浅茅作品一覧
-
4.5
-
-
-
-
-
-いじめ、学級崩壊、性的虐待…教師はモラルを捨て、生徒は悪意を育むーー。祐里は、10年前、中学2年の時の作文を見つける。そこには同級生のカナをいじめたことへの反省が書かれていた。騙されやすく無抵抗なカナを、友達と一緒になって残酷にいじめた過去を思い出して…。(岡村えり子『爪の跡』)無気力な教師・高津は生徒たちにナメられ、彼のクラスでは学級崩壊が起きている。かつては熱意にあふれていた高津だったが、それが他の教師の反感を買い…。(折井いずみ『ある聖職者の受難』)弱いものを残酷に傷つけ苛(さいな)む、病んだ学校の内部をリアルに描いた6作品を収録した『女たちの事件簿』第36弾!!
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あきぎり(あきぎり)福田百合子[校訂・訳注]荒れた三条邸に住む姫君と契りを結んだ三位中将だが、妻の母や乳母の祈祷によって訪れが絶えてしまう。両親とも亡くして流浪する三条の姫君は、密かに三位中将との間の姫君を出産。やがて東宮に入内し、即位に伴って中宮に上る。三位中将は失意の中に病死する。男女の明暗の対照を鮮やかに描き出す、新出の孤本の初の注釈書。浅茅が露(あさぢがつゆ)鈴木一雄 伊藤博 石埜敬子[校訂・訳注]日月の光にも譬えられる二位中将と三位中将。色好みの二位中将は、帝の姫君に失恋し、失意の中、面ざしの通う姫君と方違え先で契る。その姫君は義父の邪恋から逃れて身を隠し、密かに二位中将の男子を出産するが、息絶える。一方、道心あつい三位中将は、偶然、二人の形見の男子を見出だし、しかも蘇生した姫君とも出会う。多様な人間模様を謎解きふうの構想に織り込めた魅惑的な物語。
-
3.3「雨はれて、月おぼろにかすむ夜――」三島由紀夫、谷崎潤一郎も愛した怪談『雨月物語』を大胆・鮮やかに再現。 【祟り神】天皇家が700年間も恐れた怨霊『白峯』 【元祖ボーイズラブ!?】試される義兄弟の絆『菊花の契り』 【映画で有名】帰らぬ夫と待つ妻『浅茅が宿』 【不思議体験】魚に変身した画僧の物語『夢応の鯉魚』 【異形のモノ】うかつな親子が遭遇・高野山の怪『仏法僧』 【驚愕のラスト】お告げに背いた夫婦『吉備津の釜』 【ずっと一緒に…】追う女・追われる男『蛇性の婬』 【人喰い】美童に溺れた僧の猟奇的事件『青頭巾』 【予知】お金好きの武士と黄金の精霊との問答『貧富論』 ……全9話美しい言葉で綴られた中世日本の残酷な物語。心の奥にじわりじわりと染みこむ――!
-
5.0約束の人を待つ間に流れる時間と揺れる想い。足音をかき消す雨、水面に映るはかない月、色鮮やかな祭花……。『雨月物語』の「浅茅が宿」をモチーフに、誰かを待ち続ける女の姿を美しく幻想的なイメージでつむいだ、一九九三年『夜会』上演作品「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に」完全版シナリオ。
-
5.0『ギフテッド』『トラディション』著者が描く、『源氏物語』を題材とした歌舞伎町文学の新境地。 三浦瑠麗氏推薦「与えたい女、奪う男――「多情」の心の裡がみごとに綴られている。」 婚約者との結婚を控え、何の不自由もなく暮らしていた紫。あるダンサーとの過ちを機に、高校時代に惹かれた柿本先生に手紙を出すことに。そこで綴られるのは、幾度となく先生が話してくれた『源氏物語』のことだったーー。 私はどれか一人の女ではない、また私と同じ店で働いてきた四十も五十もいる女たちがそれぞれいずれかの女性像に似ているのではないのです。お客が次々に女を変えて、多様な女たちが彼の夜の生活を彩るわけではない、私たちは一人であるのです。 【目次】 ■一の手紙 浅茅が露にかかるささがに ■二の手紙 山の端の心も知らで行く月は ■三の手紙 波路へだつる夜の衣を ■四の手紙 嘆きわび空に乱るるわが魂を ■五の手紙 今はかひなき恨みだにせじ ■六の手紙 風に乱るゝ萩の上露 ■七の手紙 草の原をば問はじとや思ふ
-
-
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。