素敵なロマンス作品一覧
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-医療機器メーカーの営業事務として働く和花は、上司から頼まれた仕事を片付けるためならサービス残業、終電帰宅も当たり前な社畜っぷり。それもこれも全ては“営業”になるため――。そんなある日帰宅したら、同居していた兄が同棲するからと家を出る事に。突然の事に驚きつつも眠りについた次の日、リビングに大量の荷物と見知らぬ男が…。兄が勝手に親友・白石を期間限定で泊めると約束していたせいで、望まぬ共同生活が始まって!?ただでさえ同居は不満なのに、社畜故に私生活が疎かな和花に対し『働き方を間違えている』と苦言を呈され…?努力を全否定された気がして憤る和花だったけど、会社に出勤したらそこには何故か白石の姿が――!
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3.0「突然ですが私は恋愛ができません」まさか…自分と同じ考えを持つ男性が現れるなんて――!真澄は会社のなかでも一目置かれる分析家。恋愛においても研究を重ねた完璧テクを発揮するも、恋人には「HしててもAVみたい…」といわれ振られつづけていた。それでも親からは結婚を急かされる日々…。最終手段として婚約パーティーに参加するが、ピンとくる人が現れない。いや今までも一度も本気で人を好きになったことないじゃん…。そう思っていると「私が求めているのは恋愛感情のない結婚です」と真剣な顔で切りだす男・不破功輔と出会う。もしかしてこの人となら、理想の結婚生活が送れるかも――!?
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3.1「オレの作品で演技なんてありえない―――、ぜんぶガチだ」貧乳の私がまさかエロ漫画家の作品モデルになるなんて――――!音大に入学した真湖に母は突然別れを告げ海外へ…。このままでは学費も生活するお金もない。そんななか、やっとの思いで八熊先生のという漫画家のお世話をするアルバイトをみつけた。だが先生が探していたのはエロ漫画の作品モデルで…!? 帰れという先生にお願いしてなんとかモデルとして撮影することに!しかし下着姿で恥ずかしがっていると、先生に「ほんとは襲ってほしかった?」といわれて…!?こんなイジワルでイヤらしい漫画家と同居なんてきいてません――――ッ
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-祖母が営むオンボロ下宿・花田荘の管理人で大学生の小太郎は、大学の先輩・勝正と幸之助を花田荘で受け入れることに。勝正と幸之助は今まで親に頼って何不自由なく暮らしてきた。けれど、世の中が大不況に陥り、自身で学費と生活費を工面することになり、渋々花田荘に引っ越してきたのだ。ふたりは楽して稼ごうとホストをしてみるけれど、うまくいかない…。そんなふたりに朗報が!?ぽっちゃり0.1トン女子大生・香奈を痩せさせて、ダイエットのコンテストで優勝すると、賞金100万円ゲット!?そこでふたりと小太郎は、あらゆる手を使って香奈を痩せさせようとするけれど…?
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4.5
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3.3
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3.0超イケメンでシングルファーザーの瑛一と、いきなり同棲!? ネガティブ思考でマイペースなリコは、職場の同僚の陰口にも耐えながら、平穏な生活をモットーに生きる毎日。しかし、ある日突然母親に家を追い出され、大祖母のアンナと同居することを提案される。ところが訪れたアンナの家にいたのは見知らぬイケメンと双子の息子。アンナはイギリスに留学中らしく、自分の留守中、孫である瑛一たちの世話をしてほしいとのこと。出ていこうとするリコだったが、満足な食事に飢えている双子と、毒舌な瑛一がたまに見せるやさしさにほだされ、一緒に暮らすことに…。超イケメンとのドキドキ同居生活が始まる!?
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3.7小梅さゆりが勤務するスマイル不動産では、個人の方や同業他社、一般法人がお客様。不時々厄介な案件が持ち込まれる事もあるのだとか…。今日も同業者がオフィスビルの買取を依頼してきた。テナント満室で謄本も汚れていないのに3割引き。何かトラブルがあるのか!? その案件を引き取った小梅の先輩、不動清は、部下の新居に棲みつく霊を軽く祓った後、同業者から売り込みを受けていた問題の新宿のオフィスビルへ社長と共に向かう。見上げた高層ビルのまわりに視えたものは……!? 第1話[忌み地]。視えてしまう男、不動清が、あなたの街の不審な不動産を鑑定する!! 実際にあった物件の怖い話を描く新シリーズ開始!!
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3.0「今から行こう」私があんなこと言わなければ――。姑に反対されつつも、子どもを妊娠した状態でバツイチの裕之と結婚した莉子。姑に早く認められたい、夫にいい嫁と思われたい…そんな一心で頑張っていたが子どもを無事出産して暫く経ったある夜、急遽夫の実家に帰らなければいけない事に。仕事で疲れている夫を思って「私が運転する」と車を走らせている最中、不運な事故で夫と子どもを失ってしまう――!それから家族を思い出しては罪悪感に駆られる日々が続き、同居している母や毎日花を持ってきてくれる幼馴染の陽翔の心配をよそに、ついにその手は包丁へ伸びて――?
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3.2
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4.0夫とセックスレスがつづいてもう3年…。私はもう女としてみられないの? 27歳の時、バイト先でしり合った6歳年上の夫と結婚。間もなくして、息子が生まれた。3歳になった息子はひとり遊びをするように。息子のために、ふたりめが欲しいけど、きょうも夫は抱いてくれない。それどころか、いっしょに食事もできないほど、すれ違いの生活…。満たされない日々を過ごしていたところに、突然、みしらぬ男性からDMがきた。「嫁があなたの旦那さんと浮気しているようなのです」って、どういうこと? でも、送られてきた不倫現場の写真に写る男はどうみても夫で…。結婚の理想と現実を描く衝撃のドラマ!
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-執拗に鳴らされる呼び鈴で、ようやく起きたしをり。朝かと思ったら、もう午後の1時!? 嘘―っ、昨夜あんまり原稿が進まないので友人と飲みに行ったら、そのまま眠っちゃったのーっ!!「ごめんなさーい、牧田さーん。まだ原稿で…」と慌てて玄関を開けると、そこにいたのは担当の牧田ではなく、ひそかに憧れていた敏腕イケメン編集者、見城だった!? 牧田が入院したので代わりに来たという。原稿が上がるまで待っているって、プレッシャー。職業欄に小説家と書くようになって5年目、27の冬。そろそろ違う幸せが欲しいなあ…と思っていたのに、よりにもよって見城さんに醜態を見られるなんて。、担当替え早々これじゃ望み薄ね…と思っていたら!?
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-恋人とデートしたら、なぜか見知らぬカップルと待ち合わせ。すると彼氏が、そのカップルの女と付き合う事になったと言う!?「…ごめん、季実子」と私に謝る彼氏の横で「いいわよね? 清行」「どうぞ、僕に反対する理由は無いし」なんてとんでもない会話が交わされ彼氏はその女と行ってしまった。残された男と私は仕方なく帰る事にしたが、どうしても我慢できずにその男に不満をぶちまける。「私達まだ半年も付き合ってないのに。これからって言う時なのにーっ。あんまりよぉ」「僕にどうして欲しいわけ? 振られた者同士の一夜限りの情事でもしたいのかな?」怒り心頭に達した私は思わずその男の頬を思いっ切り殴って逃げてしまった…!?
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3.3
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3.8大手企業に勤めるOL真希。体育会系で明るく、美人な真希の周りには、いつも人が集まってきた。でも、真希の隣に必ずいるのは親友の花菜。可憐で控えめで、まさに可愛い女のコ。真希とはまったく異なるタイプだけど、高校時代からお互い大切な「親友」だった。真希に恋人ができるまでは…。真希は、会社の懇親会でイケメンの同僚・一弥に告白され、つき合うことに。真希に会える機会が少なくなると、今まで隠されていた花菜の真希への独占欲が暴走して…? 「化けの皮をはがして、真希ちゃんの側から消えてもらうわ。」 あなたの親友はほんとうに「親友」ですか? 思わず疑いたくなる、衝撃の友情ホラー!
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-デビューしたのは17歳の時。子供向け特撮物のテレビ。可愛くてアクションのできる私はヒーローよりも人気が出た事もあって、その後B級ながら映画に主演。スタントもこなす女優。私は華々しく脚光を浴びるはずだった――。ところが7年後、突然マネージャーを命じられた。そろそろいい年だし、ここらで安定した仕事をしたほうがいいですって!? まだ24よっ!! しかも相手は今事務所で売り出し中のドル箱、樋口狼。抱かれたい男No.1。どーにもこーにもワガママなヤツで今まで5人も辞めさせている。社長におだてられて仕方なく相手をする事にしたが、開口一番「こんなおばさん連れてきてどーすんだよ」誰もがあなたの言いなりになると思ったら大間違いよ!!
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4.5高橋あかね30歳OLは、平凡な女性ベータ。そんな彼女にはずっと大好きな人がいた。幼馴染の宝井佑輔、格好良くて有能な男性のアルファだ。けれど、アルファは番であるオメガを求めるもの…中学三年の第2の性別検査で、あかねがベータだと確定した時――失恋してしまう。次第に疎遠になっていき…そして、30歳になった今。あかねは体調不良で運び込まれ病院で、研究者になった佑輔と再会する。彼との再会に喜ぶが…佑輔は「発情」してあかねを襲う。自分はベータ、アルファの佑輔が発情するなんてありえない。しかし、佑輔は「俺のオメガ…」そう囁きながら、あかねのうなじを噛もうとして――!?
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-恋人の健太と10月の海で遊ぶ。たわいが無いけれど幸せな時間。心地良い波の音が響く…。あ…TVの音だったんだ。健太と別れてから1ヶ月。毎日飲み歩いて皆勤賞。TVをつけっぱなしにして寝てしまうのは、静かすぎる夜が嫌だから。私は今でも未練があるんだ…。健太と同じ大学で同じ専攻だから、別れても卒業まで顔突き合わせていかなきゃならない。だから、いつまでも引きずってちゃいけない。健太と私と依子と、いつも3人でいたのに、今は依子と2人で席に座る。喧嘩別れしたわけじゃないけれど、さすがに昔通りにはいかない。ところがある日、依子と健太が一緒にいるところに出くわす。2人は付き合っていた!! なんでよりにもよって依子なの!?
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3.0いつの時代も、どんな世も愛する気持ちは、きっと同じ――。大学に入ったのに5月病で全くやる気の出ない、あおい。友人に誘われ隣の大学の日本の古典を研究する会なるものに付き合いで入会する事に。なぜか部長の稲垣に馴れ馴れしく声を掛けられる。薪能を調べに図書館に誘われ「付き合って欲しい」と告白される。「ナンパは嫌いだって言ったでしょ!」「ナンパじゃないって! 最初見た時からいいなと思ってたんだ。話してみたら思った通りで。そういうのはナンパって言わないんだよ」「付き合ったらきっとがっかりするわ。あたしって可愛げがないの。感情を上手く表現できないっていうか」でも稲垣さんっていい人だなあ、なんて思ってしまう自分がいる。
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-「え? 誰かに見られてる」「うん、なんか視線を感じるっていうか、家の中覗かれてるっていうか」「危ねェなァ、気を付けてヨ。それでなくたってぶっそうなニュースが多いんだから」「そうよねェ、みんな何考えてんのかしらねェ」スキヤキを恋人の大作と一緒に作りながら語る亜子。「ふしぎなの、付き合って2年も経つのに、こうして大作といるとドキドキするワ。なんていうの大作とは別れる感じがしないというか」「オ…オレだって…亜子がいなけりゃ、きっと毎週淋しい週末を過ごしているんだ。亜子には感謝してるっていうか」「それはお互い様じゃない」とラブラブバカップルだったのが、スキヤキのお肉を立て続けに食べただけで、言い合いから大ゲンカになって!?
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-この口紅「キスしても大丈夫」って少々の事じゃ落ちないのよ。アイツみたいに…。アイツ、加斉宗吉!! 1度、マンションの部屋の前でバッタリ会ったら、ケバくて若い女連れ。げげっ、しかも唇に残りルージュがいっぱいっ!! あの、まるで蛍光塗料のようなローズピンクの残り方はハワイ土産によくあるヤツだわっ。仕事柄、ナマナマしいよ~。おまけに遭遇する度に女の子が違う、とんでもない奴!! 思い出しただけで鳥肌出ちゃう。大体私ってキタナイのとかクサイのとかフケツなのって気が遠くなっちゃうのよねっ。お客様相手の仕事なら平気なんだけど、仕事以外では触られただけで失神するくらいの潔癖症なんだから!?
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-密かに思っている主任は、亡き奥様の事を未だに愛している。病気の娘さんの世話をして彼の仕事を助ける事に。でも、事ある毎に現れる、奥様が2人の心に遺した感性がまぶしい。あわよくば子供を手懐けて、彼の気を引こうとなんて考えてた自分が恥ずかしい…。ところが私ったら、家事なんてまともにできなかった!? 食事を作ってもお洗濯をしても失敗だらけ。おまけに娘は母親の仕込みで幼いのに私より家事が上手い。でも彼女は主任の「ママみたいに頑張ろうね」の言葉で無理をしていただけなのだ。想い出にとらわれ過ぎている。でもバカなのは私。押し付けられてもいないのに、勝手に同じになろうとして…。
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3.3ティーンズラブ漫画家・五十嵐すず25歳。好きな人はゲームの推しキャラ・王子&騎士属性のトーマ様。恋愛経験は一切なし…そのせいで男性との絡みが描けず、次回作が絶望的。そんな矢先、すずはトーマ様に姿かたちそっくりな、行き倒れの青年と出会ってしまう! 理想の存在が目の前にいる…すずは思い切って漫画のモデルのバイトを持ち掛ける。住む場所の提供と「オレのこと絶対詮索しないで」それを条件に、青年「トーマ」はOKしてくれるが…漫画の内容に沿って、すずは彼に初めてのキスをされて…ドキドキが止まらない!? 崖っぷち漫画家×推しキャラに激似の謎の男子の同居ラブストーリー!!
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3.0「マナってさホント美味そうに食べるよな」OLとして働くマナの週末の楽しみ…それは恋人の浩平と過ごすこと。料理が得意なマナは、毎週浩平が好きそうな献立を作っては振る舞っていた。コンプレックスだった太った身体を受け入れてくれた浩平とは交際6年目になり、そろそろ結婚も意識し始めていたマナ。しかし、ある週を境に何故か浩平からの連絡がパッタリ来なくなってしまう。連絡しても返ってこない状況にストレスを募らせたマナは次第に食べる量が増え、次第に体型にも変化が現れ始める。だけど太っても尚、気にすることなく大量の食べ物を食べ続けるマナにはある理由があって――?
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3.0イラストレーターを目指しながら、編集部で働くコハル。彼女の趣味はノブナガという“推し”のいるゲームに勤しむこと。元リア充のコハルは大好きだった彼氏に裏切られてから恋愛が怖くなり、ゲームに逃げるように…。ある日、姉が荷物をなくして困っている、アメリカからきたノブナガ似の拓海を連れてきて…!?最初は抵抗していたコハルだったけど、荷物がみつかるまで同居することに!そんなときコハルにイラストの依頼が!?がんばって仕上げたコハルだったけれど仕事は失敗。落ちこむコハルだが、拓海に励まされ気持がやわらいでいく。だけど数日後、荷物がみつかり拓海が帰国しまうことになって――!?
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3.3
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3.0「可愛い反応するんですね」再会した年下男子が、余裕の笑みを浮かべながら慣れた手つきで服を脱がせてきて…。社長秘書として働くおひとり様アラサーの玲香は、以前留学の手伝いをした社長の甥・匠の社内研修をサポートすることに。6年ぶりに見た匠は大人の男になっていてドキドキしてしまう玲香だったが、そんな彼から強引に誘われて二人きりでバーへ。意識しないようにしていたけれど、ずっと忘れられなかった熱い視線で見つめられると感情が高まり――。子供だと思っていたのに力強くベッドに押し倒され、久しぶりの感覚に素直に反応してしまう玲香。彼がどこまで本気なのかわからない…でも、もっと深いところまで触れてほしくなって――。
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-イギリスの小さな町で暮らすフィオナは、事故で亡くなった両親が残した小さなパン屋を1人で営んでいる。幸せは1人だと1人分、他人の幸せは掛け算になると教えられて育ったフィオナは、誰かが幸せになる事がとても幸せだと考えていた。そんなある日、フィオナの店の前に泥まみれの男性が倒れていた。当然彼を助けるフィオナだったが、彼にはとんでもない秘密があった…!?
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2.9【電子限定、描き下ろしイラスト1P収録】魔力付与能力を持つ者が生まれた家は安泰だと言われる時代。貴族たちは魔力を付与された高価な宝石やアイテムを宝飾品やお守りとして、こぞって買い求めていた。貴重な魔力付与能力を持って生まれた姉妹、ジャクリーンとエリー。強い魔力を持って生まれたエリーを幼少のころよりいじめ抜き、暴君として君臨し支配していた姉のジャクリーンは、エリーに過度な魔力付与を強いて財を築いていた。そんなある日、エリーに二度と魔力が戻らない魔力枯渇の兆候があらわれる。利用価値のなくなったエリーはボロボロの状態で姉に打ち捨てられてしまう。絶望の淵に沈み生きる望みすら失ったエリーを優しく抱き上げたのはアーヴィンと名乗る公爵だった――。
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4.0「さあ早く、シャルロット様に一目惚れしなさい!」カンパニア王国の未来の王妃として王宮にやってきた隣国の第三皇女・シャルロット。その皇女の教育係を勤めるカリナ・コールは、女官として国に仕えながらも、シャルロットの幸せを願い尽くしてきた。しかし、ある日突然、シャルロットが婚約破棄されてしまう。そこでカリナは、主にふさわしい新たな結婚相手として王国の英雄「氷の公爵」に狙いを定め、ふたりをくっつけようと企むが…いざ、シャルロット×公爵のカップル成立! と思いきや、なぜか公爵は私の前にひざまずき求婚してきて――!? シャルロット様を幸せにしたいのに、なんで私なの!? 公爵閣下の猛アタックが止まらない…!!
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5.0俺はおまえを愛さない。これは契約結婚だ―――。旧華族の家柄に長女として生まれた桜子。実母を亡くしたあとに迎えられた義母と妹に、前妻の娘としていじめられ、家政婦のような生活を強いられていた。そんな折、妹の蘭子が車で事故を起こしてしまう。その賠償金の請求に現れたのは、元ヤクザの集まりの会社、小犬丸建設の社長だった。没落した華族にはとても支払えないような賠償金を免除するかわりに小犬丸が求めたのは、華族の血筋を引く娘との結婚だった。ヤクザとの結婚を渋る妹のかわりに、小犬丸に差し出された桜子。しかし、絶望的な契約結婚のさきに桜子をまっていたのは、強く、激しい嵐のような溺愛だった―――!?
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3.0【電子書店限定、描き下ろしイラスト1P収録】最愛の夫・陽太を亡くしたアラサ―OL・みことは、半年前から夫の弟・楓と同居している。結婚前、「両親は他界していて、自分が結婚したらまだ大学生の楓が一人になってしまう」と気にしていた陽太のためだった。年下ながらクールで落ち着いている楓は優しく、いつもみことの帰りをご飯を作って待っていてくれる。自分を気遣い大切にしてくれる楓のおかげで、寂しい気持も癒されていく。楓が家を離れるまで彼を支えようと誓うみことだったが…。「オレ、もう子供じゃないんだよ」楓は密かにみことへ恋心を募らせていて、その関係に変化が起きていく…
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3.0白馬の王子様なんていないことはもうしってる―――。恋愛よりも仕事優先の生活を送っていた恵美が任されたのは、超優秀なイケメン社長の秘書 突然の部署異動で、気になっていた先輩と一緒に働くチャンスがなくなったことを残念に思う恵美。それをよそに、職権乱用を疑うほど自分勝手な態度の社長。どうやら、前の会社では1ヶ月で何人もの秘書をクビにしたという噂があるようで…よりにもよって、あんなオレさまの秘書になるなんて!――オレさま社長と予想外の恋が始まる…!!
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-【電子書店限定、描き下ろしイラスト1P収録】これ、史上最大の蛙化案件じゃないですか!? 大好きだった南雲先生に憧れ、高校教師になった鳴海知紘。美しい思い出の副作用は、彼氏ができてもすぐに冷めちゃうこと。だって、生徒思いでおもしろくてイケメンな南雲先生を超えるような男なんていないから…。ある日、生徒が噂していたカリスマ予備校講師が南雲先生と同姓同名だと知り会いにいくと、現れたのはチャラくて教育への情熱なんて少しも感じられないうさんくさい男…これが今の南雲先生!? 百年の恋も冷めるはず…のこのシチュエーションで、終わったはずの初恋の続きが始まる!
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-【電子書店限定、描き下ろしイラスト1P収録】恋に疲れた会社員、宮川いちか30歳。男性の筋肉には憧れるし、エッチもしたいけど、恋愛がしたいわけじゃない。思う存分観賞させてくれて、たまにエッチしてくれる美しい男性いないかな――。ある日、新規配属でイケメン細マッチョ・工藤九太がやってくる。顔も体も美しい彼は、モテすぎて恋愛面で苦労している様子。彼のきれいな体に熱い視線を送ってしまういちか。「恋愛的なものを僕に求めないでください」工藤に釘をさされた彼女は、あせって恋愛興味ナシ宣言をしてしまう!彼にセクハラをしてしまったことに落ち込みながら帰っていると、なんと会社の外で元カレが待ち伏せしていて!?
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3.0【電子書店限定、描き下ろしイラスト1P収録】祖母と二人で暮らす立夏。ある日、地上げ屋に絡まれてピンチだった立夏は、祖母の元を訪れた不動産会社の社長・成瀬に助けられる。街で偶然彼と再会した立夏は、なりゆきで一緒に夕食を食べに行くことに…。クールでいて優しく紳士的な成瀬は王子さまのようで、立夏は次第に惹かれていくが、社長である彼の交友関係や価値観の違いに戸惑い、彼との住む世界の違いを感じてしまう。夕食を終え、落ち込みながら立夏が家に帰ると、なんと祖母が倒れていて!? そんな彼女に手を差し伸べたのは成瀬だった。しかし立夏はある条件を彼に提示される――。
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-【電子書店限定、描き下ろしイラスト1P収録】サレ妻の次の恋は不倫!? 桐島怜子42歳、結婚して7年、もうすぐミドフォー。夫とセックスがあったのは最初の半年くらいで、子どももなく、同居人のような状態。燃えるような恋をしたわけじゃないけど、居心地が良くて、仲のいい親友のような関係に満足していた。そんなある日、夫からの衝撃の告白をされる。「本気で好きな人との間に子どもができた。別れてほしい。」とのことだった。即座に離婚を決め、一人で暮らし始める怜子だったが、友人たちとも会う時間がなかなかつくれず、寂しい毎日を過ごしていた。婚活を始めてみるもうまくいかず、もう恋をすることなんかないと思っていた時に出会ったのは、イケメンのアートディレクター・桜庭だった。
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4.0小学生のころにつけられたあだ名は「呪子」―――。醜い容姿をバカにされ、いじめられる日々。ほんとうに限界だった。生まれ変わりたかった。一大決心してお金を貯め、韓国で受けた整形は大成功。人がうらやむような容姿を手に入れた私の人生はすべてがうまくいくはずだった。でも顔が美しくなっても内面はむかしのまま。歩くときは下を向いてしまうし、誰かに注目されるのは嫌いなまま。整形しても心までは変わらない。根は陰キャだった。陽キャの友だち香里とも内心少しどきどきしながら話している。そんな日々のなか私の前に現れたのは、同僚のエリート社員川瀬さんと、よりによって私の「呪子」としての暗い過去をしる男、藤枝だった―――。
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4.6「玉の輿になんて絶対に乗らない そのために私は悪女になる」侯爵令嬢のシルヴィアは玉の輿をしないと心に決めている。その理由は、平民から王妃になった前世で、王に裏切られて処刑される悲惨な最期を遂げたから。平穏な人生を送りたいシルヴィアは、今世では悪女になり、自分の想いのままにできるロースペックな男性を探すことを決意!!入学先の聖ブライドン学院にはこの国の王子もいるらしいけれど、王子と結婚なんてもってのほか。そんな中出会ったのは「王子の腰巾着」として有名なコンラッドだった。さえなくて身分も低い彼はシルヴィアにとって超理想的な男性だけど、実はコンラッドの正体は──…!?
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-コスプレ姿で出会ったあの人は、私の働く会社のCEOでした!?175cmの高身長がコンプレックスの小夜子は自己評価が低め。そんな小夜子は、とあるアニメが大好きで『コスプレ』という秘密の趣味を持っていた。推しの姿になることで、そのキャラになれたような気がして自信をもらう日々。そんなある日コスプレをしてイベントに参加していると、金髪で高身長、美しく整った顔の外国人の男性に「あなたは誰よりも美しいです」と言われ!?コスプレをしているキャラに言っていると分かっていてもどきどきして高鳴る胸。しかし、この男性は小夜子が働く会社のCEOだった!この日からコスプレ姿で彼に会う日が増えて――…本当の姿を隠したままの小夜子の恋は……
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-「ハルくんと3人で一緒に寝たい」失業中の立は、ある日廊下でうずくまり一人叔父の帰りを待ちびる少女・さくらの姿を目撃する。カギを忘れ部屋に入れなくなってしまったさくらを心配した立は「うちにこない?」と声をかけ、叔父である矢野が帰宅するまで自宅で面倒をみることに――。夜になり、迎えに現れた矢野だが、急な出張が入りもうしばらくさくらを預かってもらえないかとお願されてしまう!?さくらの境遇が自分と似ていることを知った立は、シッターとしてさくらを預かることを決意。一緒に時間を過ごすうち、少しづつ立に懐いていったさくらは、ある日矢野・立・さくらの3人で一緒の布団に寝たいと言い出して――!?
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4.0フラれて傷心のアラサーOL、大型のペット(イケメンニート)を拾う!?――就職難の中、なんとか今の会社に滑り込んだ里緒。真面目に生きているはずなのに、仕事では失敗続き。そんなどん底の里緒に、優しく接してくれた主任の九条さん。デートを重ね、気づけば本気の恋に落ちていた。このまま彼とずっと…そう思っていた矢先、「俺、結婚するんだよね」と彼の一言。ここからまだどん底に落ちることってあるの…? フラれて傷心の中、眠りにつきながら思い出すのは、実家で飼っていた愛犬・ポチのこと。あったかくてふわふわなポチ、また会いたいな…そんなことを思いながら迎えた二日酔いの朝、目が覚めたら隣には謎のイケメン…!? この人誰!? 私の人生、どうなるの!?
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3.432歳のハイスペ上司は、元カレで、義理のお兄ちゃん!? 鳴は有名商社で働く28歳・独身の会社員。そして上司の佐々木友哉は、32歳で部長のスーパーエリートで、鳴の元カレ! 別れた理由は、完璧な彼女を演じる自分に疲れてしまったから。実はビールと焼き鳥が大好きで、掃除も自炊もろくにしないズボラ女、なんて絶対にバレたくない!いつものように晩酌していたある夜、鳴は突然、母親から再婚すると告げられる! どうやら再婚相手には連れ子がいるらしくて…。しかも姓は佐々木…? まさか…義理のお兄ちゃんになるのって、元カレで上司の佐々木部長!? 同居ってだけでもありえないのに、部長が義理のお兄ちゃんになるの…!? そんなの絶対にムリ!!
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3.6彼氏の家で浮気現場を目撃してしまう恵奈。つき合って半年、結婚も意識していたのに二股かけられてメール1本で捨てられてしまうなんて…。しかも、結婚資金として貯金した金をとりもどそうとしたら「あさましい女」と蔑まれて…あさましいのはどっちよ!!あんな最低男のために泣き寝入りなんて絶対にイヤ!復讐のために、イケメン上司・碓氷が提案した「俺と結婚するフリして」を了承。元カレの前で、より格上のいい男と結婚することでダメージを与えようとするが、このままだとすぐにバレてしまう。まずはふたりの距離感を縮めるためにデートをするけど、碓氷のことをしればしるほど彼のことが…?
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4.46度目の破談を迎えた伯爵家一人娘のリュゼット・マダル。その原因は人気令嬢“ルゼット・ダタル”に名前が似ているせいだった!?未婚女性は基本顔出しが出来ないことと求婚は手紙からが常なせいで、人違いによる求婚者が絶えないリュゼット。自分に出来ることといえば、相手が勘違いに気づいた時にプライドと世間体を傷つけないようこちらから破談を提案してあげること。既に破談慣れしてきたリュゼットの元に、今度はエリート公爵と名高いローレス・ヴィザントから求婚の便りが届く。どうせまた人違いなのだからさっさと気づかせ破談にしてあげようと思うリュゼットだったけど、“ルゼット”に本気なローレスから熱烈に迫られて――?
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3.7伯爵令嬢オデットは、憧れの近衛騎士アルフォンスと結婚することなった。しかし、その結婚は王命によるもの、彼の意志によるものではなかった――。ある雨の日、賊に襲われたオデットの危機を救ってくれたのが、剣も魔法も一流の近衛騎士アルフォンスだった。その美しい姿にも魅せられて恋に落ちたオデットだが、ある噂を聞いてしまう。実はアルフォンスは王女と恋人同士だというのだ。彼のことは諦めつつも、ひそかに想い続けるオデットの元に、数年後、縁談が舞い込む。その相手は、なんとアルフォンスだった――。王女と近衛騎士の禁断の愛を隠すための結婚、そう知りながらもオデットは憧れのアルフォンスとの結婚を受諾する。それは悲しい恋の始まりだった――!?WEB発の人気小説をコミカライズ!
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4.1「わたくしたちそろそろ離婚をしませんか?」8歳の頃、国同士の政略結婚で隣国の公爵家に嫁いだリリアージェ。夫のエルクシードにも義母のヘンリエッタにも優しく迎えられ幸せな結婚生活だった。しかし社交界デビューをはたした16歳のとき、夫が友人に「子供を妻に押し付けられて、私だっていい迷惑だ。成長しても、女性として見ることはできない」と言っているのを聞いてしまって…!!幸い白い結婚のままだったリリアージェは義母や王太子妃の援助のもと離婚を切り出すが…。すんなり離婚とはいかず、王太子や大司教をも巻き込んだ一大騒動に!?
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-ゲームのオフ会で出会ったやさしい男、優次と遠距離恋愛を経てプロポーズを受けた宇美。町の役場に勤める優次と一緒に暮らすために、地方の田舎町へ嫁ぐことになった。愛する夫と幸せな日々をおくる…そんな希望を抱いて訪れた義実家。しかし、そこで待っていたのは、強烈な男尊女卑思想で妊娠している義姉をこきつかう義家族の面々だった。違和感を覚えたものの、なんとか自分を納得させて家族に馴染もうとする宇美だったが、義家族のモラハラぶりは次第に宇美の常識をこえていく。さらにその町の町長である優次の父を筆頭に、町全体で男性優位の常識がまかり通っており、義姉以外に味方がいない生活だった。そんななか、ついに優次との挙式の日を迎えるが、心の支えだった義姉が謎の失踪をとげる―――!?
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4.0稀代の殺人鬼と呼ばれたオリビア・テイラー。その罪により捕らえられ処刑されたのだが、目が覚めると見知らぬ世界に転生していた。そこは現代の日本、そしてオリビアが転生した女性は、ひとり息子の玲央と暮らすシングルマザーのメイサだった。ふたつの記憶がまじりあう中で現状を把握していくメイサは、内縁の夫・竜也によって事件に巻き込まれることになる…。母親想いのやさしい玲央やパート先の店長・夏木に囲まれて、シングルマザーとして生きることになったメイサの運命は…!?過去の殺人鬼としての記憶と感覚をもったシングルマザーが、現代の悪に立ち向かう!
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3.7「誰がお前の心配なんかするか!!」没落して貴族から平民となって暮らすリメル。酒場の娘として働いているが、12歳の頃に騎士となると言い出してから疎遠になっていた幼馴染でスタン伯爵家令息のヒューイットは、たびたび酒場に顔を出し嫌味を言ってくる。酒場を切り盛りする看板娘のキュレス男爵家令嬢のヘザー目当てで通っているのかと思ったら…。ある日実家を没落させた原因となる詐欺師を酒場で発見する。ヒューイットに助力を頼み、詐欺師を捕まえようとするが逃がしてしまったが、騎士団に協力してヒューイットの恋人役として詐欺師捕獲の協力をすることになってしまい…!?
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4.0「没落令嬢」×「ミステリアスなオジサマ」の20歳差ラブロマンス!「華族」というだけでもてはやされたのも今は昔…男子が望まれる家系に、女として産まれてしまった愛姫(あき)。母を亡くして以来、肩身の狭い思いをして生きてきたが、愛する家族のために、ひたむきに生きてきた。そして23歳になったある日、珍しく父から呼び出しを受けた愛姫。そこで父から突き付けられた衝撃的な事実――「跡継ぎを産むためだけの政略結婚をしてもらう」「結婚相手は20歳年上の財閥当主」…この家のお荷物でいき遅れの私は、子どもを産むことでしか、家族の役に立てないんだ…。心ない言葉の数々に落ちこむ暇もなく、家族のために全てを受け入れようとする愛姫。果たして愛姫に幸せはやってくるのか!?
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-私の中には秘められた扉がある。母と2人きりの25年間の生活の中でも、めったに触れられる事の無かった扉が…。「麗子、あの事は紺野さんには話したの?」母に聞かれた。父親として紹介できる人がいないなんて、まだ話していない。居所も分からないから連絡も取れない。でも大丈夫。事実を話したからといって気持ちを変えるような人じゃない。穏やかで誠実な人だ。私と紺野克利は会社の同僚として知り合い、もうすぐ結婚する。会社帰りに、克利と夕食を一緒にしようと食材を用意し、部屋を訪ねる。玄関のドアを開けると女物の靴!? 寝室では克利が見知らぬ女性とベッドに居た!?「どうしてなのっ…!?」問い詰めると、父親の事で騙すような事をした私とは結婚できないと答える。「オフクロが調べてくれて助かったよ。お父さんは女性関係で蒸発したそうじゃないか。世間体が悪くて仕事にも差し障りが…」あなたまで、そんな事を言うの!? 傷心のまま行ったバーで、麗子は1人の男と出会い、気の遠くなる様な一夜を過ごしてしまう…!?
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-女とラブホテルから出てくる夫を目撃した!? 思わず「あなたったら、どこから出て来るのよ! その女は何よ」と叫んでしまう。すると夫も「お前こそ、どこへ行く気だ!? なんなんだ、その男は!」「あ…っと」私も男連れだった…。でも結婚してたった半年で浮気するなんて!! 離婚届は出したが買ったばかりのマンションのローンが、まだあと24年も残っている。夫も私も帰る実家が無い。ローンを払いながらアパートを借りるのは経済的に無理だ。仕方なく一緒に暮らす事に。結局、家でも会社でも1日中顔を合わせている。私達は同じ保険会社に勤める凄腕おしどり勧誘員なのだ。上司に懇願され、離婚した事を秘密にして働き続ける事になるが…!?
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-2年間の交際を経て健吉と結婚した菜月。共働きで忙しくも楽しい新婚生活を送っていた。そんなある日、母に乳ガンが見つかったという連絡が…!? 検査入院した母を見舞う菜月。大丈夫だよね。年を取ってからのガンは進行が遅いというし、ましてや乳ガンは早期発見なら、ほとんど助かるっていうし…。だが医師の診断は、かなり広範囲に進行しているというものだった。母本人も2年以上前からしこりには気づいていたらしい。全身への転移も否定できない状況で、楽観できないとの事だった。なんで2年も放置したのだろう? なぜ父は母を病院に連れて行かなかったのだろう? 2年!? そういえば菜月が健吉と知り合ったのは、2年前…!?
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-朝、目覚ましが鳴る。ベッドに入ったまま体温計をくわえる。「そろそろ…かな」基礎体温表を付けながら呟く。私達は結婚2年目の夫婦。まだ子供はいない。夫からは、そろそろ不妊治療を考えないか? と言われている。夫は33、私は31。不妊検査だけでもと言う夫に、私は「そうだねえ。でも、もう少し自然に任せたいかな…」と答える。私は産婦人科の病院で受け付けをしている。元気の良い男の子と父親を見送り、思わずため息をつく。「受付でため息とは何事!?」沢田先生に声を掛けられる。お昼を一緒に食べながら「何回目?」と自然妊娠に失敗した回数を聞かれる。「…3回目」。「それで今回は、まだ自然に任せたい…と逃げたと」「うん」「旦那さん、思ってもみないだろうねえ。まさか妻が子供嫌いで妊娠しないようにコントロールしてるなんて」嫌っているわけではない。相手をするのが苦手なだけだ。この職場にいると劣等感が増すばかり。私は子供ためにそんなに一生懸命になれないし、一生育てていく責任感も自信もない。若い頃は深く考えもしないで就職先を決めちゃったけど、もっと精神的に楽な職場は、いくらでもあったと思う。でも、ここにいたから夫に会えたんだよね…。
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5.0「長くても後1年と思ってください」医者が余命を告知する。夫の慎平さんの目から涙がこぼれた。その時、私は決めたのだ。50年前、夫の恋人だった女性、美千代さんを探し出し、夫に会わせるのだ。夫と私は親が決めた許嫁だった。最終的に夫は私を選んでくれたけれど、美千代さんへの思いは残っていたはず。偶然、同じ病院に来ていた孫の莉奈と、その恋人、航太に相談する。「焼けぼっくいに火が点いちゃうかもよ?」と心配する莉奈に「実はね、慎平さん、もう長くないの」と告げる。思わず凍り付く莉奈達に、胆管ガンで、もう手術は難しい。いよいよという時まで周りには伏せておこうと2人で決めた。ただ、これだけは叶えたい。でも、どうすればいいか分からないから若い人の力を借りようと思った、と告げる。莉奈が早速ネットで情報を見つけてきた。北海道でお店をやっているらしい。慎平さんに会わせるまで内緒にしておきたい。先に私だけが会って話す事にしよう。莉奈達に付き添って貰って北海道へ行く事にした。一方、黙って付き合っていた航太には、ある複雑な思いがあった…!?
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-同僚の女どもときたら、朝から晩まで男の品定めしている。その中でも特に納得いかないのが、2年後輩の上岡梨保だ。特別美人でもないのに、入社して1年も経たない内に社内に何人も付き合っている男がいる。しかし、それで小競り合いが起きる訳でもなく、お互い公認で共存しているというから不思議だ。俺だったら、そんなのはゴメンだ。「卓見君、私はこれで引き上げるけど、あなたどうする?」上司であり、大人の男女の関係でもある光枝が言う。俺だったら、こういう関係がいい。「もう1度、光枝さんを味見してから帰りたいな」光枝をベッドに押し倒す。だが光枝は会社にいる時のように冷たく俺を突き放し、夫にバレそうだから、おしまいにしよう、と手切れ金を渡してきた。最初からそういう約束だった。第三者に気づかれそうになったら、そこでジ・エンド。お金を受け取った時点で恨みっこなし。こんな金、受け取れるかっ!! 俺をバカにするなよっ!! そう言えなかったのが辛い。この金があれば手を付けた会社の金も補填できる。だが、その金が間違って経理に回ってしまった!? ところが、なぜか梨保が上手く処理してくれて…!?
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-団地の中心にある児童公園は、子持ちの母親達の重要な社交場だ。その中で私とウチダは、ちょっと異質でハミダシ者。この社交界に近頃デビューしたのが、1週間前引っ越して来た主婦の鑑、手作りの権化アイダさんである。子供の服も全て手作り。しかも料理も上手いらしい。子どもの服を作るくらい主婦として当然。最高の主婦になりたい。それが幸せ、と豪語するアイダさん。こういう時、最低の主婦である私とウチダはトホホな気分である。完璧な主婦だと感心していたら、アイダさんが家で倒れたとアイダさんの子供が知らせて来た!? どうしたのかと思ったら、完璧な主婦をやっているストレスで、昼から酒を飲んで泥酔したらしい…!?
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-今日は私の30歳の誕生日。息子の将太が私の絵をプレゼントしてくれる。嬉し過ぎてケーキに肘が当たってクリームが付く。「もぉ、しょうがないなあ」と拭いてくれる。「どっちが子供だか分からないな」夫が優しく微笑む。「パパのは? ぷれじぇんと」「この家がプレゼントだよ」そうだ、この家は夫が私の我がままを全部聞いて設計してくれた家なのだ。「いつまでも将太の自慢の可愛いママでいてくれよ」と言ってキスしてくれる。将太が自分もちゅーすると言い出す。ママはパパのお嫁さんだぞ、と将太と張り合う夫。「ママは僕のお嫁さんになるんだー」と将太が泣いて抱きついてくる。幸せは失くして初めて気づくものって言うけれど、そんな事ない。私は幸せだって、世界一幸せだって分かっている。次の瞬間、なぜか私の顔を心配そうに覗き込む夫。「あ、目、開けた」あら…パパ、いつの間に眼鏡にしたのだろう。眼鏡も似合う。「良かった、じゃあもう救急車はいいかしら」誰? なんで、この家でパパと親し気にしているの。これじゃまるで夫婦みたい。「あの、どちら様ですか?」「おふくろ? どうした?」「お母さん? 私の事分かりません?」おふくろ!? おかあさん!? 何言ってるの!?「ばーちゃん、どーしたの?」ばーちゃん!!「鏡見せて!! 鏡どこ!?」「お母さん、鏡なら真後ろに」振り返ってみると、そこに映っていたのは、見た事もない老人の姿だった…!?
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-週刊誌の編集者をしている染子。ある日突然、芸能コラムの担当からポルノ小説の担当に変えられる。どうして私がポルノ小説担当なんかに!? しかも担当作家が、あのポルノ小説の帝王と言われる鴻野総一郎!! 資料としてエロ本を大量に買い込んできたら、彼氏の克彦に声を掛けられ、思わず本を落としてしまう。彼は文芸誌のエリート編集。私もいつか文芸誌でと思っていたのに。彼に「大丈夫か!?」と心配されてしまう。早速、連載の原稿取りに鴻野の仕事場へ。修羅場とは言え髪も髭もボサボサで目の下にはクマ。想像以上にくたびれたおじさんだ。「このシーンさえ決まれば!!」と頭をかきむしり、いきなり立ち上がる。思わずビクッとなる。何をビクビクしてるの、大丈夫よ。と思っていたら、いきなり鴻野が抱きついてきてソファに押し倒される。大丈夫じゃない!! うそ!! 初対面で、こんな…克彦さん、助けて!!「うん、これだ! ベッドシーンのイメージがまとまったぞ」えっ!?「ご協力感謝! こういう時、女性編集者だとノリが違うなあ。さすが編集長が推薦してくれただけある」そんなあ、それほどでも。原稿を渡すと「今回は苦戦しましたよ。でも、あなたのお陰で臨場感が出ました」「お役に立てて光栄です」「今後とも宜しく!」「では、また来週も宜しくお願い致します」外に出たところで気が付いた。しまった! 怒るのをすっかり忘れていた…!? だがある日、鴻野の全く違う顔を見て…!?
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-私は、どんなに男が声を掛けて来ても、12時前には帰る事に決めている。この私を落とせずに何人の男が涙を飲んだ事か。「私、朝が弱いから早く休まなきゃダメなの」今夜も言い寄る男達に見向きもせずタクシーで帰宅。ついたあだ名が低血圧のシンデレラ。実は地味で平坦な顔をカバーするために、毎朝2時間掛けて化粧しているのだ。低血圧を装って早く帰宅するのは化粧の時間をひねり出すため。その化粧をしてくれるのは、なぜか意気投合して同居しているオカマの進之介。女である事に女以上にこだわる進之介は頼りになる友軍。化粧美人だろうがなんだろうが、本命の彼、高橋の気を惹くためなら、さらに美しく変身してやろうじゃないの!! すると翌日、珍しく高橋の方から声を掛けて来た!?「ますます艶やかだね」ですって!! やっぱり朝の5時から2時間掛けてメイクした甲斐があったわ。化粧室でご機嫌に鼻歌を歌っていると、高橋が結婚するかもしれないと言う噂を耳にする。しかも専務のお嬢様らしい!? こうなったら押し倒してでも私のものにしてやるわ!! 進之介にも背中を押され、ついに1対1のデートにこぎつけるが…!?
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-零細編集プロダクションの編集長をしている私。せっかく美人(?)のオカマと知り合ってゲイバーまで紹介して貰ったのに取材中にムキになって雑な物言いをして怒らせてしまった。どうも私はガサツらしい。事務所で落ち込んでいると、バイト君が島津先生のインタビューのアポイントが取れたと教えてくれた。喜んで飛んで行く。私は小説家、島津京介の大ファンなのだ。33歳のダンディな男性。知的なムードで鍛えられた体。これでまだ独身だなんて信じられない。女が放っておく方が不思議だわ。先生を見ていると先生の描くヒロイン同様に、この人に恋せずにはいられなくなっちゃう。無事インタビューを終え帰ろうとすると、なんとオペラ鑑賞に誘われた!? やった、どうしよう!! でも一体何着て行ったらいいの? いつも先生が活動的な女性が好きだって言ってくれるものだから、こんな時に来ていく服が無い!! そうだオカマの彼女なら何か持って…ダメだ、喧嘩しちゃったんだ。こうなったらレンタルドレスよ!! ちょっとウエストがきつくて久々に履くハイヒールがどこまで持つか不安だけど「見違えちゃったよ」なんて言われちゃった。でもオペラを見ている間に足が痛くて我慢できなくなった。急遽ホテルで休む事に。すると島津先生が「遊び慣れてるんだろ?」と当たり前のように体を求めて来た!? 期待してなかったと言えば嘘になるけど、こんなのイヤッ…!?
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-友人でオカマの進之介が「恋しちゃった」と言って来た。今度はどこの男だと聞くと、なんと相手は女だと言う。こんな事初めてだからどうしたらいいのかとオロオロする。オカマってまともな恋愛すると、こんなにうろたえるものなのね。「突然、男の格好して会ったら驚くわよねえ。どうやってアプローチしたらいいの!?」相手は進之介の事を女だと思っているらしい。色々苦労するわね。それに比べて私達って絶好調。体の相性もバッチリで今日のベッドも大満足。寝物語に進之介との出会いと、女の自分から見ても美人だと話すと、是非紹介してくれと言い出す。「美人だったらなんでもいいの? 見境ないのね」「俺ってきれい好きなんだ。特に美幸はお気に入りのコレクションだな」ですって!? コレクションって…気になる言い方だけど仕方ないか。どんな相手にも働く職業意識ってやつよね。私の彼はポートレートを撮らせたらピカ一の今を時めく売れっ子イケメンカメラマン、門脇洋一なんだもん。ところが枕の下に見知らぬイヤリングが!? あいつ、同じベッドで他の女を抱いていた!! しかも証拠を突きつけて問い詰めたら悪びれもせず「今度、紹介するよ」等とほざく!? 洋一の行きつけの店で進之介と2人で張っていると、洋一が連れてきた女は、なんと進之介の想い人で…!?
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-「おめでとうございます。元気な女の子ですよ」生まれて来た我が子を抱いた時、私の口からこぼれたのは「ごめんなさい」という謝罪の言葉だった…。17年前、春山先生は高校2年生の時の担任だった。父親は浮気の果てに家を出て、母親も若い男に夢中で、友達もいなくて、誰かに大事にされた記憶が無かった。身なりにも気を遣わず髪もボサボサ。教室で同級生達に陰口を叩かれながら孤独に絵を描いている私に、唯一声を掛けてくれたのが春山先生だった。先生は私の絵を「いいじゃん! 面白い!!」と褒めてくれ、顧問をしている美術部に誘ってくれた。嬉しかった。自分の事を認めて貰ったのは初めてだった。嬉しくて嬉しくて、絵だけじゃなくて私自身を見て欲しくて、私だけを見て欲しくて、身なりも整え先生に付きまとった。なのに先生は、奥さんが妊娠してるから駄目だと言う。くやしい。「楽しみ?」と聞くと「そりゃね。いつか、お前にもそんな日が来るさ」と答える。くやしい、くやしい。そんな日って何!? 私は先生じゃなきゃ嫌なのに。放課後、美術室に先生が1人でいる事を確認した私は、電気を消して先生に近づく。「ダメだよ。こういうのはダメだ」「誰にも言わない。内緒にするから」先生に抱きついた時、扉が開いて…!?
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-誕生日には、お気に入りのアクセサリーをご褒美に買う。給料日には、お気に入りのチョコレートを奮発。土日はゲーム三昧で、平日夜は海外ドラマがお楽しみ。お盆休みは女友達と海外旅行。お正月休みは家族で温泉。今の生活に、なんの不満もない。ある日、無職の弟が突然結婚すると言い出す。子供が出来たから、ちゃんと就職するんだと鼻息が荒い。母親は男と別れたらしく二日酔いで暗い顔。弟は無職なのに子供…。なんだろう、母親のあの恋愛体質は。もう50代半ばなのに。私は30半ばだが彼氏ができる気配も無いし欲しいとも思わない。ましてや子供なんて…。ところが会社でキスしてるカップルを見掛けたり、後輩とランチに出掛ければ、使い込みがバレた人事課長が経理の女性社員と逃げたとか、しつこい男を振ったらストーカーになりそうだとか、まるで私1人が別世界の人間みたい。合コンに誘われるが面倒なので病院に行くと言って断る。実は生理がしばらくないのだ。驚く後輩達に「気を付けてたから大丈夫」と見栄を張る。今のままで充分幸せ。毎日のんきで楽しいし、月のものなんて無用の長物と思っていたのに、医者から告げられたのは「おめでとうございます。妊娠ですね」妊娠? 誰が? なんにもしてないのに? 生まれてこの方、キスすらした事無いっていうのに…!?
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-父の命令でお見合いをする事になった松井デパートの社長令嬢、茜。「この縁談は我が松井デパートにとっても重大なんだ。対面の場でお前がなすべき事は相手に気に入って貰う事。それがお前の幸せにつながるのだから、たとえ不本意な事があっても決して表に出す事はならん!」と厳命される。「分かっています。お父様の選んでくださった方なら、どんな方だって…」渋々了承するのかと思ったら「なぁ~んちゃって。さすがはお父様、お目が高いわ! この日向徹さんてモロに私の好みよ。もう気に入っちゃって写真を肌身離さず持ってるの」と嫌がるどころか母親と盛り上がっている。「頭が良くて、おまけにとってもハンサム。頼もしくって素敵! 彼に気に入って貰うためなら何でもするから心配しないで。今日もエステを予約してるの。お見合いの日のために最高に磨いておかなくっちゃ」と出掛ける。だが茜には致命的な欠点があった。余りにも大事に育てられたため、とんでもなくドジなのだ。なのに茜は素性を隠して社員に成りすまし、見合いの前にこっそり日向を見てみると言い出す。確かに正体を隠していればそれだけ素顔に近づけると言うものだが、そうするには余りにも茜は世間知らずなのだ。このまま外に出たら、とんでもない事に…!?
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4.0生まれる前に死んでしまった私の娘…。悲嘆にくれる私に「私には後継ぎが必要なんだ」と冷たく言う夫。優しかったあの人が背を向けて去って行く。あなた! 目を覚ますと涙を流していた。あの人の後ろ姿が心に焼き付いて離れない。別れた亭主の事なんて忘れなさいと、一緒に来た同期の恵子が言ってくれる。忘れたつもりだった。そのために、この3年間がむしゃらに働いてきた。やっぱり下手に休養なんか取るものじゃない。すっかり気がゆるんで夢にまで見てしまった。悪い思い出に邪魔されて休養も取れないなんて、そんなバカな話はないと恵子が慰めてくれる。私にしてみれば恵子の方が羨ましい。可愛い子供が2人もいて、バカンスに快く送り出してくれるご主人がいる。恵子は恵子で、30歳にして秘書課の課長になり企業の第一線で働いている私の方が羨ましいらしい。同期入社で、すでにオバサンになっている自分とは大違いだと言う。その時、プールから悲鳴が!? 遊んでいた恵子の下の子供が溺れたのだ。すると1人の男が飛び込み救い上げる。私の事を子供の母親と勘違いした彼は、いきなり怒鳴りつけて来た!! 勘違いから始まった出会いだが、彼は私に気があるみたい。恵子にも背中を押されて…。私にも再びロマンティックな恋が来るのかしら…!?
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-私、小坂真理子、24歳。年齢と共に段々と居づらくなった会社をスッパリ辞めて、結婚の約束をした恋人に会いにローマへ行く事にした。突然行って驚かした上に、いきなり結婚式を挙げたいなんて言ったら、正暢さん、どんな顔するかしら。イタリアで結婚式か…そうなったら最高!! ところがローマに到着し彼の下宿を訪ねたら、もうそこにはいなかった!? 下宿のおばさんが何か話しかけて来るがイタリア語は片言しかできない。どうすればいいの! これじゃどこへ行ったのかも分からない。仕方がない。ホテルへ戻って通訳を頼むしかない。下宿から走り出すと石畳につまずいて転んでしまう。痛みと心細さで涙がこぼれる。ひどい、黙って引っ越しちゃうなんて! この広いイタリアのどこを探せばいいの!? 絶望している私にナンパ男が馴れ馴れしく話しかけてくる。腕をつかんで離さない。困っていると日本人らしき男が助けてくれた!! この人ならイタリア語はペラペラだし、助けて貰えるかも。と思ったら不法入国者の上にギャンブルで作った借金のせいで借金取りに追われていた!? でも、この際そんな事気にしいてられない! 婚約者を探す旅に出るが、次第に彼の知らなかった顔が見えて来て…!?
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-社員は私をオニと呼ぶ。仕事一筋に生きてきたおかげでウブで可愛い新入社員だった頃とは別人だ。教育係の主任に認められたい一心で必死だった。私は教えられた心構えを忠実に守っているだけなのに…。お局様と呼ばれたのが3年前。そして今は、オニか!? しかし人を鍛えるには、もっと主任を見習わねば。アメとムチよね。「今日は気分転換に飲みに行かない? 私のおごりよ」とニッコリ笑うと、みんな慌てて仕事が忙しいと言い訳する。全くかわいげのない連中ばかり! 職務に忠実なだけでは誰もついて来てくれないのかしら。部下からは疎まれ上司からも煙たがられ、おかげで女の幸せもままならず逃げた男は数知れず…。本当の私は5年前と同じ、ウブで可愛い女なのに。5年前、大好きだった主任がアメリカに行く事になった。我慢できなくなった私は主任にすがりつき「今夜一晩、私と一緒に…」とお願いした。優しく切ない夜だった。私の恋は最初から終わりの見えている恋だった。だからせめて再会できたら、いい部下を持ったと言って貰えるように、それだけを考えて頑張って来たのだ。そんなある日、主任が帰って来る事を知った! しかも、まだ独身!! あの人が帰って来る。私の初体験の相手が…!?
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-伊藤奈保子、24歳OL。ただ今婚約中。ある日、会社でいきなりお尻を触られ思いっ切りビンタ。同僚の由美と私を間違えたらしいがセクハラだ。騒ぎを聞きつけた同僚達が集まり、顔に手形をクッキリ付けた男、浅野を口々に可哀想だと言う。私の方が被害者だと憤るが「お尻の一つや二つ、触らせてあげたっていいじゃない」「そうよっ、減るもんじゃなし」なんだ、この冷たい対応は。そこに現れた由美が、奈保子にはやっかまれるほど素敵な婚約者がいるから問題無いよね、なんて言う。確かにやっかまれても仕方ない婚約者がいる。幸田将人、資産家の御曹司でエリート中のエリート。しかも超イケメン。今日もホテルの高級レストランでお食事。そろそろ出ようと言う幸田に「このホテルで少し休んでいきたいわ」と言いたいけれど、とても言えない。男と女の関係になっちゃえば結婚するっていう実感が湧くかも知れないけど彼は余りにも紳士的。ベッドインしたいなんて言ったら驚くわよね。このままなんの感動もなく結婚しちゃうのかな。そこへ由美と浅野が…!? 浅野がアノ最中に寝コケたらしく由美は激怒していて、まるで倦怠期の夫婦。だが幸田を見ると由美は豹変し、帰る方向が同じだと言って幸田とタクシーに。残された奈保子と浅野は仕方なく同じタクシーに乗る。浅野と話している内に、なぜか涙が溢れ…!?
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-ベッドで激しく男と絡み合う百合子。お互いにタップリ満足した後、男が電動シェーバーを使っていいか聞いて来る。別にいいんじゃない、と答えると、色んな男の忘れ物があると呆れられる。遊んでばかりいると嫁に行けなくなると言われ思わず吹き出す。嫁だなんて冗談やめて。私は結婚なんてまっぴら。同感だなと男はバスルームに。シャワーの音を聞きながら、特にあんた達みたいな外見だけの男とはね、と冷めた顔で呟く。私だって本当は、これと思える男性と巡り会ったらすぐにでも結婚したい。でもいい男って大抵先約があったり結婚してたりする。それで何度泣いた事か。高望みすれば切りがないけど、でもそれは外側だけの事。私の言ういい男っていうのは…。そこに父親から電話が。見合い写真を送ったのに返事がないから日取りを決めたと言う。慌てて写真を探して見合い相手を見ると一番遠慮したいタイプ。高学歴で高収入で高身長だけれど、それ以外はありませんって感じ。断ろうとするが部屋にいる男の声を聞かれてしまい、思わず結婚するつもりで同棲していると嘘を吐いてしまう。すると父親が自分の目で確かめに来ると言い出す。困り切った百合子は友人に相談し代役を立てる事に。現れたのは学生の頃から憧れていたのに唯一手が出せなかった男…竹内だった…!?
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-男をモノにするには、やっぱりベッドの上が一番よね。そのためにも、この地獄のような宴会から早く抜け出さねば!! せっかくセッティングされた、この一夜を無駄にしてなるものですか。いよいよだ。入社して以来ターゲットにしてきた彼とのベッドイン。このままウエディングベルまで鳴らせれば、私はまた、お金に不自由しない生活に戻れるのよ!! あの中原進悟さんだったら、破産した我が村岡家だって助けられるはずだわ。なんせ彼は親会社、中原グループ総帥の御曹司なのだから。しかし頬かむり&浴衣姿で男の部屋に忍んで行くなんて。落ちぶれたとはいえ村岡家の娘が、これではまるで夜這いに行くヒヒジジイ。あら、鍵を開けて待っててくれたのね。やだ、真っ暗。「中原さん、眠っちゃったの?」「な、何?」「何って、愛香の事、待っててくれたんじゃないの?」「愛香ちゃん?」「ん…っ!!」起き上がると、いきなり私を押し倒し激しいキス!! 浴衣の胸元をはだけ愛撫してくる。やだっ、なんだかとっても強引!! で、でも…でも!!「あ…ああ~っ」こんなの初めて!! 腰がトロけちゃう!!「いい、いいわっ、進悟さんっ!」「え? 進悟?」動きが止まる。いや~ん、やめないでえっ。灯りが点く。「ひっ、あ、あなたは…!」そこにいたのは進悟さんとは似ても似つかない男!! よりによって会社一の落ちこぼれ男の部屋と間違えるなんて…!?
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-加山洋治、フリーライター。出版界に彗星のように現れ、そして逝ってしまった男。私の人生に大きな影響を残して…。今日は朝一で橋本先生の原稿取り。その後グルメ取材で料亭を5軒はしご。その後、柳村先生宅へ電話を入れて編集部のFAXをチェック。そしてその後に恋人と濃厚な夜を過ごすのよ。栄養ドリンクを飲んで気合を入れる。積極的な女の生き方を教えてくれた加山先生のためにも頑張らなくちゃ。加山先生は私にとって大きな存在だった。短い間だったけど担当もさせて貰った。先生の書いたものは全て読んだ。特に女性の生き方について書かれたあの本、「英雄、色を好む。才女もまた然り」は今では私の人生のバイブル。交通事故で亡くなったりしなければ、きっと私、先生に抱かれていた…。恋人に体調を心配されるほど頑張っていたら、尊敬する加山先生の本当の姿が分かって来て…!?
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