コンサート コロナ作品一覧

  • あいね・くらいね
    -
    1巻550円 (税込)
    日常を切り取った120句から成る「てのひらサイズ」の小さくさりげない、そっと差し出すような句集。 2023年に著者と夫が設立した出版社「喜怒哀楽書房」。コロナ禍で隔月の情報誌の取材ができず、その埋め草として企画されたのが著者の句集を作る過程を紹介するというコーナーだった。ここから生まれたのが本書である。 難しい言葉は使っていないが、何気ない日常の切り取りから著者の仕事・家庭・人生観・死生観に共感できる一冊となっている。句集全体に快活で軽やかで歯切れのよい旋律が流れ、自然体で等身大な著者がうかぶ。何気ないことに込めた心のありように惹かれつつ、一気に読めるのも魅力だ。 出版/喜怒哀楽書房 【目次】 春 夏 秋 冬・新年 あとがき 【著者】 木戸敦子 昭和41年新潟市生まれ。「銀化」所属。俳人協会会員。 夫と自費出版の会社を始めて20年。新潟の夕日コンサートというイベントで「夕日俳句大賞」を始めることとなり、その選者を同じ新潟出身の中原道夫氏に依頼。全く俳句を詠んだこともなかったが、どんな世界かを知るべくいきなり句会に参加したのが19年前。あまりのレベルの違いに自然とフェードアウト。でもいつかは自分の17音で世界を切り取れたらと憧れつつ、7年前に改めて句会に参加。5年前より毎日一句を自らに課す。続けていればいつかは…を夢見ている。
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか
    4.2
    正統にして先鋭。180年受け継がれてきた音楽と伝統の奇跡 言わずと知れた世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。なんと彼らは創設から一貫して経営母体を持たず、その運営を演奏家たち自身が行っている。なぜ彼らは長きにわたり後ろ盾なしで存続し、伝統を守り続けてきたのか。2020年、コロナ禍でコンサート開催が困難を極めた時期の来日公演の舞台裏から、組織のマネジメント形態や奏者たちによる「民主制」の内実、偉大な音楽家との関わりや戦時の対応、変化するマネタイズの手法まで。音楽ジャーナリストとして楽団長や団員に取材を行い、同時に彼らのレコーディングにも参加する著者が明かす、180年続くウィーン・フィルの「行動原理」。 第1章 音楽界のファーストペンギン 第2章 ウィーン・フィルとは何者か 第3章 ウィーン音楽文化と自主運営の歴史 第4章 戦争が落とした影 第5章 王たちの民主主義 第6章 アート・マネジメントの先駆として
  • ウイルス学者の責任
    3.8
    ウイルス学の専門家として、世に伝えるべきことがある。日本の自粛要請は過剰であり、スポーツイベントやコンサートの中止は不要だった。ルールを決めれば、飲食店を休業にしなくてもよかった。そして、子供がワクチンを打つことについては強く疑義を呈したい――。SNSでいち早く新型コロナ対策を呼びかけて話題になった研究者が、批判覚悟でCOVID-19から学ぶべき教訓を語り、警鐘を鳴らす。また、米国の試薬会社の重大なミスを発見した「ウイルスRNA混入事件」、獣医学者として被告人の弁護側鑑定を請け負った「今市事件」を回顧。科学研究についての持論も述べる。 (目次より)・ウイルス学を知らなかった医師たち ・エビデンスについての誤解 ・コロナワクチンは全身の細胞に入り込む ・ワクチンには細胞性免疫を高める効果があるが ・試薬会社、NIHへのささやかな抵抗 ・今市事件――獣医学者としての責任 ・研究者として大切なこと
  • 音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日
    4.0
    二〇二〇年、世界的なコロナ禍でライブやコンサートが次々と中止になり、「音楽が消える」事態に陥った。集うことすらできない――。交響曲からオペラ、ジャズ、ロックに至るまで、近代市民社会と共に発展してきた文化がかつてない窮地を迎えている。一方で、利便性を極めたストリーミングや録音メディアが「音楽の不在」を覆い隠し、私たちの危機感は麻痺している。文化の終焉か、それとも変化の契機か。音楽のゆくえを探る。
  • 自律神経の名医が考案した  ぜったい幸せになる話し方・伝え方
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    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 自律神経の名医が考案した、悩まない、傷つかない、ストレスフリーなぜったいに幸せになるコミュニケーション術 悩まない、傷つかない、ストレスフリー。 幸せになるコミュニケーション ストレスの9割は、人間関係とそこでくり広げられるコミュニケーションが要因です。話し方・伝え方は、そこで最も影響の大きなファクターといえるでしょう。 コロナ禍になり、在宅ワークが増え、会食やコンサート、スポーツ観戦などを今まで楽しんできたものへの行動制限にも取り組んできました。その結果、人と直接会う機会が極端に減り、コミュニケーション不足によって、自律神経の乱れはさらに大きくなってしまいました。 コミュニケーションの重要性をつくづく実感した今こそ、お互いに「しあわせになる話し方・伝え方」が大切です。この本では「しあわせになるためには、どんな言葉をかけるべきか」、そして「どんな返答・対応をすべきか」など、具体例をあげて説明、ご自身のシチューションに近いものを探して参考にしていけます。「しあわせになる」「しあわせにする」ことを前提にコミュニケーションがくり広げられれば、交感神経と副交感神経のバランスがととのい、自律神経も「幸せな」状態をキープできます。これこそが本書が目指したことです。 小林 弘幸(コバヤシヒロユキ):順天堂大学大学院医学研究科・医学部教授  1987年順天堂大学医学部卒業。1992年に同大学大学院医学研究科修了後、ロンドン大学付属英国王小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、2003年に順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。2006年、同大医学部病院管理学研究室教授に就任、総合診療科研究室教授を併任している。専門は小児外科学、肝胆道疾患、便秘、Hirschsprung's病、泌尿生殖器疾患、外科免疫学。日本スポーツ協会公認スポーツドクターでもある。国内で初の便秘外来を開設した腸のスペシャリストであり、腸内環境を整える食材の紹介や、腸内環境を整えるストレッチの考案など、様々な形で健康な心と体の作り方を提案している。

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  • 人民の敵 外山恒一の半生
    -
    どれだけ打ちのめされ、敗れ続けても諦めない「革命家」の半生 外山恒一(とやま・こういち):1970年鹿児島生。革命家。前科3犯。一度も就職せず、街頭ライブを主な生業としながら「政府転覆」を掲げ、民主主義を否定し、齢は50を過ぎた--。 どれだけ打ちのめされ、敗れ続けても諦めない「革命家」の半生を、約30名に及ぶ取材によって辿るジェットコースター・ノンフィクション(取材期間2年)。 「『あの子があんな風になってしまったのは、すべて私のせいなんです』外山恒一の母・恵子が真っ先に口にしたのは、懺悔の言葉だった。うっすらと涙を浮かべているようにも見えた」(本文より) 【目次】 はじめに 1 「革命家」の母 2 西南学院中学 3 管理教育 4 転校、またも管理教育 5 いじめ 6 新党結成 7 高校退学宣言 8 作家デビュー 9 DPクラブ 10 全国高校生会議 11 ストリート・ミュージシャン 12 ブルーハーツ・コンサート爆砕計画 13 日本破壊党 1 14 「オウム事件」と「だめ連」 15 投票率ダウン・キャンペーン 16 1999年3月8日 17 劇場型裁判 18 内省そしてファシズム転向 19 ふたりの先達 20 出獄そして初出馬 21 東京都知事選 22 再び逮捕 23 ほめ殺し街宣 24 アート 25 外山塾 26 コロナ おわりに 【著者】 藤原賢吾 1979年、鹿児島市生まれ。東京理科大学理学部卒。無料地域情報紙を発行するタウンニュース社で記者兼広告営業職を務め、2008年に西日本新聞社入社。文化部、編集センターなどを経て大分県の日田支局記者。本書は初の著書。
  • 「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ~~~~~ 山田 今日もすぐ終わりますよ。「オーケストラに未来はあるか?」 「ない!」で終わり(会場爆笑)。 浦久 そういわれてしまうと、もう身もフタもない(笑)。 ~~~~~ 浦久 指揮者から見た理想のオーケストラとは? 山田 自分のイメージというか、アイディアを具現化してくれるオーケストラが、 理想のオーケストラということになると思うんですよ、ふつうはね。 浦久 では、そのイメージを持っていない指揮者の場合はどうなるのかな? 山田 ほらきた(会場笑)。 ~~~~~ 山田 観客のみなさんがちょっとかわいそうって思うこともある。 浦久 緊張感を強いられて? 山田 指揮者が棒を下ろすまで拍手はするなとか。あれ、やめてほしいですね。 だからぼくは、あえて指揮棒をずっと上げておこうかなって(会場笑)。 ~~~~~ 浦久 日本では、みんなで歌って踊って、わいわいいう音楽のほうが、 はるかに長い歴史を持っていた。 山田 なるほど。日本人は劇場から飛び出して、盆踊りをしよう(笑)と。 ~~~~~ 日欧の文化を知悉し、コンサートプロデュースや文筆でユニークな活動を続ける文化芸術プロデューサー・浦久俊彦と、現在もっとも多忙な音楽家のひとりとして世界中を飛びまわりながら、日本の音楽界にラディカルな問いを投げかける指揮者・山田和樹が、「クラシック音楽の明日」についてガチンコ対談。 山田が実演家として現場的・実践的疑問を提示すれば、浦久が古代から現代までの音楽思想や人文科学の知識を総動員してガチで答え、浦久が大風呂敷の「音楽文化改革案」を提示すれば、山田がカリスマ指揮者の余裕で全肯定! 抱腹絶倒の対話は、コロナ禍にあえぐクラシック音楽界への福音となるのか!?
  • 中野ブロードウェイ物語
    4.2
    《竣工55周年記念出版》 来る者を拒まず、去る者を追わず―― その存在は常に変わりゆく時代とともあった。 1966年から変転を続けるNBW(中野ブロードウェイ)の世界へようこそ 屋上プール付き分譲マンションと「まんだらけ」などのサブカル店舗群が同居した異空間。活況のインバウンドとコロナ禍を経て、“昭和の不沈艦” は今なおアメーバ的進化を続ける。 当地に暮らす著者がその全貌に迫った異色ルポ。 中央線文化圏を先導した巨大建造物の伝説と現在 -------------------------------------- 〈本書に登場する中野ブロードウェイのお店とゆかりの人々〉 ■古川会長率いる「まんだらけ」 ■激安弁当の「シャルマン」 ■8段ソフトクリームの「デイリーチコ」 ■店内コンサートで賑わう「中野名曲堂」 ■高級時計店の老舗「ジャックロード」 ■占いの「染心堂」「ばるばら」 ■村上隆の「Tonari no Zingaro」 「TRIO」三田隆司、渡辺浩弐、大槻ケンヂ、タブレット純、沖縄電子少女彩、春日武彦、青島美幸、金子義孝……他多数。 --------------------------------------
  • ヴァイオリニストの第五楽章
    4.0
    デビューから半世紀以上、日本を代表する国際的バイオリニストとして今も演奏活動を続ける前橋汀子さんが数奇な運命を経た自身の音楽家人生を回顧し、現在地を見つめる。 その半生は戦後日本に欧米と遜色のないクラシック音楽が定着していった時代の記録として貴重だ。ロシア革命の混乱期に来日した帝政ロシア貴族出身の小野アンナに5歳で師事し、斎藤秀雄から直接手ほどきを受けた最後の世代。冷戦下にロシア語を学び、レニングラード音楽院が共産圏以外から初めて留学生を招くことになった第一号となり、「ロシアの魂」を肌で感じる体験をその後の自身の音楽の根本に据える。 その後は、戦後のクラシック音楽をリードしたNYのジュリア-ド音楽院に学び、スイスのヨーゼフ・シゲティのもとで研鑽をつんで国際的に活躍。ニューヨークのカーネギーホールデビューはストコフスキー指揮のアメリカ交響楽団で1970年。ケンペ指揮のロイヤル・フィル管弦楽団の米国ツアーに同行、メータ指揮のイスラエルフィルでミルシテインの代役を務め、その後もベルリン・フィル、ハンブルク交響楽団、フランクフルト放送管弦楽団、バイエルン交響楽団、ロンドン・フィル、フランス国立管弦楽団、クリーブランド管弦楽団、レニングラード・フィルなどにソリストとして参加。共演者はサバリシュ、エシェンバッハ、マゼール、小澤征爾と錚々たる顔ぶれだ……コロナ禍で一時中断していたコンサートを秋から再開させる。 第二部では、演奏家としての楽曲の思い出を綴り、第三部で人生最大のミステリーと語るロシア留学について、その時代背景と意味をロシア文学者の亀山郁夫さんと語り合う。クラシック音楽ファン必読の内容です

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