天下御免 作品一覧
-
4.0
-
3.0将軍家斉の治世。 江戸城本丸で執り行われた大評定で、相模国にある町の自治により営まれる竜宮町に謀叛の動きがあると報告された。 大目付の大河内右京は、この件に元加賀藩士の筒井権兵衛が関わっていることを知る。 彼は昌平坂学問所で一緒に学んだが、御政道批判したため、流罪になったはずだった。 老中から、竜宮町を潰せと命ぜられた右京だったが、謀叛に疑問を持ち、町に潜入し、調べてみることに……。 将軍にも意見し、“かみなり旗本”の異名で知られる大河内政盛。 その息子で、一見腑抜けて見えるため、ひょうたんと呼ばれる右京。 そして、右京の息子の徳馬。 大河内家三代が悪を断つ! 人気シリーズ、新章開幕!! 第一話 百万石の陰謀 第二話 竜宮の城 第三話 江戸四宿封鎖 第四話 決戦江戸城
-
4.0
-
-
-
-
-
3.7三河刈谷藩二万三千石の四男として育った土井六郎利位――。日々、剣の鍛錬を積みながらも、部屋住みとして一生を終えるはずだったが、突如、江戸にいる父利徳に呼び出しを受ける。そこで待ち受けていたのは、土井本家、上総古河藩七万石藩主で、老中の職にあった利厚であった。しかも六郎を養子に迎えたい、と懇願されたのである!老中を輩出できる家柄……二つ返事で快諾した。だが、この顛末は父が周到に準備したものであった。六郎ら、傍流の土井の血脈は、徳川の世では決して公に宿命があったのである。その真実を知り、壮大な天命があることを悟った六郎。出世を果たして、その大願は叶うのか。あの名家の血を引く大名が定めの剣をふるう、期待の新シリーズ‼
-
4.0
-
4.0
-
4.0ものごころついたときは、京の尼寺に預けられていた六條頼母。位ある公家の血を引いている、と噂は立っていたが、羽織の背に菊の紋所が鮮やかに染まっているのを見た者は、帝の落し胤ではないかと、平伏した。そんな頼母が二十歳となった折、従四位下の官位を有するが故に、帝からある下命がもたらされる。将軍家への恭順を示すため江戸に下向し、橋渡し役として徳川へお仕えせよ、と申し渡されたのだった。小石川伝通院の寺侍となった頼母だが、畏れ多くもその身は帝の名代。寺社ばかりか大名家の屋敷にも“御出入り勝手”の証を得る。拝領した銘刀・粟田口吉光で不義を斬る頼母──。朝廷と幕府の名をもって天下を治めたいと渇望する美剣士の闘いがいま、幕を開ける!
-
3.3「同心は直参で御目見得以下、あなた様が就く御役目にあらず」──北町奉行遠山景元は甚だ困惑していた。それもそのはず、同心職を所望しに来て対座しているのは、上総国美山藩七万五千石、十二代藩主、弓座上総介右京であったからである。十二代将軍家慶とも縁が深い譜代大名の名門が、一体なぜ? 町奉行の苦悩は深まるばかりであった。実は右京は、理不尽を正そうとしていた。町方同心は寺社や武家に手が出せず、捜索には届けが必要などの不条理がある。それが凶悪犯を逃亡させるという悲運に遭い、掟を改善したくなったのだ。かくして前代未聞の別儀同心が誕生。大名の特権にて届けは後回し!どこに逃げられても追捕あるのみという、型破りな殿さまの痛快シリーズ、ここに開幕!!
-
-
-
-戦国乱世を心の赴くままに生きた漢、前田慶次。天下人・秀吉を前にしても物怖じすることのない豪胆さ、人々の耳目を集める奇抜な姿と行動は、さすが天下御免の傾奇者である。そんな慶次の生涯を、ユーモアあふれるエピソードと共に紹介する!
-
4.0馬鹿野郎っ、こんな映画があるのかよ!? 日本列島、スクリーンぶったぎり大爆走!!! ヤバくて愉快なトンデモ映画が増殖中!! 殺し屋稼業に安息はなし!? 日本映画の質の凋落は止まらない。 安易なマンガ原作企画やテレビ局の介入で、日本映画は瀕死状態。 「ダメ映画をついつい見てしまう病」にかかっている 激辛映画評論家・柳下毅一郎が、日本映画をとことんメッタ斬り!! 日本映画50本、タブーなき殺しのレビュー!! なぜこんな映画は作られてしまうのか? 商業映画なのだから誰かに見せようと思っているに違いない。 だがいったいどんな客に見せようと思って、こんな映画を作ってしまうのだろう? そんな疑問を抱かざるを得ない映画が次から次へとあらわれる。(中略) 誰も見ていない、誰も知らない映画には 途方もない映画表現が眠っているかもしれない、と思ってしまうものである。 ひょっとしたらとてつもないアウトサイダーアートのようなものに ―エド・ウッドの映画のようなものに―出会えるかもしれない。 そう思うとどうしてもそういう映画を見たくなってしまうのだ。(本書序章より) 【収録作品】 『渇き。』 中島哲也は刺激の専門家である。単調な刺激の連続というのはひどく退屈なものなのである 『STAND BY ME ドラえもん』 ドラえもんは未来の圧倒的科学力により古代人を蹂躙する神か? 『劇場版テレクラキャノンボール2013』 そこには人生がある。天才AV監督カンパニー松尾、初の劇場作品 『ホットロード』 すべてが内面の中で一体化してゆく……そんなポエムがこの映画のすべて 『黒執事』 また高笑いする悪役……その謎が解かれることは決してなさそうである 『好きっていいなよ』 アニメのダイジェスト総集編を見ているかのようなスピード感 『魔女の宅急便』 飛行の快楽抜きのこの映画はスタジオジブリとはなんの関係もありません 『薔薇色のブー子』 これを日本映画の退廃と言わずしてなんと言えばいいのか 『ワンネス~運命引き寄せの黄金律』 きみはもりけんを知っているか? 年末特番スピリチュアル映画祭り! ……等々、殺しのレビュー50本掲載!! 【特別企画】 皆殺し映画放談 2014日本映画をメッタ斬り! 柳下毅一郎(映画評論家)×古澤健 (映画監督) 物議を醸す「皆殺し映画大賞2014」を大発表!!!
-
3.8わずか五千石の禄高でありながら、足利将軍家の血を引き継ぎ、参勤交代を免除された特殊な大名――喜連川家。その前当主・喜連川恵氏は、いまだ壮年ながらもはやばやと隠居し、「大御所」として気ままな江戸暮らしをはじめた。だが、これに納得がいかないのが、時の権力者・松平定信……。なにしろ恵氏は、老中就任と十万石加増という前代未聞の誘いを『喜連川家は徳川の家来にあらず』と、即座に断ったのである。徳川政権のもと、ただひとり将軍の家臣ではない恵氏が、世間の常識や慣習にとらわれず、さまざまな難事件を解決していく。実在した風変わりな武家の活躍を描く、期待の新シリーズ!
-
-根津権現の門前町に住まう謎の素浪人・徳川京四郎。 龍と牡丹をあしらった片身替わりの小袖を着こなす、まさに惚れ惚れするような若武者である。 しかもこの男、世間で噂されているとおり、徳川家のご落胤……現将軍・徳川吉宗の甥っ子にあたり、大名、旗本の誘いを蹴って市井暮らしを選んだ、まっこと変わり者の若さまなのである。 そんな京四郎、なんの因果か、女読売屋の松子と手を組み、町場のさまざまな騒動や事件に首を突っこんでいく。 吉宗から拝領したいわくつきの妖刀村正をぶんまわし、最強の剣法『秘剣雷落とし』が許せぬ悪を裁く! 痛快娯楽の最高潮、無敵の新シリーズ開幕!