内容がどうこう以前の問題として。
・である調とですます調が入り交じる。
・一文の中に入れられる句読点の多さや感嘆符、疑問符の使い方に違和感がある。
・作者自身の感想や疑問、思索途中で結論がないまま終わる文章、突如の脱線や専門的すぎる注釈、関係のない一言コメントなどが散見する。
これら
...続きを読むが初めから最後まで続き、非常に読みにくい。
内容について。
・(上記の書き方のせいで)どこからが『碧巌録』の内容で、どこからが作者の言葉なのか常に考えなければならならない。
・単純に読みにくく、何が言いたいのか分かりにくい。
・参考文献に『本の名前は忘れましたが~』などと書いて載せている。(あんまりすぎて、そういう書名があるのかと調べましたが、もちろんなかったです)
結論
・この本に目を通した後の感想が「碧巌録を読んだ人の個人的なメモ書き」なので、他人の意見を知りたいと言う人は価値を見いだせるかもしれない。
・単純に『碧巌録』を知りたい・読みたいと思った人には向かない。
つまり、自分としては無駄な出費だった。
唯一プラスになったことは、今後本を買うときには『作者の来歴』と『出版社がどこか』程度は確かめようと学んだことです。