ブイツーソリューション作品一覧
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-思考テクニックのうち「ジャンプ」とは、常識や過去の失敗例、物理的・財政的・科学技術的な制約を全て排除し思考を飛躍させること、即ち思考のジャンプである。1回目のジャンプでは、解決をあきらめている問題の現状について、思考をジャンプさせて問題のない最も理想的な状態を想定する。そして、最も理想的な状態と現状とを対比することにより、問題を浮き彫りにして発掘することが可能となる。2回目のジャンプでは、問題の解決方法について、思考をジャンプさせて最も理想的な解決方法を想定する。そして、その解決方法の実現可能性を個別に検討することにより、効果的な解決方法を導き出すことが可能となる。また、「ステップ・バイ・ステップ」とは、問題の発掘から解決に至る思考過程の各ステップを確実に踏襲し、思考を重ねて行くことである。 この「2回のジャンプとステップ・バイ・ステップの思考テクニック」は、世に数多ある問題解決法に類を見ないユニークで実践的な思考方法である。そして、経営不振のスーパーを例に、チャートを交えたわかりやすい解説で思考テクニックが説明されている。
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-【障害があっても前向きに精一杯生きた人生】 著者の美智代は、小5の時にいじめにあいましたが、親に心配かけたくないと4年間通学を頑張り通しました。 しかし、中3の3月についに爆発、不登校に。 高校は何とか入学出来たが2学期から出席しなくなり、パソコンに夢中になりました。 毎日友人とメールのやり取りをしたり、いろいろなサイトに投稿をしたりしていました。 ある時は、大炎上、アカウントを剥奪されプロバイダから解約されてしまいました。 昼夜逆転、それでもバイトをして母親にアイロンをプレゼントする優しい心の面も見せていました。 本が好きだった彼女は、特に詩集に興味を持ち、自分でも詩を書き始めます。 知らないうちに数百篇と詩がたまっていきました。 苦しい事、悲しい事、嬉しい事、感謝の思いを素直に詩に託しました。 しかし、心の病は、深くなるばかり、遂に入院する事に。症状は改善するどころか悪くなっていきました。 そんな矢先、マンション5階のベランダから発作的に飛び降り、腰に18本のビスとボルトを入れる大手術を2回行いました。命は取り留めましたが、右足も複雑骨折でまともに歩くことが出来なくなりました。 心の病の入退院も7、8回続きました。 それでも希望を捨てずリハビリを繰り返すと、歩けるまでに回復し、精神的にも安定してきました。 10年かけて病院を卒業。 桐生のグループホームに入ることになりました。B型就労をするようになると生き生きとし始め、心も安定してきました。そんな矢先、生理が長く不正出血が止まらなくなり、何かおかしいと病院に駆け込みました。 精密検査をすると、主治医から子宮体癌の末期で手術、抗がん剤治療などは出来ないと言われ、緩和ケアの病院に転院、転院後わずか3週間で37歳の短い生涯を閉じました。 この詩集が、心の病で今、戦っている本人、御家族の皆様に勇気と希望を少しでも伝える事が出来たら、彼女にとって幸せです。 最後に、心の病は、家族の協力で必ず改善することを訴えて結びとします。 美智代ありがとう!!
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-本書では、電力産業に憧れを抱いて飛び込んだ一人の若者が、当時としてはまだ黎明期にあった60年近い前に原子力発電所の建設及び営業運転に関与して苦闘し、その中から自らの着眼によって関連業務を確立して行き、それを発展させるために奮闘したこと等の紹介と共に、原子力業界を卒業してからも原子力発電に強い関心を持ち続けて来たことによって、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降における、昨今における規制の強化と社会の観る目の変化を踏まえ、従来から進められてきた核燃料サイクル構想の実現に対して強い危惧の念を持つに至っている現在の心境等について、一人の識者としての立場から率直に見解を述べさせて頂いております。(文責・中島武久)
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-本書は、原子力発電に関心をお持ちの一般の人々への理解に供するために、東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故から約8年半余を経た今日において、この事故の影響とその評価を踏まえ、現在の原子力産業のどこに課題があるのか、今後どのような変貌を遂げようとしているか、また海外における電力事情はどうなっているか、等について有識者の視点から平易な論調で各種の課題について解説を試みたものです。 また、本書は、あくまでも原子力発電を現状での電力エネルギーを支える主役と捉えた上で、これを支える原子力産業のあり方やその仕組みについてその解説を行うと共に、多少の私的意見を申し添えさせて頂き、読者の皆様にご一考いただく素地を提供しようとするものです。
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3.0マリアナ沖の桶狭間! 昭和十八年五月、着々と足場を固め急速に拡大を続ける米海軍と先細りの日本海軍。どう考えても明らかな結末を変える為、小池中佐は一計を案じた。弱小日本に必要なのは桶狭間の大逆転勝利だ。 一年後、満を持してマリアナ諸島に押し寄せた米攻略部隊と圧倒的な力を誇示する大機動部隊。 わずか一年で作り上げた高速潜水艦部隊は日本を勝利に導くことが出来るのか?
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3.09.11の超衝撃的な真実はここにある! この事件を知っていると思ったら、ちょっと待った! 考え直してください。マスコミが報道しなかった内容が次々と明らかになります。
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-日本古代史最大の謎、「どうたくは何に使われた道具なのか?」という「銅鐸の謎」に取り憑かれたアマチュア研究者の努力と苦闘の物語。己の能力以上に高望みをするがゆえに、挫折してすべての夢を諦めてきた男が、唯一諦めずに見続けてきたのが、「銅鐸の謎」を解明する夢であった。そのダメ男が41才で無職となり、生活費を稼ぐために遺跡発掘のアルバイト作業員になった。過酷な環境の中、作業員仲間に助けられ、また上司の調査員に教えられ、発掘の知識と技術を身に付けていく。そして補助員、技術員、調査員と出世して、最後は金属探知機で発見した地中の銅鐸を掘り出す発掘調査に参加する話。この「夢想編」は、発掘作業員のアルバイト応募に始まり、怪しい男の出現、不発弾の発見、木簡片の行方不明など数々の事件が起こる中、作業員仲間と共に笑い、怒り、愚痴を言い合い、銅鐸を掘り当てる事を夢想する。そして本編最後は、男が最初の一歩である発掘補助員になる。
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-三種の神器、出雲国譲り、神武東征、邪馬台国…… 大国主とは?卑弥呼の正体は? 数々の謎の答えがここに 弥生時代1000年の歴史を、古事記の新解釈で紐解く! 本書の最大の特徴は、古事記の『上つ巻』と『中つ巻』の事柄が、縦列ではなく並列で進行する同時期の歴史と定義したところです。これは、もとは一つだった真の歴史から、天地の創成や神と地方有力者との繋がりを説く神話が創造され、天皇の御代と切り離して『上つ巻』が書かれたという著者の持論によるものです。 そして、日本人の遺伝子的特徴や言語、支那大陸や朝鮮半島の歴史、さらに出雲出身者ならではの気づきや視点を加味し古事記の深層にせまります。 なお、本書は令和元年九月に出版した初版を大幅に加筆修正し、巻末に登場人物(神)の系譜を加えた増訂版です。
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4.0固定資産評価と納税者の無関心 ― ツケは貴方に! ― 固定資産税は、固定資産評価額を基に課税される。 納税通知書には、評価額・課税標準額が記載されているが、どのように評価したかは記載されていない。 評価のプロセスは複雑であり、評価の前提となる各種の資料の信頼度にも問題がある。 前提条件の誤りは評価誤りに直結するが、課税庁にはこれらをチェックする時間もお金も人手もないので、チェックはしない。 納税者も分からないので、不満があっても我慢することが多い。 結果として、評価のあり方が議論されることはない。 納税者の無関心が制度を支えているとしかいえないが、そのツケは納税者が払わされることになる。 固定資産税は地方自治の要であるが、納税者の無関心はやがて地方自治の崩壊を招くことになる。 目覚めよ納税者!あなたが変わらなければ何も変わらない。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【今迄誰も教えなかったパットの『狙いの技術』の全貌を初めて解明し、体系的に解説したゴルフ界待望の一冊。イップス解消策の付録付き。】 アマチュアにはパット技術を磨くことを最初から諦めていたり、あるいはプロ並みのパットは出来るわけがないと決め付けてしまっている人が実に多いのです。これは実にもったいないことです。論理的に考えれば、プロのパッティング技術とアマのパッティング技術を隔てるものは何もありません。「できるわけないよ」という観念さえ捨てれば、プロ並のパッティング技術を習得することは「夢」ではなく現実の努力「目標」にすることができるはずなのです。本書では、ゴルフ上達に必要な3つの技術、「真っ直ぐ打つ技術」「距離の合わせ方の技術」「狙い方の技術」の中で、特に「パットの狙いを決める方法」を著者の経験と計算から理論体系で説明しています。 (※紙本(B5サイズ)のまま電子書籍化しておりますので、画面の小さい媒体では読みにくい場合があります。)
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-建築の近現代史について述べられたこの本は、ル・コルビュジエと現象学との関係、ジークフリート・ギーデイオンの野望、二十世紀アメリカで成功をおさめたミース・ファン・デア・ローエの意図したもの、ワルター・グロピウスのバウハウス校長時代の建築の世界情勢から、当時時代を形成していたCIAMやロシア構成主義等、バウハウス(ドイツ)を中心にそれらが現代に与えた影響についてのものである。 また建築の分野で魅力的に扱われるアントニオ・ガウディの建築/世界遺産はどのような背景からなされたものなのか? ガウディの建築を取り巻いていた様々な様式や、対極とも見て取れるモダニズム建築のなかに、ガウディの生きた時代はどのように影響しているのか? 「The tale of CIAM」「コマーシャリズム」この2編を収録するほか、著者まちづくりへの取り組み「可部夢街道ボンエルフ計画」を述べる。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たちは渋谷という街をどこまで知っているだろうか。縄文時代から江戸、明治、大正、昭和、平成と続く歩みを探ると著名な文学者との交差も見えてくる。地名の由来や坂が多い地形上の特徴を持つ渋谷、その駅前周辺が大きく変わろうとしている。2027年までに大小9つのビルが林立する。そのビル群から東方面に1966年まであった常磐松町、そして、その一角に創立から現在まで117年目の時を刻んでいる実践女子学園がある。先の大戦の傷跡も大きかった渋谷・実践女子学園・常磐松周辺には名所旧跡も散見され、それに纏わる来歴も多い。この狭い地域に興味深い様々な事実や出来事が刻まれてきたのだ。本書は、そうした渋谷・実践・常磐松地域に焦点を当て、今まで誰も触れていない事実も織り込み、その過去・現在・未来にわたる特徴を地理的、歴史的、社会的に読み解いている。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ねこのじゅんは、いつも窓から星空をながめて、なにかを待っている。じゅんが待っているのは、エイリアンで、ボランティア仲間のビート。火曜日と金曜日のよる、ビートとじゅんは、人間たちが寝静まったころ、そーっと、野良ねこのレスキュー活動をはじめます。ビートのスペースシップに乗り、世界中をパトロール。病気やけがで、助けが必要なねこたちを、ビートの惑星にあるギャラクシークリニックと呼ばれる病院に連れていきます。優しく手当をしてもらい元気になったねこ達を、ビートとじゅんは、地球に返し、見守るボランティアをしていました。しかし、助けても助けても減らないかわいそうなねこたちを見て、エイリアンのビートは、ある夜、怒ってしまいます。「にんげんなんて信用できない!こんな地球にねこは置いておけない!」と地球に住むねこ達全てを、自分の惑星に連れて行ってしまいます。地球からねこがいなくなった! さー、どうする人間たち?! この物語は、実在する保護猫じゅんの日々の大脱走から生まれました。いつも窓から空を見上げて、何かをまっているじゅん。もしかしたら、ビートをまっているのかもしれません。 この絵本は、猫が大好きなエイリアンとボランティア猫の友情、そして野良猫の保護活動を描くことで、子供たちに動物を愛する大切さを伝えています。 猫を愛する優しい人間たち、特に、日々野良猫のレスキューや保護活動をする方たちへ捧げる物語です。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界中(せかいじゅう)のどなたも幸(しあわ)せになって行(ゆ)けます ○いじめは根本的(こんぽんてき)に無(な)くなります ○自身(じしん)の運(うん)を積(つ)み上(あ)げて行(ゆ)けます ○どの様(よう)な病気(びょうき)も、よせつけません ○如何(いか)なる苦難(くなん)も乗(の)り越(こ)えて行(ゆ)けます ○目指(めざ)す分野(ぶんや)で一流(いちりゅう)に、なって行(ゆ)けます ○自身(じしん)の環境(かんきょう)が良(よ)くなって行(ゆ)きます 私(わたし)が、四十(よんじゅう)数年(すうねん)、一日(いちにち)、一万遍(いちまんべん)の唱題(しょうだい)を継続(けいぞく)してきて、得(え)た体験(たいけん)の内(うち)、一(ひと)つ二(ふた)つを、各項目(かくこうもく)に取(と)り入(い)れて、述(の)べて行(ゆ)きます。 松田 全勝(まつだ まさかつ)
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は, 数学および物理学に関して思いついたテーマについて, 専門書などを参考にして自分なりの解釈をオムニバス風にまとめた論文集です. 各々のテーマは, 専門書や教科書あるいは一般向けの解説書で広く取り上げられていますが, 複数の研究者が, 同一のテーマをどのように論説しているかに注目しました. いずれも周知のテーマについての論考ですが, 著者独自の視点と推論を読み取っていただければ幸いです. 所収論考の中の「高校生の宇宙論」は, 高校生のA君がまとめたやや突飛な宇宙論です. 是非御一読下さい.
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-『危険を覚悟しなければほんとのものは掴めない』旅行先のオーストラリアのメルボルンで出会った運命の男ソルは冒頭の言葉を残して去って行った。帰国後、偶然にソルが亡くなったことを知った亜依は、ソルと関わる人達を訪ねる。 次々と起こる不思議体験に亜依の魂は次第に覚醒していく。そして、ある女性との出会いにより、ソルと自分の魂が繋がったと確信した瞬間、『危険を覚悟しなければほんとのものは掴めない』というソルの言葉の意味を理解することができた。 物資主義社会に生きる人々との葛藤、婚約者との別れ、友情の在り方について混沌としながら、ソルの辿った道を探し求めていく亜依。人間の幸福とは何か? 真実の愛とは? 性の究極のエクスタシーとは? 偶然という必然に導かれてほんとの自分に目覚めていく1人の女性の物語。
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-西暦2070年は、これから50年先だ。今後も世界は、度重なる戦乱や時代の変遷をたどるに違いない。 日本も世界の潮流に流されるであろうが、これまでの我が国の広範な事象を検証することで来るべき将来を予見する。 しかし、我々の未来に立ちはだかる厄介な2つの大きな障壁、即ち、がむしゃらに世界覇権を目論む中国、もう1つは、中東におけるテロ勢力である。いずれもが、いわゆる西欧の「民主主義」や「法の秩序」を否定する力を温存、増長している。これから必然であろう戦乱をいかに防ぐことが出来るか。 我国と四周の隣国を直視し、広い視点から未来を模索するための指南書である。
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-防災の実務者と研究者が「ぼうさい」を「ほんね」で語り合いました。 ・命を守るだけだったら防災はいらない ・災害だけから命を守ればいいのか ・今 無事にいきているのも たまたま ・役に立つなら理不尽さも許される ・防災に100%はない ・災害で亡くなった人は何を伝えたかったのか ・そもそも死者は後悔できるのか ・防災は死人ではなく生きている人のためのもの ・防災を論じても人は自分の死に方を選べない ・災害で死ぬか生きるかはぶっちゃけ「運」 ・自殺しようとしている人に防災を語れるか ・防災は豊かな国の特権か ・あるべき防災からの脱却を ・当事者意識なんてもてるわけがない ・防災はやるもやらないも自由 ・生き方は自由だけど、死んでまで迷惑はかけない ・結局、防災とは生き方である
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-本書は、明治以降に生じ、世の中に大きな影響をもたらすこととなった社会的な出来事または特種な事件を主体に、各ジャンルの中から合計60件を選び出して、それがどのような経緯によって生じ、どのように展開したのか、また、どのような結末に至ったのかについて、その事実関係を簡潔に紹介申し上げ、当時の日本の社会に対してどのような影響をもたらすことになったのかについて、解説を申し上げるものであります。 従って本書は、日本の近代史の裏側において、その時々に、必ずしも世間で良く知られている訳ではないような何事かが起きていた事実を改めて知って戴き、過去の日本の歴史に対してどのような評価を下すかについて、読者の皆様方があれこれと思考を巡らせる際の、過去の事実を示す資料としてご参照頂けるのではないかと考えます。
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-本書は因果俱時・不思議の一法と言われる妙法蓮華経、題目の南無妙法蓮華経に内蔵されている一念三千、三諦、三身等について、御書を根幹にして迹門の理を学ぶものである。
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-私の妻は多くの才能を持ち積極的に前向きに生きたという意味で素晴らしい人でした。私の定年で単身赴任を終えて、私達夫婦として第2の人生を歩み始めた矢先、妻の認知症発症という青天の霹靂ともいえる人生の暗転が起きました。 認知症の介護は、私にとって大変なものでしたが、無我夢中で介護に務め夫婦で懸命に生きました。妻が認知症という診断を受けてから亡くなるまでの5年間、自宅介護に挑戦しました。ある意味では意地になって頑張りました。 この本は、私が実際に妻を自宅介護した過程が率直というか赤裸々に描写されています。また、認知症介護をとうして実感した妻への愛と思いを表現する様に試みました。 認知症に関心をお持ちの方々に読んでいただければ幸いです。
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-「教育を受ける権利」は「日本国憲法」に初めて規定されたのではなく、明治期に主張されたのが始まりだった。それは「教育勅語」下の時代、臣民の「教育を受ける義務」に対抗して「教育を受ける」ことは権利だとして『労働世界』で初めて主張された。ところが、奇妙にも国民平等の「日本国憲法」にも国民の権利として規定されている。国民が「教育を受ける」ということは教育する別格の人の存在を前提としているという矛盾がある。「教育を受ける権利」が誕生した戦前期の背景、学問の自由の下で歴史的事実がいくつも無視されて信奉されてきた戦後の実情を明らかにし、また、「教育を受ける権利」を信奉することにより派生している問題を紐解く。
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-「ほんとうの愛って、なんだろう?」 ――シェイクスピアが問いかける永遠のテーマに、親子で触れる特別な一冊。 世界中で愛され続ける不朽の名作『リア王』が、子どもから大人まで楽しめる、やさしい物語になりました。悲劇の王様がたどる運命を通して、私たちは本当に大切なものが何かを知ることになります。 はじめてのシェイクスピアに、最高の感動体験を 「シェイクスピアは、いつか読んでみたいけれど、なんだか難しそう…」そう感じていませんか? 本書は、そんな方々のために作られました。格調高い原作の魅力をそのままに、すべての文章を丁寧で分かりやすい言葉で紡いでいます。まるで美しい絵本をめくるように、ものがたりの世界に没頭することができるでしょう。 お子様にとっては、本物の文学に触れる素晴らしいきっかけとなり、大人にとっては、物語の奥深さを再発見する感動の体験となります。読み聞かせを通じて、親子の対話もごく自然に生まれるはずです。 王様が教えてくれる、言葉と心の真実 物語は、年老いたリア王が、三人の娘に「わしのことを、どれくらい愛しているか?」と尋ねるところから始まります。甘い言葉をささやく二人の姉と、正直な心で静かに答える末娘コーディリア。王様は、言葉の巧みさに惑わされ、取り返しのつかない過ちを犯してしまいます。 うわべだけの言葉と、行動で示す真心。本当の「大好き」は、どちらなのでしょうか。この物語は、子どもたちがこれから経験する人間関係やコミュニケーションについて考える、深い学びの機会を与えてくれます。 悲劇の中に輝く、ゆるぎない希望の光 『リア王』は、たしかに悲しい物語です。しかし、その深い闇の中だからこそ、ひときわ強く輝く光があります。それは、どんな逆境にあっても真心や忠誠心を失わなかった登場人物たちの姿です。父を許し、救おうとするコーディリア。追放されても王を守り続けたケント。裏切られても父を導いたエドガー。彼らの生き方は、子どもたちの心に、困難に立ち向かう勇気と、人を信じることの尊さを教えてくれるでしょう。 悲劇の先に見つけ出す、ゆるぎない希望と愛。一生忘れない読書体験を、ぜひ親子でお楽しみください。
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-どうして、自分だけがこんなに苦しいんだろう? 仕事、人間関係、そしてSNS…。他人と比べては落ち込み、将来への漠然とした不安に心がすり減っていませんか?「もっと頑張らなければ」と自分を追い立てる一方で、ふと「何のために生きているんだろう」という虚しさに襲われる。 本書は、そんな現代を生きる誰もが抱える苦しみを、一人の青年・悠斗の物語を通して描いていきます。競争の激しい職場で自信を失い、人生に迷った彼が偶然たどり着いたのは、静かな庭にたたずむ一軒の家。そこで出会った賢人・了庵先生との対話が、彼の人生を根底から変えていくことになります。 古代の叡智「ウパニシャッド」との出会い 「あなたの価値は、誰かと比べて決まるものではありません」――。 了庵先生が語るのは、世界最古の哲学の一つ「ウパニシャッド」の深遠な教え。本書は難解な哲学書ではなく、「哲学×ストーリー」という形で、悩める主人公の疑問に賢人が答えていく物語形式で進みます。「本当の自分とは何か?」「なぜ人は苦しむのか?」「世界とは、どういう仕組みなのか?」。壮大な問いが、美しい比喩と優しい対話を通して、驚くほど分かりやすく、心に染み渡るように解き明かされていきます。 あなたの人生の見え方が、根底から変わる一冊 これは、単なる知識を得るための本ではありません。主人公と共に悩み、疑い、そして気づきを得る「体験」そのものです。読み終える頃には、あなたもまた、外側の評価や出来事に振り回されない「揺るぎない心の軸」を見つけ、本当の意味での自由と、心からの安らぎを手に入れているはずです。 人生に疲れ、本当の自分を見失いそうになっている全ての人へ。この静かな庭での対話が、あなたを、そしてあなたの世界を、優しく照らし出す光となることを願っています。
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-もし、あなたの唯一無二の親友が、あの「ブッダ」だったら――? 仕事、恋愛、人間関係、将来への不安。全てに疲れきった僕の前に現れたのは、いつもと変わらない、のんびり屋の親友だった。彼の名はサトル。定職にも就かず、猫と日向ぼっこを愛する、どこにでもいる自由人。……ただ一つ、違っていたのは、彼の正体が二千五百年の時を超えて現代に現れた、まさかの「お釈迦様」だったこと! ■僕の親友は、史上最強のフリーターだった 「君の悩み、その病名は『苦』だね」「原因は外じゃない。君の心の中にいるウイルスだよ」 カップ焼きそばをすすりながら、僕の絶望的な悩みに的確な診断を下していく、ゆるすぎるブッダことサトル。本作は、人生に絶望したごく普通のサラリーマンである僕が、親友のブッダとの奇妙な対話を通じて、自分を縛り付けていた苦しみの正体と、そこから抜け出す方法を学んでいく物語です。 ■難解な教えは一切なし。笑って学べる「心の処方箋」 「『自分』なんて、一杯のラーメンと同じなんだぜ?」 小難しい専門用語や、厳しい修行の話は一切ありません。「嫉妬や怒りの正体」「『自分』という思い込みから自由になる方法」「誰でも実践できる心の筋トレ」など、仏教の核心的な教えを、日常的な比喩とユーモアあふれる会話だけで解き明かしていきます。 「哲学や仏教は難しそう」と思っていたあなたへ。物語を楽しみながら、心がふっと軽くなる智慧が身につく一冊です。さあ、あなたも史上最高にゆるい聖人と一緒に、「人生の攻略法」を探す旅に出てみませんか?
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-SNSで話題沸騰の「雪の妖精」シマエナガ。 冬の北海道、真っ白な雪景色に舞い降りる、ふわふわで小さなその姿に「一度でいいから会ってみたい」「美しい写真に収めたい」と願う人は後を絶ちません。 本書は、そんなすべてのファンの願いを叶えるための、シマエナガ観察・撮影の決定版ガイドブックです。 ■「会いたい」を「会えた!」に変える、プロの観察術 「シマエナガはどこに行けば見られるの?」「どんな時間帯が狙い目?」そんな疑問に、本書が明確に答えます。北海道の具体的な観察エリア紹介はもちろん、か細い鳴き声の聞き分け方、群れの動線の読み方、風や太陽を味方につける立ち位置のコツまで、出会いの確率を飛躍的に高めるためのノウハウを凝縮。初心者でも安心してフィールドに出られるよう、安全対策やマナーも丁寧に解説します。 ■もう迷わない!傑作を撮るための撮影技術のすべて 動きが速く、体が小さいシマエナガの撮影は、決して簡単ではありません。本書では、機材選びの基本から、一瞬を捉えるためのシャッタースピード、雪景色で白飛びさせない露出のコツ、背景を美しくぼかす構図の作り方まで、具体的かつ実践的なテクニックを多数掲載。「近づきすぎず、最高の瞬間を撮る」ためのヒントがここにあります。もう設定に迷うことはありません。 ■かわいいだけじゃない、健気な暮らしの物語 なぜ彼らは冬に街へ降りてくるのか? まるで工芸品のような精巧な巣は、どうやって作られるのか? 自分の子育てに失敗すると、仲間の巣を手伝うという不思議な社会とは? 本書は、シマエナガの「かわいい」の背景にある、一年を通した健気な生命の営みを深く解き明かします。その生態を知れば、あなたの見る世界は変わり、目の前の1羽がもっと愛おしく、尊い存在に見えてくるはずです。 「近いより、長く。かわいいほど、そっと。」 シマエナガと末永く良い関係でいるための知識と愛情が、この一冊に詰まっています。
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-もし、あの大谷翔平選手の「6億円ホームランボール」をキャッチしたのが、あなただったら? メジャーリーグの試合でホームランボールを捕ること。それは全ての野球ファンが夢見る、一生に一度の幸運です。しかし、そのボールが歴史的な一打だったとしたら、その瞬間からあなたの人生は一変します。純粋な喜びは、やがて「このボールをどうすればいい?」という、重大な決断を迫る問いへと変わるでしょう。 「返す?」「保つ?」「それとも売る?」 その選択を誤れば、数億円の価値は泡と消え、最高の思い出は最悪のトラブルに変わりかねません。本書は、そんな運命の岐路に立ったあなたが、自らの幸運を「最高の資産」に変えるための、日本で初めての本格的な戦略ガイドです。 ▼価値6億円?「価格」が決まる全プロセス なぜ、たった一つのボールに数億円の値がつくのか。本書では「選手」「記録の重要性」「試合の文脈」など、価値を決定づける5つの要素を徹底解説。さらに、その価値をゼロにしないための絶対条件である「認証」の重要性と、その具体的な方法までを網羅します。 ▼あなたの権利と「3つの道」 ボールは法的に、そして歴史的に「あなたのもの」です。その揺るぎない権利を土台に、あなたが選ぶべき「善意の道(返す)」「コレクターの道(保つ)」「投資家の道(売る)」という3つの選択肢を提示。それぞれのメリット・デメリットを深く掘り下げ、あなたが後悔しないための決断をサポートします。 ▼「税金」で数千万円損しないための唯一の方法 ボールの売却益には高額な税金がかかりますが、実は「1年と1日」という魔法のルールを知っているかどうかで、手取り額が数千万円単位で変わる可能性があります。本書では、専門家だけが知るこの税務戦略を、誰にでも分かるようにやさしく解説します。 本書は、単なるファンブックではありません。法律、金融、交渉術、そしてファンとしてのエチケットまで、あなたの未来を守るために必要な知識を凝縮した「人生の教科書」です。いつか来るかもしれないその瞬間のために。すべてのMLBファン必携の一冊です。
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-「もう、頑張ることに疲れていませんか?」 「仕事も人間関係も、どうしてうまくいかないんだろう……」 そんな、誰もが抱える現代の悩みに、約2500年前の「賢人」が答えてくれるとしたら――。 主人公は、都内のIT企業に勤める29歳の優斗。 成果へのプレッシャー、SNSでの同僚との比較、先行きの見えない将来への不安に、心はすり減り、燃え尽きる寸前だった。 そんなある夜、彼が自棄っぱちな気持ちでインストールしたのは、『道 -TAO-』という名の、あまりに怪しいスマホアプリ。 そこから始まったのは、自らを「老子」と名乗る、謎の賢人との不思議な対話だった。 これは、一人の悩めるサラリーマンが、古代の叡智を通じて、本当の自由と強さを見つけていく物語。 ▼「何もしない」が最強の仕事術だった 完璧な資料を作ろうと必死にもがく優斗に、老子は「何もしないのが一番だ」と告げる。反発しながらも、その真意――力みを捨て、物事の自然な流れに身を委ねる「無為自然」の考え方に気づいた時、彼の仕事は驚くほどうまく回りだす。部下を信頼し「何もしない」ことで、チームを最高の状態に導くリーダーシップとは? ▼「比べない、争わない」が心の平穏を取り戻す 同僚の華やかなSNS投稿に嫉妬し、劣等感に苛まれる優斗。老子は「満足を知る者が、本当に豊かなのだ」と説く。自分だけの豊かさに気づき、「比べない」「争わない」というステージに立った時、人間関係のストレスは消え、心に穏やかな平穏が訪れる。頑固な相手さえ変えてしまう「水の哲学」の神髄に迫る。 ▼人生に「答え」なんて、必要なかった 仕事や人間関係の悩みを乗り越えた優斗に訪れた、最後の問い。「何のために、生きているんだろう?」。その根源的な虚無感に、老子は明確な「答え」を与えない。ただ、そこにある自然を感じるようにと促すだけ。彼がその旅の果てに見つけた、言葉を超えた「道」との一体感とは――。 本書は、難解な古典思想を、現代を生きる一人の主人公の物語として、圧倒的な読みやすさで描き出します。 競争社会に疲れ、新しい生き方のヒントを探している、すべての人へ。 この一冊が、あなたの毎日を、もっと軽やかに、そして豊かにする「道」の始まりになるかもしれません。
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-「もし、あの人があと10年生きていたら、徳川の天下はなかったかもしれない……」 歴史の教科書では、天下人・豊臣秀吉の陰に隠れがちな、弟・豊臣秀長。 しかし、彼こそが巨大な豊臣政権を内側から支え続けた「最高のナンバー2」でした。 本書は、そんな秀長の「本当の姿」と「本音」に迫る、前代未聞のタイムスリップ・インタビュー小説です。 ■未来の記者が、戦国の現場に突撃! 未来の歴史雑誌の新人記者・時田は、タイムマシンに乗り込み、秀長の人生のあらゆる転換点に神出鬼没に現れます。 「お侍になるって、正直どうでした?」「10万人の総大将って、胃は大丈夫でしたか?」「お兄さんのこと、ぶっちゃけどう思います?」 農民だった青年時代から、百万石の大大名として国を治める絶頂期、そして病床で死を意識した最期の瞬間まで……。現代的な視点で繰り出される記者の質問に、秀長が語った「誰も知らない本音」とは? ■「理想の上司」の知られざる苦悩と人間味 兄・秀吉の無茶振りに頭を抱え、個性派ぞろいの家臣団の調整に奔走し、膨大な書類仕事に追われる日々。その姿は、まるで現代に生きる私たちと変わりません。なぜ彼は、そこまでして破天荒な兄を支え続けたのか。本書で描かれる人間味あふれる彼の姿に、あなたはきっと共感し、この男がもっと好きになるはずです。 ■歴史小説としても、ビジネス書としても楽しめる一冊 歴史好きはもちろん、歴史が苦手な方でも一気に読める小説仕立て。秀吉という天才をどう活かし、どう導いたのか。その卓越した調整力や人間力は、現代の組織論やチームで働くすべての人に、大きなヒントを与えてくれます。 さあ、あなたも時をかける記者と一緒に、最高のナンバー2が語る「真実の歴史」を体験する旅に出かけましょう!
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-常に時代の注目を集める政治家、小泉進次郎。その圧倒的な「人気」は誰もが認めるところだが、果たしてその「実力」は伴っているのか? 本書は、彼の言葉、政策、そして人間性に多角的に迫り、次世代リーダーとしての真価を徹底検証します。 ■その言葉の深層と政策の核心 「セクシー発言」や「進次郎構文」など、数々の名(迷)言で世間を賑わせる彼のコミュニケーション術の裏側とは? 環境大臣、農林水産大臣として取り組んだ脱炭素、プラスチック問題、食料安全保障、農業改革など、多岐にわたる政策の狙いと成果、そして課題を深く掘り下げます。彼の政策は、日本の未来をどう変えようとしているのでしょうか。 ■知られざる素顔と「決める政治」の先にあるもの 父・純一郎元首相との関係、兄・孝太郎氏との絆、そして妻・滝川クリステルさんと築く家庭。メディアでは語られない人間・小泉進次郎の素顔にも光を当てます。彼が掲げる「決める政治」の先に見据えるのは、どのような日本の姿なのか? その国家ビジョンと、それを実現するための戦略に迫ります。 ■「人気」と「実力」──次世代リーダーの可能性 2024年総裁選での挑戦、そして再び閣僚として直面する難題。果たして彼は、国民の期待に応え、真に日本の明日を託せるリーダーへと飛躍できるのか。本書は、その「人気」と「実力」が本当に両立するのかを問い、日本政治における彼の真の可能性と、私たちが彼に何を託せるのかを考えるための一冊です。
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-現金からスマホ決済へ。お金の形が急速に変わる現代、そのさらに先で起きている「静かな革命」をご存知ですか? その中心にあるのが、本書のテーマである「ステーブルコイン」です。ニュースで耳にするけれど、ビットコインと何が違うのか? なぜ巨大テック企業や国家がこぞって注目するのか? そして、私たちの生活にどう関係するのか? そんな疑問に、専門知識ゼロからでも理解できるよう、本書が一からお答えします。 ▼「価値が安定したビットコイン」の正体 ビットコインの革新性と、価格がジェットコースターのように乱高下する弱点。その問題を解決するために生まれたのが「ステーブルコイン」です。本書では「1コイン=1ドル」の価値を支える仕組みの基本から、市場を支配するコインの光と影、そしてテラ(LUNA)暴落のような巨大なリスクまで、豊富な事例で徹底解説。デジタルマネーの「安全」と「危険」が見えてきます。 ▼世界を席巻する「デジタルドル」と日本の国家戦略 いま世界では、USDTやUSDCといった「デジタルドル」が金融の血流を変えつつあります。その一方で、日本が世界に先駆けて独自の法律を整備し、「安全なデジタル円」を育てることで、この大きな流れに対抗しようとしているのをご存知でしたか?本書は、米・中・EUを巻き込んだデジタル通貨の覇権争いの構造と、その中で日本が描く、したたかな国家戦略の全貌を解き明かします。 ▼あなたのビジネスと生活はこう変わる 数秒で完了する国際送金、手数料が激減する企業決済、クリエイターが中間搾取されずに直接収入を得るWeb3の世界――。ステーブルコインがもたらす変化は、もはや未来の話ではありません。本書は、新しい金融インフラがあなたの仕事や資産、そして社会の常識をどう変えていくのかを、具体的なユースケースとともに描き出します。 新しいお金の時代を乗りこなすための、必読の未来予測書です。
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-「国債を発行し、その財源で減税を行う」――。 停滞する日本経済を復活させる「起死回生の一手」として、たびたび議論にのぼるこの政策。 しかし、その是非をめぐっては専門家の意見が真っ二つに割れています。 一方は「経済を救う最善手だ」と主張し、もう一方は「国を滅ぼす愚策だ」と激しく対立。 果たして、この政策は日本を救うのか、それとも滅ぼすのか。私たちは一体、何を信じれば良いのでしょうか。 本書は、この賛否が渦巻く重大な問いの核心にある、「不都合な真実」をゼロから解き明かすための一冊です。 ■絶望の未来を回避する、唯一の道筋 本書は、ただ不安を煽るだけでは終わりません。歴史と世界の成功・失敗事例を海図として、なぜ日本は30年間も停滞から抜け出せなかったのかを分析。そして、「支出か、緊縮か」という不毛な対立を乗り越え、私たちが選ぶべき、希望ある具体的な「第三の道」を指し示します。 財政問題は、決して他人事ではありません。あなたの、そしてあなたの子どもたちの未来そのものに直結する「自分事」です。 財政破綻で全てを失う前に、今、私たちが知るべき真実が、この一冊にあります。
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-歴史の影から現れ、ヨーロッパを染め上げた一族の物語 傭兵隊長から身を起こし、ついにはローマ教皇の座を手中に収めた一族がいた。その名はファルネーゼ。彼らは美貌を武器に権力者の心を掴み、知略の限りを尽くして敵対者を打ち破り、そして芸術を支配の道具として駆使した。本作は、15世紀のイタリアで産声を上げた一地方貴族が、数世紀にわたりヨーロッパ史を動かしていく、栄光と野望に満ちた壮大な歴史小説である。 教皇、将軍、そして女王――綺羅星のごとき登場人物たち 物語の中心には、強烈な個性を持つファルネーゼ家の人物たちがいる。妹の美貌を切り札に教皇へと上り詰めた「改革者」パウルス三世。その権勢を背景に、芸術の庇護者としてローマに不滅の遺産を刻んだ大枢機卿。スペイン王に仕え、オランダ独立戦争で「戦神」とまで呼ばれた天才軍人アレッサンドロ。そして、男系が途絶えた一族の最後の希望を背負い、スペイン王妃となって帝国を内側から支配した最後の女王エリザベッタ。彼らの野心、愛憎、そして決断が、激動の時代を駆け抜ける。 史実とフィクションの完璧な融合 綿密なリサーチによって浮かび上がった歴史的事実を骨格に、血の通った人間ドラマとして物語を再構築。教皇庁の陰謀渦巻く回廊から、ネーデルラントの過酷な戦場、そしてスペイン宮廷の華やかながらも冷酷な駆け引きまで、読者はまるでその場にいるかのような臨場感と共に、ファルネーゼ一族の目もくらむような栄光と、その裏に潜む深い悲劇を体験することになるだろう。歴史の歯車を動かしたのは、教科書に載る英雄だけではない。人間の持つ野望と執念がいかにして時代を創るのか。その答えがここにある。歴史小説ファンはもちろん、重厚な人間ドラマを求める全ての読者に贈る、傑作サーガ、ついに誕生。
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-2025年、大阪・関西万博。未来の技術が輝きを放つこの場所で、ひときわ異彩を放ち、最大の注目を集める一体の彫刻があります。二千年の時を超え、イタリア・ナポリからやってきた「ファルネーゼのアトラス像」。なぜ、この古代の巨人は、これほどまでに私たちの心を捉えて離さないのでしょうか。本書は、この一体の彫刻が背負った、あまりにも豊かで、あまりにもドラマチックな物語を解き明かす、決定版ガイドブックです。 ■一体の彫刻に、人類の知の歴史が刻まれている この像は、単なる美しい美術品ではありません。それは、神話、芸術、科学、そして歴史という、人類の知の営みが奇跡的に交差した、類い稀な存在です。本書では、天を支える罰を受けたティタン神「アトラス」の壮大な神話の物語から、苦悩を美へと昇華させたヘレニズム芸術の肉体表現の秘密、さらには、その肩に担う「現存最古の天球儀」に秘められた古代宇宙の謎まで、最新の研究成果を基に、多角的に、そして深く掘り下げていきます。 ■その顔は、二千年前に作られたものではなかった。 本書は、この像の華やかな側面だけを語るものではありません。ローマ帝国の公衆浴場から発見され、ルネサンス貴族の至宝となり、やがてナポリの博物館へと至る波乱の旅路を追いながら、これまでほとんど語られてこなかった「最大の秘密」に迫ります。それは、18世紀に行われた修復で、その顔が全くの別人に「再創作」されていたという衝撃の事実。私たちが感動するその「苦悩の表情」は、一体誰のものだったのか? オリジナルとは何か、修復とは何かという、文化財が抱える根源的な問いを、ミステリーを解き明かすように探求します。 神話のロマン、美術鑑賞の喜び、科学の謎解き、そして歴史ミステリーの興奮。この一冊で、そのすべてが、壮大な物語として一つになります。万博でこの巨人と出会った方も、これから出会う方も、その背景にある二千年の重みを知ることで、鑑賞体験が何倍にも深くなることをお約束します。
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-なぜ、この一皿は世界を、そして日本をこれほどまでに熱狂させるのか? フタを開けた瞬間に立ち上る、めくるめくスパイスの香り。ハラリとほどけるバスマティライスと、柔らかく煮込まれた肉が織りなす、至福の味わい。単なる「カレー炊き込みご飯」では決してない、奥深いビリヤニの世界へようこそ。本書は、そのすべてを解き明かす、まさに「大全」の名にふさわしい一冊です。 ■ビリヤニとは何者か? その起源と文化を巡る旅 古代ペルシャの宴に遡る、謎に満ちたその起源。ムガル帝国の華麗なる宮廷で、インドのスパイスと出会い究極の美食へと昇華した誕生の物語。北の繊細な「貴婦人」ラクナウ、南の情熱的な「王者」ハイデラバード、そして一個のジャガイモが哀愁を語るコルカタ……。本書は、ビリヤニという料理が持つ複雑な歴史と文化を深く掘り下げ、インド亜大陸に広がる無数のご当地スタイルを巡る旅へとあなたをいざないます。 ■なぜ日本人は、この一皿に熱狂するのか? 旅の舞台は、現代日本へ。なぜこの国で、空前のビリヤニブームは起きたのでしょうか。本書はその謎を、社会現象として徹底解剖。ブームを仕掛けた情熱的な先駆者たちの物語から、SNS時代の到来、そして出汁やジビエと融合する「和風ビリヤニ」という驚くべき進化まで、その熱狂のすべてを解き明かします。 ■家庭で炊き上げる、人生最高の一皿 本書は、あなたのキッチンを最高のビリヤニ専門店に変える一冊です。市販キットの賢い使い方から、スパイスを揃えて作る本格レシピまで、失敗しないためのコツを丁寧に解説。ビリヤニを10倍楽しむための本場流の食べ方や、意外な日本酒とのペアリングも紹介。もう「難しい料理」ではありません。人生最高の一皿は、あなたの手で生み出せます。 歴史、科学、文化、そして実践。ビリヤニのすべてがここに。あなたの知らない、めくるめくスパイスと米の宇宙が、この一冊に凝縮されています。
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-アメリカで戦争やテロを上回る数の若者の命を奪う「見えない毒」、フェンタニル。本書は、この史上最悪の薬物危機が単なる犯罪問題ではなく、21世紀の世界を揺るがす巨大な地政学的な奔流であることを暴き出す、衝撃のノンフィクションである。 これは「麻薬」だけの問題ではない。米中「新アヘン戦争」の地政学 なぜ、この危機は解決されないのか。その根源には、米中二大国による熾烈な覇権争いが存在する。著者は、フェンタニル問題が「新アヘン戦争」の様相を呈し、外交の切り札として利用される実態を克明に描き出す。一つの薬物をめぐり、国家の威信と戦略的計算が激突する、現代の知られざる戦争の最前線を追う。 狙われた日本の「信頼」。サプライチェーンに組み込まれた衝撃の事実 この問題は、決して対岸の火事ではない。本書は、日本の都市・名古屋が国際的な密輸ネットワークの「中継ハブ」として利用されていた衝撃の事件を徹底取材。犯罪組織は、日本の法制度の脆弱性を突き、世界が認める「メイド・イン・ジャパン」の信頼性を、いかにして犯罪のカモフラージュとして悪用したのか。その巧妙な手口は、安全だと思い込んでいる私たちに、静かなる脅威がすぐそこにあることを突きつける。 サプライチェーン、資金洗浄、そして未来への処方箋 中国の化学工場からメキシコの秘密ラボ、そして世界へと繋がるサプライチェーンの全貌。麻薬ビジネスを支えるマネーロンダリングの闇。さらに、救命薬が効かない「ザイラジン」など次なる脅威の出現と、希望の光である「フェンタニル・ワクチン」開発の最前線まで、この問題の過去、現在、未来を網羅的に解き明かす。グローバル化時代の光と影を映し出す、すべての日本人に読んでほしい一冊。
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-500人以上を狙撃、史上最高の戦果を記録した伝説の狙撃手、シモ・ヘイヘ。敵は彼をこう呼んだ――『白い死神』と。 第二次世界大戦の序盤、フィンランドがソビエト連邦の侵攻を受けた「冬戦争」。圧倒的な兵力差という絶望的な状況下で、一人の男の存在が敵軍を恐怖のどん底に陥れた。本作は、謎に満ちたフィンランドの国民的英雄の生涯を、緻密なリサーチと丹念な描写で初めて描き出す、圧巻の歴史長編である。 ■「魔法の射手」か、それとも「ただの農夫」か なぜ彼は、狙撃手の命である望遠スコープを一切使わず、旧式の小銃に付いた鉄の照準器だけを頼りに戦ったのか。なぜマイナス40度の極寒の雪原で、何時間も息を潜め、獲物を待ち続けることができたのか。本書は、カレリア地方の貧しい農家に生まれ、生きるために狩りの技術を体に刻み込んだ一人の少年が、その五感と経験だけを武器に「見えざる幻影」へと変貌していく過程を克明に追う。仲間から畏敬を込めて呼ばれた「魔法の射手」という異名と、彼自身が抱き続けた「ただの農夫」という意識。その間にある、知られざる葛藤と哲学に光を当てる。 ■英雄の栄光と、その影で失われたもの 戦争終結のわずか一週間前、敵の炸裂弾によって顔の半分を失うという致命傷を負い、戦死と判断され亡骸の山に積まれた彼が、いかにして死の淵から生還したのか。そして、英雄として国中から称賛される一方で、彼が生涯をかけて守ろうとした故郷カレリアを戦争によって失い、見知らぬ土地で「人殺し」という匿名の脅迫に耐えながら、孤独に生きた戦後の長い影。本作は、英雄という輝かしい光の裏に隠された、彼の喪失と苦悩の物語でもある。 ■なぜ彼は多くを語らなかったのか――その魂の記録 「どうしてあれほどの狙撃手になれたのか?」という問いに、彼はただ一言「練習だ」と答えた。多くの命を奪ったことについて問われれば、「義務を果たしただけだ」と静かに語った。そのあまりにも短い言葉は、英雄譚を求める人々を常に困惑させてきた。本書は、その沈黙の奥にある、フィンランド人の不屈の精神「シス(sisu)」の核心に迫る。これは単なる戦記ではない。一人の人間が歴史の奔流の中でいかにして伝説となり、そしていかにして自らの沈黙を守り抜いたのかを描く、魂の記録である。
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-わが子の未来を左右する「高校授業料無償化」という大改革が、いよいよ始まります。 「これで家計が助かる」「私立高校も夢じゃない」――そんな期待の声が聞こえる一方で、この制度に潜む「落とし穴」に、あなたは気づいていますか? 良かれと思った政策が、かえって教育の選択肢を狭め、これまでになかった深刻な格差を生み出すかもしれないとしたら…。本書は、この歴史的な教育改革の「光」と「影」を、どこよりも分かりやすく、そして深く解き明かす一冊です。 ▼「授業料ゼロ」の先に待つ、新たな格差のワナ なぜ、授業料が無償になっても、家庭の負担は期待したほど軽くならないのか? 本書では、年間数十万円にも上る授業料以外の「隠れ費用」の実態や、国からの支援金が「塾代」に消えていく日本の教育熱の現実を直視します。さらに、魅力的な私立の選択肢が多い都市部と、公立高校の衰退が懸念される地方との間で、新たに生まれる「地域間格差」の問題にも鋭く切り込みます。報道だけでは決して見えてこない、この改革の不都合な真実を知らずに、学校選びはできません。 ▼世界の「成功」と「失敗」が教える日本の未来 本書は、単に日本の未来を予測するだけではありません。教育先進国スウェーデンで、なぜ自由な学校選びが社会の分断を招いたのか。オランダで、公立と私立が百年以上も平和に共存できるのはなぜか。世界トップの学力を誇ったフィンランドが直面する苦悩や、お隣・韓国が無償化の先に見つけた新たな課題とは――。世界のリアルな事例を徹底的に分析し、日本の教育がこれから進むべき道を、具体的かつ客観的に描き出します。 この大改革の時代を、賢く、そして後悔なく乗り越えるために。 高校生のお子さんを持つすべてのご家庭に、いま最も読んでほしい「未来の教科書」です。わが子のための最良の選択をするための「揺るぎないコンパス」を、ぜひ本書で手に入れてください。
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-時代を駆け抜けた不世出の女性、宇野千代の真実の物語 明治、大正、昭和、平成――激動の百年を、恋に、文学に、そして美の追求に、わがままなまでに自分らしく生き抜いた女性、宇野千代。作家、編集者、着物デザイナー、実業家と、多彩な顔を持ち、常に時代の先端を走り続けた彼女の波瀾万丈な生涯を、綿密なリサーチと豊かな筆致で鮮やかに描き出す、感動の長編小説。その知られざる素顔、胸に秘めた情熱、そして幾多の困難を乗り越えてきた不屈の魂に迫ります。 恋も仕事も、情熱のままに。愛と美を貫いた百年の軌跡 故郷・岩国での多感な少女時代、文壇への華々しいデビュー、尾崎士郎や東郷青児といった芸術家たちとの燃えるような恋、そしてその体験を昇華させた不朽の名作『色ざんげ』『おはん』の誕生。さらに、日本初の本格的ファッション雑誌『スタイル』を創刊し、編集長として、また着物デザイナーとして一世を風靡。事業の成功と挫折、幾度もの結婚と別離を繰り返しながらも、常に前を向き、新しい「かたち」を求め続けた彼女のエネルギーは、読む者に圧倒的な勇気を与えます。 2026年NHK連続テレビ小説「ブラッサム」のモデル、その生涯を深く味わう そのドラマチックな人生は、2026年秋から放送されるNHK連続テレビ小説「ブラッサム」のモデルとしても注目を集めています。宇野千代のより深い心の葛藤や、彼女を支え、あるいは翻弄した人々との濃密な人間模様を、小説ならではの筆致で丹念に描き出します。「花が咲き誇る」ような彼女の人生の真実を、より深く味わうことができるでしょう。 今こそ読みたい、明日への希望と「幸福」のヒント 「行動することが生きること」「幸福は幸福を呼ぶ」――宇野千代が遺した数々の言葉は、時代を超えて私たちの心に強く響きます。彼女の生き様は、先の見えない現代を生きる私たちに、自分らしく輝くためのヒントと、どんな困難にも負けない勇気を与えてくれるはずです。ページをめくるたびに、宇野千代という稀代の女性の息遣いを感じ、読み終えた後には、きっと温かい感動と明日への希望が胸に灯るでしょう。
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5.0『日常』『精霊』『幻想』 これは三層の世界観からなる物語。 『犬キューピット』とは人と犬の幸せな共生の為、密かに働く精霊たち。 その一方ペットブームの裏側にある歪な現実。 「殺処分」「虐待」「繁殖犬」 人間の愛情を知らない魂『サマヨイ』 人間への復讐を選んだ魂『呪犬』 凄腕犬キューピットの夢丸が手掛けた犬のネロ飼い主のりんね。 ネロを巧妙な罠で窮地に陥れる呪犬。 その思惑とは? ネロとりんねの救出の為、奮闘する夢丸。 読後、きっとあなたも犬キューピットの存在を感じるでしょう。 ※本書は『犬キューピット 呪犬の怨嗟の渦』(2019年発行)の改訂版です。
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-関西のS銀行は利益を伸ばし続けることで、優等生銀行の評価を得ていた。 しかし、その実態は経営理念を捻じ曲げ、ひたすら利益を上げることが目的と化した、パワハラ経営であった。 そして、その陰で、S銀行に利用されて人生を狂わされた取引先、お金を借りるために不利益を受容せざるを得なかった小さな取引先は、静かに悲鳴を上げていた。 また、行員たちは銀行の将来に不安を抱え、経営方針に付き従い生き残りを図ろうと頑張る者、嫌気をさして別の道を選んで行く者、静かに組織の本流からはみ出されていく者に分断されていた。 『頭取あなたの経営は間違っています』 一通の手紙から、組織のはみ出し者たちは、じわじわと経営陣に戦いを挑んでいく。 勝つのはどちらだ。
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-戦争が終わり、日本が漸く世界に底力を示せた「東京オリンピック」 日本全土、各界各層が一丸となって頑張った時代…… その序曲の如き昭和35年、上牧の地で観光土産店を始めたばかりの夫に嫁いだ。 谷川岳を臨む美しい山脈と利根の清流、素朴な人情・風土に親しんだ。 テレビの普及は、スポーツや芸能を楽しむ時代の入口。 また、折しも「観光」の二文字が俄かに脚光を浴び、駅前広場には連日大型バスが土煙を上げて往来する。のぼり旗効果を最大限に使ったアイスクリーム販売。売行は県内観光地で上位になり、問屋も驚くほどに。 しかし、まもなく国策により道路網の舗装が進み、上牧は観光バスの通過を余儀なくされる。自然の成り行きとは言え、晴天の霹靂で成す術もない。 危ぶまれる生活に熟慮の末、渋川へ転居。手芸材料を教えつつ売る店を開店。近隣の人情に支えられて営業、子育ても両立。得意の手技を活かして広範囲から講習会も依頼されるようになると、日々の特訓で技術をマスターした夫と共に手芸の大ブームをこなした。 車社会が到来し、女性の働き方や生活も変化し、需要と供給の原理に倣って婦人洋品店に切り替える。仕入れ先は地元の問屋にはじまり、東京日本橋の問屋街に変わって20数年通った。 2000年の年末、60才半ばで悔いも残さず閉店。 振り返る間もなく忙しく過ぎ去った日々は、本当に愛おしい時代でした。
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-【中小企業の主張】 約50年前ベンチャー・中堅企業論は、「零細企業→小企業→中企業→中堅企業、さらに大企業への成長はむしろ一般的」と述べた。しかし、今日も「政府が延命、温存させた技術力のない中小企業、ゾンビ企業が力のある企業の競争力を奪い、ひいては日本経済の発展を阻害している」といわれる。 しかし、中小企業と大企業はその存在の場が異なる。つまり、役割、機能が違う。技術上改善すべきとして、同じ仕事、条件で大企業であればできるわけではない。この点を、部分的であるが、約50年前の姿と建設業について検証を試みた。 他方、産学共同、経営改善の助言等の政策も、【質】の問題だけでなく、事業所数5百万という中小企業の数に比べ【量】も全く足りない。 なかで、着実な改善策を独禁法に求め、その現状と法自体の改善策を探った。むろん、当初はその量も影響も小さいであろう。が、(量から)質への転換を期待し、まず、量の実績づくりを提案した。
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-なぜ、ISO が経営に生かせないのか? なぜ、マネジメントシステム認証制度は、社会的制度として普及しないのか? マネジメントシステム規格を効果的に活用したい組織と関係者のための必読書 ◆効果的に活用できていない例: ・不適合を改善に繋げていない ・ISO規格を満たすことが目的化している ・改善提案制度はあるが形骸化している ・環境活動が単なる節約活動となっている ・カリスマ経営者の引退後を考えていない ・責任権限が限定されていて実態と合わない ・ホワイトカラーの業務が監視・評価していない ・不適合発生部署のみの是正になっている ・審査を単にクリアするだけになっている ・原因が「理解不足」ばかりで改善されていない ・マネジメントを支える業務環境が整っていない ・小規模組織なのに内部監査手順が複雑 ・間接部門の業務プロセス改善が進んでいない ・管理職のリーダーシップが発揮されていない ・内部監査結果のため経営改善に活かされない ・・・ 本書では「効果的にISO を活用できていない組織の問題点」を挙げ、その原因と対策を考えていきます。 ◆認定認証制度に関する提言例 ・不祥事報道に対するISO認証の取消と一時停止 ・登録範囲の表記と産業分類 ・ISO認証組織に対する一般からの苦情 ・ISOマネジメントシステムと事業プロセスと統合 ・認証における申請範囲の適切性 ・一時的サイトの審査方法について ・登録範囲の製品及びサービスの表記方法 ・審査報告書における一時的サイトの記載 ・提供する製品/サービスはモノなのかサービスなのか ・・・ また、ISOマネジメントシステム認定認証制度に関する疑問や誤解についてまとめ、認定認証制度が「社会的価値を持った組織の能力証明を示す制度」となるための提言をしています。
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-2014年、三人の少女からなる日本のメタルアイドルグループ「BABYMETAL」が世界の音楽シーンに登場し、またたく間に大人気となった。その神懸かり的な音楽パフォーマンスをもって欧米の大人達を熱狂させて急速に世界進出した光景は、「BABYMETAL現象」と称されている。この現象を描写し、さらに日本文化史の観点から解説する。BABYMETALの音楽スタイルはあくまで特殊日本的な形態であり、本来は日本の音楽業界以外では人気を得ないものであるはずだった。ところが世界の音楽シーン席巻という、本来起こり得ないはずの出来事が起こってしまった。その成功した背景を象徴するキーワードとは、「大人文化と子供文化の合体」。BABYMETALの音楽スタイルの実態とは、滅びかけている日本古来の大人文化の残骸の上に乗り、戦後に伝統文化が廃れ形骸化するに同期して発生した子供文化の衣をかぶり、欧米の音楽形態を借りて成り立っているのである。追随する者のいない所以である。BABYMETALの音楽パフォーマンスの裏付け・背景となっているものを広範多岐にわたる側面から解剖して解説し、BABYMETAL現象と日本文化の未来における展望を描く。
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-お米の値段、どうしてこんなに高いの?:「令和の米騒動」の全貌と、日本の食と農の未来図 ■食卓の危機!「うちのお米、高すぎない?」と感じているあなたへ 毎日の食卓に欠かせないお米。しかし近年、「お米の値段が上がりすぎて家計が苦しい…」「一体なぜこんなことに?」と感じている方は多いのではないでしょうか。本書は、そんなあなたの疑問に真正面から向き合い、"令和の米騒動"とも呼ばれる現在の米価高騰の謎を解き明かす一冊です。もう「仕方ない」と諦める前に、まずはその背景を一緒に探ってみませんか? ■高騰の裏側を徹底解剖!見えてくる日本の食と農の真実 お米の価格は、単に天候不順や一時的な品不足だけで決まるわけではありません。肥料・燃料の高騰といった生産コストの上昇、コロナ禍後の需要回復、長年の国の農業政策(減反政策や備蓄米制度の運用)、そしてJA(農協)の役割や複雑な流通の仕組み…。本書では、これらの要因がいかに複雑に絡み合い、私たちの米価を押し上げているのか、その「全貌」を豊富な情報と分かりやすい解説で徹底的に掘り下げます。見えてくるのは、日本の食と農が抱える構造的な課題と、その未来への岐路です。 ■未来の食卓のために、私たちが知っておくべきこと この問題は、私たちの生活に直結するだけでなく、日本の農業の持続可能性、さらには食料安全保障にも関わる重要なテーマです。本書は、今後の米価の見通し、国や農家が取り組むべき課題、そして賢い消費者として私たち一人ひとりができることを具体的に提示します。未来の豊かな食卓を守るために、今こそ知っておきたい情報が満載。日本の「食と農の未来図」を共に考えるための一歩を、この本から踏み出しましょう。