小説・文芸 - 扶桑社BOOKS作品一覧

  • 女医が導く60歳からのセックス
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    中高年の性生活に特化したYouTubeチャンネル『女医 富永喜代の人には言えない痛み相談室』が大人気の著者が導く、熟年ならではの性との向き合い方。 健康寿命が80歳を超えた人生100年時代。 中高年だからといってセックスを諦めるのは、もったいない! 熟年期の不安は「肌のぬくもり」が解消する。 これまで誰も教えてくれなかった中高年の【愛の作法】
  • アジア、太平洋に潜る 友成純一エッセイ叢書(5)
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    スプラッタ・ホラー作家にして映画評論家・友成純一は、東南アジアや太平洋でダイビング三昧の日々を送っていた! 日本人が知らない海域を潜りまくった、貴重な記録! 人並みに泳ぐこともできなかったトモナリ先生。ところがダイビングをはじめたら大ハマリ。ついにはインストラクターの資格を取得し、各国のNGO調査団に次々と身を投じ、各地の海に潜りまくることに。 インドネシアのホガや、クルーズ船による地図にもないような海域巡り、フィリピンのネグロス島周辺、太平洋はフィジーやタヒチ、ポリネシア各地などなど、未知の海を経験した、驚きの体験談。 ボランティア調査団の奇妙な面々や、海上の民バジョをはじめとする、現地住民との交流、そして海の中の美しくもきびしく、また不可思議な生き物たちとの出会い…… ダイビング愛好家必携。そうでない読者にとっても、旅行記としても博物誌としても楽しめる、写真満載、唯一無二の1冊! 友成純一長編エッセイ第5弾! 【電子オリジナル版】
  • 鬼車 二輪馬車の秘密【明治翻案版】
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    「この書の趣向、斬新奇抜にして古往今来いまだかつて他にその比類を見ざるの一大小説なることを知らるべし――」 世界のミステリー史上に輝く大ベストセラー『二輪馬車の秘密』を、原書刊行のわずか5年後に本邦初紹介した『鬼車』が復活! 深夜のメルボルン。馬車のなかで、身元不明の男が殺害された。警察の捜査は進み、犯人とおぼしき若者が逮捕されるが、事件は意外な展開をたどる…… 1886年にオーストラリアで自費出版されるや、たちまち大ヒット。世界を席巻し、19世紀ミステリー界最大のベストセラーとなった『二輪馬車の秘密』は、5年後の明治24年に『鬼車』として翻案出版されていた! 訳者は、黒岩涙香とともに活躍した丸亭素人。その名調子を、読みやすい現代かな遣いで復刻。 横溝正史による抄訳版、そして完訳版につづく、『二輪馬車の秘密』の明治翻案版『鬼車』。日本ミステリー史に残る貴重な作品が登場!【電子オリジナル版】
  • ただいま、日本 世界一周、放浪の旅へ。37か国を回って見えたこと
    4.0
    本を飛び出した乙武洋匡が、電動車椅子で海外移住も視野に入れた世界一周の旅へ! LGBTQ、障害者、難民……。世界のマイノリティと触れ合い、あらたに見えた日本社会の姿とは 旅で出会った人々●ロンドンパラリンピックを成功に導いた立役者は自身も障害者●アウシュビッツ唯一の外国人公認ガイドは日本人だった●空爆で手足を失ったパレスチナの車椅子先生●東南アジアを股にかけるビジネスマン●ルワンダで20年間義足を作り続ける日本人女性 大炎上した乙武洋匡が、人生の次なるステップに選んだのは海外移住!? 一年間で37か国を回る旅が始まった。LGBTや障害者、難民など、世界のさまざまなマイノリティと触れ合うことで得られた“気づき”の数々。これまでにはなかった視点から、あらためて見えてきた自分自身、そして日本社会の姿とはどのようなものなのか。人権問題やバリアフリー、歴史問題から文化・気候・食事まで、電動車椅子から見下ろした世界を捉える。
  • 愛と追憶のレモンサワー
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    レモンサワーの泡から、昭和と呼ばれた時代の記憶が執拗に、暗示的に立ち上る。団地生活、働き者の母、そして出奔した父の後ろ姿……。中年フリーライター、ジローの物語。酒エッセイの名手、待望の処女小説。

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  • 推しの王子様(上)
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    女性向け恋愛ゲーム、通称・乙女ゲームを手掛けるベンチャー企業「ペガサスインク」。 社長の日高泉美は、最初にリリースして大ヒットした『ラブ・マイ・ペガサス』の次回作の開発に苦心していた。 そんなある日、自分の【推し】要素をすべて詰め込んだ『ラブ・マイ・ペガサス』のキャラ・ケント様に容姿がそっくりな男に遭遇する。 「住所もない」と泉美を頼るその男を、泉美は自分の理想の推し、ケント様の中身まで近づくよう育てることを決意する……。
  • 今より三百年後の社会 眠れる人の目覚めるとき【大正翻案版】
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    三百年余の長い眠りから目覚めた男が、23世紀の未来世界で見たものはーー H・G・ウェルズのディストピア小説を、黒岩涙香が翻案した名作が、現代かな遣いによる読みやすい形で復刻! 明治末期~大正初期のSFマインドを知る、貴重な1冊。 西暦2230年、長い眠りについていた男が目を覚ました。三百年後の社会はテクノロジーによって一変し、彼自身は地上の土地をすべて所有する皇帝となっていた! だが、そこは理想の国ではなかった。政治闘争にくすぶる革命の機運と、人びとに迫る危機を知った彼は、二十世紀人の覚悟をもって命がけの行動に出るーー 科学技術への洞察と、人間社会への痛烈な批判を込めたH・G・ウェルズの名編を、作家に共鳴する黒岩涙香が大胆に翻案。『八十万年後の社会』(『タイム・マシン』翻案版)とならぶ、いまこそ注目のディストピア小説!【電子オリジナル版】
  • 魔法医者 魔法医師ニコラ【明治翻案版】
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    不朽の名作『魔法医師ニコラ』が明治の初翻訳で甦える。 実話怪談やら心霊やらが羞恥なく跋扈する偽りの無神世界に、この謎の医師の物語は、真の幽明と神秘に支えられた時代の愉しさを現代の読者に伝えてくれるだろう。 菊地秀行氏 列強が割拠する19世紀末中国に展開する大伝奇ロマンを、のちにシャーロック・ホームズを手がける南陽外史が主人公を日本人に変えて翻案した『魔法医者』が、読みやすい表記で復刊! 上海で孤独をかこつ日本人・三芳野文吾(みよしの・ぶんご)は、魔法医者としておそれられるドイツ人博士ニコラに招かれ、西蔵(チベット)を目指す旅に同行することになる。 狙いは、総本山に眠る大秘密。しかし、博士の妖術に、同行する中国人集団の暗躍が三芳野を惑わす。果たして、一行を待つものは……? 菊地秀行氏推薦の伝奇冒険小説の歴史的傑作! 原作を超える大冒険を語りつくす明治の名調子をそのままに、かな遣い等をあらため、現代でも読みやすい形で復刻。【電子オリジナル版】
  • クリスマス・イヴ
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    1965年、アメリカはソヴィエトと中国に占領された! 国民は、きびしい監視のもとに置かれ、自由を奪われる。だが、一縷の希望が残されていた。状況を逆転する大いなる秘密が…… 夭折した異才コーンブルースが、占領下のアメリカ人の生きかたと戦いをリアルに描いたヒューゴー賞候補作が復活。 戦争がはじまって、すでに3年。広告業界の画家として活躍していたジャスティンは、国の施策により、仕事を捨てて酪農に従事していた。統制下で不自由な生活を送っていた1965年4月17日、衝撃的なニュースがもたらされる。米軍は無条件降伏、アメリカ合衆国はソヴィエトと中国に統治されることになったのだ! 占領され、国民の間にも分断が深まる不穏な空気のなか、身をひそめて生きるジャスティンは、大いなる秘密を知る。これで、一気に逆転が可能かもしれない。だが、そのためには、極秘裏に計画をすすめる必要があった。目標は、クリスマス・イヴ…… 敗戦国となったアメリカをリアルに描き、絶望的な状況を生き、戦う人びとの姿を謳いあげるコーンブルースの佳品をいまこそ!
  • 天皇の密偵 ~ミスター・モトの冒険
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    ピュリッツァー賞受賞作家ジョン・P・マーカンドが、戦前から戦後まで書きつづけた、日本人主人公の冒険譚が復活! ミスター・モト。彼こそは、007=ジェイムズ・ボンドに先立つスパイ・ヒーロー。小説のみならず続々製作された映画でも一世を風靡した大人気キャラクターである。 第二次世界大戦前夜の1938年に発表され、各国が進出する中国大陸を舞台にミスター・モトが活躍する、注目の一作を復刊。 青年カルビン・ゲーツは、ニューヨークから遠く離れた日本にいた。朝鮮半島へと船で渡り、そこから内モンゴルへ向かうのだ。現地へ学術調査に入った博士に会うためだったが、じつは人に言えない目的があったのだ……そんな彼のもとに、小柄で慇懃な日本人、ミスター・モトが現われる。すべてを見とおすようなミスター・モトは、ゲーツの旅につきまとう。 おなじ目的地へ向かう美しきアメリカ人女性、ディラウェー嬢と同行するゲーツだが、広大な中国大陸を進むにつれて、不穏な空気がつきまとうようになる。そして、ついに謎の殺人事件が! 複雑な国際闘争に巻きこまれていく米国人の男女。そして、彼らを守るのは、軍すら超越して動く、天皇の密偵ミスター・モト。日米露中の危険なパワーゲームを、彼らは生き延びることができるのか?
  • おれって本当にハードボイルド探偵なの? 会話形式によるミステリー・エッセイ集
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    海外ミステリーの研究家・翻訳家にして、『ヴェニスを見て死ね』の私立探偵ジョー・ヴェニス・シリーズで作家としても活躍する著者が贈る、軽妙洒脱なミステリー論集。サム・スペイド、フィリップ・マーロウからキンジー・ミルホーンまで、さまざまな私立探偵の実像に迫り、最先端のアメリカ・ミステリー諸作を語り、「ハードボイルド」の真実を解明する! 日本人は「ハードボイルド」を曲解している…アメリカ人ですら本当の意味がわかっていないのだから! ハードボイルドにまつわる世間の誤解を払拭し、その実相を明らかにする注目の評論をはじめ、誰もが知っているアメリカの私立探偵から異色の作品までを語りつくす、ミステリー・ファンには見逃せないエッセイ集。全編会話だけで構成され、笑えて楽しめる珠玉の1冊。【電子オリジナル版】 本書で取りあげる作家: ダシール・ハメット レイモンド・チャンドラー ミッキー・スピレイン アール・スタンリー・ガードナー エド・マクベイン ローレンス・ブロック ロバート・B・パーカー スー・グラフトン ロジャー・L・サイモン ビル・プロンジーニ マイクル・コリンズ シャロン・マコーン ジョー・ゴアズ マーク・ショア スチュアート・カミンスキー J・C・S・スミス ジョン・ミナハン ガブリエル・クラフト 等々…
  • 空白と沈黙
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    ミステリー小説の研究家・翻訳家として活躍し、『ヴェニスを見て死ね』のジョー・ヴェニス・シリーズで知られる著者が、1990年代前半の金沢を舞台に描いた私立探偵小説《加州探偵事務所》。 インターネットもスマートフォンもない時代、モダンな古都を探偵が駆ける! わけあって金沢の街にやって来た男は、地元の「加州探偵事務所」で調査員となる。伝統と最新風俗が混じりあう都市で、あやしい人間関係が危険な犯罪を生もうとしていた。足で稼ぐ探偵が暴く、驚きの真相とは―― 行方不明になった女子大学生にまつわる悲劇を招く「空白のララバイ」。小説家失踪事件が街の裏世界へ導く「沈黙のメモリー」。人気作家現代アメリカ私立探偵小説の第一人者が、金沢の魅力いっぱいに描くミステリー2本。【電子オリジナル版】
  • マーリーとスクープ
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    ミステリー小説の研究家・翻訳家として活躍する著者が、『ヴェニスを見て死ね』でおなじみ私立探偵ジョー・ヴェニス・シリーズとともに書き継ぐ、女性探偵フィリス・マーリーの冒険。 さらに、探偵ばかりが殺される事件を追う抱腹絶倒のパロディ、“ほぼ固茹で”探偵サム・スクープも登場! ニューヨークの女性探偵マーリーは、セントラル・パークを見渡せる高層アパートメントに暮らす老婦人の依頼を受け、あるいは疑惑の小説家志望者の調査中に死体に出くわし、はたまたミステリー作家のコンヴェンションで殺人に巻きこまれ、快刀乱麻を断つ活躍を見せる――女性探偵フィリス・マーリー・シリーズ。 かたや、ここディックスヴィルの街では、なぜか探偵ばかりが殺される事件が続発! 全編これ私立探偵小説のパロディ――“ほぼ固茹で”探偵サム・スクープ・シリーズ。 ミステリー好きほど楽しめる、全7編。【電子オリジナル版】
  • 逃亡者と古傷
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    「ジョー・ヴェニスはサム・スペードとフィリップ・マーロウの貴重な後継者だ。マット・スカダーともうまくやっていけると思うね!」ローレンス・ブロック ニューヨークの私立探偵ジョー・ヴェニスの冒険。ミステリー研究者・翻訳家として活躍する練達の著者が贈る、古き良きハードボイルドを現代によみがえらせた注目の新作。 いつものように、探偵事務所で昼のBLTサンドウィッチを食べていたおれ=ジョー・ヴェニスのもとに、驚くべきニュースがもたらされた。自分の娘も同然の若き女性探偵が銃撃されたというのだ。わりない仲の彼女の母親から依頼され、犯人探しに乗り出したジョーは、みずからの過去の古傷に向き合うことになる…… クラック・ワイズを吐きながら、探偵はニューヨークの街角を駆ける! ハードボイルド私立探偵小説を現代によみがえらせた逸品2編を収録。 【電子オリジナル版】
  • サンタクロースの冒険
    4.0
    だれもが知っているサンタクロースには、だれも知らない物語がありました。それを知るには、妖精たちが住む不思議な森のことからお話しなければなりません…… 『オズの魔法使い』の作家ボームによる驚きの物語が、詩人・田村隆一の翻訳と、和田誠のイラストレーションで復活。 あのサンタクロースにも、少年時代があったことを知っていましたか? 赤ん坊のときに、森の妖精に拾われて育てられた少年は、どんなふうにしておもちゃを作り、世界中の子供たちに配るようになったのでしょう。どうして靴下をつるすようになったのでしょう。なぜトナカイのそりがつかわれるようになったのでしょう。そして、どうしてサンタクロースは、いまもおもちゃを配ってくれるのでしょう…… 『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボームが、サンタクロースの人生と冒険を語ります。
  • 八十万年後の社会 タイム・マシン【大正翻案版】
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    時間を旅する「航時機」を発明した博士は、はるか八十万年後の世界へ飛びたつ。そこは、華奢で美しい「人形人種」と、獰猛で危険な「土蜘蛛人種」とが棲みわける、奇怪な社会であったーー ウェルズの名作『タイム・マシン』を、原著刊行から二十年を経ずして日本に紹介した、黒岩涙香の『八十万年後の社会』が復活! 19世紀末、科学文明発達のかげで貧富の格差が増大する社会への批判もこめて、奔放な想像力で書かれたH・G・ウェルズの『タイム・マシン』。 この名作は、遠く日本で、やはり経済と科学万能の世を慨嘆する黒岩涙香の目に留まる。『噫無情』『鉄仮面』等、さまざまな名作を紹介してきた涙香は、『タイム・マシン』を『八十万年後の社会』と題して翻案する…… SFの古典的名作をいきいきと訳述した涙香の名調子をそのままに、現代かな遣いで読みやすく復刻。【電子・PODオリジナル版】
  • 極私的インドネシア映画 友成純一エッセイ叢書(4)
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    恐怖、興奮、驚嘆、感動! バリ島で暮らす作家/映画評論家・友成純一が、現地のDVDやシネコンで見まくった、インドネシア映画ワンダーランド。 美女が突如血まみれの化け物に変貌! 死に装束に包まれた腐乱した幽霊が跳びはねながら襲来! 片脚を斬られて惨殺された女看護師が処女の血を浴びて復活! 残虐かつ荒唐無稽なホラー映画を中心に、息もつかせぬアクション活劇からみずみずしい青春ストーリー、感涙のイスラム教大河ドラマまで、インドネシア映画の豊饒の海を友成純一が泳ぎまくる! パワーと刺激に満ちた知られざるインドネシア製映画の世界を、現地バリ島から報告する、唯一無二のガイド。 友成純一長編エッセイ第4弾!【電子オリジナル版】
  • 世界無頼旅 友成純一エッセイ叢書(3)
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    東京に閉じこもっていたスプラッタ作家が、突然世界へ! 怪異が息づく欧州、狂乱の各国ホラー映画祭、極寒の旧満州や南洋の島々を放浪する、驚きの旅行記 満漢全席を食い、共産中国で銃を撃ちまくる団体旅行。ロンドンのSMクラブから欧州各地のいわく因縁のある土地をまわるツアー。群衆の頭の上でボートレースまでやらかす狂騒的な各国のホラー映画祭めぐり。自らと対峙しながら極寒の中国辺境を流浪した苛酷な一人旅。東南アジアの洋上に住む海流民との交流。そして、ダイビングの日々…… ホラー作家が見知らぬ地域へ果敢に踏みこみ、知られざる世界の現実に遭遇した、唯一無二の大旅行記。 友成純一長編エッセイ第3弾! 【電子オリジナル版】
  • 猟奇作家の誕生 友成純一エッセイ叢書(2)
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    ワセダ・ミステリ・クラブを経て、伝説の「幻影城」誌上に難解なリラダン論でデビュー。その後、学生運動の残党がたむろする自販機用エロ雑誌に入りこみ、先鋭的な批評誌「映画芸術」にたずさわり、ついには凄絶なグロテスク小説作家として大成功。一方で、悪夢のようなアルコール依存症に襲われ、さらに私生活でも地獄の日々へと堕ちてゆく…… 1980~90年代、まさにバブルに浮かれる出版界を泳ぎ、おぼれた猟奇作家の貴重な体験記にして交遊録。 友成純一長編エッセイ第2弾! 【電子オリジナル版】
  • バリ島裏町日記 友成純一エッセイ叢書(1)
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    スプラッタ・ホラー作家にして映画評論家が綴る、驚きのバリ島暮らし。売春婦たちにかこまれ、地元の酒に溺れる南国の日々! スクーバ・ダイビングにハマって、インドネシアはバリ島に移り住んだトモナリ先生。 もうダイビングはしなくなったものの、売春街の真っ只中と町外れとに居をかまえ、気ままなひとり暮らしを続行中。 地元の強烈な酒におぼれ、売春婦たちとたわむれ、ときに頼りにされ、ときにカモにされながら、事故や詐欺やスキミングに遭いつつ、今日も南国の島の裏町で生きる…… ガイドや旅行記では絶対に味わえない、驚くべきバリ島の日常を闊達に語る、楽しくて哀しくておかしな回想録。 友成純一長編エッセイ第1弾!【電子オリジナル版】
  • パンデミック・フルー襲来―これが新型インフルエンザの脅威だ―
    3.0
    何が起こる?どうすべきか?新型インフルエンザは恐ろしい。しかし、冷静に対処すれば、愛する家族を守ることはできる。 ※この電子版は扶桑社刊「扶桑社新書 パンデミック・フル―襲来ーこれが新型インフルエンザの脅威だ―」(2009年3月1日 初版第1刷発行)をもとに制作されております。
  • 「足るを知る」と、幸せになれる
    3.5
    【無駄な自分を捨てれば、幸せになれる】上手に妥協すれば、さらに得をする。 頑張りすぎなくても大丈夫。もうダメだと決めつけているのは自分自身。欲求不満もうまくコントロールできる。満足する気持ちがあればステップアップできる。 他人と自分を比べて落ち込んだり、努力が報われないと悲しくなったり、嫉妬心をもてあましたりなど、ネガティブな感情で心を乱されることは多いものです。 でも、「もうダメだ」と決めつけているのは自分自身です。半分の水が入ったコップを見て、「もう半分しかない……」と悲嘆に暮れるか、「まだ半分ある!」と嬉しく思うか。同じ事象でも、意識の持ち方を変えるだけで、「心のありかた」は全く変わってくるのです。 「足るを知る」とは、古代中国の思想家、老子の言葉です。「足るを知る者は富む」、つまり「何事に対しても、“満足する”という意識を持つことで、精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていける」ということを表しています。不満を言っても、自分がミジメになるだけで状況は変わりません。 しかし、「意識の持ち方」を少し変えるだけ、喜びや幸福感、安らぎに満たされた人生をおくることができます。 頑張りすぎなくても大丈夫。上手に妥協すれば、さらに得ができます。
  • 文庫 死にたい夜にかぎって
    4.3
    ドラマ化決定の話題作がついに文庫化。 愛が欲しくて愛に振り回された男の実話小説。 忘れたくない失恋(かこ)がある。 「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」―― 憧れのクラスメイトに指摘された少年は、その日を境にうまく笑えなくなった。 “悲劇のようで喜劇な人生”を切なくもユーモア溢れる筆致で綴る作家・爪切男のデビュー作。 出会い系サイトに生きる車椅子の女、カルト宗教を信仰する女、新宿で唾を売る女etc. 幼くして母に捨てられた少年は、さまざまな女性たちとの出会いを通じ、少しずつ笑顔を取り戻 していく。 文庫には、アイナ・ジ・エンド(BiSH)による解説「死にたい夜を超えていく」を特別収録。 ドラマは2020年初春に放送予定。 <本文より> 私の笑顔は虫の裏側に似ている。 学校で一番可愛い女の子が言っていたのだから間違いない。 生まれてすぐに母親に捨てられ、母乳の出ない祖母のおっぱいを吸って育った。 初恋の女の子は自転車泥棒で、初体験の相手は車椅子の女性だった。 初めて出来た彼女は変な宗教を信仰しているヤリマンで、とにかくエロかった。 そして今、震度四強で揺れる大地の上で人生最愛の女にフラれている最中だ。 部屋の窓から鋭角に差し込む朝の光を浴びた彼女が、ヤジロベエのようにゆらゆらと揺れている 。
  • 【増補版】理論近現代史学
    3.5
    アパホテル客室に常備されている話題の書がついに一般書籍化! 大幅にページが増やし完成形となった問題の書に刮目せよ!
  • 法庭の美人 ダーク・デイズ【明治翻案版】
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    青年医師が心を奪われた女性は、人に言えない秘密をかかえていた。しかし、信じられない事件が起き、二人の運命は一変する…… 十九世紀の大ベストセラー、ミステリー小説黎明期の記念碑的作品であるヒュー・コンウェイ『ダーク・デイズ』を、黒岩涙香が翻案した『法庭の美人』が、現代によみがえる! 本書は、早稲田大学社会連携研究所と株式会社扶桑社の共同事業で刊行したものです。 医師となった青年・卓三は、往診先の娘・お璃巴の美貌に魅せられる。彼女との結婚を望む卓三だが、お璃巴には隠された秘密をかかえる身であった。愛に破れ、自暴自棄に沈む卓三。しかし、思いがけない出来事が二人の運命を変える。狂乱するお璃巴がおそるべき事件を起こしたのだ! 犯罪に巻きこまれた青年の姿を描き、十九世紀英国で一大ベストセラーとなったヒュー・コンウェイ『ダーク・デイズ』を、黒岩涙香が翻案。人名を日本式に変え、大幅な編集で世に問い、明治なかばに探偵談が流行するきっかけともなった『法庭の美人』。明治の風情あふれる涙香の文章はそのままに、かな遣い等をあらため、現代でも読みやすい形で復刻。【電子オリジナル版】
  • 誤配書簡
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    G・K・チェスタートンが「この探偵小説にはみごとに欺かれた」と称賛した、1920年代英国ミステリーの逸品。 屋敷内の施錠された密室で、内務大臣の死体が発見された。死因は頭部への銃撃。捜査に乗りだした警視と私立探偵が直面する、謎また謎、そしてロマンス。紛糾した事件は、やがて驚きの結末へ―― 黄金時代の埋もれた本格探偵小説、ここに復活。 スコットランド・ヤードの警視のもとへかかってきた1本の電話。それは、内務大臣の殺害を告げるものだった。私立探偵とともに大臣の自宅へおもむくと、施錠された書斎の内部に、頭部を撃たれた死体が。死亡推定時刻は、わずか30分。いったい誰が、どうやって密室殺人におよんだのか、そして犯行予告の主は? そんななか警視の部下が謎の失踪を遂げ、いっぽう探偵は大臣の令嬢の複雑な悲しみを知る…… 「わたしは、この探偵小説にはみごとに欺かれたと公言することができる。欺きの巧みな探偵小説を長らく探してきた者としては、この小説への序文を書かせていただくことを自ら進んで望むものである──たとえそのような傑作は序文など必要としないとしても」G・K・チェスタートン
  • なにかいる~始~
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    2~3巻314~330円 (税込)
    東京郊外の開業医の娘・まどかの家に、医学博士の父が、ある日、チカという名の下働きの下女を連れてきた。真面目な働きぶりに違和感も感じず平和に暮らしていたが、まどかが同級生からひどいイジメにあった日から、周囲に次々と悲劇が訪れ……。一体、チカの正体は?

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