【感想・ネタバレ】幻夏のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月27日

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謎の印…
分かると悲しい(T . T)

冤罪をテーマにしてる。
悲し過ぎるやん!
何もしてへんのに、精神的に追い込んで、自白させる。
で、自分達の思い描いてる筋書きに合わせる。
ハイ!犯罪者!一丁あがり!
みたいな。
有罪率99%、犯人だと判断して起訴されたら、ほぼ全員、裁判で有罪...続きを読む
日本だけみたい…こんな凄い数値。
ないな!
こんな高い数値!
そのせいか、最近、冤罪とかよく聞くようになったな。

そういう冤罪のせいで…
お父ちゃんが、罪を着せられ、世間から白い目で見られる母子。
しかし、冤罪だと分かり、お父ちゃんが…
尚が謎の失踪。

この子が、相馬の子供の頃の友だち…
20年以上経っての再会も悲しさ満点やな。
ちゃんと!
ちゃんと!
ちゃんと、捜査さえしてたら、こんな事起こらんし!
尚と拓、香苗親子の人生返して〜
何か、何のために、生きてるんか分からんやん…

でも、冤罪に大きく関わった奴ら、何の後悔もせんと、そのままなんが、悔しい〜( *`ω´)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月23日

素晴らしかった!!

真相が明らかになるところがクライマックスではない。

とにかく終盤の疾走感がすごい。
どうかどうかと祈らずにはいられない。
雨の屋上で相馬の指笛が尚に届いた瞬間、胸が詰まる思いがした。
とても美しかった。

ラストも美しかった。
いいシーンでしたね。
泣きました。


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Posted by ブクログ 2024年04月22日

 読み応えある社会派ミステリーでした。前作『犯罪者』と同じく面白く読みました。
 本作では、前作登場の相馬さんの輝いていた少年時代と、彼が関わった家族の悲劇が描かれており、少年時代の郷愁とともに悲しい気持ちに。

 物語のはじめの方で数々の謎が示され、それを興信所を営む鑓水さんと修司さん、そして刑事...続きを読むの相馬さんの三人が追って行きます。23年前の出来事の証言・回想をどう解釈し、つなぎ合わせるのかがポイントで、そういう意味では、パズル要素もあるストーリーになっていました。それでいて、後半は疾走感があり、スゴイです。

 物語中盤に、イソヒヨドリの鳴き声が聞こえるなか、相馬さんが会いに行ったエピソード、泣いてしましました。通勤電車の中でしたけど。
 このエピソードを読む2週間前に行った、花見で混雑した公園近くの電柱上からの、澄み渡るイソヒヨドリの鳴き声が思い出され、余計に悲しくなりました。
 最後の終章では、新たな物語の始まりが感じられ、前途を祈らずにはいられませんでした。

 本作の冤罪に関わった警察・検察・司法の人たちは、結局自分に誤りがあるとは思っておらず、正しいことをしたとしか思っていないのでしょう。個人の問題というより、システムの問題ですね。詰まるところ、前作『犯罪者』同様、国民が悪いということなんですかね。

 きっと、日々改善に取り組んでいらっしゃる方々が、どこかで努力されていると思います。私に出来ることは、『十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ』を胸に刻み、投票するくらいでしょうか。
 でも、ほんの百数十年前には江戸時代だったのがこれほど変化したのであれば、今後、百年二百年後にはきっと良い方に改善されると信じたいです。
 そこまで待たずとも、冤罪被害者の苦しみを知る彼ならきっと社会を動かしてくれるだろうという、希望の終章でしたが。

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Posted by ブクログ 2024年04月16日

『犯罪者』が面白かったのでこちらも読む事に。
主要人物が変わらないので序盤からすっと物語に入り込めた。

冤罪がテーマで、前作同様メッセージ性の強い作品であった。ひとつの冤罪事件によって、少年とその家族の人生が狂い始める。冤罪が生む悲劇の連鎖。犯罪の真相は切なく悲しいものだった。

『犯罪者』もそう...続きを読むであったが、権力には逆らえない・強者の過ちは正されないという理不尽さに怒りを覚えた。本書は日本の司法の問題に正面から問題提起する傑作ミステリー小説である。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月14日

めちゃくちゃおもろい。冤罪がテーマだった。前作を読んでなかったけど楽しめた。犯罪者になっちゃったけど尚は頭も良くてやさしいんだな。択が死んでた展開が怖すぎて一旦本閉じた。
尚も択も香苗もみんな優しい。復習物語だけど、加害者が優しすぎて切ない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月06日

読んでて途中から、涙が何度も出そうになりながら読んだ。(結局涙は最後まで我慢した)

こんな事ってあるのだろうか。
尚が1人で背負わなくちゃいけなかったのか。
拓が壊れていった姿に目を背けたくなる。
お父さん含め、全てが悲しい方向へ向かっているのでは?と、お母さんが思っていたであろう事実も悲しい。
...続きを読む
家族がたった一つの冤罪でこんなにも破壊される世の中の恐ろしさと矛盾とどこにもぶつけられない思いと…たくさん詰まっている小説だった。

前作の犯罪者はハラハラしたが、今回は悲しさと切なさが優った。

素晴らしい作品だった。

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Posted by ブクログ 2024年04月01日

読み終えても涙が出てしまう本は、そんなにありません。悲しいとか可哀想ではなく、ただただ涙が出て止まりませんでした。

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Posted by ブクログ 2024年03月29日

一夏の出来事が、23年後につながっている。尚の失踪、その後の様子、冤罪として捕まっていた実父の真相、全てが最後に覆される。
とても面白かった。
現代の法曹では、冤罪がこんなにも残酷に、容易く有罪として解決されてしまうのかと、恐ろしくもなった。
尚は一人で沢山のことを抱えて、悩み、苦しんできた。思考、...続きを読む行動、責任感たった12歳とは思えない。
どうかこの先の人生は穏やかに生きてほしいと願う。

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Posted by ブクログ 2024年03月17日

犯罪者が入手できないまま、先にこちらの作品を読んだのだが…最高に面白かった。こちらだけ読んでも違和感なく読み切ることができた。
キラキラした夏の思い出、大切な人を思いやる気持ち、全ての真相に気付いた時に壊れる心、日本の司法制度の問題点、冤罪が起こりうる危険性、復讐。
日本の司法の課題に正面から問題提...続きを読む起する良作。個人的には相当おすすめしたい作品であった。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

警察が生み出した冤罪によって23年後に事件が起こる。関係者は相馬の幼なじみ家族。
警察組織の闇、それに振り回される家族。真相は心が痛くなるほどのものだった。 
悲しい話だったな…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月07日

犯罪者で活躍した鑓水・相馬・修司とまた出会えて嬉しい。法治国家である日本でまさかこんな目に合うなんて思いもよらない。けれど実際に起きている事なんだよな…。司法制度の在り方、冤罪事件、巻き込まれた家族たち。あまりにも辛すぎる。太田さんの作品は社会問題×ミステリー。ぐいぐい惹き込まれる筆力!

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

数年前に読んだ作品だか、思わず本棚から引き抜いた。「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」はこの順番で三部作。相馬、鑓水、修二の3人が真実を追いかける。

23年前に失踪した尚を当時小6で友人だった相馬が探す。冤罪で殺人犯にされた哲夫が9年後に無罪とわかり出所してきた。そこで事件が起こる。尚と拓の兄弟とその母...続きを読む親の香苗がどう関わっているのか?そして23年後の今、どうなっているのか?暗号のような記号が意味するものは?

冤罪が生み出す不幸の連鎖をスピード感のある文章によって描写されている。太田愛さんのこの表現力は文字を脳裏の映像に映し出す。
何度読んでも飽きない。

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Posted by ブクログ 2024年01月17日

真相が明らかになるたびに23年前のあの時が蘇る。
23年前の描写から懐かしさや切なさを感じ、真相を知った時相馬の気持ちに限りなく近い苦しみや辛さを読者である自分も感じることができた。
張り巡らされた伏線が綺麗に回収されていく。
これまで読んできたミステリーで一番好きな作品。

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

幸せに暮らすはずだった家族が冤罪によって狂わされるなんとも言えない切なさがある。一方で兄弟や親友との情景が浮かび、心温まる良作だった。鑓水のキャラも面白い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月14日

とにかく、尚が生きてくれてて良かった。思うことはいっぱいあるけど、最後は涙涙…。警察がきちんと調べていれば、検察官が違和感を感じていれば、捜査に関わった人物の誰か一人でも勇気を持って声をあげていれば…尚の家族は幸せに暮らせていたのに。悔しくて悲しくて切なくて、何とも言えない想いになった。やはり、太田...続きを読む愛さんの小説は素晴らしい。奥深くて大変読みがいのある作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

犯罪者に続き、年末だと言うのに引き込まれてしまった。本当に面白い。しっかりしたストーリーで見事な展開。魅力的な登場人物と意外性と読みやすさ。未読の方はぜひぜひ犯罪者から楽しんでもらいたい。鑓水、相馬、修司のチームが最高に良い。尚、頑張って。
天上の葦も購入済なので、年始から読み始めると思います。

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Posted by ブクログ 2023年12月26日

またまた太田愛の世界に引き込まれてしまいました。

冤罪が起こったら警察にも裁判官にもペナルティが与えられるようなそんな仕組みがあればいいのに…

どうか尚が心を取り戻せますように。

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購入済み

こんなの読んだことない

QM
2023年12月12日

鳥肌が立ちました。
次々と暴かれていく事件の真相、犯人の正体、それぞれの葛藤、、、
ボリューミーで読むのに時間がかかりましたが、読み終えた後は何とも言えないやるせなさと悲しさと、でも真相にたどり着けた安堵と、いろいろな感情がごちゃ混ぜになりました。
ミステリー好きの私にはたまらない作品でした。
時間...続きを読むを置いてまた読みたいです。

#切ない

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

『犯罪者』で出会った主要人物、鑓水、相馬、修司の第二弾。
今回は相馬の過去から、、ってまた色々と複雑やったけど切ないストーリーでした。

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購入済み

冤罪の悲劇

H
2023年07月01日

冤罪により引き起こされた悲劇。日本に於ける冤罪が起こる基本的な原因が明確に記載されており、小説として面白いだけでなく、どうして冤罪が起こるのかを示している。
かつては、日本ではTVドラマ等では、裁判に誤謬はない、もし警察・検察が間違っていても裁判官や弁護士により真実が明らかになるとのハッピーエンドば...続きを読むかりでした。その結果、冤罪は稀なケースであるとの考えが主流であったと思います。この作品は、人々の目を覚まさせる作品と思いました。

小説としてもテンポも良く、長編ですが私は一気読みしました。

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購入済み

幻夏

2022年09月18日

面白くて一気に読んでしまいました。これはかなりおススメです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月12日

夏休み前に出会い、一夏を過ごした小学生の相馬亮介と、水沢尚、拓。
そして夏の終わりに起きた尚の突然の失踪。
それから23年の月日が経ち、興信所の鑓水の元には母の香苗から尚の捜索が依頼される。
また同時期に、相馬は少女失踪事件の現場で、尚が当時姿を消した場所に残っていた印と同じ印を見つける、事件の真相...続きを読むに近づいていく。

停滞することなく、少しずついろんなことが明らかになっていく正に司法の信を問うミステリー。
たどり着いた真相はやるせなく切ない。それぞれが向き合い、苦しみ、憎悪して。

冤罪という取り返しのつかないもの。
身近に降りかかるまで誰も自分事として捉えられないのかもしれない。
それでも適正な捜査とは、と考えさせられる。

後半にいくにつれ、スピード感を増し展開されるストーリーには引き込まれた。
シリーズものとは知らずに読んだので、シリーズ第1作、3作も読んでみたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月05日

犯罪者に次ぎ太田愛第二弾。
美少女誘拐事件が発生。そこに残されたのは23年前の失踪事件と同じ印。
時を同じくして前作でも登場した鑓水のところに、失踪した少年を探してほしいという、少年の母からの依頼がくる。

扱ったのは冤罪について。
第一弾では巨大組織の闇、本作では国の司法制度の闇に挑んでいる。
...続きを読むステリーを通して描きたいのは、巨大権力に対する風刺か。

失踪した男の子が実は生きている、はよくある話として、辿ってきた、そしてその後たどる境遇が悲しすぎる。
冤罪の父、それに翻弄される美しい母、その死に関わってしまった弟、それを庇うためにわずか12歳にして犠牲になることを選択する兄。
命をかけて証明しようとするこの国の闇、しかし世間はそれでは変わらない…そんな無慈悲さがあるのは前作と一緒。
前作ほど、敵が無敵すぎることがないのが救いか。前回の殺し屋は無敵すぎた。

脚本家だからなのか、ドラマチックすぎる部分はあるが、前作ほどのオーバーな展開はない。
淡々と展開されていく感じ。
最後にスカッとなる展開ではない。じわっと読者に投げかける終わり方。
全体的にノスタルジックな匂いのする、幻夏というタイトルにふさわしい雰囲気。

題材が面白く、続きが気になり、1日で読み切ってしまった。寝不足です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月18日

感想
現実的に物事を書いているため、展開が遅く感じられ、中盤までは読むのに少し苦労した。

しかし、序盤からの事実の積み上げにより中盤からの展開は早く最後までサッと読めた。

警察、検察、裁判所が組めば、有罪率は99%。たとえ冤罪であろうとそれをも認めない。恐ろしい話である。検察は、冤罪の蓋然性が高...続きを読むい案件も組織を守るために決して間違いを認めない。

警察も検察も変なプライドに拘らず間違ったことは間違えたと謝るようにはならないのだろうか?

あらすじ
23年前の夏、十二歳の少年が河原で失踪した。事件が解決しないまま時は過ぎる。私立探偵の鑓水は、母親の香苗から23年前に失踪した息子の尚を探して欲しいと依頼を受ける。

鑓水は知り合いの刑事の相馬と連絡を取り、情報交換を依頼する。相馬は23年前の夏に尚と友達となり、一緒に過ごしていた。事件を追ううちに、尚の父親が殺人で収監されたが、尚が失踪する前に冤罪であったことが分かり、さらに階段から転落して亡くなっていたことが分かる。

新たに女児の誘拐事件が発生する。相馬は、冤罪事件を追ううちに、冤罪事件の取り調べをしたのが、女児誘拐を仕切る参事官、誘拐された女児の祖父が当時の検察官、冤罪事件の判決を下したのが、女児誘拐の容疑者の父親であることに気づく。

尚の弟の拓と母親の香苗の行方が分からず、鑓水たちは追っていたが、驚愕の事実に出くわす。香苗はホスピスに入院しており、すでに死亡。拓も半年前に溺死していた。

水沢尚は生きていた、警察の倉吉望として。警察は間違った犯人を逮捕して罪をでっち上げることに躍起になっており、全ては尚の思い通りに事が進んでいた。

警察が間違った犯人を再逮捕した瞬間に尚は、誘拐した女児を殺害するつもりだった。鑓水と相馬はそれを防げるのか?

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Posted by ブクログ 2024年02月17日

登場人物一人一人に正義があって、冤罪を生んだ警察・検察の言い分も最もだと感じたし、司法制度そのものが完璧でないことを痛感した。
どうすればよかったんだろう?

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Posted by ブクログ 2024年02月16日

面白かった!警察嫌いになる…。面白かったんだけど、犯罪者の方が面白かったなぁと思ってしまったので、ほんの少しだけ残念でした。

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

太田愛はなんてむごい物語を書けるのだろう。あの夏が幻であればよかったのに…本当に本当に胸が張り裂けそうです。話が面白いためあまりにも感情移入しすぎて、すぐに現実世界に戻れないくらいの衝撃を受けています。

前作の『犯罪者』も含めて、強者の過ちはなかなか咎められないし、マスコミは強者に都合のいいように...続きを読むつくられ人々はそれを信じる。それは弱者がいくら頑張っても(主人公であっても)、覆らない事実なのだと痛いくらいに伝えてくる。勧善懲悪なんて創作の中だけなのであれば、せめてマスコミのいうこと全てを鵜呑みにするのはやめようと思う。

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

犯罪者がすごく良かったので読んでみたけど、やっぱり期待を裏切らない面白さ!
冤罪から始まる悲劇の連鎖があまりに辛くて、読んでいてすごく苦しかった。

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Posted by ブクログ 2024年01月29日

犯罪者を読んでから何年も経った今、本作を初めて読みました。鑓水修司相馬のキャラが鮮明に蘇り、懐かしくもあり、すんなりと引き込まれました。
本作は、冤罪問題との真向勝負です。なぜ冤罪は起きるのか、冤罪に巻き込まれる人の心、警察・司法の闇、、私のような読者一般人が到底解決に導ける問題では無いのですが、い...続きを読むつもながらの太田さんの国や社会によって生み出される目に見えぬ悪に対峙すべく問題提起がされている作品であると感じます。
単純な冤罪事件を扱うのではなく、相馬の少年期の出来事から端を発し、失踪・誘拐・殺人事件が起きる多くの謎、ミステリー要素、主人公3人の掛け合いなどのエンターテイメント性もあり、とてもわかり易く楽しめた作品でした。天上の葦もまだこれからなので読みたいと思います。

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Posted by ブクログ 2023年12月29日


3人の少年の夏休みの出来事、秘密基地、台風の夜を過ごすことなど 楽しい思い出の後 まさか こんな展開になるとは…
真実がわかっていくにつれ 悲しくて。
冤罪 絶対にあってはならない事。
最後の場面 ほんとに大切な思い出。友達になれて良かったね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月24日

小説だとしてもそれは無理があるんじゃ⋯やそうなるかな⋯というところはあったが冤罪を深く考えさせられるストーリーで全体を通して面白かった。過去のたらればは全部起こらなかったこと(だから考えても意味が無い)というようなことを尚が言っていたが、やはりあの時あの瞬間何かひとつでも違っていたらと思わずにはいら...続きを読むれない。
犯罪が起こった時に警察やメディアから出る犯人逮捕の報道を見て安心感や怒りは覚えるもののそもそもこの人は本当に犯人なのかなどと今まで考えたことがなかったのでこれからニュースを見る度にこの本を思い出しそう。

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Posted by ブクログ 2024年04月12日

犯罪者の続編。一つの冤罪事件が家族の人生を狂わせ、それを生んだ検事、警察、裁判官は自分たちに何の落ち度も無いと言う。10人の犯罪者を逃しても1人の冤罪を無くすべきか、1人の冤罪を出したとしても10人の犯罪者を捕らえるべきか。考えさせられる本だった。

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Posted by ブクログ 2023年12月29日

初めて読む著者の作品。

どんでん返しを狙って8割くらい読み進めてから話がコロっと変わっちゃうお話ってのも多いが。

この作品は、まぁ当初から順当にこうだろな、ってのを丁寧に描写してるのである意味安心感のある展開。

ただ、ちと長いような気はした。もう少しスピーディな方が緊張感が出るような。

嫌い...続きを読むでは無かったけど佳作感。主役陣が出てくる他の話もあるようだけれど、読みたいような読みたくないような。

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