログ 2024年04月16日

2024/4/16

黄色い家を作り上げた花。
一緒に暮らした黄美子さん、蘭、桃子。

読んでいて胸が押しつぶされそうだった。
蘭も桃子もすごく身近に感じて苦しかった。
年代が同じくらいだから、当時の状況もすごく頭に浮かんだ。
あの頃グレーで生きてた人たちは今どうやって生きているんだろう。

0
購入済み

重くて、暗くて悲しい

QM
2024年03月07日

とっても辛かったしこんなに救いようのない狂った状況ってあるんだなって。人生お金が全てではないと言いたいけど、そういうことを言えるのも本当は金銭面でも精神面でも余裕があるからで、どん底から這い上がろうともがく花ちゃんが不憫で痛ましかった。周りの大人がもう少しマシならまともに育っていたであろう賢い子だと...続きを読む思った。

#泣ける #ドキドキハラハラ #ダーク

0

Posted by ブクログ 2024年05月05日

これは重い。
主人公目線で語られていくが、友人の捉え方にハっとされる。
犯罪に手を染めていく心理は理解できるものの、生まれ持った境遇という部分が大きいのか。それとも本人次第なのか。。。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年05月04日

最近の親ガチャとか環境ガチャとか努力で東大にだっていけるはずのアンサーになってるようなそんな小説になってる気が

親ガチャがハズレでも最後には実家に帰って寝るところはあるし、環境ガチャはハズレかもしれないけどあそこでトロスケに盗まれてもそのままバイトを続けたり店長に相談するという選択もあった(それが...続きを読む出来ないからハズレだとも言えるけど)

説明されたカードの出し子も完璧にこなせるくらいきっちりと出来るなら他の仕事だって出来ただろうと思う(それが出来ないから環境がハズレなんだろうけど(2回目))

全然最悪に転ぶ必要はなくて誰も本気で彼女たちを助ける大人が居なかったから彼女たちは周りの大人の被害者だと思う
でもその選択をしたのは紛れもなく彼女たちで自己責任だとも言えるこの2つの境界をギリギリで行き来してて最終的には彼女たちは周りの大人の被害者だと私は思う

闇バイトに手を出す若者には少なからずこのような環境の子がいて選択肢がない子がいるんだろうな
大人が子どもを守らないといけないのに、自己責任で片付けるような世の中になってはいけないのに、自己責任だろって言いたくなる自分もいて、まとまらない気持ちになった

0

Posted by ブクログ 2024年05月04日

600ページもあってめちゃめちゃボリューミーやけど、スイスイ読めた。
すっごいおもたい。
裏社会の細かいところ、キャッシュカードのコピーとか、普通に生きてたら知れないことが知れて面白かった。


0

Posted by ブクログ 2024年05月03日

長い物語だった。まるで長編大作映画を見終わったような、圧倒と喪失感が襲ってきた、すごい。剥き出しになった人間性が溢れ出るくらい大盛りでお腹いっぱい、考えさせられるし何より、考察する部分がありすぎて楽しかった。所々の行動が、過去にあった出来事としっかり結びついていて、本当にこんな人生を、いや、主人公た...続きを読むちと一緒に日々を過ごさないと分からない感情まで表されていて、本当にすごい。読み終わったあとに夏物語を書いた人と同じって気づいて、2倍で感動した。あの心を軽く抉るような衝撃を与えたあの作品、やっぱりそうなんだ、これもいい意味で衝撃的だったし、夏の表し方が美しかった。夏独特のあの雰囲気を完璧に書けるのはこの人ならではだと思う。最後、ずっと一緒に進んできて気づかなかった、周りから見たら自分は被害者で、勝手に利用されただけだった。でもそうじゃないんだよね、内側からみたら彼らの方がよっぽどヒーローなんだよね。長かったけど後悔しない読書でした。

0

Posted by ブクログ 2024年05月02日

夏物語が私のバイブルなので、それと比較するとあるいは見劣り(読み劣り?)するかもしれない。

疾走感のある言葉遣いとスピード感のある後半の展開は最高だった。

川上未映子さんの本を読むといつも必ず自分が体験できない経験をもつ女性たちが現れる。しかし彼女たちが感じる苦悩や感情は普遍的に私の心を打ち抜く...続きを読む

苦しくなる本が好きなんだよね、と私は最近いうようにしている。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月29日

自分の人生で味わったことのない感情、境遇のはずなのに何故かぐっと引き込まれる描写。
(独特な漢字/ひらがなの使い分けと五感を使った感情描写のおかげ?)
「れもん」での日々で花が得たものはお金なんかじゃなくて、でもその日々を取り戻すにはお金が必要で、そうやって次第にお金に固執していってみんなが離れてい...続きを読むった。
行き場のない感情に身動きが取れなくなっていく花の苦しさが、ありありと伝わるようで読んでいて辛かった。
自分の恵まれた境遇に感謝するとともに、自分が感じている幸せが何によって形作られているか、考えさせられた。

0

Posted by ブクログ 2024年04月28日

ここが最も印象的

「幸せな人間っていうのは、たしかにいるんだよ。でもそれは金があるから、仕事があるから、幸せなんじゃないよ。あいつらは、考えないから幸せなんだよ」

お金に振り回されてるのに、最後はお金じゃないところで、周りとの関係が壊れていくところが、とんでもなく虚しく、心がぎゅうとなった

0

Posted by ブクログ 2024年04月28日

今年の本屋大賞6位の本読めました。
映画を見てるように引き込まれました。川上さんのストーリー力はさすがというしかないですね。
金を巡る人間の弱さ、怖さを知らされましたね。
金に振り回されて一生が進んでいくのを読んで実感させられました。
怖いですね。
でもこれが世の中なんでしょうね。
でも面白かったで...続きを読むす。
色々考えさせられましたけどね。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月24日

題名の印象からかなり違って、わりと重たい感じだった。
風水とか夢占いとか、げんを担ぐ気持ちはわかる気がする。
貧困がテーマの内容の本は、ほんとにこんな世界があるのだろうかと不思議になる。
花の気持ちはわからなくもなくて、自分が考えなくてはと思い込んで背負い込んで、周りに強く当たる気持ちはわかる気がす...続きを読むる。

0

Posted by ブクログ 2024年04月22日

生きるために食べるのか、食べるために生きるのかというエンさんの言葉が切ない。
切羽詰まった人間の怖い部分にページをめくる手が重くなったりしましたが、読み終えた後、考えずにいられない作品でした。

0

Posted by ブクログ 2024年04月21日

正しくは無いけど間違ってはない

生きてる人の環境や立場によって、その人の正義があってみんなが必死に生きている。

搾取される人にならない、その人がその人の人生を生きるにはどうすれば良いんだろう。

辛くて辛くて。
実際に生きてる花や黄美子には届かない本なんだろうな。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月18日

2024/04/18
親の責任は子が持つ、みたいな流れにずっと主人公はさらされてきたけど、最後黄美子さんが主人公と一緒に行かないという選択をしてくれたのが、きみこさんは利用され搾取されていたのかもしれないけどそこで断ち切ってくれたのかなと思うと切ないけどいい終わりだった気がする。終始暗い気持ちで読み...続きを読む終えたけど、、、
主人公は金を取られまくっててほんとに可哀想だ。根っこは純粋だったんだろうに桃子にぼこぼこにされて可哀想だった、頭を使って考えられるから、自分が本当に心からみんなを助けたいと思ってやったと断言できないのでは、と思ってしまうところも可哀想だった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月17日

冒頭で示される最悪の結末に向かっていくことを知っている上で物語を読み進めるので、途中まで幸せそうな花と黄美子さんがどうしてそうなってしまうのか、ずっと気になりながら読み進めた。

貧乏から抜け出せずに裏社会と関わらざるをえなくなっていく花が、そうならないためには何が必要だったのか。なぜ旅館の清掃をし...続きを読むたり、惣菜屋で働くという選択肢が花の中で生まれなかったのか。蘭や桃子の言うように、大人たちに良いように利用されてしまったからだろうか?でも花の周りの大人たちはみんな(ヴィヴさんはわからないけど)良かれと思ってやっているように見えた。子どもの時にどういう大人と関わるか、はとても重要なのでは?選べるものでもないのが難しいところだけど。
金とは何か、金に執着した花は途中でわからなくなってしまうけど、結局花がしていたことが(途中から)労働ではなく窃盗になってしまったからでは?
金を得るためには、だれかを幸せにしたり、だれかにとってのメリットを提供した対価として得られているという実感が必要なのでは、と思った。

おそらく黄美子さんは知的障害がある(と思われる描写がある)けれど、そういう人が社会からどう見られるのか、映水さんや花からの良くない金を頼りに生きている危うさなど、はっきりとリアルで暗い側面を描かれていると思う。
その反面、それでも人を助けたり、誰かのためになることをした結果(そういう意図で黄美子さんが行動していたかはわからないけど)、良い形になって返ってくるという結末は、終始暗い物語の中で救いも残しているなと思った。

もし映像化したら、花の顔つきがどう変化していくのかがとても気になる。

0

Posted by ブクログ 2024年04月17日

言うてしまえば、裏社会、貧乏、発達障害が絡んだ話なんだけど、もちろんそんな3つの単語で単純に説明できることではない。
でも知らない世界のことをさも“わかってます”という風には書けないなと思わされるリアリティがあった。

川上未映子さんは初めて読んだけど、このリアルさ、次第に追い詰められる感じとか、次...続きを読むが気になる展開とかすごいなと思った。

でもなぜこの本を書いたんだろう?
参考文献にあったカード詐欺の本なんかを読んで、こういう話ができるな、と思いついただけなのか、何か主義主張があるのか。

最近、貧乏が出てくる本が多い気がする。いや意識しなかっただけで最近というわけじゃないのかもしれないけど。
本は知らない世界を見せてくれるけど、貧乏から抜け出せない感じ、連鎖、自由にならない感じ、閉塞感、そういうのまで感じて苦しくなる。

年を取ってきて、今の自分は単にラッキーなんだと思うことが増えてきた。
持って生まれた特性、生まれ、育てられ方を始め、たまたま変な先生に当たらなかったとか、横道に誘われることがなかったとか、変な詐欺に引っ掛からなかったとか、そういう細かな積み重ねの結果、今大きな不自由はないけど、これは私の成果でなく偶然によるところが大きい。
一方、後天的な努力なんかの割合は若い頃に思ってたよりずっと低い。
やはり自己責任で片付けられないことは多い。

今、不幸な子どもがいなくなればいいなと少額寄付してるんだけど、明日住むところ、今日食べるものに困ってるような人からしたら綺麗事でしかなくてちゃんちゃらおかしいんだろうなとこういう本を読むと思う。
作者は私のような頭がお花畑なやつに現実を知らしめたくてこういう本を書いたのかな。
でも私は私の生活をするしかないし、どんなきっかけで転落するかもわからない。

こんな風に色々考えた本でした。

0

Posted by ブクログ 2024年04月16日

社会から外れた世界。小説の中だけで体験するのは良いが現実には、体験したくない。主人公に、やっと出来た安らぎの場所、友達。楽しい未来が待っていると思ったら、どんどん自分が壊れていく。そして取り返しのつかない状況に追い込まれていく。登場人物が個性的で、ミステリな感じ、危険だけど、魅力を感じてしまう。読み...続きを読む終わった後は、少し寂しさを感じだけど、貴重な体験をした感覚があった。

0

Posted by ブクログ 2024年04月13日

生きる為、犯罪に手を染めてゆく少女達とそれを見守るだけの女性。歪な関係だが、彼女達にとっては紛れもない本物の幸福だったのかもしれない。だけど、それも仮初のもの。現実はどこまでいっても現実で、人は都合の良いように過去を書き換える。この昏く息苦しくも惹き込まれる世界観が、これぞノワール小説といった面白さ...続きを読むだった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月10日

社会的にきちんとした親を持たず、金もない未成年の寄る辺なさ。
世紀末を挟んだあの時代の独特の熱気。
よく分かる。世代の身として。

ノワールにならなかったのはヨンスさんのお陰だね。花までいかなかったからだ。

ちょっと普通じゃない、普通の事が分からない黄美子さんだけが、まっとうな愛情を持っていた。

0

Posted by ブクログ 2024年05月06日

audibleにて

川上未映子は好きだけど、何の前情報も持たずにオーディブルで出会い、通勤の行き帰り合わせて1時間に毎日聞いた超舞作。

オーディブル、初心者だったけど、こういうゾワゾワ系のほうが離脱せず聞き通せるなという印象。
ビジネス書や新書系は単調な語り口で集中できなかった。

黄色い絵は、...続きを読むある女性の反省で
引き込まれるけど、かなり疲弊した。
心がひりついても大丈夫な時でないと
しんどさがあるかも。それが良さなんだけど。

0

Posted by ブクログ 2024年05月03日

2冊目の川上未映子さん。本屋大賞ノミネート、おめでとうございました。

17歳の花は、母の友だちでホステス仲間の黄美子さんと一緒に暮らすために家を出た。そこへ初めての友だち蘭と桃子も加わり、共同生活を営んでいたが…。真っ当にお金を稼ぐすべを持たない少女たちが、やがて犯罪を犯さざるを得ない状況へと堕ち...続きを読むていく…。

もうねぇ、なんと言ったらよいのでしょうか、とにかく読んでいてしんどかったです。毒親だったり、断ち切れない貧困の連鎖だったり、もっと違う道はなかったのかなぁ…と。

川上未映子さんは、実は私はちょっと合わないなぁと思っているので、こちらの本も本屋大賞にノミネートされなかったらおそらく読まなかったと思います。とてもリアリティがあってすごいお話だったんですが、やはり私には合いませんでした…。

0

Posted by ブクログ 2024年05月03日

主人公目線で語られるので、思わず主人公に感情移入してしまいがちだが他者目線からの捉え方も気になる世界観だった。

0

Posted by ブクログ 2024年05月02日

犯罪に手を染めるというよりも、犯罪を犯さざるを得ないような環境や精神状態に落ちていく経緯が描かれている作品かな。
「犯罪を犯すしか生きていく方法がなかった」
という言い分は、その人にとっては真実なんだろうけれど…
なんだかすごく悲しい物語だった。

0

Posted by ブクログ 2024年04月30日

黄美子さんが、なぜ監禁、虐待して捕まったのか、ずっと先が気になりながら読みました。
ヴィヴさんが言っていた、貧乏人はずっと搾取され続け、上にいる人達に金が集まる様になっている的な話しは、本当にそうだなぁ。このピラミッド社会…そのせいでこういう事が起こる…と思いましたね。
途中、ちょっと話しが長いなぁ...続きを読むとなりながらも続きが気になり読めました。
ただ、最後の終わりがなんかスッキリせず…え!?ってなってしまったので、残念かな。

あとこれ、ちょっと心が病んでる人には要注意です。私は最近愛犬を亡くしたので、ガッツリ落ちてしまって、黄美子さんの影響か、ずっと床を拭き拭きしています。これは花ちゃんの影響で、何も考えずヘラヘラしてる人達にイラっとしつつ、怒る気力も無いので、この人達何も考えずヘラヘラ出来ていいですね。って感じで(元々そういう気質だったのもありますが…)心が死んでしまった状態に陥ってます。今まで好きだった癒し系の本も、へぇー。いいですねってな具合で、どうしましょ(^^;;

0

Posted by ブクログ 2024年04月26日

黄色の色は金運幸せの色

友達がいなくて一生懸命自分でお金を貯めていた花

母親の友達で同じスナックホステス仲間の黄美子さんと一緒に暮らし始める

そこに加わった蘭と桃子

黄美子さんの友達の琴美さんと映水

お金を稼ぐために出し子をやり始める

お金と人生深い話で色々と考える

生まれた場所、親が...続きを読む違うそれでもだいぶ違うこと

0

Posted by ブクログ 2024年04月24日

文字ぎっしりで読むのに時間がかかりました。
正直想像していた感じとは全く違って、リアル感のある作品でした。

主人公の健気さ故の色んな事への執着、行き詰まった時の心の変化。自分から遠い世界のようで共感できる感情もあり、苦しいような切ないような...ずっとそんな気持ちで読みました。


0

Posted by ブクログ 2024年04月20日

主人公の花は周りの人達を思ってとても頑張っているんだけど、考えや行動がだんだん狂気じみてきて怖さを感じるほどで、人が救われる話なのか壊れていく話なのかわからず、評価に迷う本でした。

0

Posted by ブクログ 2024年04月17日

久しぶりに600ページの小説読んだ

最初に黄美子が女の子を監禁して捕まったという所から始まり、なぜそのようなことをしてしまったのか?気になりながら読めた

貧困、闇バイト
ヤクザ用語が沢山出てきた笑

お金と黄色に囚われてしまう女の子

0

Posted by ブクログ 2024年04月15日

サブタイトルがSisters in yellowで、その sistersの意味が読後に腹落ちした。
主人公の花が成長したことで関係性が変わっていったのか、それとも環境が彼女と周りの関係性を変えたのか。
いずれにせよ果てしなく暗い。
心が思考が壊れていく様が文章で表現されており、読んでいて苦しくなった...続きを読む
人は1人では生きていけないのか。
どうすれば1人でも生きていけるのか…?
読後、どんより。

0

Posted by ブクログ 2024年05月02日

10代で人生のレールを踏み外して、犯罪に手を染めてどんどん引き返せなくなってしまう主人公の姿にやるせない気持ちになった。

歪んだ共同生活の中でお金に執着して狂っていく
姿はリアルで、読んでいて胸がずっしり重くなった。

恵まれない環境で育ったが為に犯罪に手を染めざるを得ない人がいるのかと、自分の知...続きを読むらない世界では身近に起こってることなのかもしれないと感じて怖くなった。

0

「小説」ランキング