まず、絵がキレイ。
墨を強調したような絵は、「LIAR GAME」の甲斐谷忍にも似たタッチかな。
主人公やヒロイン等の絵はイマドキの美しさで、かなり読みやすい。
一方、内容は冒頭から結構なグロさ。
ヒロインもしくはそれに準じた存在になるのかと思われたキャラがアッサリ殺されるなど、ちょっと
...続きを読む予想外の展開。
現実味があるのかと言われれば無い内容だが、この設定ならそれも納得。
異能力を持った者同士の戦いという事で、ありがちなパターンではあるが普通に面白い。
ずば抜けた魅力があるわけではないが、ヒマつぶしに読むなら十分ありのレベル。
問題点を挙げるとすれば、その売り方か?
通常版が25~40Pの単話構成、「合冊版」でも3話分80~100P程度と、1冊当たりのボリュームがかなり小さい。
これで合冊版の価格が550~660円というのは、相場の2倍以上は割高。
そこまでして読みたいと思えるほどではないので、まずこの価格設定を何とかすべきだろう。