感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年01月16日
実によくできた物語で、とっても楽しめました。
夫婦間の問題は、普段表立って分からなくともそれぞれに抱えているものだと思いますが、1度疑心暗鬼にとらわれるとこうも崩れるのかと、感情のジェットコースターがなんともいえませんでした。
そして、嫉妬や妬みからどこで恨みを買っているかも分かりません。
身近な人...続きを読むだから分かったつもりでいても、それは単なる思い込み。
いつでも謙虚で誠実でいないと、いつ刺されてもおかしくない。
Posted by ブクログ 2024年04月08日
仲良し三人組で桐野夏生のOUTみたいな展開と思ったらそんなことはなく。
後半のすべての謎が一気に解かれていく展開はコメディのようだった。
最後主人公はどんな決断をするのか。あなたならどうする?と問われている気がした。
Posted by ブクログ 2024年03月31日
すごく読みやすかったので、あっという間に読み終わった。
人それぞれの結婚生活があるけど、夫の愚痴や悪口のために友達が集まる感じはちょっと苦手…
行方不明になった旦那がちょっと気の毒に思う部分もあったかな。
Posted by ブクログ 2024年02月29日
まあ集まれば愚痴る事多々あり、夫婦のお互い価値観違って当たり前だけどそれをね批難せず聞く耳を持つと言う事、放任し過ぎるのも良くないよなあ。不満が無い方が読むとイラッと来そうな内容かも、方向を変えるとミステリーでコミカルかも私はスラスラ読めました。
Posted by ブクログ 2024年02月08日
P7
ガーベとは、英語のgarbageの略。
生ごみ、残飯、くずーーーーーー
他人に聞かれても分からないように付けた、友里香の夫に対するあだ名だ。
最初から、飛ばしてる感じ。これすごい。女の細やかな心情を書いているの作者さんが男性って!いつもは最後に取っておくあとがきも、先に読んでしまう。
P2...続きを読む69
最後に、結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫(おとこ)たちよ、本書を読んで震えて眠れ。
最後の言い回しが、最高!!と思って、思わず笑ってしまった!
逆バージョンも、でないかなぁ~。
「コーダ」を書いた人だったんだねー。他の作品もよんでみたいと思った。
面白かったけど、なんだか物足りなくて、最後も麻矢と光博がどうなったか気になり過ぎるしもやもやーーー!!世の中の妻帯者を誑かす女たちって本当にこんなに身近にいるものなのかしら。改めて、所詮は赤の他人である異性と結婚を決めて同じ屋根の下で生活するのは口で言うほど簡単なことじゃないと思った。一度結婚してし...続きを読むまえば離婚するのもそう簡単ではないだろう。本性的な部分とか結婚前に見抜くのは難しいところもあるけど、夫婦になってからのコミュニケーションとかも大事だなと。アフターストーリーとか読みたいなあ。
Posted by ブクログ 2023年12月17日
麻矢、璃子、友里香の3人は学生時代からの友人で、たまに集まって話している。その中の話題の一つが、タイトルにもある『夫』のこと。友里香は結婚を機に仕事を辞め主婦ではあるが、夫は協力的ではなく、かなり不満が溜まっていて、集まった時は夫のことをガーベ(garbage生ゴミの意味)と呼んで愚痴っている。
...続きを読むある日、友里香は自宅で夫と言い争いになり、夫を突き飛ばしてしまう。意識不明の夫にどうしようという思いとこのまま死んでくれたら…という思いが混ざり合い、麻矢と璃子に連絡をし、3人で殺してしまおうかと話す。
その後、ガーベの意識は戻ったが記憶喪失となり、今までと一転し、良い夫となった。
一方、麻矢の夫が失踪してしまう。失踪前に、夫の浮気と思われる証拠が見つかり、麻矢はこのままいなくなってしまえばいいのにとも思ってしまっていた。
本を読んで、女性は愚痴を言いたい生き物なだけかもしれないなぁとも思った。夫にも非がないとは言わないけれど、夫婦で話し合っていればこんなことにはならなかったのではと思ってしまう。
まぁ結論は夫婦、家庭のことはその本人にしかわからないのだ。
物語最後に出てきた高齢の女性が夫を刺したというニュースもそう。一見すると、幸せそうに見える夫婦だって、実は問題を抱えていたりする。死んで欲しいと思いたくもないし、思われたくもないので自分の思いはしっかり伝えていきたいなと思った。
Posted by ブクログ 2023年12月06日
夫が見たら震えそうなタイトルなのでカバーをかけて読みました(笑)
大学時代の同級生で今も仲良しの麻矢、璃子、友里香の3人は夫への不満を抱え、集まるたびに愚痴を言い合い「ほんと死んでほしいんですけど」というセリフがお決まりのように飛び出てくる。確かに「こんなはずじゃなかった」と思うことありますよね。...続きを読む
最初は3人の愚痴にそうそう!とうなずきながら読んでいたけど、友里香の夫の記憶喪失、麻矢の夫の失踪と事件が続いてミステリーとしてもとても楽しめました。
最後の老夫婦のニュースが衝撃的。最後までドキッとさせてくれました。夫婦てお互い何思っているのかわからないし、夫婦のことはやっぱりその夫婦にしかわからないんだよね~と納得してしまいました。
Posted by ブクログ 2023年12月01日
面白かった!読みやすくて一気に。
タイトルは衝撃的だけど、内容は女3人の井戸端会議的な雰囲気で進み重すぎない。
それぞれが抱えている不安や問題を解決しながら進む…かと思いきや
友情にヒビが?!と思いきややはり絆は強い?!
と、関係性の変化にドキドキしながら読んだ。
途中、「あなたみたいになりたい...続きを読む」ではなく「あなたになりたい」で
ああ彼女が黒幕か…と読めてしまったけれど
そこからもひっくり返そうとする展開があり楽しめた。
他の方の口コミを読み、最後のニュースの老夫婦が誰かわかってびっくり…
タイトル…なるほどね………
Posted by ブクログ 2023年11月27日
学生時代からの親友三人組。璃子、友里香、麻矢。麻矢は夫と家庭内別居状態。友里香の夫は文句しか言わず子育てを手伝いもしない。この死んでほしい夫たちに対してどうしようかという話。
ラストは好みとはやや違うけれど、それ以外はかなり面白かった。ダメ夫の描写(ドラマ「 コタツのない家」のようには笑えない)も...続きを読む、人物造形も巧い。
Posted by ブクログ 2023年11月26日
麻矢、友里香、璃子の大学時代の三人組が、まず、友里香の夫で、生ごみ、くずという意味のあだ名で呼んでいるガーベをなんとかしようとします。
友里香はちょっとした喧嘩でガーベを気絶させてしまいますが、麻矢と璃子を呼び、ガーベを始末してしまおうと共謀しますが…。
読んでいて、女性でも気分が悪くなりそうな...続きを読む話でした。
著者の丸山正樹さんの意図はわかりますが、『デフ・ヴォイス』などの優しい作品を書かれる丸山正樹さんの作品なので手に取りましたが、これは結婚生活に幻滅を感じずにはいられなくなる話でした。
三人の友情が、途中危うくなる場面もありぞわぞわして気味が悪くなりました。
あとがきで著者の丸山正樹さんはおっしゃられています。
読者の中には、本作のタイトルやあらすじなどを見て「丸山もずいぶん作品傾向が変わったな」とお思いの向きもあるかもしれない。(中略)
今回は珍しく「参考文献」はないが、執筆のきっかけになった書籍はある。
『夫の死に救われる妻たち』(ジェニファー・エリンソン、クリス・マゴニーグル著)というフィクションがそれでタイトルに惹かれて手に取ったのはもう数十年前。
小説家としてデビューする前のことだった。
「夫の死に開放感を覚えた」という共通項を持つ二人の女性が身近な人と死別した者たちの複雑な胸中を取材した作品で、初読の際に衝撃を覚えて以来、ずっと心の隅に引っかかっていた。
そのモチーフを現代の日本の若い女性に置き換えて書けないだろうかと、新作の執筆を依頼してくれた双葉社の編集者に「恐る恐る」提案したのが始まりだった。(中略)
最後に、結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫(おとこ)たちよ、本書を読んで震えて眠れ。
ー以上あとがきより抜粋。
この本を、読んだ次の日会った、知人がやっぱり「夫にはやく死んで欲しくてたまらない」と言っていたのでこの本のことを話したら「私の為に読んでくれたんじゃないの!」と大喜びされてしまいました。
そういう人いるんですね。ただの他人事ではすまされない気がしました。
Posted by ブクログ 2024年05月05日
キャッチーなタイトルと、結婚生活に漠然とした興味があって読んだ本。
経済的に離婚したくても離婚できず、可愛い子供の親権も持っていかれてしまうなら、死んでくれれば都合がいい、という発想に至るまでがリアルで、殺すまでいかなくてもその死を願う妻たちは世の中にいるんだろうなあと思った。
とはいえ、友達の...続きを読むために友達の旦那を殺せるもんか?と疑問だった。
ヘッドハンティングの駆け引きがコワかったー
Posted by ブクログ 2024年04月23日
この著者の作品は切り口と語り口が好きで全作品読んでいるのですが、その上での感想。
んー、楽しく読み進めたのですが、どうしても「」の多用が気になるんです。その単語に意味を持たせたいのは分かるんです。でもあまりに多い。それが気になってきて結局ストーリーに集中できない。ざんねん。
Posted by ブクログ 2024年04月21日
作者さんのミスリードにまんまとハマり、ラストの持っていき方は全く予想がつきませんでした。
ストーリーについては、少し辛口かも。すみません。
最初の方は、まぁそんなこともあるかと読み進めましたが、途中からはちょっと強引だなーと。都合よく記憶なくなるし、なくなって自信ないままどんどん話進めるし。んな...続きを読む事ある?
いろんなところが疑わしく思えて、バーの男3人組とか友達の旦那とか、その辺も噛んでるのかと思ってしまったよ。舞台装置にしても、特に友達の旦那、あんたも都合よく動いたなぁー
あと、もうこれは完全に私との価値観の違いだと思いますが、友達が犯罪を犯そうとした時、共犯になるのが本当の友達なの?違うのでは?
事あるごとに3人の絆を出してくるけど、誰がが間違った時、最後どう動くかはともかく、一旦は正しく諌めるのが友達じゃないの??
もうその辺の感覚の違いもあって、最後主人公のモノローグ的な感じで終わったのも、本当にそれが真実なのか疑わしい気持ちのままですよ私は。
畳み方がちょい雑なんだよ、主人公はこう思ったけど、実は違う可能性もあるのか?とか思っちゃうよ!客観的もしくは別の視点でのエビデンス出してよ!
とまぁ、最後まで読んだものの、この結論で合ってるのかちょっと自信ない感じで終わり、あまりすっきりしませんでした。
展開としては面白かったです。
Posted by ブクログ 2024年04月17日
思ってたの違った。タイトルが衝撃的すぎるのが、ちょっと…。
物語としては面白いんですが、3人の女性に全然共感出来ない…。そもそも、登場人物に共感して読む小説ではなく、何が起こっているのか、というミステリーを楽しむものなのかもしれない。
Posted by ブクログ 2024年03月24日
桐野夏生さんのOUT再来を期待して読みました。時代だなぁと思うのは、主人公の女性たちがキャリアのある人であること。3人のうち1人は子供のいる家庭、もう1人はフリーランス、主人公はキャリア志向。フリーランスの友人が後先考えずホイホイことを進めようとするのは流石に仲良し3人組とはいえ疑問あり。
どんでん...続きを読む返し系を想像させる煽り帯がついてますが、衝撃のラスト1行で世界が変わるような話ではないので、帯に騙されないように。もっといい帯はなかったのかな…。
2016年に出版されている、小林美希さんの新書の「夫に死んで欲しい妻たち」という1冊もなかなか怖いというか、そっちは実話なので、小説よりも救いがなくある意味正真正銘のホラー。おすすめです。
Posted by ブクログ 2024年03月15日
あとがきにもあったように、今までと作風が違ってた。
とはいえ、表題のことは誰しも一度ならず何度も考えること(笑)
女3人、それぞれがご都合主義っぽく話は進んでいくも・・・。
少し無理な展開かなぁと思わないでもないけれど、最後までノンストップで読んでしまったので、良しとしよう。
Posted by ブクログ 2024年03月09日
衝撃的なタイトル。
夫に見せようかと思ったけどやめてブックカバーをかけた。
途中まではハラハラ読んだけど、後半兄が出てきたあたりから、狭い世界で次々揉め事が起こり、それぞれが他人をどうこうしようとしている感じがした。
限られた人間関係のなかで揉めたり解決したりすることは往々にしてあることなのだろう...続きを読むが、なんだか冷めてしまった。
夫達を始めとする男達の行動がなんだかなー。
Posted by ブクログ 2024年02月27日
※
結婚後に訪れた気持ちの変化やすれ違い。
生活することで感じる日常と非日常の違い。
特別に見えた時間が当たり前に変化し、
いつしか虚しさに変わってしまうこと。
さらに二人でいるはずなのに増大する孤独感。
結婚生活に思い悩む主人公の嘆きがリアルでした。
そんな中、離婚を選択する友人、
文句を言いな...続きを読むがらも現状維持に終始する友人、
どちらとも決めかねる主人公。
三者三様の生活は、あるかもしれない別の道を
親友三人に分担させて対比して書かれていて
違った道が見える三面鏡みたいで分かりやすい。
日々の生活への不満と不安も愚痴を言い合える
親友がいることでバランスがとれていた部分と、
逆にそれが暴走してとんでもない方向に走り
出してしまう振り切った無茶具合が滑稽で面白い。
きれいにひっくり返されたラストでは、
したたかで小狡い人物にやっぱりなーと
頷きました。
Posted by ブクログ 2024年02月26日
堂々と見せにくいタイトル 読後感も良くはないのですが ハラハラ ドキドキありで面白かったです 女子達のパワーが恐ろしい 男性陣は皆残念 結婚後の リアルもありました
Posted by ブクログ 2024年02月10日
この本をテーブルに置いていた時「恐ろしい!!こんな本読んでるー!」と夫に言われた。
やはりそうなるだろうな。
既婚、子持ち、バツイチ、状況は違うけれど夫に対しての悪口は変わらない。
大学生から絆が固く結ばれた麻矢・璃子・友里香。
3人いれば何も怖くないと言いながらも、少しの疑惑でもろくも崩れるのは...続きを読むあるある。
とか思ったけど最後はまた結束できてよかった。
友里香の夫も麻矢の夫もクズで、死んでくれと思うのは当然だし、麻矢の夫の不倫相手についてはまさかだった。
Posted by ブクログ 2024年02月04日
心の声がダダ漏れのタイトルで手に取ってしまう人が多いのではないだろうか。
結婚生活において大事なことは夫婦の数だけあるが、相手のことが嫌になってしまうと行き着くところが同じなのは興味深い、そう「死んでくれないか」と。
「死んでくれたらどんなに楽かもね」なんて、愚痴を言い合っているときが最高に楽しいの...続きを読むであって、実際物事がその方面に動いてしまったりすると女たちの心配事が増えてしまい、それはまあめんどくさい。
ラストまでには布線がちょいちょいと散りばめられているので、勘のいい人はなんとなく察しがついてしまうかも。個人的にはあとがきにスッキリするなど。
Posted by ブクログ 2024年01月29日
結婚した当初の気持ちを持ち続けることの難しさに共感を覚えた。
主人公の麻矢の周りで起こる不可解な事件を引き起こしていたのが、身近な後輩だったというラストには驚いた。
麻矢と親友の2人の絆は取り戻せそうだと思ったけれど、夫とはどうなったのかがはっきりと明かされていないが気になった。
Posted by ブクログ 2024年01月27日
大学時代から固い友情で結ばれている、30代の麻矢、璃子、友里香。
友里香は夫からのモラハラに悩み、麻矢は夫とのすれ違い生活に苦しみ、璃子は一足先に浮気したモラハラ夫と離婚していた。三人の共通した願いは、夫が「元気なまま、死んでくれないか」。
多くの妻(や夫)が心中思ったことがあると思うが、実際に実...続きを読む現してほしいわけではない。息苦しい現実を生き抜くためのガス抜きの言葉だと思う。
ちょっとの想像力で暮らしやすくなるのに、身内になるとそれを働かせるのすらもしんどいのか。どんだけ省エネが好きなのか。
麻矢の件は、麻矢の自業自得ではあるけれども、「彼女」の一人勝ちのような結果になったし、実家の兄の態度も、隠れ処的バーの常連の行動も不快でしかない。やたらと行動力がある璃子も方向性が間違っていて危なっかしい。
読後感悪し。
Posted by ブクログ 2024年01月17日
過激なタイトル。
この一言で内容が尋常じゃないことが推測される。
結婚に不満だらけの女3人組、あることをきっかけに強い絆で結ばれている。
その絆が脆いのか、強いのかがよくわからず、何だか不満を聞かされただけのような展開だった。日常生活は、こんなものだろうけど、だったらそんなに過激にならなくてもいいの...続きを読むでは、、、と思ってしまった。
Posted by ブクログ 2024年01月17日
【327冊目】ある日突然、仲の冷え切った夫が失踪する。「死んでくれないかな〜」と冗談で友人とささやきあった夫が本当に死んだかもしれない!?という物語。
伏線が色々と張ってありますが、うまく回収されたと評価して良いものかどうか悩みます。それというのも、物語の最後、事件の解決はすべて、主人公の麻矢の...続きを読む頭の中で起こってることだから。
ああでもない、こうでもないと考え、一応結論めいたものは出ているけれど、実際のところは麻矢の独白に過ぎません。なので。結局事件を起こした原因も麻矢にあるし、どんな展開をたどったのか、誰が夫をそそのかしたのか、本当に夫はそそのかされたのか、というところも曖昧なまま。終盤で麻矢が反省したように、麻矢の身勝手さが前面に出ているように思えてしまいました。
この本の魅力は、刺激的なタイトルに尽きます。麻矢のように30代で考えるというのは少し早い気もするけれど、それでも多かれ少なかれ、どんな妻も思ったことがあるのではないでしょうか?
もしこれをお読みのあなたが「自分の妻だけは違う」とお思いなら、それは相当ナイーブか、あるいは「まだ思われていないだけ」と思った方が良いでしょう(笑)
この本は、ぜひ電車の中やカフェなど、他人の目に触れるところで読んでほしいです。それだけで、夫は「何かに気付こうと努力している夫」と周りから見てもらえますし、妻は「私もそう思ってたところ!」という友人が見つかるかもしれません。
Posted by ブクログ 2023年12月31日
52/100
学生時代の同友、結婚生活が冷え切った麻矢、離婚を経験した璃子、モラハラな夫に悩む由里香はみな夫の不満を抱え、時に集まり「元気なまま死んでくれないかしら…」と愚痴を言い合っていた。
衝撃のミステリー
結婚50年近くなる小生にはそのような事も過ぎてしまった様な気がする!
愛妻家の作者に...続きを読むはちょっと無理のある作品だったような気がする。
Posted by ブクログ 2023年12月17日
タイトルが、日頃の心の声そのままって感じでフッと笑ってしまう。
夫にタイトル見られたくないなぁと思いながらも本には興味ないから何を読んでるか、なんて見ないはずと…。
見てたらショックを受けるのか?興味を抱くのか?わからないけど。
まぁ、関心などないだろうな。
結局、長時間置きっぱなしにすることもなく...続きを読む読破したのだが、あまり衝撃度が強いとは感じず…。
結婚して何年も経てば「こんなはずじゃなかった」と思うことはある。
だが、すぐ離婚には踏み切れず、子どもがいればすんなりいかないだろうとか、お互いの親のことなどさまざまな問題もある。
この物語は、三十代半ばの大学の同級生三人がお互いに愚痴を言い合い、ストレスを発散するのだが、離婚を経験して独身なのは璃子。
モラハラ亭主に悩みながら一人娘を育てる友香里。
仕事が忙しくてすれ違いの夫とは、共感する部分がなく冷め切っている麻矢。
友香里の夫が、夫婦喧嘩の最中に頭を打ち逆行性健忘になり、麻矢の夫は突然家を出てから会社も行かずに行方不明になり…。
次々と起こる出来事に三人が必ず連絡を取りあうというのも、なんだかなぁと思ってしまうのだが。
もっとどうしようもないくらいに重くて切実な感じかと思ったのだが、それは結婚歴の短い三十代半ばの話だからかもしれない。
最後のテレビニュースに流れた、逮捕された女性の人生だとどうなんだろうと思ってしまった。
もし、「妻よ、死んでくれないか」という本があれば読むだろうか?
たぶん読むだろう。
本を読まない夫が読んでいたらフッと笑ってしまうかも…。