【感想・ネタバレ】夫よ、死んでくれないかのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

衝撃のタイトル。著者が男性なことにも驚き!普段は女性著者の作品を読むことが多く、男性目線が新鮮だった。この作品に出てくる男どもは、イヤ〜な奴が多い。引きこもりの兄のねちっこさ、バーの男の下心、ガーベはやべー夫だし。主人公の夫も頭わるすぎ!!著者の「同性ならでは」の皮肉を感じた。
一番好きなのは、あとがき。
「結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫(おとこ)たちよ、本書を読んで震えて眠れ」
夫に死んで欲しいと思う彼女たちの会話には禿同でした。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく読みやすかったので、あっという間に読み終わった。
人それぞれの結婚生活があるけど、夫の愚痴や悪口のために友達が集まる感じはちょっと苦手…
行方不明になった旦那がちょっと気の毒に思う部分もあったかな。

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

P7
ガーベとは、英語のgarbageの略。
生ごみ、残飯、くずーーーーーー
他人に聞かれても分からないように付けた、友里香の夫に対するあだ名だ。

最初から、飛ばしてる感じ。これすごい。女の細やかな心情を書いているの作者さんが男性って!いつもは最後に取っておくあとがきも、先に読んでしまう。

P269
最後に、結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫(おとこ)たちよ、本書を読んで震えて眠れ。

最後の言い回しが、最高!!と思って、思わず笑ってしまった!

逆バージョンも、でないかなぁ~。

「コーダ」を書いた人だったんだねー。他の作品もよんでみたいと思った。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

麻矢、璃子、友里香の3人は学生時代からの友人で、たまに集まって話している。その中の話題の一つが、タイトルにもある『夫』のこと。友里香は結婚を機に仕事を辞め主婦ではあるが、夫は協力的ではなく、かなり不満が溜まっていて、集まった時は夫のことをガーベ(garbage生ゴミの意味)と呼んで愚痴っている。

ある日、友里香は自宅で夫と言い争いになり、夫を突き飛ばしてしまう。意識不明の夫にどうしようという思いとこのまま死んでくれたら…という思いが混ざり合い、麻矢と璃子に連絡をし、3人で殺してしまおうかと話す。
その後、ガーベの意識は戻ったが記憶喪失となり、今までと一転し、良い夫となった。

一方、麻矢の夫が失踪してしまう。失踪前に、夫の浮気と思われる証拠が見つかり、麻矢はこのままいなくなってしまえばいいのにとも思ってしまっていた。

本を読んで、女性は愚痴を言いたい生き物なだけかもしれないなぁとも思った。夫にも非がないとは言わないけれど、夫婦で話し合っていればこんなことにはならなかったのではと思ってしまう。

まぁ結論は夫婦、家庭のことはその本人にしかわからないのだ。
物語最後に出てきた高齢の女性が夫を刺したというニュースもそう。一見すると、幸せそうに見える夫婦だって、実は問題を抱えていたりする。死んで欲しいと思いたくもないし、思われたくもないので自分の思いはしっかり伝えていきたいなと思った。

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2023年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者さんのミスリードにまんまとハマり、ラストの持っていき方は全く予想がつきませんでした。

ストーリーについては、少し辛口かも。すみません。

最初の方は、まぁそんなこともあるかと読み進めましたが、途中からはちょっと強引だなーと。都合よく記憶なくなるし、なくなって自信ないままどんどん話進めるし。んな事ある?
いろんなところが疑わしく思えて、バーの男3人組とか友達の旦那とか、その辺も噛んでるのかと思ってしまったよ。舞台装置にしても、特に友達の旦那、あんたも都合よく動いたなぁー
あと、もうこれは完全に私との価値観の違いだと思いますが、友達が犯罪を犯そうとした時、共犯になるのが本当の友達なの?違うのでは?
事あるごとに3人の絆を出してくるけど、誰がが間違った時、最後どう動くかはともかく、一旦は正しく諌めるのが友達じゃないの??

もうその辺の感覚の違いもあって、最後主人公のモノローグ的な感じで終わったのも、本当にそれが真実なのか疑わしい気持ちのままですよ私は。
畳み方がちょい雑なんだよ、主人公はこう思ったけど、実は違う可能性もあるのか?とか思っちゃうよ!客観的もしくは別の視点でのエビデンス出してよ!

とまぁ、最後まで読んだものの、この結論で合ってるのかちょっと自信ない感じで終わり、あまりすっきりしませんでした。
展開としては面白かったです。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結婚した当初の気持ちを持ち続けることの難しさに共感を覚えた。
主人公の麻矢の周りで起こる不可解な事件を引き起こしていたのが、身近な後輩だったというラストには驚いた。
麻矢と親友の2人の絆は取り戻せそうだと思ったけれど、夫とはどうなったのかがはっきりと明かされていないが気になった。

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2024年01月29日

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大学時代から固い友情で結ばれている、30代の麻矢、璃子、友里香。
友里香は夫からのモラハラに悩み、麻矢は夫とのすれ違い生活に苦しみ、璃子は一足先に浮気したモラハラ夫と離婚していた。三人の共通した願いは、夫が「元気なまま、死んでくれないか」。

多くの妻(や夫)が心中思ったことがあると思うが、実際に実現してほしいわけではない。息苦しい現実を生き抜くためのガス抜きの言葉だと思う。

ちょっとの想像力で暮らしやすくなるのに、身内になるとそれを働かせるのすらもしんどいのか。どんだけ省エネが好きなのか。

麻矢の件は、麻矢の自業自得ではあるけれども、「彼女」の一人勝ちのような結果になったし、実家の兄の態度も、隠れ処的バーの常連の行動も不快でしかない。やたらと行動力がある璃子も方向性が間違っていて危なっかしい。
読後感悪し。

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2024年01月27日

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